第14回日本サイトメトリー学会学術集会のご案内

この度、第14回日本サイトメトリー学会・学術集会をお世話させていただくことになり、大変光栄に存じます。
広く日本全国の会員からご発表を頂き、活発な議論を戦わして、今後の医学・医療の進歩に貢献いたしたいと考えております。
関係各方面からの積極的な演題ご応募、皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

第14回日本サイトメトリー学会
    会 長  澤 田 俊 夫
(群馬県立がんセンター・副院長)




【学会開催概要】
  1.日  時 : 平成16年6月25日(金)・26日(土)
  2.場  所 : ホテルメトロポリタン高崎(JR高崎駅構内)
  3.参加費 : 8,000円(当日会場でお受け致します)


【プログラム】
 ■特別講演
1. 「がんとゲノム」
司会:澤田 俊夫(群馬県立がんセンター)
演者:横田  淳(国立がんセンター・研究所生物学部)
2. 「アポトーシス制御とゲノム創薬」
司会:野村 和弘(国立がんセンター中央病院)
演者:田沼 靖一(東京理科大学薬学部薬学科生化学教室)

 ■宿題報告
「DNA ploidyガイドライン(案)の提案」
司会:福田  優(福井医科大学第一病理)
演者:鶴沢 正仁(愛知医科大学小児科)

 ■シンポジウム(公募・一部指定)
1. サイトメトリーにおける新しい技術開発
司会:佐々木功典(山口大)・河本 圭司(関西医科大学脳神経外科)
サイトメトリーの技術自体は一般的となり、研究ばかりではなく、臨床検査の分野でも広く利用されるようになっている。この技術はもともと高い測定能力を持っており、新しい利用法の開発によって、一層の付加価値をもたらす。また、新しいサイトメトリーの技術開発も大いに期待されるところではある。このセッションでは従来のサイトメトリー技術での新しい応用方法と新しい技術の開発に対する話題が提供できれば幸いである。

2. アポトーシスの基礎と臨床
司会:井上 勝一(北海道大学)・坂本 優(佐々木研究所附属杏雲堂病院)
アポトーシスのシグナル伝達機構の解明は、がん化、がんの進展および制がん薬や放射線耐性機構を考える上で極めて重要である。アポトーシス制御因子には、p53DINP1・p53AIP1、Bcl-2ファミリー、IAPファミリー、TNFレセプタースーパーファミリーなどがある。本シンポジウムでは、上記諸因子に関してサイトメトリーの手法を用いた研究を含めてアポトーシス制御機構およびがん診療への応用について基礎と臨床の両面から議論していただく。

 ■ワークショップ(公募・一部指定)
FCMの精度管理
司会:村上 知之(国立療養所山陽病院)・東 克巳(東京大学)
臨床検査におけるフローサイトメトリー(FCM)への期待は益々高まっている。例えば、造血細胞の表面抗原の解析はすでに診断や治療のモニタリングに利用され、臨床から一定の信頼を得ているが、最近では陽性率だけでなく、蛍光強度(抗原量)を加味した解析が主流になりつつある。そのため、これまで以上に高い精度や再現性がFCMに求められている。また、研究の分野においても、DNA量測定のみならず、サイトカイン濃度の定量や極めて稀な細胞のソーティングなど、高い精度を必要とする様々な測定が行なわれるようになってきた。これに伴い、施設間での解析結果の差異が大きな問題となりつつある。
その一方で、依然としてFCMの精度管理については、内部・外部ともに集約的には行われていないのが現状である。高い測定精度が要求されるFCMにおいて、その精度管理が何の基準もなく各施設に任されていることは危険と言わざるを得ない。日常の検査や研究の結果に信頼性を保障する意味で、我が国における集約的なFCMの精度管理が望まれる。本ワークショップがその口火を切ることを期待したい。