日本学校メンタルヘルス学会第22回大会「課外活動と学校メンタルヘルス」

大会長ごあいさつ

大会長ごあいさつ

大会長 堀正士

 このたび、第22回日本学校メンタルヘルス学会学術集会の大会長を拝命しました、早稲田大学教育・総合科学学術院の堀でございます。皆様には平素より学会運営等で大変お世話になっております。今回の学術集会に先立ち、ひとことご挨拶申し上げます。

 今回の学術集会のテーマを「課外活動と学校メンタルヘルス」とさせていただきました。学校現場におけるメンタルヘルスは、生徒児童だけでなく教職員にも重要な問題です。教職員のメンタルヘルスに影響する要因のなかで、昨今特に過重労働が問題となっています。このことに関しては、これまでも本学会でたびたび議論をしてまいりましたが、今回は過重労働の背景の一つである課外活動に関して、様々な観点から討論していきたいと思っております。

 課外活動、中でも部活動は教育の一環として大変重要な意味を持っていることは論を待ちません。しかしその一方で、学生が履修する教職科目の中に部活動指導に関する講義はなく、また、部活動指導への教職員の関わり方に関しても明確な基準がありません。教職員における「働き方改革」を推進していくためには、学校教育の中で大きな割合を占める部活動の位置づけを明確にしていく必要があると思います。そのためには、部活動の歴史と現状を把握し今後のあり方について論じることが必要です。また、生徒がやりがいをもって楽しく部活動を行うためには、昨今問題となっている体罰などを始めとする間違った指導法をどのように改めていけるのかといった点についても議論が必要でしょう。

 このような観点から、本大会では多くの専門家の方々にお話をいただき、それを元に大いに議論が盛り上がればと考えております。また、学校メンタルヘルスに関わる研究報告も従来通りお待ちしております。特に若い先生方の発表を期待しております。

当日は残暑の厳しい時期となりますが、スケジュールを空けていただきふるってご参加のほどよろしくお願い申し上げます。

第22回学校メンタルヘルス学会
大会長 堀正士