◆京友禅Portableの出来るまで(1)◆
さて,Portableに友禅を施して戴くにあたって,気がかりな点がいくつかありました.
(1) 何しろ大きい.
(2) 他のPowerBookと異なり,きょう体の色は白.
(3) 液晶裏のハウジングには縦にスリット(細いくぼみ)が30本以上も入っている.(リアカバーにもスリットが入っていて,こちらは放熱のための縦長の穴が開いているため,これへの彩色は無理と思われた.)
これに対して裕峰先生は,
「塗る面積としては今までで最も大きいですが,横長なのでいろいろ描けそうです.初めての経験ですが,この白さとスリットを生かして作ってみましょう.」
と心強いお言葉.
以下はその制作の様子です.
(京友禅PowerBookの制作の過程は以前MACLIFE(1999年9月号の「PowerBook Maniacs」)等で紹介された事があります.)
エアガンで顔料を吹き付けながらバックグラウンドを描いてゆく.
刷毛で森が描かれる.
まさに「魔法」のように森が現れてくる.
細筆で杉を描く.
最下層の絵が完成.この段階でも既に見る方向によって色彩が変化する.
メキシコ貝の螺鈿(らでん)が置かれてゆく.
こんな感じになる.
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