第95回薬剤師国家試験(平成22年3月)

       医療薬学 II(問181〜問240)


問181

免疫・血清学的検査と疾病に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ネフローゼ症候群の診断には、抗糸球体基底膜 ( GBM ) 抗体検査が必須である。

 b マトリックスメタロプロテアーゼ-3 ( MMP-3 ) 値は、感染性関節炎や変形性関節炎では変化はないが、リウマトイド関節炎では上昇する。

 c A型肝炎ウイルス ( HAV ) に感染後1週間以内に、IgG型HA抗体が陽性となり、数ヶ月で陰性化する。

 d 全身性エリテマトーデス患者では、抗核抗体の陽性率が高い。

 e 抗アセチルコリン受容体抗体陽性は、重症筋無力症患者で認められる。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問182

脳血管障害に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 一過性脳虚血発作 ( TIA ) は、24時間以内に消失する局所性脳虚血症状である。

 b 脳梗塞の危険因子として、高血圧症、糖尿病、脂質異常症や心房細動がある。

 c 高血圧性脳内出血の頻度は、小脳や橋で高く、被殻や視床では低い。

 d CTで異常所見が検出されなければ、脳梗塞を否定できる。

 e くも膜下出血の特徴的症状は、突発した激しい頭痛ならびに嘔気・嘔吐である。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問183

てんかんとその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 脳神経細胞の過剰な発射による発作性脳疾患である。

 b 脳器質性病変に基づく特発性てんかんと、遺伝的素因に基づく症候性てんかんがある。

 c フェニトインは、強直間代発作に有効であるが、副作用として歯肉増殖がある。

 d バルプロ酸ナトリウムは、催奇形性を有する。

 e てんかんの診断には、脳波検査よりCTやMRIなどの頭部画像検査が有用である。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問184

統合失調症とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 10代後半から30代前半に発症し、地域差や性差が大きい。

 b ドパミン神経系やグルタミン酸神経系の異常が病因としてあげられる。

 c 抗精神病薬の副作用として、悪性症候群や高オキシトシン血症がある。

 d 陽性症状として幻覚や妄想、陰性症状として思考障害、無関心、感情の鈍麻などがみられる。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問185

片頭痛とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 側頭部の激しい拍動性の痛みを主徴とし、数時間から数日間続く。

 b 10歳代後半から40歳代の男性に多い。

 c 視野にチカチカした眩しいギザギザの線が現れ、視野が暗くなるなどの前兆を伴うものがある。

 d スマトリプタンは、セロトニン5-HT1B/1D受容体の遮断作用を有する治療薬である。

 

   a  b  c  d

 1 正 正 正 正

 2 正 正 正 誤

 3 誤 正 誤 正

 4 正 誤 正 誤

 5 正 誤 誤 正

 6 誤 誤 誤 正


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問186

関節リウマチとその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 発症には、遺伝的要因、人種差、地域差及び性差は認められない。

 b 関節炎などの関節症状と皮下結節などの関節外症状がある。

 c 高頻度に貧血が認められ、その治療には鉄剤が有効である。

 d 関節の可動性が低下した「こわばり」が、特徴的な症状である。

 e エタネルセプトは、既存薬物治療で効果が不十分な場合に用いられる。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問187

アナフィラキシーショックとその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。'

 a アレルゲンヘの暴露後、非経口では数分、経口では数時間以内に発症する。

 b 抗原特異的IgE抗体を介する反応により、ヒスタミンなどのケミカルメディエーターが遊離される。

 c 急性期の治療としてアドレナリンの筋肉内投与を行うが、反復投与は禁忌である。

 d 上気道粘膜の浮腫を起こしやすいので、気道の確保が必要である。

 e 寛解後に症状が再現することがあるので、入院・監視が必要である。

   a  b  c  d  e

 1 正 正 正 正 誤

 2 誤 正 正 誤 正

 3 誤 正 誤 正 誤

 4 正 誤 正 誤 正

 5 正 誤 誤 正 誤

 6 正 正 誤 正 正


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問188

心房細動とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 加齢と共に発症頻度が増える。

 b 上基礎疾患が無くても発症する。

 c 心電図上 R-R 間隔は不規則である。

 d 心電図上 P波が認められる。

 e 心拍数の調整には、ジゴキシンが用いられる。

   a  b  c  d  e

 1 正 正 正 正 誤

 2 正 正 正 誤 正

 3 誤 正 誤 正 誤

 4 正 誤 正 誤 正

 5 正 誤 誤 正 誤

 6 誤 誤 誤 正 正


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問189

気管支ぜん息とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 可逆性気道閉塞、非特異的気道過敏性及び慢性気道炎症を特徴とする。

 b 長期管理薬として、吸入副腎皮質ステロイド製剤、徐放性テオフィリン製剤及び長時間作用型アドレナリン受容体β2刺激剤がある。

 c 呼吸機能検査では、1秒量 ( FEV1.0 ) や1秒率 ( FEV1.0/FVC ) の低下が認められる。

 d アトピー型と非アトピー型があり、成人では前者が、小児では後者が多い。

 e 非アトピー型ぜん息では、種々のアレルゲンに対してそれぞれ特異的 IgE 抗体が陽性となる。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問190

