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会長挨拶

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一般演題ポスタープログラムダウンロード(PDFファイル、1.73MB)

特別講演

「排便反射における肛門機能温存と手術―基礎から臨床へ―」

演者 : 奈良県立医科大学第二生理学 高木  都
司会 : 弘前大学名誉教授 今   充

「大腸癌治療ガイドライン」

演者 : 東京医科歯科大学大学院腫瘍外科学 杉原 健一
司会 : 癌研有明病院 武藤徹一郎

「大腸肛門病学会の現在と未来」

演者 : 三恵会服部病院 丸田 守人
司会 : 帝京大学医学部外科客員教授 小平  進

会長講演

「大腸内視鏡と私のかかわり」

演者 : 弘前大学医学部内科学第一講座 棟方 昭博
司会 : 弘前大学名誉教授 吉田  豊

シンポジウム

(1) IBDに対する新しい治療法の効果―内科・外科の立場から―(公募)

司会 : 横浜市立病院外科 杉田  昭
  兵庫医科大学内科学下部消化管科 松本 誉之
  【司会のことば】
 炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、Crohn病)は患者数の増加に伴って難治例も増加しており、内科、外科ともに従来の治療に加えて治療効果の向上、QOLの改善のために新しい治療法が臨床で用いられている。新しい治療として、内科治療では潰瘍性大腸炎に対する血球成分除去療法、サイクロスポリン静注療法をはじめとする免疫抑制剤、Crohn病に対する狭窄に対する内視鏡的治療、インフリキシマブ、外科治療では潰瘍性大腸炎に対する回腸嚢肛門吻合術、肛門管吻合術についての一期手術、小切開法、腹腔鏡下手術、Crohn病に対する狭窄形成術、肛門病変に対する治療法の選択、腹腔鏡下手術などが挙げられる。これらの治療法については症例の集積も増えて、効果、限界も明らかになりつつある。
 今回の主題では、これらの新しい治療法の効果、問題点を明らかにしその適応と位置づけを検討して頂きたい。上記以外の新しい治療法の発表も期待している。

(2) 術前のchemo-radiationは直腸癌手術に有効な補助療法となり得るか?
   (公募)

司会 : 帝京大学医学部外科 渡邉 聡明
  三重大学消化管・小児外科学講座 楠  正人
  【司会のことば】
 本邦の直腸癌の外科治療においては、術後の局所再発率を低下させ術後成績を向上するために側方郭清の重要性が指摘されてきた。一方、欧米では補助療法として術前のchemo-radiationが広く行われている。これまでの報告では術前のchemo-radiationによる直腸癌術後の局所再発率の低下を始めとする術後成績の向上が報告されている。しかし、最近はchemo-radiation後に生ずる様々な合併症も指摘されている。本シンポジウムでは、補助療法として術前のchemo-radiationは、直腸癌外科治療の成績を向上させるのか。これにより生ずると考えられる合併症は問題とならないのか。また、chemo-radiationを補助療法として行う場合、側方郭清の適応はどのように考えたらよいのか。
 これらの問題を含めて、本邦において術前のchemo-radiationが直腸癌外科治療における一つのmodalityとしてどのような位置づけとなるか、今後の展望も含めて検討して頂きたい。

(3) 痔瘻診療における各種治療法の選択基準と治療成績(公募)

