シンポジウム8 難治性悪性腫瘍の治療戦略:肺癌、スキルス胃癌、膵癌、胆道癌
10月14日 第 7 会場 時間:09:00〜11:50
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S_08
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スキルス胃癌に対する拡大手術と化学療法の功罪

臼杵 尚志, 谷内田 真一, 合田 文則, 前場 隆志
香川医科大学 第一外科


【目的】スキルス胃癌に対する拡大手術と化学療法の是非を検討した。【対象・方法】1983年以降の胃癌症例775例(スキルス胃癌101例)を対象とし、A拡大手術の術後免疫能と予後、B術前化学療法の血管新生に与える影響と免疫能、C術後化学療法の免疫能と予後に与える影響を検討した。【結果】A合併切除例の術後のリンパ球は標準術式より少なく、IAP値は高値であった。拡大リンパ節郭清群の術後のIAP値も標準郭清群より高値であった。T4で合併切除例の5年生存率は16.7%であったのに比し、非合併切除例に1年生存例はなかった。n2以上の症例の2年生存率はD2で36.0%D3で28.6%、D4で80.0%であった。 B術前化学療法群ではdThdPase値は非化学療法例より低値であった。術前化学療法の免疫能に対する影響は認めなかった。C術後化学療法施行例のリンパ球は非施行例より低値であった。根治度B症例の予後は化学療法施行群で非施行群より良好であった。【総括】拡大手術・化学療法共に宿主の免疫能低下への配慮は必要であるが、予後の改善への寄与が期待できた。

JSCO37 抄録集