消化器とその疾患に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 消化管から吸収される水分の総量は、経口摂取する水分量より多い。

 b 乳糖不耐症では、高浸透圧性の下痢が認められる。

 c 潰瘍性大腸炎では、慢性の血便が認められる。

 d コレラ毒素は、Gタンパク質の抑制により多量の腸液の分泌を引き起こす。

 e 過敏性腸症候群では、発熱や血便が認められる。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e)5(c、d、e)


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問191

肝疾患に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a デュビン - ジョンソン症候群では、有機アニオントランスポーターである MRP2 の機能不全が認められ、高直接ビリルビン血症をきたす。

 b クリグラー - ナジャー症候群では、グルクロン酸抱合酵素である UGT1A1 活性が上昇しており、高直接ビリルビン血症をきたす。

 c 非アルコール性脂肪肝炎 ( NASH ) では、インスリン抵抗性が増大している。

 d B型肝炎ウイルスは DNAウイルスであり、C型肝炎ウイルスは RNAウイルスである。

 e アルコール性肝障害では、血清 ALTが ASTより高値である。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問192

特発性血小板減少性紫斑病 ( ITP ) とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 血小板の寿命に変化は認められない。

 b 出血時間の延長が認められる。

 c プロトロンビン時間、活性化部分トロンボプラスチン時間の延長が認められる。

 d 副腎皮質ステロイド性薬や免疫抑制薬が用いられる。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問193

播種性血管内凝固症候群 ( DIC ) とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 血液凝固が亢進し、微小血管に血栓が多数形成され、臓器障害が引き起こされる。

 b 凝固因子及び血小板が減少し、出血傾向を示す。

 c ヘパリンナトリウムやガベキサートメシル酸塩が、治療に用いられる。

 d 基礎疾患として、悪性腫瘍や重症グラム陰性菌感染症などがあげられる。

   a  b  c  d 

 1 正 正 正 正

 2 誤 正 誤 正

 3 誤 誤 正 正

 4 正 誤 正 誤

 5 正 正 誤 正

 6 誤 正 正 誤


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問194

76歳(男性)の緑内障患者の処方である。

 1)チモロールマレイン酸塩点眼液 0.5%  5mL  1本

   1日2回 昼・就寝前、両眼に点眼

 2)ピロカルピン塩酸塩点眼液 2%  5mL     2本

   1日4回 朝・昼・夕・就寝前、両眼に点眼

 3)アゼタゾラミド錠 250 mg           3錠

   クエン酸カリウム ( 231.5 mg ) ・クエン酸ナトリウム ( 195 mg ) 水和物錠

                          6錠

  1日3回 毎食後 14日分

 

この疾患と処方に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 眼圧上昇が認められない緑内障がある。

 b 視野異常や視力低下を自覚するのは末期である。

 c チモロールマレイン酸塩点眼液は、気管支ぜん息患者にも用いられる。

 d ピロカルピン塩酸塩点眼液は、毛様体筋及び瞳孔括約筋に作用して、散瞳を起こす。

 e クエン酸カリウム・クエン酸ナトリウム水和物は、アセタゾラミドによる代謝性アシドーシスと尿路結石の予防のために投与されている。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問195

高血圧で通院中の68歳男性が、定期受診日で外来受診した。患者が 「 4日前、朝から夕方にかけて胸痛が続いたが収まった。その後特に症状はない。」と述べたので、検査のため入院となった。その結果、4日前の胸痛は急性心筋梗塞によるものであり、合併症はないとの診断を受けた。

入院時の検査所見に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a トロポニンT 値は、基準値に戻っている。

 b AST 値が上昇している。

 c LDH 値が上昇している。

 d 心電図に異常 Q波が、認められる。

   a  b  c  d

 1 正 正 正 正

 2 誤 誤 正 正

 3 正 誤 誤 誤

 4 誤 正 正 正

 5 誤 誤 正 誤

 6 正 正 誤 誤


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問196

糖尿病の合併症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 糸球体高血圧により、微量アルブミン尿が出現する。

 b ケトアシドーシスでは、呼気にアンモニア臭を伴う。

 c 末梢循環障害による足病変として、潰瘍や壊疽が生じる。

 d 細小血管障害は、末梢神経障害の一因である。

 e 網膜症を発症することはまれである。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問197

低血糖症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 血糖値が基準値の範囲を超えて急速に低下すると徐脈になる。

 b 血糖値が50 mg/dL 以下になると脱力感や眠気を生じる。

 c インスリノーマによる発症が、最も多い。

 d 経ロ摂取が可能な場合は、ブドウ糖又はブドウ糖を含む飲み物を摂取させる。

 e スルホニル尿素系薬の投与による低血糖発作は、遷延や再燃することがある。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問198

ざ瘡に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 脂質と角質が充満した毛包漏斗部に、細菌が増殖することによって発症する。

 b 起因菌として、皮膚の常在菌である Propionibacterium acnes があげられる。

 c イオウ・カンフルローションは、角質軟化作用を有し毛孔の閉塞を除去する。

 d イブプロフェンピコノールは、抗菌作用を有し、毛包壁の破壊を防止する。

 e エタンブトール塩酸塩は、抗菌作用を有し、炎症性ざ瘡に用いられる。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問199

