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171.【どこが違う?どう違う? 図解でくらべる→わかる! 糖尿病の病態・治療・ケア】 (第5章)糖尿病の療養指導 自己効力感とエンパワーメント
 Author:稲垣 美智子(金沢大学 大学院医学系研究科保健学専攻糖尿病看護ケア研究室)
 Source:糖尿病ケア(1348-9968)2013秋季増刊 Page264-270(2013.09)
 論文種類:解説/特集

172.高血圧症患者の服薬管理行動に影響する要因
 Author:坪田 恵子(富山大学 大学院医学薬学研究部), 稲垣 美智子, 上野 栄一
 Source:日本看護研究学会雑誌(0285-9262)36巻3号 Page164(2013.07)
 論文種類:会議録

173.糖尿病診療の絆(チーム医療の現状と課題) 糖尿病チーム医療における看護の現状と課題
 Author:稲垣 美智子(金沢大学 医薬保健研究域)
 Source:糖尿病(0021-437X)56巻Suppl.1 PageS-8(2013.04)
 論文種類:会議録

174.日本人2型糖尿病患者の家族サポート感取・対応力尺度 重度の合併症のない時期
 (A scale for Japanese type 2 diabetes patient ability to recognize and respond to family support: during the time without serious complications)(英語)
 Author:堀口 智美(金沢大学), 稲垣 美智子, 多崎 恵子
 Source:金沢大学つるま保健学会誌(1346-8502)37巻1号 Page23-32(2013.07)
 論文種類:原著論文
 Abstract:重度の合併症のない時期の2型糖尿病患者の家族サポート感取・対応力尺度を作成し、その信頼性と妥当性を検証した。八つの概念38項目の尺度原案を作成し、重度の合併症のない時期の2型糖尿病患者186名を対象に質問紙調査を実施した。その結果、尺度原案は因子分析等により、第1因子【糖尿病をもつ自分への家族からのまなざし感受力】、第2因子【療養生活を家族と共に歩むための相互交渉力】、第3因子【家族の中での糖尿病の位置づけ調整力】、第4因子【家族から向けられる糖尿病患者としての信頼力】第5因子【療養生活に対する家族との相互尊重力】の5因子22項目が抽出された。プロマックス回転前の全分散を説明する割合は65.9%で構成概念妥当性が確認された。22項目のCronbachのα係数は0.928で、内的整合性が支持された。また、sense of coherenceとの相関係数は0.166と、相関は認められなかったが、家族協力の実態との相関係数は0.472であり、有意な相関が認められ、基準関連妥当性が確認された。

175.成人発症2型糖尿病患者の療養に伴うレジリエンス尺度の開発と信頼性・妥当性の検討
 (Development of a Resilience Scale for adult-onset type 2 diabetes patients: Evaluation of reliability and validity)(英語)
 Author:村角 直子(金沢大学), 稲垣 美智子, 多崎 恵子, 井上 克己
 Source:金沢大学つるま保健学会誌(1346-8502)37巻1号 Page33-45(2013.07)
 論文種類:原著論文
 Abstract:成人発症2型糖尿病患者の療養に伴うレジリエンス尺度を作成し、信頼性・妥当性について検討した。成人2型糖尿病患者のレジリエンス尺度試案を作成し、次いで、原案となる65項目を精選した。外来通院中の2型糖尿病患者162名を対象として、レジリエンス尺度原案65項目調査を行い、レジリエンス尺度を完成させた。基準関連妥当性を検討するため、Sense of cohrence(SOC)およびGeneral Self-Efficacy Scale(GSES)を調査した。その結果、講成概念妥当牲、基準関連妥当性が確認された。レジリエンス尺度原案65項目の床効果と天井効果が認められた項目を削除し、更に共通性が低い項目を削除しながら最尤法プロマックス回転による因子分析を行った結果、6因子27項目となった。因子分析で抽出した61因子27項目の累積寄与率は55.31%であった。6因子は信頼して療養を任せることができる身近な人を感ずる、有効な学習をしていることへの自負、運動をしている、日々の療養に努力していることへの誇らしさ、よくない状態にとどまらない構え、大事な足をきれいに保っている、であった。レジリエンス尺度(27項目)のChonbach's α係数は0.898で、それぞれのサブスケールにおいても高い内的整合性が確認された。レジリエンス尺度とSOCおよびGSESは有意な正の相関を示し、基準関連妥当性が得られた、一方、レジリエンス尺度(27項目)とHbA1c値は有意な相関は示されなかった。

