会長挨拶


第27回 Bacterial Adherence & Biofilm学術集会

            会 長   神 谷  茂
            (杏林大学医学部感染症学教室 教授)



平素より「Bacterial Adherence & Biofilm」につきましては格別のご厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 この度、平成25年7月12日に開催されます第27回「Bacterial Adherence & Biofilm」学術集会長を仰せつかりました(於:東京ガーデンパレス)。本学術集会では細菌の付着性、病原因子、病原性発現、バイオフィルム形成のメカニズムおよび病態との関連性などに関する研究成果が発表されます。これらの研究領域は細菌学のみならず、薬理学、病理学、感染症学、内科学、外科学、泌尿器科学、歯学、獣医学、環境科学など極めて多彩です。すなわち、本学術集会は幅広い専門領域の研究者により構成される学際的なものと言えます。
 細菌の生体細胞への付着は感染の第1ステップであり、急性感染および慢性感染の端緒となります。また、細菌感染が持続すると、さらに慢性化すると細菌は生体の免疫能や抗菌薬の作用から回避すべく、バイオフィルムを形成し、更に慢性化します。「バイオフィルム感染症」への対策が臨床医学の立場から重要であると考えられている所以です。
 第27回「Bacterial Adherence & Biofilm」では本研究会の基盤となっている学際的研究を更に発展させるべく、医学、歯学、薬学のみならず理学、工学、獣医学へと対象を拡げるとともに、産業界の研究者を含めたシンポジウムを企画しております。それらの幅広い領域におけるバイオフィルム研究者が結集できる「日本バイオフィルム学会」の発足を目指した学術集会となることを大きな目的としたいと思っております。
 これまでにも本学術集会開催に際して多くの方々からご協力をいただき、御礼申し上げますとともに、第27回Bacterial Adherence & Biofilm学術集会が実りある議論・情報交換の場となり研究の更なる発展のきっかけとなることを期待しております。
                                                                                                平成24年12月吉日


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