第95回薬剤師国家試験(平成22年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61

脂肪酸の構造式と栄養・生理機能の関係のうち、正しいものの組合せはどれか。

構造式 栄養・生理機能
a 網膜と脳神経の機能維持のために必要である。
b 摂取されたものはエネルギー源として利用される割合が大きい。
c 強い血小板凝集作用を有するエイコサノイドの前駆体である。
d 代謝されてアラキドン酸に変換され、生理括性を現す。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問62

脂質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 牛脂は、大豆油に比べて飽和脂肪酸含有量が多い。

 b 油脂は、主にグリセロールと脂肪酸に分解されて吸収される。

 c 牛乳脂肪の組成の特徴は、炭素数10以下の脂肪酸を含むことである。

 d 日本人は、n -6 系不飽和脂肪酸に比べて、n -3 系不飽和脂肪酸の摂取量が多い。

  1(a、b) 2(a、c) 13(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問63

ビタミンD3に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a エルゴカルシフェロールともいう。

 b 紫外線の作用により7-デヒドロコレステロールから生成する。

 c 生体内で2段階のメチル化を受けて活性型となる。

 d 活性型ビタミンD3は、小腸においてカルシウム結合タンパク質の合成を促進する。

 e 過剰症として、低カルシウム血症が知られている。

  1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(b、e) 5(c、e) 6(d、e)


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問64

下の表は、我が国における1人1日あたりの栄養素の摂取量の年次推移を示したものである。a、b、c、dに該当する栄養素の正しい組合せはどれか。

栄養素 1955年 1965年 1975年 1985年 1995年 2005年
a ( g )
b ( g )
c ( g )
食塩 ( g )
d ( mg )
411
20.3
69.7

338
384
36.0
71.3

465
337
52.0
80.0
13.5
550
298
56.9
79.0
12.1
553
280
59.9
81.5
13.2
585
267
53.9
71.1
11.0
539

           国民栄養調査及び国民健康・栄養調査(厚生労働省)

a b c d
1 タンパク質 脂質 炭水化物 カルシウム
2 炭水化物 タンパク質 カルシウム 脂質
3 脂質 炭水化物 タンパク質 カルシウム
4 タンパク質 カルシウム 炭水化物 脂質
5 炭水化物 脂質 タンパク質 カルシウム
6 脂質 炭水化物 カルシウム タンパク質


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問65

食品の変質によって生じる下記の物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

       

 a トリプトファンから生成する。

 b 生成には脱炭酸酵素が関与する。

 c 加熱調理で、容易に分解する。

 d アレルギー様食中毒の原因となる。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問66

我が国で食品添加物に指定されている酸化防止剤1〜5のうち、金属封鎖作用による酸化防止効果を期待して使用するものはどれか。

1 2
3
4 5


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問67

食品の褐変現象に関する記述の[  ]に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。

食品中のアミノ化合物とカルボニル化合物が非酵素的に反応して[ a ]を生成した後、数段階の反応を経て[ b ]が生成し食品は褐変する。この一連の過程は[ c ]とよばれる。

a b c
1 シッフ塩基 メラノイジン メイラード反応
2 シッフ塩基 メラトニン メイラード反応
3 シッフ塩基 メラノイジン ストレッカー分解
4 ペプチド結合 メラトニン メイラード反応
5 ペプチド結合 メラノイジン ストレッカー分解
6 ペプチド結合 メラトニン ストレッカー分解


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問68

特定保健用食品の許可表示例として、正しいものの組合せはどれか。

 a 鉄は、赤血球を作るのに必要な栄養素です。

 b 鉄の補給を必要とする貧血気味の人に適します。

 c カルシウム補給を効率よく行い、骨や歯を丈夫にする効果があります。

 d 日頃の運動と適切な量のカルシウムを含む健康的な食事は、若い女性が健全な骨の健康を維持し、歳をとってからの骨粗しょう症になるリスクを低減するかもしれません。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問69

