多くの方にご来場していただき、ありがとうございました。
市民公開講座(入場無料)
開催日時: 2006年9月16日(土) 14:00〜16:00
開催場所: つくば国際会議場 大ホール (つくば市竹園2-20-3)
講座主題: 脳の機能を画像で見る (科学の発見のものがたり)
・講演1 脳の機能を測る
濱野生命科学研究財団 小川脳機能研究所
小川 誠二 博士
・講演2 Reading
minds with magnets
Nottingham
University, UK
Peter G
Morris 博士
(講演2には日本語の通訳がつきます)
概要
頭の中の脳がどんな形をしているかが磁気共鳴断層撮像法(MRI)という方法を使って見えるようになっていることは皆さんご存じのことと思います。この方法は1970年代から開発が進められ、今では大きな病院では頭の病気や外傷の診断に日常的に使われています。
1990年代になってこの方法に新しい展開がありました。今回、最初にお話し頂く小川誠二先生が、人間がものを見ているときに脳の働いている部分をMRIで画像化できることを鮮やかに示されたのです。この仕事の発端はネズミの脳の画像に見られる黒い線が何かというところから始まりました。今回のお話しで、いかにしてこの観察が科学史上の大発見につながったのか伺うことができると思います。