サイトメガロウイルス感染症とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a サイトメガロウイルスは、ヘルペスウイルス科に分類される。

 b 日本人成人の多くは、抗サイトメガロウイルス抗体陽性である。

 c サイトメガロウイルス肺炎は、抗サイトメガロウイルス抗体陽性患者には発症しない。

 d ホスカルネットナトリウム水和物の重大な副作用として、骨髄抑制がある。

 e 母子感染により胎児や乳児に伝播する。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問200

薬物とその禁忌となる疾患との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。

      薬物            禁忌となる疾患

 a ニフェカラント塩酸塩 -------------------- QT延長症候群

 b フレカイニド酢酸塩 ----------------------- うっ血性心不全

 c ニフェジピン ------------------------------- 異型狭心症

 d メトプロロール酒石酸塩 ----------------- 頻脈性不整脈

 e ベラパミル塩酸塩 ------------------------- 洞房ブロック

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問201

慢性閉塞性肺疾患とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 薬物療法として、気管支拡張薬が用いられる。

 b 慢性の咳嗽・喀痰はあるが、労作時の息切れはない。

 c イプラトロピウム臭化物水和物は、緑内障や前立腺肥大症の患者には禁忌である。

 d 外的要因として、喫煙があげられる。

 e 診断には、胸部CT所見が呼吸機能検査よりも有用である。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問202

骨粗しょう症の病態とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ビスホスホネート製剤を服用する患者には、食直後に服用するよう指導する。

 b 閉経後の骨粗しょう症患者にエストロゲンの補充療法を行うと、骨量減少が抑制される。

 c ビタミンDが欠乏すると、腸管からのカルシウム吸収が低下し、副甲状腺ホルモン分泌が抑制される。

 d 脊椎椎体及び大腿骨近位部骨折を引き起こしやすい。

 e 高齢の骨粗しょう症患者には、腎での活性化を必要としない活性型ビタミンD製剤の投与が好ましい。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問203

急性腎不全に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 発症すると、血清クレアチニン値やBUN値が上昇する。

 b 腎性急性腎不全では、尿中ナトリウム排泄率が増大する。

 c 高窒素血症で尿比重や尿浸透圧が低ければ、腎前性腎不全が疑われる。

 d 腎性急性腎不全では、尿中クレアチニン/血中クレアチニン比が増大する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問204

ヒトヘルペスウイルス感染症とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 水痘は、単純ヘルペスウイルス2型による感染症である。

 b 単純ヘルペスウイルス1型は、口唇ヘルペスの原因となる。

 c 単純庖疹では、種々の段階での皮疹が混在することが特徴である。

 d 帯状庖疹に用いるバラシクロビル塩酸塩は、アシクロビルのプロドラッグである。

 e 帯状庖疹及び単純庖疹には、ビダラビンの外用剤が有効である。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問205

56歳女性。夕食後2時間位から上腹部に不快感を生じていたが、突然心窩部から右側腹部にかけて激しい痛みが起こった。痛みは数時間で自然に消失したが、心配になり翌日受診した。ウルソデオキシコール酸100 mg、6錠、1日3回、毎食後が処方された。

この症例と処方から推察される疾患はどれか。

  1 虫垂炎  2 胆道炎  3 胆石症  4 急性膵炎  

  5 偽膜性大腸炎  6 潰瘍性大腸炎


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問206

硝酸イソソルビドの経口投与やニトログリセリンの舌下投与が禁忌となる患者の正しい組合せはどれか。

 a バルデナフィル塩酸塩水和物を服用中の患者

 b Ca2+ チャネル遮断薬を服用中の患者

 c 頭部外傷の患者

 d 高度の貧血患者

 e 開放隅角緑内障の患者

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問207

白血病に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 白血病は血球産生組織の系統的かつ無制限の増殖を引き起こす疾患で、造血組織の悪性腫瘍とみなされる。

 b 急性白血病は、造血幹細胞が幼弱な段階で細胞増殖を引き起こす疾患である。

 c 急性白血病では、化学療法により臨床的完全寛解となっても、患者体内には腫瘍細胞が存在しており、更なる治療を必要とする。

   a  b  c

 1 正 正 正

 2 正 誤 正

 3 正 誤 誤

 4 誤 正 正

 5 誤 正 誤 

 6 誤 誤 誤


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問208

間質性肺炎に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 胸部X線写真で、すりガラス状や斑状陰影を認める。

 b 動脈血酸素分圧 ( Pao2 ) が低下する。

 c 気管支肺胞洗浄液の好酸球比率が25%以上である。

 d 血清中の KL-6 が低値である。

 e ブレオマイシンにより引き起こされることがある。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問209 - 210

18歳男性。既往歴に特記すべきことはなかったが、体のだるさとともに、突然、上眼瞼と下肢に浮腫が出現してきた。血圧は140/85 mmHgで、血液検査・尿検査を行ったところ、結果は以下のとおりであった。

血液検査:

 白血球 5,800/μL、Hb 14.2g/dL、血小板数 2.5×105/μL、

 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ( AST )  32 IU/L、

 アラニンアミノトランスフェラーゼ ( ALT ) 38 IU/L、

 血中尿素窒素 ( BUN )  28 mg/dL 血清クレアチニン ( Scr )  1.6 mg/dL

 クレアチニンクリアランス ( Ccr )  50 mL/min、Na 138 mEq/L、

 K 4.5 mEq/L、Cl 102 mEq/L、総コレステロール 268 mg/dL、

 血清総タンパク 5.6 g/dL、血清アルブミン 2.6 g/dL

 空腹時血糖 108 mg/dL、HbA1c 5.6%

尿検査:

