第3回デジタル生体医用画像の「色」シンポジウム
  
●実行委員長千葉大学 三 宅 洋 一
●主   催デジタルバイオカラー研究会
●後   援経済産業省・医療情報システム開発センター
●会   期2001年7月14日(土)
●会   場
東京医科歯科大学 1号館9階特別講堂 (下記ホームページの地図参照)
JR中央線お茶の水駅徒歩2分または地下鉄丸ノ内線お茶の水駅すぐ
〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45 TEL 03-3813-6111(大代表)
●開催の趣旨
遠隔医療や電子カルテなど、医療におけるデジタル画像の利用拡大とともに、色の再現性の問題が表面化しつつある一方で、従来とは一線を画する色再現精度を持つマルチスペクトル・イメージング技術が実用化されつつあります。昨年4月の第2回シンポジウムでは、医学と工学の学際的なアプローチを目指してデジタルバイオカラー研究会が設立され、本年2月にはこれまでの成果をまとめた英文成書も発刊されました。今回のシンポジウムではこれらの学際的研究活動をさらに発展させるべく、パネルディスカッションにおいて医学系から工学系への期待、あるいは工学系から医学への期待といったテーマを中心に討論を進めます。前回同様、活発で有意義な議論が交わされますよう、多くの方々のご参加をお待ち申し上げます。
●予定表
(各々演題名が抄録にリンクしています)

10:00〜10:10 開会挨拶

10:10〜10:35 実時間分光画像処理による肌の色素成分分析
        中尾大輔、津村徳道、三宅洋一
        千葉大学工学部

10:35〜11:00 肌の反射モデル構築のための3次元分光測光と解析
        村上紘子、堀井恒文、津村徳道、三宅洋一
        千葉大学工学部

11:00〜11:25 光学的可変色票を用いた肌色再現のためのディジタルカメラの色較正
        黒岩貴宏、宮澤佳苗*、津村徳道、Markku Hauta-Kasari**、
        小島伸俊***、豊岡了*、三宅洋一
        千葉大学工学部、*埼玉大学工学部、**ヨエンスー大学、***花王

11:25〜11:50 独立成分分析を用いた肌の色素成分分離計測法による美白剤効果の測定
        清水秀人、津村徳道*、小島伸俊*、三宅洋一
        千葉大学工学部、**花王

11:50〜12:15 正確な色再現を目的としたマルチスペクトル画像の圧縮
        −皮膚画像への適用−
        村上百合* **、真鍋宏幸***、小尾高史** ***、
        山口雅浩** ***、大山永昭* **
        *東工大 フロンティア創造共同研究センター
        **通信・放送機構 赤坂ナチュラルビジョンリサーチセンター
        ***東工大 像情報工学研究施設

13:30〜14:30 招待講演「色から攻める食道癌の診断と治療」
        神津照雄  千葉大学医学部付属病院光学医療診療部

14:30〜14:55 分光透過率を用いた組織標本の分析― 染色状態の定量化手法の検討
        藤井 恵子、山口 雅浩*、大山 永昭*、向井 清**
        通信・放送機構 赤坂ナチュラルビジョンリサーチセンター
        *東工大 像情報、**東工大 フロンティア創造開発センター
        ***東京医科大学 病理学第一講座

14:55〜15:20 内視鏡照明光分光特性の狭帯域化による画質向上の研究
        後野和弘* **、山口雅浩**、大山永昭**
        *オリンパス光学工業(株)、**東京工業大学像情報工学研究施設

15:30〜15:45 Digital Color Imaging in Biomedicineの発刊について
        西堀眞弘
        東京医科歯科大学医学部

15:50〜16:30 基礎セミナー「次世代携帯電話が拓くハイパーネットワーク社会」
        西堀眞弘
        東京医科歯科大学医学部

16:30〜17:00 ディスカッション

17:00〜19:00 懇親会
●参加要項
参加予定者のお名前、所属施設名および部局名、連絡先住所、電話番号、ファックス番号および電子メールアドレスを、7月1日(日)必着にて電子メールで事務局までお送り下さい。参加費4、000円(抄録集、名札用紙、電子版論文集、セミナー受講費用を含む)は、当日会場受付で申し受けます。なお、学生の方は参加費を2、000円に減額し、海外からご参加の方は参加費を免除します。また、事前申し込みなしで当日参加することもできますが、抄録集等をお渡しできない場合がありますので、予めご承知おき下さい。
●発表要項
(1)発表抄録が未入稿の方は6月30日(土)必着にて下記事務局にお送り下さい。
(2)発表の使用言語は日本語(同時通訳はありません)、時間は発表15分+討論10分、形式はOHP、スライドフィルムあるいは液晶プロジェクターを予定しており、操作は発表者自身に行っていただきます。液晶プロジェクターをご使用の場合は、接続するパソコンは発表者自身でご用意下さい。当日は発表日時をプログラムでご確認のうえ、開始30分前までに受付にお越し下さい。
(3)参加できなかった方にもできるだけ同等の情報を提供できるよう、抄録あるいは抄録を改訂した論文をはじめ、発表時の質疑応答の要点、スライド写真とその注釈、その他の追加資料を日本語と英語で並記した論文集を電子出版します。発表者はこれらの資料を何らかの電子メディアの形で、7月27日(金)必着にて事務局までお送りください。日本語の抄録および論文は、外国の方にも内容がわかるように、英語のサマリーと英語の図表説明をつけて下さい。
(4)ご発表にあたって上記の要件を満たすことが難しい場合、事務局で可能な限り支援いたします。遠慮なくご相談下さい。
●お問合せ先
デジタルバイオカラー研究会 事務局
  〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
  東京医科歯科大学医学部附属病院検査部気付
  FAX: 03-5684-3618
  E-mail: biocolor-soc@umin.ac.jp
  ホームページのURL: http://biocolor.umin.ac.jp/