口演(222-226) 胃・十二指腸(8):スキルス胃癌
10月13日 第 3 会場 時間:16:50〜17:30
Top へ戻る
O_42
[ 225 ]
ボールマン4型胃癌の腹膜播種に対する術中MMCおよびOK-432腹腔内投与の効果

藤本 敏博, 表 和彦, 高橋 豊, 磨伊 正義
金沢大学 がん研究所 腫瘍外科


【目的】ボールマン4型胃癌の腹膜播腫に対する術中腹腔内治療 (MMCおよびOK-432投与)の効果について検討した。【対象と方法】1978年から1994年までに教室で切除したボールマン4型胃癌98例を、術後5年以上経過観察し、術後成績とそれに関与する因子について多変量解析(Cox比例ハザードモデル)等により検討した。【結果】ボールマン4型切除胃癌症例は 、手術時に腹膜播種陽性が42例 (42.9%)で、術後に腹膜再発した32例を含めて74例 (75.5%)が癌性腹膜炎にて死亡していた(再発死亡症例の84.1%)。予後に関与する因子としては、深達度、リンパ節転移、腹膜播種の有無が重要であったほか、術中のMMCおよびOK-432の腹腔内投与が、術後の成績向上に寄与 (p<0.05)していた。とくに根治度B、C群で、術後の延命に貢献していた。【結論】ボールマン4型胃癌では、癌性腹膜炎で死亡する症例の比率が高い。根治度B以上の症例に対する術中のMMCおよびOK-432腹腔内投与は、補助療法としての有効性が示唆された。

JSCO37 抄録集