日本医療情報学会
シンポジウム2000

  主催: 日本医療情報学会
  大会長: 秋山昌範(国立国際医療センター)
  プログラム委員長: 大江和彦(東京大学)
  実行委員長:  山本隆一(大阪医科大学)

----盛会のうちに終了いたしました。多数のご参加ありがとうございました----

日本医療情報学会シンポジウム2000開催のお知らせ

 厚生省より診療録等の電子保存に関する通達も出され、電子カルテが現実のものとして近づいて来ました。21世紀を迎え、日本の医療・福祉制度は大きく変わろうとしています。2000年4月より公的介護保険が導入され、1999年から要介護認定がネットワークで始まろうとしています。このような中で、保健・医療・福祉の連携の実現は非常に重要かつ緊急性を要する課題となってきています。その基軸となるのが保健・医療・福祉における情報化・システム化であるというのは異論のないところです。医療においては、遠隔医療や電子カルテなど多くの試みがなされています。しかし、現状では十分に普及しているとは言えません。まして保健・福祉まで視野に入れた連携をサポートする情報基盤は今後の課題と言ってよいでしょう。
 ソウルでのシンポジウム98では医療連携を人的連携やシステム連携を含めて多角的に扱いましたが、今回のシンポジウム2000では、医療情報システムの連携を支える技術、およびそれらの技術の運用面での課題を議論したいと思います。



チュートリアル (参加申し込み受け付けは終了しました)

日時: 2000年6月2日(金曜日) 13:00 - 20:00
場所: 東京大学山上会館 東京都文京区本郷7-3-1東京大学本郷キャンパス構内 03-3818-3008
     
1 MML入門(電子カルテ研究会 吉原博幸先生他) 定員30名 13:00 - 15:00
 電子カルテのデータをXMLで記述する規格であるMedical Mark-up Language(MML)の紹介をおこなう。
 http://www.seagaia.org/sgmeeting/
2 Public Key Infrastructure入門(大阪医科大学 山本隆一先生) 定員25名 13:00 - 15:00
 Publick Key Infrastracture(PKI)は、インターネット上で安全に情報をやり取りするための公開鍵暗号・電子署名・認証などの総合的な基盤技術群であり、医療データのセキュリティーに欠かせない。
3 HL7:Patient Record Architectureの動向 (九州大学 坂本憲広先生) 定員30名 15:00 - 17:00
HL7の活動のひとつで最近めざしい進展をみせている、電子カルテデータの記述方法Patient Record Architecture(PRA)の動向を紹介する。
4 MERIT-9入門(MERIT-9研究会 木村通男先生他) 定員30名 15:00 - 17:00
 医療画像、検査・処方データ、診療情報提供などの診療情報を医療機関相互間でXML、DICOM,HL7などを組み合わせて交換する医療情報交換規約MERIT-9について紹介とデモをおこなう。
 http://merit-9.mi.hama-med.ac.jp/
5 特別セミナー XMLスキーマ言語の現状 - XML SchemaとRELAX -
   (日本IBM東京基礎研究所 村田真先生)
定員100名 18:00 - 20:00
 特別セミナーは、日本IBM東京基礎研究所の村田 真(むらた まこと)氏にお願 いし、今最もホットな話題であり医療情報システムにXMLを応用していく上で重要な 話題であるXMLスキーマ言語の現状についてお話いただけることになりました。村田 氏は、XML関連規格の標準化作業を進めているW3Cで、日本からのメンバーとして 富士ゼロックス情報システムズ在職時代から活躍されてきた日本のXML界の大御所と も入れる方で、RELAXの生みの親でもありますので、貴重なお話が聞けるものと思い ます。是非、お聞き逃しなく。 以下がご本人よりいただいた特別セミナーの内容紹介です。  

 XMLをアプリケーションを構築するためには,どんなタグを使用するかをあらかじめ記述しておく必要がある.このような記述をするための計算機言語を,XMLスキーマ言語と総称する.最初に実用化されたXMLスキーマ言語は,XML 1.0のDTDである.その後,XML Data, SOX, DCD, XML Schema, DDML, DSD, Schematron, RELAXなどが提案されている.XML SchemaはW3Cで進められている仕様である.RELAXは日本でJIS TRとして制定され,ISO規格を目指している仕様である.本発表では,これらの概論を述べ,とくにXML SchemaとRELAXについて説明する.
     

