東京都福祉保健局より

 災害はいつ起こるかわかりません。「いま起こったら・・・?」というイメージを膨らませながら、その対策を考え、準備しておくことが重要です。妊産婦や乳幼児は、心身の化が大きい時期です。過去の災害事例においても、その特性とニーズに応じた、生活物資の調達、避難所の運営、医療や精神的な支援などの必要性が、クローズアップされてきました。そこで、東京都は、保健医療部門と防災部門が連携しながら、妊産婦や乳幼児への防災対策を行うことが必要であると考え、平成18 年8月に「子どもを守る災害対策検討会」を設置し、このガイドラインを作成しました。このガイドラインは、自治体で防災対策に関わる方々を中心に、妊産婦や乳幼児期の心身の特性と、支援にあたっての留意点などをご理解いただき、災害への備えに役立てていただくための基礎資料となることを目的としています。このガイドラインが活用され、妊産婦や乳幼児に関わるさまざまな分野が連携しながら、地域の実情に応じた効果的な防災対策の取組につながることを願っております。

会員の皆様のお役に立てば幸いです。

2008年1月25日

                   

妊産婦・乳幼児を守る災害対策ガイドライン (PDFファイル)