第4回 卒業生交流会 概要 |
2012年11月23日(金・祝)に第4回地域看護卒業生交流会を開催いたし ました! 交流会の概要をご報告させていただきます。 |
【第1部】 講演と質疑応答 「保健師としての歩み」 講師:米原市健康福祉部 佐竹登志子部長 【第2部】 グループワークで意見交換 「保健師になって良かったと思った瞬間・エピソード」 各グループからの発表 【グループワークで出された意見】 <保健師になってよかったこと> ・個別の支援から日々喜びを感じる ・地域の人が名前を覚えてくれた ・第一子でかかわったお母さんから声をかけられた ・母子の成長を肌で感じることができる ・地域で多くの住民と出会えることが楽しい ・住民に育てていただいていると感じる ・保健師は、医療職であり行政職であり地域のことがわかる職種 ・公的な立場で依頼がなくても訪問等ができるとき ・育児相談や特定保健指導で信頼関係ができたとき <保健師として今後ありたい姿> ・保健師としての専門性を高めたい ・科学的根拠に基づいた保健指導ができるようになりたい ・住民にわかりやすく伝えることができるようになりたい ・地域の中で人と人や組織をつなげていく役割ができるようになりたい ・先輩達がどうやって学んでいるのかを知りたい ・フットワークの軽い先輩をみていてこうありたいと思う ・住民とも後輩や同僚とも一緒に考えることができる保健師になりたい 【講演会の感想】 ・長い保健師経験から感じられていたさまざまな出来事やそれに伴う重い言葉を聞いて、改めて自分が置かれている場所で自分の役割を考えて行動することが必要だと感じた ・保健師を取り巻く環境が変わっていく中で、様々な仕事をし、現在統括している立場で働く人の歴史や大事にしていることには、重みと説得力があった ・長い歩みの中で実感してきた話が聞け、自分が保健師として歩むために大切にしていきたいことが分かった。 ・言葉のひとつひとつに思いが詰まっているような感じで、保健師としての自分を振り返るきっかけになった。 ・大先輩のお話に、今までの経験を聞いただけでも今はとても立派な立場で仕事をしていても若い時は日々もがきながら仕事をされていたんだな・・・・と今日々もがきながら仕事をしている私にとってもエネルギーになりました。 ・仕事に向き合うスタンス、大切にしなければならないこと、必要なこと等、頭の整理ができ、今の自分に必要な話だった。今日来れて本当に良かった。 ・様々な仕事を経験され、保健師でありながらも市全体のことに携わっていることはすごいと思った。駆け足ですすんだ後半の保健師の役割や仕事の姿勢、これからやるべきことをもっとたくさんお聞きしたかった。 【グループワークの感想】 ・普段意識していなかったけど、自分がうれしかった経験を語ることで自分の仕事でこんなにいいことがあったのだと良さを実感できた。改めて保健師になってよかったと感じることができた。 ・業務に追われていて、ネガティブなことばかり考えてしまいがちだが、この話題を通して、今まで関わってきた市民の方の顔が思い出され、よかった瞬間をいくつか思い出す機会となり少しポジティブな気持ちになれた。 ・仕事の内容や勤める組織は違っても保健師として思うところは一緒なんだなとうれしくなった。 ・皆さんの日々の気持ちを聞け、自分の思いも聞いていただきエネルギーをもらえた。 ・個々のケースを大切に、ひとつひとつ振り返って勉強することで学ぶことってたくさんあるなと思った。 ・こんな話をする機会はなかなかないので、皆さんと思いを共有できて、とても楽しかった。 ・様々な経験年数の方からお話を聞くことができてとてもよかった。また、交流会でいろんな地域で働いている方と話ができてよかった。 【参加して下さった卒業生のみなさんの感想&メッセージ】 ・毎回金沢大学に来て、先生たちに会えるのを楽しみにしています。学生さんたちに会えるのもモチベーションアップにつながります。ありがとうございます。 ・同期の参加がありませんでしたが、懐かしい先生方ともお会いできてよかったです。初めて参加しましたが、自分のモチベーションを上げるため、また先輩・後輩保健師の意見や想いを聞く場、どんな活動をしているか等聞くことができるので、今後も参加したいと思います ・卒業生で保健師として働いている人がたくさんいることが分かり、心強いと思った。卒業年度は異なるが、みんなで和気あいあいと話せる雰囲気が良かった。学部生たちが丁寧にお世話してくれて、うれしかった。 ・初めて参加した学生のころは、保健師の先輩方がすごく立派に見えて、今自分がその立場にいるのが不思議な感じがします。学生さんから見るとかつての先輩のように輝かしく見えているんでしょうか?(笑)交流会に参加して元気をもらいました。有難うございました。 ・忙しい毎日の中で、あまり保健師について、自分について、振り返る機会が少ないけど、こういう場で言葉を聞き、自分の言葉を伝えると新しい発見や確認することができて、とてもよかったです。 ・同年代で日々保健師として奮闘している仲間と学年の垣根を越えて話し合える機会が持てたことがとてもうれしく思いました。楽しかったです! 【今年、卒業して保健師になる4年生と保健師をめざす新4年生の感想です】 ・保健師として働いている方も「保健師って何するのだろう」と考えて悩んでいることが分かった。今、たくさん悩んで考えることも無駄ではないかなと思った。良い機会でした。 ・今まで教科書でしか知らなかった保健師の仕事ですが、今回現場の保健師さんのお話を聞くことができ、保健師の仕事をより知ることができました。交流会に参加させて頂けて良かったです。 【来年度、取り上げて欲しいテーマについてご意見をいただきました!】 ・地区分析力について聞く機会があればいいと思う。現在取り組んでいるが、データを集めてもそれを分析する力がつくづくないと感じている。 ・上司や事務職員に保健師業務の成果を効果的に示す方法、根拠を持って説明できる方法を学びたい。保健師は頑張って仕事をしているのに、周りからは何をしているかわからないと思われているし、自分自身も自分の仕事の成果を把握できていないと思う。 ・事例とかかわるときにいつも思うのは、幼いころの母子関係や家族関係である。母子の支援を勉強できる場が欲しい。 ・テーマを決めて勉強会をやってみたい。科学的根拠等、熱心に勉強している市町村の方の知識を聞いてみたい。 【その他】 ・昨年度までの3月の年度末の開催より、今回の秋開催の方が参加しやすい。 ・是非今後も続けて開催していただきたい。本日このような会に参加すると話したら、職場の先輩にすごく羨ましがられました! 【交流会の様子です!】 市森先生と大学院生の中野さん、お二人とも金沢大学卒です! かわいい名札は市森先生がつくって下さいました。 岡本先生(旧姓長沼先生)にご長男誕生! 卒業生のみなさんに会いにきて下さいました。 先生、お似合いですね!(左) 城戸先生からご挨拶。卒業生の皆さんようこそ!(右) ご講演いただいた米原市健康福祉部 佐竹登志子部長さんです。(左) 米原市のシンボルであるホタルをモチーフにした、ゲンジボタル親子のキャラクターです。かわいいですね!(右) 佐竹部長の保健師人生に、みなさん、おおいに刺激をいただいています! 佐竹部長さんには、グループワークにもご参加いただきました。みんな楽しそう! 保健師になってよかったことを語り合っています。 コーヒー・お菓子・ケーキは、グループワークに欠かせません!(左) グループワークの発表中です。保健師を目指している学生さんたちもいっしょに参加しています。(右) 住民との出会いのなかで喜びを感じられているのですね・・・。 今年、助教に就任された京田薫先生です。(左) 表先生にグループワークのまとめをしていただきました。(右) 終わりの挨拶は、塚崎先生です。みなさん、また来年もお会いいたしましょう! ようこそ、卒業生の皆さん! みなさんから元気をいただきました。 これからも大いに語り合い交流を深めていきましょう! |