お知らせ(5月29日)
チュートリアルの参加申し込み受付は終了しました。多数の申し込みありがとうございました。

チュートリアル参加申し込みに関する問い合わせ先(シンポジウム事務局):
jami2000-office@art.osaka-med.ac.jp

 

学術集会

日時: 2000年6月3日(土曜日) 9:00 - 20:00
場所: コクヨホール 東京都港区港南1丁目8番35号 JR品川駅港南口(東口)から徒歩1分  
プログラム
9:00-9:10   開会の辞: 里村洋一(日本医療情報学会長)
9:10-10:30 診療施設間の情報交換 座長(予定):長瀬啓介、小山博史  
  Medical Markup Language (MML) バージョン2.21 −XMLを用いた医療情報交換規約−  
  荒木賢二(宮崎医科大学)他
  MERIT-9紹介状形式による HIS-PC間病診連携
  木村通男(浜松医科大学)他
10:40-12:00 特別企画 司会:山本隆一
  パネルディスカッション MMLとMERIT−9 − その考え方と方向性 −
パネリスト MML:吉原博幸他、MERIT−9:木村通男他
12:30-13:30 ポスターセッション コア・タイム 座長(予定):小出大介、鶴田陽和
13:30-14:20 VPNの利用と課題 座長(予定):木内貴弘、山下芳範
  山口における地域遠隔医療ネットワークの構築
  久長 穣(山口大学)他  
  VPNを利用した遠隔医療システムの開発
  村永文学(鹿児島大学)他
  指紋認証と暗号化装置およびPPTPを利用したVPNの構築によるセキュリティ対策と課題
  大原達美(東京医科大学)他
14:30-16:00 遠隔医療・広域ネットワーク  座長(予定):酒巻哲夫、吉原博幸
  比較的規模の小さな施設に主眼をおいた遠隔医療支援システムの構築
  中川 肇(富山医科薬科大学)他  
  WWW技術によるPACSの広域展開の研究
  作佐部太也(浜松医科大学)他
16:10-17:40 情報保護 座長(予定):本多正幸、稲岡則子
  "A Secure Framework on The Basis of Public Key Infrastructure for Dynamic Healthcare Information Services in Wide Area Distributed Environments"
  坂本憲広(九州大学)   
  施設間ネットワークにおける看護情報の保護 -ステガノグラフィ技術の応用−
  真島由貴恵(岡山理科大学)他
17:45-18:10 ポスター総括質疑  
18:10-18:20 大会長 あいさつ  
18:30-20:00 懇親会  
     
     
9:30-17:30 ポスターセッション 座長(予定):小出大介、鶴田陽和
  展示は9時30分から17時30分までで、12時30分からのコアタイムに演者によるプレゼンテーションが行われます。また17時45分から座長による各発表の要約報告と総合討論が行われます。
  1. 周産期医療情報の標準化"日母標準フォーマット"とネットワークを用いた周産期管理 システムの開発と運用
  原 量宏(香川医科大学)他  
  2. 薬事情報の選択発信と情報交換モデルに関する研究
  南 憲二(関西大学)他   
  3. なぜ無線LANによる地域医療機関連携ネットワークシステム構築か?
  栗原幸男(高知医科大学)他  
  4. 医療情報のネットワーク化とその安全性評価
  泉 仁(秋田大学)他
  5. デジタル医用画像の色の標準化について −「診断等価性」導入の提言−
  西堀眞弘(東京医科歯科大学)
  6. 病院と地域の患者情報共有における倫理的問題とその解決策についての考察
  大田勝正(長野県看護大学)他  
  7. XMLを用いた内視鏡レポートシステム
  水野成人(大阪鉄道病院)他
     

参加費: 日本医療情報学会会員 5000円  
  非会員 7500円 (論文集を含む)
  (チュートリアルは学術集会に参加される方が対象で無料です)
懇親会費: 5000円  
論文集: 2500円  
  (医療情報学vol.20 No.2 − 学会員には事前に配布いたします。)
   
問い合わせ先: (できるだけe-mailでシンポジウム事務局にお願いいたします。)
日本医療情報学会事務局  〒107-0052 東京都港区赤坂 2-3-4 ランディック赤坂10F
TEL 03-3586-6321 FAX: 03-3505-1996

演題募集のお知らせ(終了しました)

2000/6/4更新
作成:東大病院中央医療情報部内シンポジウム2000プログラム委員会
日本医療情報学会ホームページ