第81回日本結核病学会総会

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会長挨拶

「杜の都は開府400年」
 杜の都、百万都市の仙台は2002年、開府400年で賑わいましたが、仙台もずいぶん変わりました。しかし、広瀬川の清流と青葉山の緑は政宗がここに居を定めた昔から今も変わりません。渓谷の趣で街中を流れる広瀬川にはアユが上り、ビルのたもとの崖の下には糸を垂れたり網を打ったりしている釣り人の姿が見られます。街の中心部、定禅寺通りの緑濃いけやき並木の下は、絵筆をとる人、お弁当をひろげる人、秋の落ち葉を拾う人など市民のオアシスとなっており、四季を通じて自然の恵みを街中で実感することが出来ます。勿論、秋の山々の紅葉は目を奪うばかりですし、30分で行ける泉が岳や1〜2時間の蔵王はスキーのメッカです。
 
  山の雪解けとともに春の市場にはミズやタラノメ、筍(タケノコ)、コゴミ、シドケ、フキノトウなどの山菜が春の香りを運んできます。近海の幸も、初夏の初鰹に始まり夏のホヤ、秋のサンマや吉次(キチジ)、冬の松島カキなど様々です。ササニシキやヒトメボレなどのお米もおいしいので、当然お酒も------ですね! ちょっと辛口で味わい深いコクのあるお酒が人気のようです。転勤などで仙台に移ってきて恵みの多い仙台に感動し、終(つい)の住家に選ぶ人が多いのも政宗以来の伝統でしょうか? 東北大学に入学して卒業、あるいは就職した他府県出身の先生方も同様のようです。
 
  夏の風物詩の七夕は毎年8月6〜8日の3日間、全国から200万人以上のお客様を迎えて開催されます。竹の葉に色紙、短冊、吹き流しを下げるのは江戸時代から全国共通の一般的なスタイルですが、仙台ではさらに加えて厄よけのための紙衣、商売繁盛のためには巾着、健康長寿を願って千羽鶴、豊漁を狙っての投網、倹約を心掛けた屑籠、などなど、機知に富んでしかも豪勢な竹飾りが3000本の賑わいを見せます。もちろん、どんなものが飾られるのかは当日までの秘密ですが、和紙一枚一枚の染色に始まる一年がかりの準備はまさに仙台商人の心意気です。真夏の陽と宵の灯りに映える色紙の鮮やかさと和紙の触れ合う涼しげな音色は格別です。皆様、学会へのご参加時は勿論のことですが、学会以外にもたとえば夏の一夜、仙台にお越しいただいて、七夕伝説のロマンに触れてみませんか。大歓迎です!!