 尿潜血 ( - ) 、尿タンパク ( 4+ ) 3.8 g/day、尿比重 1.018

この患者が(処方1)の薬を1ヶ月間内服したところ、症状は一時改善したが再発したため、(処方2)が追加となった。

(処方1)プレドニゾロン 5 mg  1日11錠(4、4、3)  朝昼夕食後

(処方2)シクロスポリン 25 mg  1日4カプセル     朝夕食後

 

問209

この患者の推定される疾患の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a ネフローゼ症候群

 b 糖尿病

 c 脂質異常症

 d 閉塞性動脈硬化症

   a  b  c  d

 1 誤 正 誤 正

 2 正 誤 誤 正

 3 誤 正 正 誤

 4 誤 正 正 正

 5 正 誤 正 誤

 6 正 誤 誤 誤


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問210

18歳男性。既往歴に特記すべきことはなかったが、体のだるさとともに、突然、上眼瞼と下肢に浮腫が出現してきた。血圧は140/85 mmHgで、血液検査・尿検査を行ったところ、結果は以下のとおりであった。

血液検査:

 白血球 5,800/μL、Hb 14.2g/dL、血小板数 2.5×105/μL、

 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ( AST )  32 IU/L、

 アラニンアミノトランスフェラーゼ ( ALT ) 38 IU/L、

 血中尿素窒素 ( BUN )  28 mg/dL 血清クレアチニン ( Scr )  1.6 mg/dL

 クレアチニンクリアランス ( Ccr )  50 mL/min、Na 138 mEq/L、

 K 4.5 mEq/L、Cl 102 mEq/L、総コレステロール 268 mg/dL、

 血清総タンパク 5.6 g/dL、血清アルブミン 2.6 g/dL

 空腹時血糖 108 mg/dL、HbA1c 5.6%

尿検査:

 尿潜血 ( - ) 、尿タンパク ( 4+ ) 3.8 g/day、尿比重 1.018

この患者が(処方1)の薬を1ヶ月間内服したところ、症状は一時改善したが再発したため、(処方2)が追加となった。

(処方1)プレドニゾロン 5 mg  1日11錠(4、4、3)  朝昼夕食後

(処方2)シクロスポリン 25 mg  1日4カプセル     朝夕食後

問210

(処方1)及び(処方2)を服用後、症状は安定していた。患者は処方薬とともに下記のいずれかの飲食物を摂取するようになった。その後、再発を繰り返し症状の悪化が認められ、シクロスポリン血中濃度のトラフ値(朝服用直前値)は測定限界以下となった。症状悪化の原因と考えられる飲食物はどれか。

 1 大豆イソフラボン

 2 グレープフルーツジュース

 3 ヨーグルト

 4 ウコン

 5 セント・ジョーンズ・ワート

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問211

医療安全に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 病院の管理者には、医療法施行規則で医薬品安全管理責任者および医療機器安全管理責任者の配置が義務づけられている。

 b 「医薬品の安全使用のための業務手順書」の作成または変更は、安全管理委員会において協議した上で行う。

 c 従業者に対する医薬品の安全使用のための研修は、他の研修と一緒に行ってはならない。

 d インシデントレポートは、当事者の責任を明確にする目的で収集・分析する資料である。

 e 医療機関で新規に医薬品を採用する場合は、他の医薬品の名称や外観との類似に注意する必要がある。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問212

チーム医療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a チーム医療とは、その医療に関わる全スタッフが専門性を発揮しながら組織的に行う医療である。

 b 感染対策委員会 ( ICC ) および感染制御チーム (ITC ) においては、病院全体の横断的活動を行うため同一薬剤師がメンバーとならねばならない。

 c 緩和ケアチームでは、患者の痛みや諸症状を管理して精神面の問題解決も支援する。

 d 栄養サポートチーム ( NST ) は、栄養士、薬剤師及び看護師に加えて専従の医師の配置が必要である。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問213

後発医薬品(ジェネリック医薬品)に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 先発医薬品に替えて後発医薬品を使用することで、医薬品費の削減が期待できる。

 b 製造販売の承認を得るには、先発医薬品と同様に製剤の開封後の安定性を調べる苛酷試験が必要である。

 c 製造販売の承認を得るための申請資料に必要な規格及び試験方法の規格値には、先発医薬品と同様に一定の幅が設定されている。

 d 後発医薬品に使用される添加剤は、先発医薬品と異なる場合がある。

 e 後発医薬品には、先発医薬品とは異なり医薬品副作用被害救済制度が適用されない。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問214

治験に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 治験薬管理者には、原則として医療機関の長から指名された治験責任医師があたる。

 b 治験薬管理者の業務は、収集した被験者データを最終的に症例報告書にまとめることである。

 c 治験審査委員会 ( IRB ) における審議及び採決には、実施医療機関の長は参加することができない。

 d 治験コーディネーター ( CRC ) は、治験の倫理性、科学性及び信頼性を確保して治験の円滑な遂行を支援する。

 e CRCには、被験者保護の観点からインフォームドコンセントについての説明文書を作成する義務がある。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


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問215

小児又は高齢者の薬物治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a フェノバルビタールの体重当たりの投与量は、一般に小児より成人の方が多い。

 b 小児薬用量の算出に用いられる Augsberger 式は、年齢から計算できるようにした体表面積法の近似式である。

 c クロラムフェニコールの高齢者への投与は、gray syndrome (灰白症候群)を発症することがあるので禁忌である。

 d ハロペリドールを高齢者に投与する場合には、錐体外路症状が現れやすいので少量から開始する。

 e フルニトラゼパムの投与量は、通常成人には1回 0.5〜2 mgであるが、高齢者には1回 1 mgまでと制限されている。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問216