司会 : チクバ外科胃腸科肛門科病院 瀧上 隆夫
  高野病院 辻  順行
  【司会のことば】
 痔瘻の治療法には、seton法、Kshara Sutra法などの非手術的療法と、lay open法、括約筋温存術などの手術的療法とがあるが、治療の原則は、いずれの方法であろうとも、原発口、原発巣、感染巣の除去と、外口(二次口)、瘻管の処理であることに変わりはない。根治の面からは開放術式が理想的であるが、肛門に対する損傷が大きい。これまで諸家により根治性を維持しながら肛門括約筋を可及的に温存し、術後創の変形の少ない術式が種々工夫され発表されてきている。しかし、肛門前壁のIIL(低位筋間痔瘻)の手術ひとつを例にとってみても、明確な括約筋温存術式(coring out)の「適応基準」というものはなく、術者の経験と技量によって決められているのが現状である。
 今回のシンポジウムでは、経験豊富な方々に登場していただき、1.IILに対して、どのような状況に際して開放にし、どんな時にcoring outするのか、2.IIH型に対してはどんな術式を選択するのか、3.III型(坐骨直腸窩痔瘻)ではどのようなときにHanley術式を選び、どのような痔瘻に肛門括約筋温存術式を選択するのか、4.原発創除去後の処理はどうするのか、5.手術に踏み切る時期はいつが最善なのか、6.成績はどうなのかなど症例に応じて忌憚のない意見を述べていただき、平素肛門を取り扱うにあたっての疑問を払拭していただきたい。また、seton法、Kshara Sutra法を行なっている先生方にも参加していただきその古典的療法の魅力をあらためて述べていただきたい。最後に、痔瘻の治療法に対する各自のポリシーを述べていただき、今後の診察に役立つシンポジウムにしたいと考えている。

パネルディスカッション

(1) IBDの長期成績と予後(公募)

司会 : 東北大学医学部生体調節外科 佐々木 巖
  福岡大学筑紫病院消化器科 松井 敏幸
  【司会のことば】
 潰瘍性大腸炎(UC)とCrohn病(CD)は、わが国でも内科・外科の長期経過例が増加している。そのため、IBD患者の長期経過例に対する長期的治療、癌サーベイランスや生命予後などを真剣に考える必要が高まった。最近、治療が進歩し、次々に新しい薬物が登場しているが、それらがIBDの長期経過を改善しているのか否か結論を出すのは難しい。すなわち、UCに対する強力な免疫抑制剤も短期緩解導入率は高いが、その後再発率が高く、長期的に見ると手術が避けられない場合がある。また、CDに対してもinfliximabなどの強力な薬剤が登場しているが、CDの自然史を改善しているか否か成績が少ない。
 本パネルディスカッションでは、治療の短期緩解導入率ではなく、その後の再燃や緩解維持治療に焦点を当てたい。また、年間再燃率や長期予後、手術率と術後経過(pouchitisも含めて)、癌併発率や死亡率などを長期的に見ていただきたい。さらに、それらに影響する因子(発症年齢、罹患期間、病型、遺伝的背景など)を検討していただき、その対策にも配慮していただきたい。最終的には、わが国における長期予後の決定版を構築したい。

(2) 大腸癌に対する治療法の選択―内視鏡治療VS腹腔鏡治療VS開腹治療―
   (公募)

司会 : 藤田保健衛生大学消化管内科 平田 一郎
  北里大学医学部外科 渡邊 昌彦
  【司会のことば】
 大腸癌に対する代表的な治療はタイトルの三つであろう。これら治療法の選択は、癌の浸潤度、組織所見、占居部位や大きさなど多くの因子によって規定される。しかし、これら治療法の適応に関するコンセンサスは完全ではなく、とくに適応の狭間にあるような病変については施設間で意見が分かれる。早期大腸癌では内視鏡治療VS腹腔鏡治療、進行大腸癌や直腸癌では腹腔鏡治療VS開腹治療の選択が、主な問題点としてクローズアップされるであろう。
 今回、この様な問題点も含め、各施設のデータに基づき最も適切と考えられる治療法の選択に関して議論し、各種治療法の適応や判断基準の標準化を求めていきたい。

(3) 感染性腸炎の診断と治療のコンセンサス(公募)