下の図は、ある病因物質による国内の食中毒患者の年別 ( A ) 及び月別(平成16〜20年の平均) ( B ) の発生数を示したものである。この病因物質はどれか。

  

 1 腸炎ビブリオ

 2 サルモネラ属菌

 3 ボツリヌス菌

 4 ノロウイルス(小型球形ウイルス)

 5 動物性自然毒


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問70

アレルギーを引き起こす可能性があるため、食品の原材料として表示することが義務づけられているものの正しい組合せはどれか。

 a 米

 b 小麦

 c ジヤガイモ

 d ニンジン

 e 落花生

  1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(b、e) 5(c、d) 6(d、e)


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問71

マイコトキシンとそれに関連する毒性との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。

   マイコトキシン         毒性

 a アフラトキシンB1 ---------------- 肝癌

 b エルゴタミン ---------------------- 知覚障害

 c パツリン --------------------------- 腎障害

 d シトリニン ------------------------ 神経障害

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問72

化学物質による食品汚染に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 鉛は、ヘム合成を阻害して貧血を起こすことがある。

 b 魚介類や海藻に含まれる有機ヒ素化合物は、無機ヒ素より毒性が強い。

 c ジメチルニトロソアミンは、生体内でメチルカチオンに変換され、DNAと結合する。

 d 缶詰などのメッキ容器からのスズの溶出は、硝酸イオンが共存すると抑制される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問73

食品中の残留農薬の規制に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ネガティブリスト制による規制が行われている。

 b 農薬取締法に基づいて残留基準が設定されている。

 c 残留基準や暫定基準は、国内で使用が認められている農薬だけに設定されている。

 d 残留基準は、一日許容摂取量 ( ADI ) を超えないように設定されている。

 e 残留基準や暫定基準が設定されていない農薬については、食品中に0.01 ppm を超えて存在してはならないとされている。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


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問74

人ロピラミッドA〜Cに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

  

 a 合計特殊出生率が最も高いと考えられるのは、A である。

 b 粗死亡率が最も高いと考えられるのは、B である。

 c 老年化指数が最も高いのは、C である。

 d  A〜C は、いずれも将来の人口増加が予測される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問75

下図は性・年齢階級別にみた死因の構成割合を示したものである。a〜dに該当する死因の正しい組合せはどれか。

   

   厚生労働省:性・年齢階級別にみた主な死因の構成割合(平成19年)

 
a b c d
1 自殺 不慮の事故 肺炎 悪性新生物
2 不慮の事故 自殺 悪性新生物 肺炎
3 不慮の事故 自殺 肺炎 悪性新生物
4 悪性新生物 肺炎 不慮の事故 自殺
5 自殺 不慮の事故 悪性新生物 肺炎

          

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問76

無作為に抽出した5歳の健康な男児10,000人について、肥満との関係が疑われている、ある遺伝子を調べたところ、2,000人に変異が認められた。15年後に、この10,000人が肥満かどうかを調べ、以下の結果を得た。このとき、この遺伝子の変異は肥満になるリスクを何倍に高めるか。最も近い値を選べ。

               (単位:人)

遺伝子変異
あり なし
肥満 600 800 1,400
肥満でない 1,400 7,200 8,600
2,000 8,000 10,000

  1 1.5   2 2   3 3   4 4   5 5   6 10


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問77

ある疾患に対する検査項目のスクリーニング結果について、敏感度と特異度の正しい組合せはどれか。

              (単位:人)