肝・腎疾患時の薬物投与に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 肝障害時には、肝への負担を軽減するためにも作用時間の長い薬を使用し、服用回数を減らす。

 b 肝性脳症の治療には、分岐鎖アミノ酸を含まないアミノ酸製剤が用いられる。

 c 組織から血中への移行が緩徐である薬物は、血液透析終了後に血中濃度が一過性に上昇する場合がある。

 d クレアチニンクリアランスは、腎障害時の投与量を考慮する際の有用な指標の1つである。

 e Giusti-Hayton 法は、薬物の尿中未変化体排泄率を用いた腎障害時の投与量又は投与間隔の補正法である。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問217

医薬品の相互作用に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a フェノバルビタールを連続投与すると、ワルファリンの代謝酵素が誘導されるため、ワルファリンの作用は減弱する。

 b フロセミドは、アミノグリコシド系抗菌薬の近位尿細管における分泌を阻害するため、アミノグリコシド系抗菌薬の副作用を増強する。

 c イトラコナゾールは、トリアゾラムの代謝を阻害するため、トリアゾラムの作用を増強する。

 d フマル酸第一鉄は、レボフロキサシンと同時に服用すると消化管内でキレートを形成するため、レボフロキサシンの吸収を阻害する。

 e シクロスポリンを投与中の患者に経口生ワクチンを接種しても、その病原性を現すことはない。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問218

成人に対する用法及び用量に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a オセルタミビルリン酸塩をインフルエンザウイルス感染症の治療に用いる場合には、通常1回75 mg、1日1回、7〜10 日間服用する。

 b アカルボースは、通常1回 100 mg、1日3回、食直前に服用する。

 c ファモチジンをクレアチニンクリアランスが 30 mL/min 以下の患者に用いる場合には、1回20 mg、2〜3日に1回、または1回 10 mg、1日1回服用する。

 d イトラコナゾールを深在性真菌症の治療に用いる場合には、通常1回 100〜200 mgを1日1回、空腹時に服用する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問219

内服薬に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a グリベンクラミド錠は、2型糖尿病の治療に用いられる薬剤で、1日最高投与量は10 mgである。

 b アロチノロール塩酸塩錠は、軽症〜中等症の本態性高血圧症や本態性振戦の治療に用いられる薬剤で、気管支ぜん息の患者には禁忌である。

 c ティーエスワン(注)カプセルは、5-フルオロウラシル ( 5-FU ) プロドラッグであるテガフールに、5-FUの代謝阻害薬のギメラシルを配合し、5-FUの血中濃度を上昇させるようにした薬剤である。

 d ティーエスワン(注)カプセルは、臨床検査値異常などの安全性に問題がない場合には、休薬期間を7日未満に短縮することができる。

 e チクロピジン塩酸塩錠で治療中の患者が手術を受ける場合には、手術の前日までその服用が可能である。

(注)ティーエスワン:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合薬の販売名(商品名)の1つ

  1(a、b、c) 2(d、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問220

処方せんの疑義照会に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 処方医の押印はなかったが、署名されており他に問題となる点はなかったので疑義照会をしなかった。

 b 疑義照会を行ったが、処方変更がなかったので照会内容を処方せんに記録しなかった。

 c 薬歴より他の医療機関から処方された薬との重複を見つけたので、疑義照会を行った。

 d 高齢の患者から錠剤が服用しづらいとの訴えがあったため、疑義照会をせずに剤形を散剤に変更して薬を交付した。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問221

糖尿病及び糖尿病合併症の治療薬のうち、食直前に使用するものの組合せはどれか。

 a グリメピリド錠

 b エパルレスタット錠

 c ミチグリニドカルシウム水和物錠

 d メトホルミン塩酸塩錠

 e インスリンリスプロ(遺伝子組換え)注射液

  1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(c、e) 5(d、e)


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問222

次の処方の調剤で1回の服用量(単位:mL)が整数になるように最小量の C で賦形するには、C を何 mL 計量すればよいか。ただし、A と B の主薬含有率は、それぞれ 0.04 w/v% と 0.08 w/v%とする。

処方

 A シプロヘプタジン塩酸塩水和物シロップ  3 mg

 B ブロムヘキシン塩酸塩シロップ      4 mg

 C 単シロップ               適量

 1日3回 毎食後 4日分

  1 4   2 6   3 8   4 10   5 12


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問223

3歳の患児(体重 1 kg)に処方された A〜C の秤取量 ( g ) について正しい組合せはどれか。

処方

 A セフジニル細粒小児用10%    120 mg(成分量)

 B アセトアミノフェン細粒20%   2.0 g(製剤量)

 C ビオフェルミンR(注)       1.0 g(製剤量)

