大会長ご挨拶

本年、日本矯正歯科学会は、1926年の創立以来、記念すべき100周年という輝かしい節目を迎えます。この歴史的な年を祝し、「創立100周年記念 第85回日本矯正歯科学会学術大会・第6回国際会議」を、「100年の煌めき,未来への飛翔 ― A Century of Sparkle, Fly High to the Future」を大会テーマとして、盛大に開催いたします。会期は2026年10月13日(火)から16日(金)まで、会場はパシフィコ横浜(国立大ホール、会議センター、展示ホール等)でございます。
このような栄えある記念大会の大会長を拝命いたしましたことは、誠に光栄であり、同時にその重責に身の引き締まる思いでございます。
1926年、東京の地において、わずか数名の志高い矯正歯科医によって産声を上げた日本矯正歯科学会は、その後の医療・学術のめざましい発展とともに歩みを重ね、現在では会員数約7,300名を擁する国内最大規模の歯科専門学会へと成長いたしました。この100年の輝かしい歩みの背景には、数え切れないほどの先人の努力と献身、そして矯正歯科医療への深い情熱が脈々と受け継がれてまいりました。
100周年という大きな節目にあたり、私たちはこの100年の歩みをあらためて振り返るとともに、その礎の上に築かれてきた現在の矯正歯科医療の発展を見つめ直し、次の100年へとつながる未来像を、皆様と共に描いていきたいと考えております。「煌めき」という言葉には、日本矯正歯科学会が積み重ねてきた研究成果、教育の進展、臨床的貢献そして国際交流の深化といった歴史の一つひとつが、今もなお輝きを放ち続けていることへの敬意を込めました。そして「飛翔」には、その輝きを新たな原動力として、未来へ向かって力強く羽ばたいていく矯正歯科界の姿を重ねております。
本大会では、100年の歴史をひもとく記念特別講演をはじめ、最先端の研究・臨床をテーマとした国内外の特別講演、教育講演さらには未来の矯正歯科を見据えた企画講演やシンポジウムなど、記念大会にふさわしい多彩なプログラムを予定しております。とくに研究だけではなく臨床的なトピックスや100周年記念研究の成果報告など、本学会の節目を象徴する企画にも力を注いでおります。さらに、日本学術会議公開シンポジウム、JOSフォーラム、スタッフ・アンド・ドクターセミナー、企業プレゼン、商社展示など、学術・臨床・企業が一体となった魅力あふれる内容を鋭意準備中でございます。
本大会が、日本矯正歯科学会の100年の歩みを皆様とともに祝い、そして次の100年への新たな飛翔を共に描く場となれば、これに勝る喜びはございません。多くの皆様のご参加を、心よりお待ち申し上げております。
第85回 日本矯正歯科学会学術大会
大会長 西井 康
(東京歯科大学歯科矯正学講座)