検査結果 疾患
あり なし
陽性 24 96 120
陰性 16 864 880
40 960 1,000

(注) 敏感度:疾患のある人のうち、検査で正しく陽性と判定される割合

   特異度:疾患のない人のうち、検査で正しく陰性と判定される割合

敏感度 ( % ) 特異度 ( % )
1 60 90
2 90 60
3 60 10
4 10 60
5 40 90


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問78

母子感染に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a  B型肝炎ウイルスは、母乳を介して感染する。

 b ヒト免疫不全ウイルスは、産道感染することがある。

 c ウイルス以外の病原体は、経胎盤感染しない。

 d 淋菌は、産道感染することがある。

   a  b  c  d

 1 正 正 正 誤

 2 正 正 誤 正

 3 正 誤 誤 正

 4 誤 誤 正 正

 5 誤 正 誤 誤

 6 誤 誤 正 誤


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問79

メタボリックシンドロームに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 診断には腹囲の測定結果も利用される。

 b 内臓脂肪の過剰な蓄積が重要な要因と考えられている。

 c 高血糖や高血圧を伴うことはほとんどない。

 d インスリン感受性の増大を起こしやすい。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問80

労働衛生と職業性疾病に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a じん肺症及びじん肺合併症は、粉じんに暴露して起こる急性疾患である。

 b 過重労働によって著しく症状が増悪した脳血管疾患、心臓疾患、精神障害などの労災認定数が近年増加している。

 c VDT ( visual display terminal ) 作業は、眼精疲労、精神神経系疲労、頸肩腕症候群を引き起こす要因になる。

 d 有機溶剤の取扱作業者の健康管理については、特殊健康診断は義務づけられていない。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問81

肝臓におけるエタノールの代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a エタノールは、主として細胞質に存在するアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドに酸化される。

 b 小胞体膜に存在するシトクロム P450 2D6 ( CYP2D6 ) は、エタノールをアセトアルデヒドに酸化する。

 c アセトアルデヒドは、主としてミトコンドリアに存在するアルデヒド脱水素酵素によって酢酸に酸化される。

 d 日本人の4人に1人は、アルコール脱水素酵素の活性が低い。

 e 飲酒により悪酔いを起こす主な原因物質は、アセトアルデヒドである。

  1(a、b、d) 2(a、b、e) 3(a、c、e) 4(b、c、d) 5(c、d、e)


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問82

Ames 試験に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 発癌プロモーターのスクリーニング法である。

 b ヒスチジン要求性のネズミチフス菌を用いて、その復帰突然変異を検出する。

 c ラットの肝ホモジネートの 9,000×g 上清画分に補酵素を加えた S 9 mixは、被検物質を代謝的活性化するために用いられる。

   a  b  c

 1 正 誤 正

 2 正 正 誤

 3 誤 正 誤

 4 誤 正 正

 5 誤 誤 正

 6 正 誤 誤

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問83

発癌性化合物 a〜d のうち、主にシトクロム P450 1Aサブファミリー酵素 ( CYP 1A1 又は CYP 1A2 ) で代謝的活性化を受けるものの正しい組合せはどれか。

a  b 
c  d 

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問84

化学物質とその毒性発現における主な標的臓器・組織との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。

   化学物質     標的臓器・組織

 a アスベスト ---------- 肝臓

 b 硫化水素 ------------ 神経系

 c 四塩化炭素 --------- 肺

 d ベンゼン ----------- 血液・造血器系

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問85

生体内で生成する活性酸素種に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a スーパーオキシドジスムターゼは、スーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する。

 b グルタチオンペルオキシダーゼは、活性中心に亜鉛をもち、過酸化水素を水に変換する。

 c カタラーゼは、活性中心にヘム鉄をもち、過酸化水素を水と酸素に変換する。

 d 過酸化水素は、鉄 ( II ) イオン存在下、脱水素反応によりヒドロキシルラジカルに変換される。

 e スーパーオキシドアニオン、過酸化水素及びヒドロキシルラジカルのうち、ヒドロキシルラジカルだ最も高い細胞傷害性を示す。

  1(a、b、d) 2(a、b、e) 3(a、c、e) 4(b、c、d) 5(c、d、e)


