会長挨拶

第42回 日本消化器内視鏡学会近畿セミナー

この度「第42回日本消化器病学会近畿セミナー」の会長を拝命しましたパナソニック健康保険組合 健康管理センターの辰巳嘉英でございます。

会長を務めさせていただくにあたり、内藤裕二支部長をはじめ関係各位に心より感謝申し上げます。

2016年より内視鏡検診が自治体における対策型胃がん検診の方法として認められました。現在、対策型胃内視鏡検診が近畿においても徐々に広まりつつある状況です。本学会においては、消化管内視鏡スクリーニング検査に対する指導体制と認定制度の整備を通じ、実臨床や内視鏡検診における安全かつ質の高い内視鏡検査を普及させることにより、消化器がん死亡率減少の実現をはじめとする、学会の社会的貢献を果たすことを目的として、消化管内視鏡スクリーニング認定医制度が発足いたしました。

そこで、来る第42回日本消化器内視鏡学会近畿セミナーは「死亡率減少を目指した消化器内視鏡診療」をテーマとしております。セミナーは、食道から胃・大腸までの消化管と膵臓の各領域の内視鏡診療について、がん検診を中心として広く学べる内容となっております。第一線で活躍されている先生方にご講演をお願いし、内視鏡診療に関しての最新の取り組みや、今後の課題をお話いただきます。

本セミナーが専門医を取得あるいは更新される先生方の内視鏡診療のお役に少しでも立ちますことを心から願っております。

第42回日本消化器内視鏡学会近畿セミナー

会長 辰巳 嘉英

(パナソニック健康保険組合 健康管理センター)