「ARDS診療ガイドライン2026」パブリックコメント募集
一般社団法人日本呼吸療法医学会
会員各位
ARDS診療ガイドライン作成統括委員会
(Ad Hoc/日本呼吸療法医学会、日本呼吸器学会、日本集中治療医学会 合同)
委員長 大下 慎一郎
委員長 則末 泰博
担当理事 竹内 宗之
田坂 定智
平素より格別のお力添えを賜り誠にありがとうございます。
日本集中治療医学会、日本呼吸器学会、日本呼吸療法医学会は合同で「ARDS診療ガイドライン2026」を作成しており、このたびドラフト版を作成いたしました。
2025年7~8月のパネル会議においてClinical question(CQ)ならびに推奨文に対する合意形成が得られ、ここに成人、小児それぞれの全てのCQにおける推奨(付帯事項及び作成委員会の意見を含む)と推奨の根拠となったEvidence to decision tableとEvidence profileを公開します。
なお、本ガイドラインでは、すべてのCQについて系統的レビュー(Systematic Review:SR)を実施し、推奨を作成しているわけではありません。CQ A1から A4及びC1に該当するテーマ(ARDSの定義、鑑別診断、サブフェノタイプ、予後予測および意思決定支援、小児ARDSの総論)については、SRの手法が必ずしも適さない、あるいは現時点で十分な定量的エビデンスに基づく推奨を作成することが困難であると判断された領域です(これらのCQにはEvidence profile等の資料はありません)。
そのため、これらのCQについては、推奨文の形式はとらず、作成委員会による現時点での専門的見解を「作成委員会からの意見」として整理・提示しています。
これらの意見についても、今後の診療や研究の方向性を検討するうえで参考となりうる内容であると考え、推奨と同様にパブリックコメントの対象としています。
つきましては下記要領でパブリックコメントを募集いたしますのでご意見をお寄せください。本ドラフトは、パブリックコメントを踏まえて内容の修正・改善を行うことを前提としています。透明性を高める取り組みとして原則として経済学的COIに加えて学術的COIの開示をお願いしております。お手数をおかけしますがご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
募集期間
2026年1月20日(火曜日)から2月2日(月曜日) 必着
ご意見、情報の提出方法
Google formを用いています。下記「ご意見フォーム」からお入りいただき、所定の項目に回答してください。
皆様からの貴重なご意見を心よりお待ち申し上げております。
入力については下記の点にご留意ください。
- アンケート入力を途中で中止した場合、一時保存されません。再度最初から入力が必要となります。
- CQ毎にコメントを受け付けています。事前にコメントを提出するCQを下記CQ一覧より確認してください。
- 無記名、COI開示なしでも受け付けますが、記名・COI開示のコメントをとくに丁寧に検討させていただきます。COIの詳細な要件についてはGoogleフォーム内に記載がございますのでご参照ください。
注意事項
- メールによるコメント送付は受け付けかねます。
- パブリックコメントに対する個々の回答は行わない点につきご了承ください。
- パブリックコメントは公開させていただく場合があります。
- いただいたパブリックコメントに基づき診療ガイドラインの内容を改変するか否かは、ARDS診療ガイドライン作成統括委員会(三学会合同)およびパネル会議の討議で判断いたします。
- 本診療ガイドラインは作成過程のものであり、「公表された著作物」には該当しません。本資料は作成過程にあるため、内容の正確性を担保する目的で、無断での転載や引用はお控えください。
- 本診療ガイドラインの著作権は日本集中治療医学会・日本呼吸器学会・日本呼吸療法医学会が保有します。
ガイドライン資料
ガイドライン資料はこちらからダウンロードしてください。CQ一覧
(※系統的レビューを実施していないCQ(成人領域:CQA1~CQA4、小児領域:CQC1)については、エビデンスプロファイル等の資料はありません。)
| CQ A1 | ARDSをどう定義するか? |
| CQ A2 | 原疾患の診断(鑑別診断)について CQA2-1:古典的なARDS(conceptual model of ARDS)のリスク因子は何が挙げられるか? |
| CQ A3 | サブフェノタイプについて
CQA3-1:これまでにどのようなARDSサブフェノタイプが同定されているか? |
| CQ A4 | 予後予測と意思決定支援について CQA4-1:ARDS患者の生命予後をどのように予測できるか? |
| CQ A5 | 心原性肺水腫や慢性閉塞性肺疾患の急性増悪に起因しない非挿管の成人急性呼吸不全患者に対して、非侵襲的呼吸補助(NIV, HFNC)を用いるべきか? CQA5-1:心原性肺水腫や慢性閉塞性肺疾患の急性増悪に起因しない非挿管の成人急性呼吸不全患者において、酸素療法と比較してNIVを用いるべきか? |
| CQ A6 | 成人ARDS患者において、一回換気量を制限すべきか? |
| CQ A7 | 成人ARDS患者において、高めのPEEPを用いるべきか? |
| CQ A8 | ARDS患者のPEEP設定 CQA8-1:成人ARDS患者のPEEP設定に経肺圧を用いるべきか? |
| CQ A9 | 成人ARDS患者において、低SpO2(PaO2)を目標とすべきか? |
| CQ A10 | 気管挿管されていない成人急性呼吸不全患者において、腹臥位をすべきか? |
| CQ A11 | 気管挿管された成人ARDS患者において、腹臥位をすべきか? |
| CQ A12 | 重症の成人ARDS患者において、V-V ECMOを用いるべきか? |
| CQ A13 | COVID-19以外の疾患による成人ARDS患者において、副腎皮質ステロイドを用いるべきか? |
| CQ A14 | 中等症または重症の成人ARDS患者の早期において、筋弛緩薬を用いるべきか? |
| CQ C1 | 小児ARDSの総論 CQ C1-1. 小児ARDSをどの様に診断するか? |
| CQ C2 | 小児ARDS診療における非侵襲的呼吸補助 CQ C2 ARDSリスクのある小児急性呼吸不全患者において、非侵襲的呼吸補助(NIV/HFNC)を用いるべきか? |
| CQ C3 | 小児ARDSにおける侵襲的人工呼吸管理 CQ C3-1 小児ARDS患者の人工呼吸管理において、カフ付き気管チューブを用いるべきか? |
| CQ C4 | 小児ARDSにおける補助療法 CQ C4-1気管挿管された中等症以上の小児ARDS患者において、腹臥位をすべきか? |