口演(307-311) 消化器一般(4)在宅医療と緩和医療
10月13日 第 12 会場 時間:16:40〜17:20
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消化器癌術後再発例に対する在宅中心静脈栄養方法の検討

大谷 剛正1), 野沢 直史1), 古川 祐介1), 國場 幸均1), 西山 保比古1), 菊池 史郎1), 嶋尾 仁1), 榊原 譲1), 比企 能樹1), 井原 厚2), 小林 伸行2), 柿田 章2)
北里大学東病院消化器外科1), 北里大学医学部外科2)


消化器疾患術後症例に対し141例の在宅中心静脈栄養患者を経験した。男女比86:55,平均年齢57.9歳。これらの症例に対し,導入期間(入院から在宅中心静脈栄養カテーテルを挿入するまでの期間: A,カテーテル挿入から訓練を開始するまでの期間: B、訓練を開始してから退院するまでの期間: C),施行期間、予後等を原疾患別に検討し,導入不成功例とも比較した。原疾患は胃癌93例,大腸癌18例,肝胆道癌13例,食道癌7例,その他10例であった。全症例の導入期間Aは平均35.3日、導入期間B8.1日、導入期間C10.6日であり、不成功例では導入期間A36.4日、導入期間B5.1日、導入期間C23.3日と早期退院することが導入成功につながると考えられた。施行期間は平均114.9日であり胃癌107日、大腸癌67.7日、肝胆道癌36.6日、食道癌75.1日と胃癌が最も長く胃癌術後癌性腹膜炎で経口摂取不能患者の661日が最長であった。施行期間別では67.4%の症例が1ヶ月以上の在宅医療が可能であった。以上在宅中心静脈栄養法は消化器癌術後経口摂取不能または不十分な患者にとってQOL向上につながる治療方法である。しかし、このことを円滑かつ安全に行うには確立された院内体制が必要であり、同時に訪問看護等のfollow up 体制の確立も重要である。

JSCO37 抄録集