死因の第4位が薬剤の副作用?

 誤処方や過剰投与、服用ミスなどによる被害を除く、適正な使用の結果起きた副作用だけの死者が米国全体で年間106,000人に上り、心臓病、がん、脳卒中に次ぐ死因第4位になるとのカナダ・トロント大の研究者の推計が米医師会雑誌(JAMA)に掲載されています。

Lazarou J. et al. Incidence of Adverse Drug Reactions in Hospitalized Patients: a Meta-analysis of Prospective Studies. JAMA 279 1200-1205 (1998).

 これは、1966〜1996年に発表された副作用に関する研究報告のうちの 39 について分析したもので、入院中の副作用発生および副作用による入院について、それぞれの研究が対象とした地域や医療施設の入院患者における副作用発生率を算出し、全米における副作用発生率を推計したものです。その結果、1994年の場合、重度の副作用を有する入院患者は約220万人、副作用による死亡は10万6000人との推計値が得られました。