第5回認定医申請用教育セミナー開講のお知らせ

ご挨拶

第39回日本造血細胞移植学会総会 会長 吾郷 浩厚
第39回日本造血細胞移植学会総会
会 長  吾郷 浩厚
(島根県立中央病院 血液腫瘍科)
 この度、第39回日本造血細胞移植学会総会を松江市にて開催する運びとなりました。島根での血液関連の全国学会は1985年の臨床血液学会総会以来、約30年ぶりとなります。本学会を山陰の地で開催することは、長年の私の夢であり、大変光栄に感じています。
 今回の学会テーマは ’Passion for HSCT’ といたしました。70年代より続く本学会(研究会を含む)のたゆまぬ努力により、冒険的な治療であった造血幹細胞移植は確立された医療に進展し最早完成の域に近づきつつあるように見えます。一方、医療技術としての成熟の反面、かつてこの学会の特徴であった移植現場の熱い気持ちが失われつつあるような気がしてなりません。しかし、まだまだ我々の移植成績は不完全なものであり、新たな問題が山積しています。この総会ではこれらの諸問題に熱い心で挑戦し、移植現場にPassionを取り戻す、そのような総会にしたいと考えています。
 今回は口演、ポスター発表とも討論時間を長めに設定しています。是非熱い議論を戦わせて下さい。そして80年代から90年代造血幹細胞移植が最も熱かった時代のLegend達に若い世代の方に向けた講演を企画しました。かつて我々が骨髄移植に感じた未知のものに挑戦するワクワクする感触を取り戻し、若い医師を引き付けてやまない移植臨床にしていくための方策を皆で探していきたいと考えています。
 また、法制化は我々が国民に対して、すべからく良質な移植医療を提供する義務を負ったとも捉えられます。これまで大都市部を中心に本学会は発展してきましたが、今後は地方においても移植医療を均等に推進していくことが求められています。この総会ではこれまで地方で奮闘してきた移植病院にスポットを当て移植拠点病院と連携して地方の移植を底上げし更に発展させる方策を検討していきます。
 会場は松江市の2会場を予定しており、シャトルバス(約10分)で結びます。やや手狭な会場でありますが、逆にアットホームな学会を目指し膝を交えて語り合える学会としたいと思います。参加した一人ひとりが得るものがあったと実感いただける学会を作り上げていきます。皆様、早春の山陰へ是非お越しください。