口演(222-226) 胃・十二指腸(8):スキルス胃癌
10月13日 第 3 会場 時間:16:50〜17:30
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スキルス胃癌に対するLarge Volume Intraperitoneal Chemotherapy

山内 晶司, 佐藤 栄作, 中塩 達明, 堀場 隆雄, 呉 成浩, 高田 英輝
東海中央病院 外科


スキルス胃癌のようなびまん性の浸潤を示す症例においては腹膜転移の頻度が高く、治療上の大きな問題となっている。このような腹膜転移に対する治療として、手術時TenckhoffカテーテルをDouglas窩に留置し、リザーバーを皮下に埋め込み、腹膜内に大量の生理食塩水とともに抗癌剤を投与する方法large volume intraperitoneal chemotherapy (LVIC)を試みたので報告する。1992年7月から1998年12月まで当院で行った胃癌手術362術中、スキルス胃癌切除後、LVICを施行した15例について治療成績を検討した。男性8例、女性7例で平均年齢は、61.8歳で、手術時腹膜転移を認めた症例は5例でP34例、P21例であった。P3の症例のうち2例は1年以内に死亡、残る2例は術後6ヶ月で生存中である。P2の症例は手術後5年経過し再発なく生存中である。治癒切除10例のうち5例が生存、死亡した5例の生存期間の中央値は2年3ヶ月であった。生存中の5例は術後4年11ヶ月、2年11ヶ月、2年10ヶ月、11ヶ月、6ヶ月で再発を認めていない。LVICで使用した抗癌剤は5-FUとCDDPで、5-FUは外来通院で投与した。以上、LVICはスキルス胃癌に有用な治療と考えられた。

JSCO37 抄録集