 1日3回 毎食後 4日分

(注) ビオフェルミンR:1g中に耐性乳酸菌6.0 mgを含有する散剤の販売名(商品名)の1つ

A B C
1 1.2 2.0 1.0
2 0.48 1.6 4.0
3 14.4 24.0 12.0
4 3.6 1.2 3.0
5 4.8 8.0 4.0


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問224

病院・診療所における麻薬の取扱いに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 麻薬診療施設の薬剤師が調剤する場合は、麻薬処方せんに患者の住所を記載しなくても良い。

 b 麻薬管理者免許を取得できるのは、医師、歯科医師、獣医師又は薬剤師に限られる。

 c 患者の状態の変化により施用を中止した場合は、残りの麻薬を適切に廃棄した後に、調剤済麻薬廃棄届を都道府県知事に届け出る。

 d 調剤中に誤って麻薬を床に落下・破損してしまい回収不能になった場合は、麻薬事故届が必要である。

   a  b  c  d

 1 誤 正 正 誤

 2 誤 誤 誤 正

 3 正 正 正 正

 4 正 誤 誤 正

 5 正 正 誤 誤

 6 誤 誤 正 誤


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問225

注射薬の混合調製と投与の方法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 一方の輸液セットの三方活栓に他方の輸液セットを接続して混合・投与する方法を piggyback 法という。

 b 1本の注射筒を用いて一度の吸引で複数の薬液を混合する方法は、配合変化を起こしやすい注射薬の投与に適している。

 c シリンジポンプは、微量の薬液を正確に投与する必要がある場合に適している。

 d IV push 法は、一定の血中濃度を維持する必要がある薬物の投与に適している。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問226

体重60 kgの患者に下記の栄養輸液が処方された。この処方における非タンパク質性カロリー/窒素量 ( kcal/g ) に最も近い数値はどれか。ただし、1 g当たりの熱量はブドウ糖 4 kcal、アミノ酸 4 kcalとし、脂肪乳剤(ダイズ油20%)100 mL に含まれる熱量を200 kcal、総合アミノ酸輸液 200 mL 中の総窒素量を3.0 gとする。

処方1

 ブドウ糖含有率30%の基本輸液 (1,200 mL )      1バッグ

 アミノ酸含有率10%の総合アミノ酸輸液 ( 200 mL )   3バッグ

 高カロリー輸液用微量元素製剤 ( 2 mL )         1アンプル

 高カロリー輸液用総合ビタミン剤 ( 5 mL )         1バイアル

  1日1回 24時間中心静脈持続点滴

処方2

脂肪乳剤(ダイズ油20%) ( 100 mL )          1バッグ

  1日1回 4時間末梢静脈持続点滴

  1 160  2 170  3 180  4 190  5 210


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問227

注射剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 無菌調製は、クラス100の環境を維持したクリーンベンチ内で行う。

 b 脂肪乳剤を点滴静注する場合は、輸液ラインに微生物ろ過フィルターを装着する。

 c 高カロリー輸液には、重篤な乳酸アシドーシスを防止するためにビタミンB1を加える。

 d ダブルバッグ式の栄養輸液製剤は、メイラード反応を避けるために糖質とアミノ酸を隔壁で分けた構造になっている。

 e 低張性電解質輸液の1号液は、術後回復液として使用される。

 1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問228

細胞毒性のある注射剤の調製に関する記述の.うち、正しいものの組合せはどれか。

 a 調製液中では細菌も死滅するので、無菌操作の必要はない。

 b 吸入毒性はないので、マスク着用の必要はない。

 c 薬液が飛散した場合に眼への混入を防ぐため、眼鏡またはゴーグルを着用する。

 d バイアル内で薬物を溶解する場合は、エアロゾルの飛散汚染を防ぐため、バイアル内を陽圧にしてはならない。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問229

薬剤管理指導業務に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 薬剤管理指導業務とは、入院患者への薬物療法の適正化のために、薬剤師が薬学的見地から管理を行う業務である。

 b 入院中の小児や精神障害者に服薬指導が困難な場合、家族に服薬指導を行うことができるが薬剤管理指導料の請求はできない。

 c SOAP 形式では、主観的情報、客観的情報、評価及び計画を各項目に分けて記録する。

 d 糖尿病の患者にボグリボース錠が処方されたので、低血糖の徴候が現れたらショ糖を摂取するように説明した。

 e センノシド錠とアセタゾラミド錠が処方されている患者に、両剤を服用することにより尿が赤色を帯びることがあると説明した。

  1(a、b、c) 2(a、c、e) 3(a、d、e) 4(b、c、d) 5(b、d、e)


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問230

気管支ぜん息患者に対する吸入ステロイド薬の説明に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 急性の発作に対して使用するように説明した。

 b 経ロステロイド薬と比較して全身性副作用は起こりにくいことを説明した。

 c 突然中止するとぜん息の急激な悪化を起こすことがあるので、医師の指示により徐々に減量していく必要があることを説明した。

 d 声のかすれ(嗄声)の副作用があることを説明した。

 e 口腔内カンジダ症の予防のため、使用後にはうがいをするよう説明した。

 

   a  b  c  d  e

 1 誤 正 正 正 正

 2 正 正 誤 正 誤

 3 誤 誤 正 誤 正

 4 正 正 誤 誤 正

 5 誤 誤 正 誤 誤

 6 正 誤 誤 正 誤


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問231

服薬指導に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 「お薬手帳」には、薬歴やアレルギー・副作用の情報が患者の手元に一元化されるメリットがある。

 b 薬疹、ショック、出血などの放置できない副作用が現れた場合には、医師への受診を勧める。

 c メトトレキサートカプセル(または錠)2 mgが処方された関節リウマチ患者には、薬物血中濃度を保つため1日3回、1回1カプセル(または錠)ずつ服用するように説明する。

