末梢神経障害による手足のシビレ

感覚異常性大腿神経痛


感覚異常性大腿神経痛

症状

太股の外側にかなり広い範囲でシビレが起こります。しかし、筋肉の麻痺は一切伴いません。

自己診断

ちょっとお洒落をしようと、きつめのガードルを穿きませんでしたか?また、ジーンズのような硬い生地のズボンを穿いてしゃがんで仕事をしませんでしたか?妊娠していませんか?
骨盤のちょっと下を指で叩いてみてください。シビレている大腿の外側に電気が走る場所があったらこの病気です。
解説
これは、大腿外側皮神経と呼ばれる、大腿の外側の皮膚の感じを伝える神経の障害で起こります。この神経は、骨盤に入るところで折れ曲がり、骨盤に添って脊椎に向かって走って行きますので、ここで靭帯で押されたり、外から圧迫されたりし易いのです。この神経には、筋肉に行く枝はありませんので運動麻痺は起こりません。(図8-10) 圧迫するような原因の思い当たる場合はよいのですが、希ですが、骨盤内の悪性腫瘍でこの神経が圧迫されて起こることもありますので、注意が必要です。
治療
原因が外からの圧迫で起こっている場合には、そのズボンは体重が5kg減って緩くなるまで穿かないようにしましょう。ガードルはもちろん駄目です。圧迫による神経障害は一日で完成しますが、治るのは3月かかります。
原因が内因性の場合は、靭帯などの異常があると思われますので、受診をお勧めします。