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問86

内分泌かく乱作用が疑われる化学物質a〜dのうち、化審法(注)の第1種特定化学物質に指定されているものの、正しい組合せはどれか。

a  b 
c  d 

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

(注)「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の略称


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問87

急性中毒の原因物質とその解毒法との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。

   中毒原因物質        解毒法

 a タリウム ------------------- メチレンブルーの静注

 b モルヒネ ------------------- ナロキソンの静注

 c アニリン ------------------- プルシアンブルーの静注

 d メタノール ---------------- エタノールの静注

 e 鉛 --------------------------- エデト酸カルシウム二ナトリウムの静注

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問88

記述a〜eのすべてに該当する乱用薬物はどれか。

 a 薬物の使用を確認するために、尿中未変化体を検出対象とする。

 b ドラーゲンドルフ試薬による呈色反応だけでなく、シモン ( Simon ) 反応にも陽性である。

 c 中枢興奮作用と幻覚作用を示す。

 d 耐性が生じる。

 e 「麻薬及び向精神薬取締法」で麻薬に指定されている。

1 2
3 4
5


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問89

下の表は1975年から2005年までの薬物犯罪の法令別違反件数・人数の年次推移をまとめたものである。a、b、cに該当する法令の正しい組合せはどれか。

1975年 1980年 1985年 1990年 1995年 2000年 2005年
a

あへん法

b

c

件数
人数
件数
人数
件数
人数
件数
人数
268
232
158
140
971
909
13,590
8,422
241
158
269
264
1,745
1,433
33,808
20,200
168
138
449
443
1,597
1,273
36,115
23,344
331
240
113
111
2,091
1,620
20,095
15,267
572
334
229
172
2,314
1,555
23,731
17,364
498
252
122
97
1,815
1,224
26,227
19,156
1,252
606
33
13
2,951
2,063
20,273
13,549

             (警察庁、厚生労働省、海上保安庁の資料より抜粋)

a b c
1 麻薬及び向精神薬取締法 大麻取締法 覚せい剤取締法
2 大麻取締法 覚せい剤取締法 麻薬及び向精神薬取締法
3 覚せい剤取締法 麻薬及び向精神薬取締法 大麻取締法
4 麻薬及び向精神薬取締法 覚せい剤取締法 大麻取締法
5 大麻取締法 麻薬及び向精神薬取締法 覚せい剤取締法
6 覚せい剤取締法 大麻取締法 麻薬及び向精神薬取締法


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問90

図アとイは、電離放射線被曝における吸収線量と生体障害の関係を示したものである。放射線障害に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

   

 a 急性放射線障害は、すべて ア で表される。

 b 晩発性放射線障害は、すべて イ で表される。

 c 不妊は、ア で表される。

 d 白内障は、イ で表される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問91

海洋に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 地球上の水量のおよそ70%を占める。

 b 水の平均滞留時間は、河川よりも長い。

 c 大気中の二酸化炭素の吸収作用がある。

 d 陸地からの流入物質は希釈されるため、海洋汚染の原因とはならない。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問92

1997年に開催された気候変動枠組条約第3回締約国会議において合意された京都議定書の中で削減対象となった温室効果ガスとして、正しいものの組合せはどれか。

 a 一酸化二窒素(亜酸化窒素)

 b ジクロロメタン

 c メタン

 d 六フッ化硫黄

 e ハイドロクロロフルオロカーボン類

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、c、d) 5(b、d、e) 6(c、d、e)


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問93

水道水の原水に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ダム水は、水道水源として最も利用量が多い。

 b 伏流水は、細菌や藻類が産生するカビ臭が原因の着臭問題を起こすことが多い。

 c 湖沼水は、微生物が少ないので自浄作用が小さいため、一度汚染されるとその状態が続く。

 d 深井戸からの原水は、気象条件に影響されにくく、水量、水質ともに安定している。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問94

水の塩素消毒において、塩素消費量を与えるイオンとして、正しいものの組合せはどれか。

 a アンモニウムイオン ( NH4+ )

 b 鉄(II)イオン ( Fe2+ )

 c 鉄(III)イオン ( Fe3+ )

 d 亜硝酸イオン ( NO2- )

 e 硝酸イオン ( NO3- )