司会 : 琉球大学医学部光学医療診療部 金城 福則
  長崎大学医学部光学医療診療部 牧山 和也
  【司会のことば】
 感染性腸炎は病原微生物による消化管感染症であり、確定診断は病原微生物の検出により行われる。また、臨床経過により、食中毒を主体とする急性腸炎と腸結核や赤痢アメーバなど慢性腸炎に分類することができる。しかし、感染性腸炎は感染症の特徴である発熱と下痢で発症することが多く、感染性腸炎を疑ったとしても必ずしも病原体が証明されるとは限らない。一方、わが国では潰瘍性大腸炎やCrohn病などの原因不明の炎症性腸疾患も増加しつつあり、感染性腸炎との鑑別診断が重要である。特に、近年重症化潰瘍性大腸炎の一部にはサイトメガロウイルス感染の合併が注目されており、治療方針の決定にその診断は重要である。感染性腸炎は罹患部位やその病変の特徴により、大腸内視鏡検査や腹部超音波検査により、微生物学的検査結果を待たずに、治療方針を決定することもある程度可能である。
 本パネルディスカッションにおいては、感染性腸炎の診断と治療の面だけでなく、炎症性腸疾患との鑑別診断や治療方針も含めたコンセンサスが得られるような発表と討論を期待したい。

(4) 痔核に対する低侵襲性治療の現状(公募)

司会 : きくた肛門科 菊田 信一
  松島病院  松島  誠
  【司会のことば】
 痔核結紮切除法(ligation and excision)は根治性と機能温存、さらには長期経過後の再発率などの面から充分に満足できる標準的な外科的治療法とされている。本術式は元来侵襲性の少ない術式であるが、今回与えられたテーマの低侵襲性治療という面から見ると、1. 腰椎もしくは局所麻酔を必要とする。2. 術後疼痛。3. 術中または術後早期、晩期出血。4. 社会復帰、治癒までの期間。5. そのほか切開、縫合など観血的処置に伴う合併病変。などの点で他の治療法と比較すると侵襲性に差異があると考えられる。痔核自体良性疾患であり、治療の主眼は脱出と出血のほか疼痛、直腸肛門部の重圧感や違和感、残便感などの症状の改善であり、痔核組織の完全切除は必然ではない。
 一方、現在臨床的に行われている痔核治療法には痔核結紮切除法のほかフェノールアーモンドオイルやOC-108(ジオン注)による硬化療法、O−ringなどを使用した痔核結紮術、PPH、レーザー治療など多種多様な治療が行われている。
 パネリストの方々には結紮切除法との対比を踏まえながら各種治療法の適応、特徴などをお示しいただきたい。

ワークショップ

(1) 大腸疾患診療とクリニカルパスの現状と問題点(公募)

司会 : 静岡県立静岡がんセンター大腸外科 山口 茂樹
  癌研有明病院内視鏡診療部 五十嵐正広
  【司会のことば】
 クリニカルパスは多くの施設で用いられるようになってきた。元来、統一化された診療によって、極力無駄を省き効率を上げるためのツールであるが、医療従事者や患者がより理解しあって目標に向える利点がある。一方、クリニカルパスの対象疾患や内容は施設によって異なっている。電子カルテにあるように毎日の物品管理やコスト請求のすべてを管理するのか、あるいは点滴、処方、検査、食事、指示などそれぞれのどこまで規定するのか、どういった種類のクリニカルパスが必要で、またどのくらいの頻度で改定が必要か、などまだまだ議論が絶えない。
 大腸疾患におけるクリニカルパスの対象疾患、作成の根拠、評価などの現状と問題点について論じていただきたい。

(2) 直腸癌の再建術式と術後排便機能(公募)

司会 : 久留米大学医学部外科 白水 和雄
  国立がんセンター東病院消化管骨盤外科 齋藤 典男
  【司会のことば】
 直腸癌、とくに下部直腸癌の根治的手術では、最近の手術法の進歩や手術機器の発達により肛門温存手術が増加している。また、さらに外科的肛門管にも及ぶような超低位直腸癌においても、一部の専門施設では肛門括約筋の部分温存による肛門温存手術も行われるようになった。このような肛門温存手術では種々の再建術式が用いられている。それらの術後排便機能では良好例から不良例まで様々な症例が認められるのも実際であり、詳細な評価は十分に行われていない。
 今回のワークショップでは各種の再建法による術後排便状況の実態、排便機能障害の特徴やその程度、について明らかにしようとするものである。さらに、術後排便障害の予防や改善などに関する対策についても検討することも目的である。これらの点について、積極的に論じていただきたい。これらにより、今後の術後排便状況に関するQOLの向上のため、さらに貢献できることを期待するものである。

