発達性ディスレクシア研究会のお知らせ
読み書きのLD
2002年7月20日(土)
フォーラムよこはま
JR桜木町駅徒歩7分、ランドマークタワー13F
午前9時半~17時
前回は、2001年12月9日に国立精神神経センターで研究会を
行いました。今回は、上記の場所で行います。
発達性ディスレクシアは、読みの情報処理に起因する読み・書きの
問題で、発達性読字障害であり、特異的学習障害の1つです。
欧米では、児童の8%~15%にみられ、日本には、文化と言語の
相違から非常に少ないと言われてきましたが、実際にはADHDに
伴って出現しており、軽度の場合は気付かれずにいます。
その発見や指導には、神経心理学的な解明が重要であり、
子どもの場合は、特に教育面との連携が欠かせません。
成人のディスレクシアは、失読症と云われ、脳血管障害や
交通事故後遺症としての脳高次機能の後天的な障害として
以前から神経心理学的な解明がされて来ています。
今回は、日本語に関する考え方や読み書きの情報処理の
研究に関して、成人の研究者達に学び、子どもの発達との
関連で研究していく人達に、今後の指針と示唆を与えて
頂きたいと企画しました。
内容 9時30分開会
挨拶:加藤醇子、宇野彰(発起人)
午前の部 9時40分~12時 応募演題(発表25分、質疑各10分)
司会:伊原素子(川崎市北部地域療育センター言語聴覚士)
1.読み書き障害の事例の経過と指導の実際:
吉村亜紀(麻生小ことばの教室)
2.数唱課題と聴覚的言語記憶課題(Rey’s
AVLT)との関連:
春原則子、金子真人、宇野彰(国立精神・神経センター)
3.発達性読み書き障害児の音読における眼球運動:
金子真人、春原則子、宇野彰(国立精神・神経センター)
4.発達性読み障害児の単語音読におけるつまづきの原因について
ートライアングルモデルによる漢字と仮名の情報処理過程の検討を通して:
安藤壽子(横浜市立豊岡小学校)
午後の部 13時~17時
司会 宇野彰(国立精神・神経センター)
13時~14時
発達性ディスレクシアの医学とIDA(International
Dyslexia
Association)の動向:
加藤醇子(クリニック・かとう)
14時~15時
日本語語彙データ-ベースと親密度の考え方:
近藤公久(NTTデータ技術開発部)
―15分休憩―
15時15分~ トライアングルモデルの考え方と研究への応用:辰巳挌(東京都
16時15分 老人研言語認知部門)
16時15分~17時 質疑応答、懇親会を兼ねた話し合い(食べ物なし)
17時解散後、有志でみなとみらい21地区花火見物
(当日夕は、花火で混雑します。切符などは朝、お求め置き下さい。
帰りは桜木町駅まで30分位見ておいた方がよいと思います。)
会場:フォーラムよこはま13F(桜木町駅前よりエスカレーターを
乗り継ぎ、終点のランドマークタワー右手のビルへ。
エレベーター「A」で13F。徒歩約8分)JR桜木町駅へは、
新横浜から地下鉄15分、又は横浜線「東神奈川」乗り換え、
京浜東北にて大船方面行き約15~20分。東京駅からは
京浜東北線にて41分。渋谷からは東急東横線にて35分です。
参加費:¥3500
参加資格:ディスレクシアについて学習したい方で、教師、言語聴覚士、
心理士、医師、OTその他の職種の方。保護者の参加はご遠慮下さい。
発起人:宇野彰(国立精神・神経センター)、加藤醇子(クリニック・かとう)