  1(a、b) 2(a、c) 3(b、d) 4(b、e) 5(c、d) 6(c、e)


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問95

活性汚泥法による下水処理に関する記述の[  ]に入れるべき語句の正しい組合せはどれか。

活性汚泥法による下水処理では一次処理で主に[ a ]を、二次処理で主に[ b ]を、さらに三次処理では[ c ]をそれぞれ除去する。

a b c
1 SS BOD 窒素、リン
2 SS 余剰汚泥 BOD
3 BOD SS 余剰汚泥
4 BOD 余剰汚泥 窒素、リン
5 窒素、リン BOD 余剰汚泥
6 窒素、リン SS BOD


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問96

自動車の排出ガスによる大気汚染に関する記述の[  ]に入れるべき汚染物質名の正しい組合せはどれか。

ガソリンエンジンの自動車が高速で走行すると、[ a ]の発生量が増加する。一方、低速で走行すると、不完全燃焼の結果、[ b ]や[ c ]が発生しやすくなる。大気中において[ a ]と[ b ]は二次汚染物質である[ d ]の主な原因物質となる。

a b c d
1 二酸化硫黄 一酸化窒素 炭化水素 浮遊粒子状物質
2 二酸化窒素 炭化水素 一酸化炭素 浮遊粒子状物質
3 二酸化硫黄 一酸化炭素 一酸化窒素 硫酸ミスト
4 二酸化窒素 一酸化炭素 炭化水素 硫酸ミスト
5 二酸化硫黄 一酸化窒素 一酸化炭素 光化学オキシダント
6 二酸化窒素 炭化水素 一酸化炭素 光化学オキシダント


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問97

大気汚染物質の測定法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 硫黄酸化物の測定に用いる溶液導電率法では、過マンガン酸カリウム溶液に試料空気を通じて、その導電率の上昇を測定する。

 b ザルツマン法では、二酸化窒素を一酸化窒素に還元する必要がある。

 c オキシダント濃度は、試料空気を中性ヨウ化カリウム溶液中に通じた際に生じるI2に由来する呈色物質 ( I3- ) の吸光度を測定して求める。

 d 一酸化炭素の連続自動測定には、非分散型赤外線吸収装置が用いられる。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問98

安静療法を行っている4人の患者が入院している病室がある。この病室中央部の天井1か所に排気ロがあり、機械換気が行われている。患者の呼気による二酸化炭素排出量を15 L / h /人、外気の二酸化炭素濃度を 0.03%、室内の二酸化炭素許容濃度を 0.1%とするとき、この病室の必要換気量 ( m3/h ) に最も近い値はどれか。

  1 1  2 2  3 5  4 10  5 100  6 200


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問99

感染性廃棄物に関するA、Bの問に対する答の正しい組合せはどれか。

A 感染性廃棄物の管理、取扱いについて、正しいものはどれか。

 ア 薬剤師は、感染性廃棄物の管理責任者になることができる。

 イ 血液が付着している廃棄物でも、健常人から採血した血液であれば感染性廃棄物には分類されない。

 ウ 施設内で滅菌消毒処理により感染因子を不活化しても、非感染性廃棄物として処理することはできない。

 

B 感染性廃棄物の運搬容器を識別できるように、表示することが推奨されているマークはどれか。(本問では黒色の単色表示としてある)

 

   A B

 1 ア 力

 2 ア キ

 3 イ キ

 4 イ ク

 5 ウ 力

 6 ウ ク


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問100

ダイオキシン類対策特別措置法に定められている化学物質に関する記述として、正しいものの組合せはどれか。

 a ダイオキシン類は、催奇形性を示すが、発癌性は示さない。

 b ゴミ焼却施設では、ダイオキシン類の発生を抑制するために燃焼温度を700℃以下に保っている。

 c ダイオキシン類の毒性を評価するために、毒性等価係数 ( TEF ) が用いられる。

 d ダイオキシン類は、高分解能ガスクロマトグラフ/質量分析計で測定される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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