(3) 稀なポリポージス及びそれに合併した大腸癌(公募)

司会 : 杏雲堂病院外科 岩間 毅夫
  弘前大学医学部病理学第2講座 鬼島  宏
  【司会のことば】
 大腸診療の中で、時には稀な病態に遭遇する。大腸ポリポーシスもその一つであるが、最も頻度の高い家族性大腸ポリポーシスの定義に当てはまらないような病態に出会うこともある。患者の病態、病歴を注意深く観察して、良いコミュニケーションのもとで家族歴などを明らかにすると、単に大腸ポリポーシス、大腸癌と言った診断名のみでは表せない、疾患の本質が浮かんでくることがある。これら臨床的な病態解析に加えて、病理形態学的解析も重要である。ポリポーシス自体の形態特性を把握するに留まらず、大腸癌合併に特徴的な背景は何か、ポリポーシスに合併した大腸癌の形態特性はあるのか、などの病理解析もワークショップの焦点となりうる。このような臨床と病理の解析を統合することは、大腸疾患をより深く理解する突破口となりうる。  このワークショップでは、家族性大腸腺腫症、Peutz-Jeghers症候群、その他の稀なポリポーシスからHNPCC類似疾患まで、疾患領域を限定せず、貴重な病態を示す多発性ポリープ、ポリポーシス、及びそれに合併した大腸癌の演題が寄せられることを期待している。

ビデオシンポジウム

(1) 直腸脱の治療の工夫(公募)

司会 : 市立砺波総合病院外科・大腸肛門科 中島 久幸
  社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター 山名 哲郎
  【司会のことば】
 直腸脱の治療にあたっては、対象に高齢者が多く、術前インコンチネンスの問題・併存疾患(尿失禁・子宮脱・Outlet Obstructionなど)の問題・基礎疾患の有無と程度・麻酔方法や手術体位・術後合併症と術後再発予防を考慮した組み立てが必要となる。再発症例・術後失禁症例でのQOL・満足度は不良であり、最近では、診断においては各種画像診断や機能検査での評価がなされ、治療においては術前診断を基にした術式選択や新術式・腹腔鏡手術の登場および術前もしくは術後の補助療法が検討されている。また、婦人科・泌尿器科との連携や同時手術も行われてきている。
 今回のビデオシンポジウムでは、診断・検査に関する工夫や治療方法に関する工夫についての発表をいただき、低い合併症率と良好なQOLを目指した直腸脱のBest治療についての討論を期待し、今後の診療の一助となれば幸いである。

(2) ESDの大腸の適応病変とその手技(公募)

司会 : 広島大学病院光学医療診療部 田中 信治
  虎の門病院消化器科 矢作 直久
  【司会のことば】
 近年、ESDが大腸腫瘍に対しても徐々に 導入されつつある。しかし、大腸のESDは手技的難易度が高く、その適応を含めて、一般レベルに標準化するためには検討すべき課題をまだまだ残している。大腸腫瘍には腺腫性病変が多いため、ESDの適応決定のための術前診断学が極めて重要である。
 本シンポジウムでは、各種診断手技の組織異型度・深達度診断能に大腸の臓器特性・病変の大きさ・性質や占拠部位などの条件も加味して、大腸ESDの適応条件を論じて頂きたい。また、実際のESD手技に関しても、各デバイスの特性と選択、高周波電源装置およびその条件設定、局注液、実際の手技におけるコツとPitfall、偶発症対策などを包み隠さず呈示して議論したい。これらの課題に関して、ビデオ呈示をしながら実践に即した討論を行い、現時点における大腸ESDの適応条件とESD手技の実際に関しての最新の知見を整理したい。多数の応募を期待します。
 なお、演題申込に際しては、各施設での経験症例数や治療成績を付記して下さい。


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