第40回日本心血管インターベンション治療学会東北地方会
会長/佐藤 誠
(社会医療法人明和会中通総合病院 救急診療部)


 このたび第40回日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)東北地方会の会長をつとめることになりました佐藤誠です。秋田市の秋田県総合保健センターを会場として、開催に向けて準備をすすめております。
 東北CVITでは、古くから学会・研究会へのコメディカルスタッフの参加率が高く、全国に先駆けてコメディカル部会を立ち上げ、学会運営に関する白熱した討論を重ねています。今回は試みとして、大会長所属の施設からコメディカル実行委員長を指名せず、秋田県のCVIT幹事を中心とした13名の準備委員による総力戦で準備運営を進めることにしました。
 カテーテル室・手術室におけるチーム医療の重要性が叫ばれていますが、職種を超えた協力・研鑽のためには、お互いの業務に関する理解、知識が必要不可欠です。参加いただいたコメディカルスタッフの職種間の理解を深め、明日からのカテ室業務に役立てられるよう、東北各地から集合した各職種の専門家の皆さんに、「今さら聞けない 基本のキ」と題して基礎的内容の複数のミニレクチャーをお願いしています。
 特別講演にはカテーテルインターベンションのみならず、二次予防にむけた生活指導を含む心臓リハビリテーションにも精通した福岡山王病院横井宏佳先生をお招きし、メディカル・コメディカルともに同じ会場で「退院後の循環器疾患の地域包括ケア」に関するお話を伺うことにしました。医師不足の東北では、CVIT会員の先生方が心臓リハビリテーション(心リハ)を担っているという実情があると思います。ぜひ、カテ室スタッフだけでなく病棟、外来、そして心リハ室のスタッフも御一緒に参加いただき、明日からの退院後指導のヒントを得ていただけたらと考えております。
 ランチョンセミナーは、製薬・ディバイスメーカー色の薄い少しチャレンジングな内容になりますが、CVIT地方会として初めて禁煙をテーマにしたシンポジウムを準備しました。統計上減少傾向にあるとはいえ、未だに男性では30%以上の喫煙率ともいわれており、心血管イベントを預かるCVIT会員として積極的に取り組むべき課題ですが、口頭での指導にとどまっていることが多いのではないでしょうか。禁煙指導に明るい経験豊富な方々をゲストに迎え「how to 禁煙指導」をメディカルもコメディカルも一緒に学びましょう。
 薬物療法も標準化されつつあり、ディバイスもかなり進化し、満足できる治療結果が高確率で得られるようになってきました。多施設大規模研究だけが注目されますが、一方でPCI/EVT術者として自施設で行った診療内容を公開し検証する場も必要です。次回は第40回大会という節目の回になります。症例報告だけでなく、各施設の先生方からの研究報告もお待ちしております。どしどしご投稿ください。
 この時期の秋田の夜は、蒸し暑さもなく過ごしやすいです。竿灯まつりの練習のお囃子を聞きながら、おいしいお酒を一緒に飲みませんか。多くの皆様の参加を心よりお待ちしております。