第4巻第2号 目次

2006-03 発行
Structure and Function Vol. 4, No. 2   2006. 3
Contents      

(巻頭言)
 ・コ・メディカル教育における人体解剖実習は発展したか
   ―さらなる発展をめざして―                  野村 嶬 ---------------45

     [Full Text]


(原著論文)
 ・舌下神経と舌神経の舌内走行と交通枝
               緒方重光、 峰和治、今村利香、田松裕一、島田和幸 ----------47
     [PDF]

 ・女子看護大学生の足型の実態
   鹿子木和寛、飯盛光葉、末田加奈、古賀稔健、塚本裕二、山邉素子、島田達生 ----53
     [PDF]

(学術集会案内)
 ・コ・メディカル形態機能学研究会第4回学術集会 プログラム・抄録集 ---------------61

(総会関係)
 ・コ・メディカル形態機能学研究会第4回総会開催通知 ----------------------------76


 ・編集後記 ----------------------------------------------------------------80


編集後記

「形態・機能」第4巻第2号 80 頁(2006)

 機関誌「形態・機能」第4巻第2号をお届けします。

  本号には、原著2編と第4回学術集会のプログラム・抄録集を載せることができました。著者の方々、それから学術集会の世話役のみなさま、ありがとうございました。今後も、さまざまな分野で活躍されている会員のみなさまからの投稿をお待ちします。

 機関誌が世に認められるためには、投稿論文がしっかり専門家の目で査読されていることが鍵です。本誌は厳格な論文審査を行うことにより、学術的な水準を保つことに努力しています。査読者の方々には、ご自身のお忙しいスケジュールの中で、ご自身の業績とはならない査読の作業に時間を割いてくださり、たいへん感謝いたします。

 論文の捏造があちこちで起こり、科学者のモラルが問われています。この背景には、いわゆる業績主義があり、1報でも多く論文を出さなくてはいけないという圧力が働いて、捏造にまでは行かなくても、論文の著者が論文の科学性に甘くなっている傾向があるのではないでしょうか。それに加えて、研究指導者あるいはシニア・オーサーも、論文の科学性を十分に検討する時間を取っていない可能性があります。また、共同研究者以外の科学者による論文の科学性に関する検証も全体として甘くなっているのではないでしょうか?査読を依頼された方が、ミスタイプを見つけることだけに終わって、「はい結構です」と論文が採択されていってしまう傾向がないでしょうか?

 本来は、表題はこの論文の結論を適切に表しているか、序では出発時点で既に明らかになっていた事実と今後の課題が分かるように記述されているか、適切な材料・方法で調べているか、結果の解釈が正しいか、論理が正しいか、といった科学性を一つ一つ丹念に検討して行く過程が、共著者間の討論や指導者により、また投稿論文の査読作業によって行われます。口頭発表を聞いた場合でも、厳密性は紙上の論文とは異なりますが、これらの問い掛けをしながら聞くことによって、問題点が分かることがあります。そして、遠慮することなくそれらを質問し指摘することによって、発表者の研究をサポートし研究が進展します。いい加減な「研究」や、いい加減な「論文」が認められない雰囲気を作ります。これらが、その研究集団の質を高めます。ぜひこの研究会が科学的に質の高いものになるよう、会員の皆様の積極的な関与をお願いします。

 3月に行われる第4回学術集会と総会には、ぜひ多数の会員が参加されますようお願いします。総会では本研究会の基本的な性格の変更(学会昇格)についても話し合われます。

 研究会のホームページ http://square.umin.ac.jp/co-medsf/index.html には、新しい情報を追加しています。また、電子メールアドレスを登録された会員には、随時メールニュースをお届けしています。本誌を補完するものとして、これらもご利用ください。

              小林邦彦(名古屋大・医・保健・理学) kobayasi@met.nagoya-u.ac.jp