異物除去法
反応がある窒息
咳ができる場合は、咳をさせます。
声が出せない、咳もできないが、反応はある場合、異物除去法を行います。
1歳から8歳の子供の異物除去法には、背部叩打法、胸骨圧迫法、ハイムリック法があります。

背部叩打法
肩甲骨の間を手根部で5回叩きます。
ハイムリック法

立っている患者や座っている患者の後ろに回り、両側の腋の下に手を通して胸骨の下縁と臍の間で、臍のすぐ上の腹部に握りこぶしを作った手の親指側を当て、もう一方の手でその握りこぶし掴む。そして、上方に強く5回圧迫します。これを異物が取れるまでもしくは反応が無くなるまで続けます。
反応がなくなったら
異物除去を行っても異物が取れず、反応がなくなった場合の対応は、一般市民と
医療従事者では異なっています。一般市民の方では、より簡単で、行いやすいように
なっています。
医療従事者はこちらをクリック
一般市民
反応がなくなったら、口の中の確認と心肺蘇生法を行います。119番通報は、
これらを1分間行ってから、行います。
口の中の確認

口を大きく開け、異物が見えれば、取りだす。
盲目的に口の中に手を入れ、異物を探したりは
しないで下さい。
見えなければ、気道確保、人工呼吸、
心臓マッサージを行います。
気道確保

額に手を当て、肘を床につける。指2本を顎先の堅い骨の上に置き、前方に持ち上げます。
人工呼吸

人工呼吸を行います。ゆっくり吹き込んで下さい。
心臓マッサージ
心臓マッサージを行って下さい。
この心臓マッサージは異物を除去する
ための方法です。
写真では、左手指が胸壁にくっついて
いますが、指先は胸壁から離すようにして
下さい。
そうしないと、圧迫した時、ろっ骨も一緒に
押し付けますので、ろっ骨をおってしまう
可能性があります。

口の中の確認と心肺蘇生法を1分間行ってから、
119番通報します。通報後も救急車が来るまで、
一連の手当てを継続します。複数の人がいる場合には、
もっと早く119番通報を行います。

口の中の確認をして、異物が取り出せた時は、気道確保
を行い、呼吸の確認を行います。
呼吸があれば、気道確保をして救急車を待ちます。
呼吸がなければ、必要な心肺蘇生法を救急車が来るまで
継続して行います。
あなたの頑張りは救急隊にとっても涙が出るほどうれしいものです。あなたの熱い想い
のこもったバトンを手渡しして下さい。
反応がなくなった場合、
口の中の確認、気道確保、人工呼吸、異物除去を継続して行います。
口の中の確認
親指を舌の上に、ひと差し指を下顎に置き、
口を大きく開け、のどの奥の方まで覗きます。
異物があれば、他方のひと差し指を、口の中に
入れて、異物を掻き出します。
決して、盲目的に行うことはしないで下さい。
噛まれたり、歯で指を傷つけたりしますと、感染の危険性が増しますので、
手袋等をしてから行うようにして下さい。
気道確保 人工呼吸


人工呼吸は気道確保した状態で、2回、ゆっくり息を吹き込みます。吹き込みながら、
胸が上がるか目で確認して下さい。
再気道確保
人工呼吸を行っても胸の上昇が見られない場合は、再度気道確保を行います。
再人工呼吸
気道確保した状態で、ゆっくり2回人工呼吸を行います。
注:効果的な人工呼吸を2回行うと表現されてい
ますので、最初の2回が入らない場合はもう一度
2回吹き込みます。
再気道確保・人工呼吸を行っても胸の上昇が見られない場合は、
異物によって気道がまだ閉塞していますので、
口の中の確認、異物除去法、気道確保、人工呼吸、再気道確保、再人工呼吸を
繰り返し、救急車が来るまで継続します。
異物除去法は背部叩打法でもハイムリック法でも構いませんが、
5回連続して行います。
人工呼吸を行い、胸の上昇が見られた場合は、
循環のサインの確認を行い、なければ、心臓マッサージを行います。
その後は心肺蘇生法を救急車が来るまで継続します。
119番通報

1分間口の中の確認、気道確保、人工呼吸、
再気道確保、再人工呼吸、異物除去を行ってから
119番通報します。
救急隊到着

その後は救急隊があなたの所に来るまでまで心肺蘇生法を続けます。あなたの頑張りは救急隊にとっても涙が出るほどうれしいものです。あなたの熱い想いのこもったバトンを手渡しして下さい。
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