第16回日本エピジェネティクス研究会年会は350名近い方にご参加いただき、無事に終了いたしました。
2019年以来久しぶりに対面のみでの年会となりました。年会の開催目的の一つとして研究会参加者の交流が挙げられると思いますが、年会長として、皆さんに対面で議論頂く場の提供に加えて、4年ぶりに懇親会で交流を深めて頂けたことは大いなる喜びでした。加えて海外からの渡航に関する制限がなくなったことにより、4名の研究者に来日いただき、講演に加えてMeet the Expertsセッションでは彼らと直接に対話できる機会も設けました。多岐に亘る興味深い発表と活発な議論という年会の本質は、今年も健在でした。
今回の年会は前回に引き続き、解析技術そして情報に焦点を当てつつ、その統合を目指してThe Convergenceをテーマとしてプログラム構成を行いました。1細胞解析にさらに空間解析が急速に発展する一方、エピジェネティクスが様々な生命現象を理解するための基盤としてますます重要となっています。研究分野も多様化しており、本研究会のコミュニティがさらなる発展を目指すには新たな研究者を呼び込むことも重要だと思い、会員以外からも沢山の先生方にご講演いただきました。
最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、ご協賛を頂いた新学術領域、学術変革領域研究プロジェクト、助成を頂戴した各団体・企業、そして年会準備にご尽力頂いた組織委員、プログラム委員の先生方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。
それでは来年6月に大阪で皆さまにお会いできることを楽しみにしております。
16回年会長 油谷 浩幸