 d 高齢者に対する服薬指導では、服薬によるADL ( activities of daily living ) の低下にも注意を要する。

   a  b  c  d

 1 正 正 正 正

 2 誤 誤 正 誤

 3 正 誤 正 正

 4 誤 正 誤 誤

 5 誤 誤 誤 誤

 6 正 正 誤 正

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問232

臨床試験及び臨床研究に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a コホート研究では、独立して行われた複数の同種の研究を統計的に総合評価する。

 b 無作為化試験とは、投与薬が試験薬と対照薬のいずれであるかを被験者と担当医師の両者に知らせずに実施する試験である。

 c パラメトリック検定とは、母集団の分布型を特定のものに仮定して行う統計的仮説検定であり、t検定や分散分析がある。

 d 少数の患者を対象とした試験では、群間の差を実証できない可能性がある。

 e 中央値とは、データの分布特性を表す指標として、全データの和を全個数で割った値である。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


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問233

医薬品情報に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 「使用上の注意」の解説書には、新医薬品の安全性情報を提供するために「使用上の注意」の背景と内容が解説されている。

 b 緊急安全性情報は、厚生労働省からの指示を受けた日から4週間以内に製薬企業から配付・伝達される。

 c 医薬品安全対策情報 ( DSU ) には、医療用医薬品添付文書の「使用上の注意」の改訂情報が掲載されている。

 d 医薬品・医療機器等安全性情報は、医療用医薬品の有効性、安全性及び品質を再評価した結果をまとめたものである。

 e 医療用医薬品品質情報集は、品質再評価の対象となった先発医薬品の溶出試験結果をまとめたものである。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、e) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問234

医療用医薬品添付文書または医薬品インタビューフォームに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 添付文書は、再審査・再評価終了時など必要に応じて改訂される。

 b 警告がある医薬品の添付文書は、検索しやすいように右肩に赤帯が付与されている。

 c 海外臨床試験データを用いて承認された医薬品では、添付文書中に海外のデータが記載されている場合がある。

 d インタビューフォームは、厚生労働省が策定した記載要領に基づき製薬企業が作成している。

 e インタビューフォームの非臨床試験の項目には、一般薬理試験と毒性試験の結果が記載されている。

   a  b  c  d  e

 1 誤 正 誤 正 正

 2 正 正 正 誤 正

 3 正 誤 誤 誤 正

 4 正 正 正 正 誤

 5 誤 誤 誤 正 誤

 6 誤 誤 正 誤 誤


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問235

医薬品の保管に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ジアゼパム錠は、医療従事者が常時在室するなど注意が払われている場合以外は、かぎをかけた場所に保管しなければならない。

 b コカイン塩酸塩末とメタンフェタミン塩酸塩錠は、かぎをかけた堅固な設備内に一緒に保管できる。

 c 硫酸モルヒネ徐放錠とセレギリン塩酸塩錠は、かぎをかけた堅固な設備内に一緒に保管できる。

 d ジゴキシン錠は、かぎをかけた場所に保管しなければならない。

 e アトロピン硫酸塩水和物末は、かぎをかけた場所に保管しなければならない。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問236

放射性医薬品に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a クエン酸ガリウム(核種:67Ga ) 注射液は、悪性腫瘍の診断に使用される。

 b ヨウ化ヒプル酸ナトリウム(核種:131I ) 注射液は、脳腫瘍及び脳血管障害の診断に使用される。

 c 塩化タリウム(核種:201Tl ) 注射液は、心筋シンチグラフィによる心臓疾患の診断に使用される。

 d 塩化ストロンチウム(核種:89Sr ) 注射液は、骨転移部位の疼痛緩和に使用される。

 e 過テクネチウム酸ナトリウム(核種:99mTc ) 注射液は、腎及び尿路疾患の診断に使用される。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問237

血液製剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 放射線を照射した血液製剤を輸血すると、高Ca2+血症を起こしやすい。

 b 人血小板濃厚液は20〜24℃で水平振とうしながら貯蔵し、その有効期間は21日間である。

 c 特定生物由来製品の管理簿には、製造番号または製造記号を必ず記入しなければならない。

 d アンチトロンビン III製剤は、播種性血管内凝固症候群 ( DIC ) に有効である。

 e 静注用人免疫グロブリン製剤は、ショックを起こすことがあるので直接静注する場合には極めて緩徐に投与する。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問238

問238〜240

次の症例について、以下の問に答えよ。

52歳の男性が、健康診断にて高血圧、高尿酸血症及び腎機能低下を指摘され、近医を受診した。受診時の検査結果は以下のとおりで、処方Aが出された。

 身長 170 cm、体重 81 kg、血圧 162/104 mmHg、

 血清尿酸 9.2 mg/dL、血清クレアチニン ( Scr ) 1.8 mg/dL、

 尿タンパク(±)、尿糖(-)、尿潜血(-)、尿pH 6.0、

 クレアチニンクリアランス ( Ccr ) 44 mL/分、

 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ( AST ) 20 IU/L、

 アラニンアミノトランスフェラーゼ ( ALT ) 18 IU/L、

 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ ( γ-GTP ) 15 IU/L、

 血中尿素窒素 ( BUN ) 11 mg/dL

処方A

 アムロジピン 口腔内崩壊錠 2.5 mg   1錠

 アロプリノール錠 100 mg       1錠

 1日1回 朝食後          14日分

 3ケ月後に受診した時には、血圧は 144/94 mmHg、血清尿酸は 8.0 mg/dL に低下していた。肝機能検査値に変動は認められなかったが患者より胃部不快感の訴えがあった。その結果、処方 A から処方 B と C に変更された。

