神経生理研究室の研究理念は、2つあります。
一つは臨床研究マインドを持ちその基盤に基づいた臨床研究をすることによって大学院を卒業後も臨床の場で役立つ技師になることです。しかし、近年は臨床研究と基礎研究を融合させた研究にシフトしています。そのため、当研究室からも研究者として就職する大学院生も出てきました。今年は製薬会社の開発や富士通などのIT企業にも大学院生が合格出来ました。研究としては、腸内細菌の研究のです。これらの研究は、神経遺伝情報講座、岩手医大などの他施設からの患者情報、国立遺伝学研究所の専門施設と共同して研究しており、主に、消化管の細菌叢の疾患への役割を研究しています。こちらは、腸内細菌の遺伝子検査を行い、糞便などの代謝産物は学内の上山研究室と共同で行っています。ただし、小児期にハムスターと遊んでいて踏みつぶしてしまったことがあるのでそれがトラウマになり、動物実験は行っていません。動物実験は共同研究の大野先生にしてもらっています。大学院生や卒研生で動物が触れる人は私の行いたい研究に派遣してます。大野研は、最先端の研究施設ですので、次世代シークエンサーからiPS細胞まで行います。他の研究室にはない、UNIXなどの知識や多くのgenomeの知識など意欲があればどんどん学べます。就職面接で、次世代シークエンサーの話をしたら面接官の印書が変わったみたいだったと修士の卒業生が言ってました。鶴舞は、夜になっても明かりが消える事は無く、冷暖房完備です。他には汗や皮膚ガス成分の解析など工学部の先生との研究も行っているので他の研究室には無い新規な研究を行います。(ただし新規すぎて何やっているかわからないともいわれます)他職種や他学科との研究協力は難しいのですが、逆に得られる情報はexcitingです。腸内細菌の研究が AMD-Crestに採択され始まりました