日本医学写真学会第49回総会・第54回定例学会開催のご案内

この度、平成25年7月6日（土）、7日（日）の2日間に亘り、福岡大学病院新館多目的室において、日本医学写真学会第49回総会・第54回定例学会を開催させていただくことになりました。福岡県での開催は、1994年4月第30回大会（大会長：稲益隆公先生）以来、実に19年ぶりの開催となります。また、来年で学会発足から満49年となる歴史と伝統のある本学会の年次大会を開催させていただくことに、心から深く感謝申し上げます。 　さて、時代は、いよいよスーパーハイビジョン（８Ｋ）へと突入し、より高画質で鮮明な映像を視覚できるようになりました。我々が、常用していた銀塩に勝るとも劣らない解像度の高い画像が得られるようになり、医学映像に求められる、正確さ・厳密さがより忠実に再現できるものと期待しています。 　また、これらの映像での医学教育用コンテンツが充実していけば、医学教育における映像の重要性がさらに高まり、ハイレベルの教育効果が期待できるものと確信します。我々医学写真技師は、今まで培ってきた技術とともに新しい技術の映像情報を教育の現場に提案できるよう日々技術の習得に努めなければいけないと考えます。 　そこで、今回のテーマは「医学教育に与える映像の可能性」とさせていただきました。 　大会の詳細は、現在各方面へお願いしているところでありますが、特別講演は、「動画で学ぶ胃拡大内視鏡テクニック」と題して、福岡大学筑紫病院内視鏡部部長の八尾建史先生にお願いしています。八尾建史先生の内視鏡手技のテクニックが、動画を通してどのように伝授（教育）されているのか、お話が聞けると思います。 　また、高画質化に伴う膨大な映像データのアーカイブシステムや現在注目されている超音波による再生医療からがん治療までの講演も企画しています。 　また、会員の皆様方の一般演題もよろしくお願いいたします。 　福岡大学病院新館は、平成２３年１月にオープンしたばかりで、地下鉄七隈線の福大前駅と直結しており、大変交通アクセスのいい場所に建設されています。 　また、学会開催の7月6日、7日は、福岡の三大祭の一つである「博多祇園山笠」の期間中（7月1日〜15日）であり、福岡の街は祭り一色となります。お祭りも楽しんでいただきたく、敢えてこの期間中の開催とさせていただきました。 　懇親会では、旧九州四国支部時代を支えられた諸先輩方にもご参集をお願いし、現会員との親睦を深めていただくよう計画しています。 　今大会は、理事の皆様方のご協力のもと準備を進めています。 　お忙しいとは存じますが、心からお待ちしておりますので、会員の皆様方の多数のご参加をお願い申し上げます。

福岡大学医学情報センター　大久保　久常　　　 2012年12月吉日