176.「糖尿病チーム医療を促進する看護師の実践指標」原案の作成
 Author:多崎 恵子(金沢大学 医薬保健研究域保健学系), 稲垣 美智子
 Source:金沢大学つるま保健学会誌(1346-8502)37巻1号 Page47-54(2013.07)
 論文種類:原著論文
 Abstract:「糖尿病チーム医療を促進する看護師の実践指標」の原案を作成することを目的に、糖尿病看護認定看護師を対象に、先行研究を参考に実践指標試案として設定した20項目について同意の程度、および意見をアンケート調査し、149名より回答を得た。その結果、同意率90%以上が17項目、90%未満が3項目(82.6%、73.8%、64.4%)で、これらの同意率と看護師の意見を参考に14項目の表現を修正するとともに、6項目を新たに加え、計26項目からなる実践指標原案を作成した。これらの26項目は、性質の類似により、以下の8つに分類された。『看護師としてのケアの姿勢』(4項目)、『看護の専門性の表現』(4項目)、『医師との協働』(3項目)、『患者を大切にするチームの育成』(3項目)、『チームメンバーとしての基本姿勢』(3項目)、『チームのモチベーションの維持と向上』(3項目)、『各専門性の相互作用と調整』(4項目)、『施設内のチーム活動活性化』(2項目)。

177.「2型糖尿病患者の糖尿病イメージを見るための質問紙」作成と有用性の検討 糖尿病イメージと糖尿病コントロールの関係から
 Author:釜谷 友紀(金沢大学 大学院医学系研究科保健学専攻), 稲垣 美智子, 多崎 恵子
 Source:日本看護科学会誌(0287-5330)33巻3号 Page32-45(2013.09)
 論文種類:原著論文
 Abstract:目的:本研究は「2型糖尿病患者の糖尿病イメージを見るための質問紙」を作成し,その有用性を糖尿病イメージと糖尿病コントロールの関係性から明らかにすることで検討した.方法:質的に導いた「2型糖尿病患者の糖尿病イメージ」から質問紙の原案を作成し,3施設の2型糖尿病患者を対象に調査(分析対象167名)を実施した.調査項目は,質問紙原案,糖尿病コントロール(代謝コントロール指標:HbA1c,QOL指標:糖尿病問題領域質問票(PAID),セルフケア行動指標:慢性病者のセルフケア能力を査定する質問紙(SCAQ))とした.分析は,探索的因子分析を行い,因子得点をもとにCluster分析で2型糖尿病患者を分類した.分類されたクラスタ別に糖尿病コントロールとの関係を検定比較した.結果と考察:28項目7因子構造から成る「2型糖尿病患者の糖尿病イメージを見るための質問紙」を作成した.糖尿病イメージ7因子により対象は3つのクラスタに分類された.糖尿病コントロールにおいて,各クラスタとHbA1cに有意な関係性は認められなかったが,PAIDおよびSCAQ得点において各クラスタに差が見られ,本質問紙により糖尿病イメージを把握することの有用性が示された.(著者抄録)

178.運動療法を継続できる『2型糖尿病患者の運動療法とらえ方分類ツール』の作成
 Author:山崎 松美(金沢大学 大学院医学系研究科保健学専攻博士後期課程), 稲垣 美智子
 Source:日本看護研究学会雑誌(0285-9262)36巻4号 Page1-10(2013.09)
 論文種類:原著論文
 Abstract:本研究の目的は、質的研究で明らかとなっている運動療法のとらえ方分類を一般化するために、運動療法を継続できる『2型糖尿病患者の運動療法とらえ方分類ツール』を作成することである。質的研究のカテゴリーより質問項目を作成し、内容妥当性を検討した結果、31項目の原案が作成された。296名の2型糖尿病患者に対し質問紙法と面接法による調査を実施し、面接によるパターン分類を基準とした基準関連的方法により、弁別力の優れた質問項目を選定した。最終的に5カテゴリー21項目の質問項目が採択され、ある程度の信頼性が確認された。また、面接でのパターン別に質問項目の得点比較と判別分析を行った結果、構成概念妥当性が検証され、パターン判別に対する有効性が示された。以上より、本ツールは2型糖尿病患者の運動療法のとらえ方を把握するのに有効であり、安定した運動療法継続を支援していくうえで、活用可能なツールであると判断できた。(著者抄録)

179.メタボリックシンドローム男性における運動療法の実態と関連因子
 Author:高橋 朗大(金沢市立病院看護部), 稲垣 美智子, 多崎 恵子
 Source:日本糖尿病教育・看護学会誌 (1342-8497)17巻特別号, 133(2013.09)
 論文種類:会議録

180.2型糖尿病腎不全患者の療養認識のパターン分類とその特徴
 Author:松井 希代子(金沢大学 医薬保健研究域), 釜谷 友紀, 稲垣 美智子, 多崎 恵子, 村角 直子
 Source:日本糖尿病教育・看護学会誌 (1342-8497)17巻特別号, 140(2013.09)
 論文種類:会議録