◆SCSIコネクタの基礎知識◆
本論に入る前に,蛇足とは思いつつも…
PortableにCD等外付けドライブを繋ぐ場合,当然USBやFirewireは使えません.Narrow SCSI機器に限ります.
SCSI機器を使用する場合,コネクタ形状をよく確認しなければなりません.ここではケーブルの側から見て行きましょう.
Portable本体の外部SCSIポートは当時のデスクトップ機と同じD-Sub25ピンです.初期PowerBookに使用されていた四角いHDI 30ピンではありませんので注意して下さい.
さて,Narrow SCSI周辺機器のコネクタは大きく分けて以下の3種類があります.
上記D-Sub25ピンを持つ機器もありますが少数です.
現在も生き残っているSCSI機器用Wide SCSI用高密度68ピンはまずPortableに関係する事はありませんので御注意を.
以下のコネクタ名称は代表的なものであり,他にもいろいろな呼び名があるようです.
これはフルピッチ50ピンです.セントロニクスとかアンフェノールと呼ばれる事もあります.
これはハーフピッチベローズタイプ50ピン(ハーフピッチアンフェノール,ハーフピッチセントロ)です.中央に細長く端子が固まっています.
ハーフピッチベローズに似ていますが,これはハーフピッチピンタイプ50ピン(ハーフピッチD-Sub,ハイピッチ)のケーブルです.ピンが2列並んでいます.
SCSIケーブルの両端はこれらの組み合わせになる訳ですから非常に多種類あります.ケーブルを入手する時は気を付けて下さい.
例えばこういう製品もあります.
フルピッチ50ピンとハーフピッチピンタイプ50ピンの変換コネクタです.
複数のSCSI機器を繋ぐ場合はSCSI IDが重ならないように.
それから,末端のSCSI機器にはターミネータも忘れないで下さい.
(USBやFirewireしか知らない世代の人にとっては,「え?何それ?」という世界でしょうね…)
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