処方B

 アムロジピン 口腔内崩壊錠 5 mg    1錠

 アロプリノール錠 100 mg       1錠

 ベンズブロマロン錠 25 mg      1錠

 1日1回 朝食後          14日分

処方C

 テプレノンカプセル 50 mg    3カプセル

 1日3回 毎食後         14日分

 

問238

これらの処方に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a アムロジピンは、腎排泄型薬物であるため腎機能に応じた用法・用量の設定が必要である。

 b アロプリノールは、尿酸の生合成を抑制して血清尿酸を低下させる目的で処方されている。

 c ベンズブロマロンを追加する前に、アロプリノールの増量を検討するよう医師に提案すべきである。

 d 変更後の処方は、痛風発作時の関節炎に対する治療としても有効である。

   a  b  c  d

 1 誤 誤 正 正

 2 誤 正 誤 誤

 3 正 正 誤 誤

 4 誤 誤 誤 正

 5 正 誤 正 正

 6 正 正 正 誤


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問239

次の症例について、以下の問に答えよ。

52歳の男性が、健康診断にて高血圧、高尿酸血症及び腎機能低下を指摘され、近医を受診した。受診時の検査結果は以下のとおりで、処方Aが出された。

 身長 170 cm、体重 81 kg、血圧 162/104 mmHg、

 血清尿酸 9.2 mg/dL、血清クレアチニン ( Scr ) 1.8 mg/dL、

 尿タンパク(±)、尿糖(-)、尿潜血(-)、尿pH 6.0、

 クレアチニンクリアランス ( Ccr ) 44 mL/分、

 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ( AST ) 20 IU/L、

 アラニンアミノトランスフェラーゼ ( ALT ) 18 IU/L、

 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ ( γ-GTP ) 15 IU/L、

 血中尿素窒素 ( BUN ) 11 mg/dL

処方A

 アムロジピン 口腔内崩壊錠 2.5 mg   1錠

 アロプリノール錠 100 mg       1錠

 1日1回 朝食後          14日分

 3ケ月後に受診した時には、血圧は 144/94 mmHg、血清尿酸は 8.0 mg/dL に低下していた。肝機能検査値に変動は認められなかったが患者より胃部不快感の訴えがあった。その結果、処方 A から処方 B と C に変更された。

処方B

 アムロジピン 口腔内崩壊錠 5 mg    1錠

 アロプリノール錠 100 mg       1錠

 ベンズブロマロン錠 25 mg      1錠

 1日1回 朝食後          14日分

処方C

 テプレノンカプセル 50 mg    3カプセル

 1日3回 毎食後         14日分

 

問239

この患者の処方薬のうち、重篤な肝機能障害を起こす可能性があるため、投与開始後少なくとも6ケ月間は必ず定期的に肝機能検査を行わなければならないものはどれか。

 1 アムロジピン

 2 アロプリノール

 3 ベンズブロマロン

 4 テプレノン


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問240

次の症例について、以下の問に答えよ。

52歳の男性が、健康診断にて高血圧、高尿酸血症及び腎機能低下を指摘され、近医を受診した。受診時の検査結果は以下のとおりで、処方Aが出された。

 身長 170 cm、体重 81 kg、血圧 162/104 mmHg、

 血清尿酸 9.2 mg/dL、血清クレアチニン ( Scr ) 1.8 mg/dL、

 尿タンパク(±)、尿糖(-)、尿潜血(-)、尿pH 6.0、

 クレアチニンクリアランス ( Ccr ) 44 mL/分、

 アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ ( AST ) 20 IU/L、

 アラニンアミノトランスフェラーゼ ( ALT ) 18 IU/L、

 γ-グルタミルトランスペプチダーゼ ( γ-GTP ) 15 IU/L、

 血中尿素窒素 ( BUN ) 11 mg/dL

処方A

 アムロジピン 口腔内崩壊錠 2.5 mg   1錠

 アロプリノール錠 100 mg       1錠

 1日1回 朝食後          14日分

 3ケ月後に受診した時には、血圧は 144/94 mmHg、血清尿酸は 8.0 mg/dL に低下していた。肝機能検査値に変動は認められなかったが患者より胃部不快感の訴えがあった。その結果、処方 A から処方 B と C に変更された。

処方B

 アムロジピン 口腔内崩壊錠 5 mg    1錠

 アロプリノール錠 100 mg       1錠

 ベンズブロマロン錠 25 mg      1錠

 1日1回 朝食後          14日分

処方C

 テプレノンカプセル 50 mg    3カプセル

 1日3回 毎食後         14日分

 

問240

この患者への服薬指導に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 1日の尿量が2 L以上になるように多めの水を飲むよう説明した。

 b アムロジピン口腔内崩壊錠は、口腔粘膜からの吸収を目的としているので、唾液で錠剤を崩壊後直ぐには飲み込まず、口腔内にしばらく滞留させるよう説明した。

 c グレープフルーツジュースは、アムロジピンの作用を著しく減弱させるので飲んではならないことを説明した。

 d 尿をアルカリ化する食品を摂るよう説明した。

   a  b  c  d

 1 正 誤 正 誤

 2 正 正 正 誤

 3 正 誤 誤 正

 4 誤 誤 正 正

 5 誤 正 誤 誤

 6 誤 正 誤 正


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