第38回 日本胆道学会学術集会
会長挨拶

第38回 日本胆道学会開催にあたり

会長 藤田保健衛生大学消化器内科 堀口祐爾

 第38回 日本胆道学会学術集会を、平成14年9月27日(金)、28日(土)の両日、名古屋国際会議場でお世話させて頂くべく、教室員一同鋭意準備中であります。ご存知の通り、本学会は平成13年度よりDDW Japanより分離して単独開催となり、すでに第37回総会が二川俊二会長のもと東京で盛大に行われました。本学会の独自性をとりもどし、時間に忙殺されることなく時間をかけて十分に討論するよい機会であったように思われました。しかしながらその反面、会員の皆様にとっては時間的、経済的な負担が増すことも事実であり、今後の対応が望まれているところです。
 21世紀の幕が開き、世の中が急速に変化しつつあります。全ての面で新しい基準作りが急がれており、またグローバリゼイションやITもキーワードの一つといえましょう。おりしも2002年は日韓共催のサッカーワールドカップが行われます。このような背景から、本学会のキャッチフレーズを『独自性と調和を求めて』とさせて頂きました。他の学会との調和・協働と言う意味もありますが、外科医、内科医、放射線医、病理医が対話を重ね一定のコンセンサスを得ること、20世紀を支えた人と21世を支える人たちとの対話が今学会の目標といえましょう。
 具体的な内容につきましては、先のプログラム委員会で次のように決定されております。鼎談−日本胆道学会の歩みと今後への提言、招待講演−Dr Moon(Korea)、会長講演、シンポジウム−胆道疾患におけるIVRとIVEの再評価、パネルディスカッション−原発性硬化性胆管炎の診断特に胆管癌との鑑別診断をめぐって、胆管癌の術前診断と外科的治療−内科医と外科医の対話、胆嚢早期癌の残され課題−病理医と画像診断医との対話、ワークショップ−術前減黄の必要性とその再評価、胆石症におけるクリニカルパス、実技ワークショップ‐安全性と成功率を高めるためのERCP技術、などを予定しております。なお、演題の応募にあたりましては第37回総会と同じくUMINをご利用いただき、発表に際してはPCPR(デジタル)を主にしたく思っております。
 9月の名古屋はなお暑さが残りベストシーズンとはいえませんが、ぜひとも多くの会員の方々にお集まりいただき、学会を盛り上げていただきたくお願い申し上げます。我々の教室は歴史も浅く、文字通り「手作りの学会」に終始すると思いますが、何卒よろしくご支援の程お願い申し上げます。