日本てんかん学会の皆様へ
日本てんかん学会現在の理事長 兼子 直

昨年は、会員数が2010年12月1日現在2149名となり、岡山で開催された第44回日本てんかん学会では参加者が初めて1100名を超えた、記念すべき1 年でした。 現在「てんかん専門医」試験を昨年合格した26名を加え、計367名の 日本てんかん学会が認めるてんかん専門医が活躍しています。 また、日本小児神経学会、日本精神神経学会、日本神経学会、日本脳神経外科学会、日本てんかん外科学会と連携するだけでなく、日本てんかん協会との共同行 動も多くなっており、ガイドラインの作成・合同シンポジウム・厚労省などへの連名要望書の提出・ 合同会議など学会・協会間連携も進みました。 開かれた学会、行動する学会を目指して今年も前進しましょう。
国際活動としては、国際学会における発表が増加し,とりわけ口演が増えています。 第8回アジア・オセアニアてんかん学会では、優秀発表に贈られるTadokoro賞を加藤 光弘会員が受賞されております。 また、長年アジア・オセアニア地区の抗てんかん運動に寄与してきた医師に贈られる、第1回Asian-Oceanian Outstanding Achievement Epilepsy Awardを八木和一元理事長と田中達也前理事長がそろって 受賞されたことも慶事でした。 今後ともてんかん研究、医療の面で、より一層国際的にリーダーシップを発揮してゆきたいものです。
本年は第45回日本てんかん学会が新潟で亀山茂樹会長のもとで開かれ、第4回KES-JESシンポジウムが併催される予定です。 また、第29回国際てんかん学会がローマで開かれます。多くの演題発表と多数の参加者を期待しております。
今後は国際的に活躍できる若手の育成が極めて重要であり、英文誌Epilepsy and Seisureの充実も急務です。 治療ギャップを少なくするため、専門医を増やす必要があり、専門医試験対策用のテキスト作成が望まれています。 これらの課題は各担当委員会、長期計画委員会を中心に推進する予定ですが、各会員の方々にもご意見をたまわりたいと考えています。
日本てんかん学会は開かれた、風通しがよい学会であるとともに、てんかん研究・医療の上でより明確に貢献できる学会として進んでいきたいと考えております。 会員の皆様からの積極的なご協力を期待しております。
|