五日市貴子, 鈴鴨よしみ, 出江紳一
Jpn J Compr Rehabil Sci 4: 39-46, 2013
【目的】介護支援専門員の訪問リハビリテーションサービスを含むケアプラン(以下,訪問リハプラン)作成の現状と,介護支援専門員の訪問リハに関する知識・理解とプラン作成との関連を明らかにすることを目的とした.
【方法】宮城県ケアマネジャー協会に所属する介護支援専門員有資格者500名を対象とし,アンケート調査を実施した.調査票には,訪問リハに関する知識・理解を問う質問,実務経験などが含まれた.プラン作成経験の有無に影響する要因を独立した単解析により探索した後,二項ロジスティック回帰分析を行った.
【結果】回答が得られた在宅支援従事介護支援専門員113名のうち,訪問リハプラン作成経験者は78名(69%)であった.訪問リハプラン作成には,訪問リハ提供機関の有無,介護支援専門員の訪問リハの知識・理解が影響していた.
【結論】介護支援専門員の訪問リハビリテーションの知識・理解は訪問リハ対象者へのサービス提供にとって重要である.
【キーワード】介護予防,介護支援専門員,訪問リハビリテーション