骨粗しょう症とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 原発性と続発性に分類され、原発性の発症頻度が高い。
b 閉経後は骨吸収の相対的な低下により、骨量の減少をきたす。
c 選択的エストロゲン受容体モジュレーターは、静脈血栓塞栓症のリスクを増大させる。
d 副腎皮質ステロイド性薬は、ステロイドホルモン受容体を介して発症を抑制する。
e ビスホスホネート製剤は、骨形成を促進する。
a b c d e
1 正 正 誤 正 正
2 正 誤 正 誤 誤
3 正 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 誤 正
6 誤 正 誤 正 誤
乳癌とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a リツキシマブは、HER2 (human epidermal growth factor receptor type2) が過剰発現している転移性乳癌に用いられる。
b リュープロレリン酢酸塩は、閉経後乳癌に適応がある。
c アナストロゾールは、アロマターゼ阻害作用により、閉経後乳癌の治療に用いられる。
d タモキシフェンクエン酸塩は、子宮体癌のリスクを増大させる。
e パミドロン酸二ナトリウム水和物は、骨転移をきたした場合に用いられる。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
真菌感染症とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 深在性真菌症には、アスペルギルス症、クリプトコッカス症がある。
b 白癬菌は、皮膚糸状菌の一種である。
c 抗悪性腫瘍薬の投与により発症することがある。
d フルシトシンは、真菌細胞内で5-フルオロウラシルに変換される。
e ミカファンギンナトリウムは、スクアレンエポキシダーゼを阻害する。
a b c d e
1 誤 誤 誤 誤 正
2 誤 正 誤 正 誤
3 誤 誤 正 誤 誤
4 正 誤 誤 正 正
5 正 正 正 誤 正
6 正 正 正 正 誤
70歳男性。1年前、交通事故により痙れん発作を起こすようになり、薬が処方され、発作は消失した。半年前より血圧が160/82 mmHg前後で、本態性高血圧症と診断され、降圧薬が処方された。現在、血圧は140/70 mmHgと安定している。最近、入れ歯があわなくなり歯科医を受診したところ、歯ぐきの腫れが認められたため、薬の副作用を疑い、かかりつけ薬局への相談を勧められた。
現在、服用中の薬物は、下記のとおりである。副作用の原因と考えられる薬物の正しいものの組合せはどれか。
脳外科より
a フェノバルビタール b フェニトイン
内科より
c ニフェジピン d カンデサルタン シレキセチル
薬局より
e ファモチジン
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
42歳会社員。6ヶ月前、課長に昇進したが、その後しばらくして元気をなくす。朝早く目覚めるが、なかなか離床できない。家でも会社でもふさぎこんでいる。会社も休みがちである。
この患者の治療薬として正しいものの組合せはどれか。
a ガバペンチン
b アザセトロン塩酸塩
c フルボキサミンマレイン酸塩
d タンドスピロンクエン酸塩
e カベルゴリン
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
38歳女性。食欲不振を訴え、8ヶ月前から消化性潰瘍治療薬が投与され、3ヶ月前から乳汁漏出がみられるようになった。身長160 cm、体重45 kg。血液生化学検査値:甲状腺刺激ホルモン 1.0 μU/mL (基準値 0.34-3.5 μU/mL)、遊離サイロキシン 0.2 ng/dL (基準値 0.7-1.7 ng/dL)、黄体形成ホルモン 4.0 mIU/mL (基準値 1-50 mIU/mL )、卵胞刺激ホルモン10.5 mIU/mL (基準値 4-23 mIU/mL)、プロラクチン 85.5 ng/mL (基準値 1.5-15 ng/mL) であった。尿妊娠反応陰性。薬剤性の副作用が疑われ、投与を中止したところ症状が改善した。
消化性潰瘍治療に用いられた薬はどれか。
1 オメプラゾール
2 プログルミド
3 スルピリド
4 ピレンゼピン塩酸塩水和物
5 スクラルファート水和物
関節リウマチとその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 加齢による関節軟骨の退行性変化が主な原因である。
b 手足の関節の変形が特徴的で、関節外症状は認められない。
c インフリキシマブは、中等度から重度の活動期にある患者に用いられる。
d 非ステロイド性抗炎症薬は、疼痛の軽減に用いられる。
e 疾患修飾性抗リウマチ薬 (DMARDs) は、副作用が強いため、早期からの投与は推奨されない。
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
免疫関連疾患とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 全身性エリテマトーデス (SLE) は、20-30歳代の男性に多く発症する。
b SLEの重症例では、副腎皮質ステロイド性薬の短期大量静注療法 (パルス療法) が用いられる。
c ヒト免疫不全ウイルス (HIV) 感染により、ヘルパーT (CD4) 細胞が増殖し、免疫不全が進行する。
d 後天性免疫不全症候群 (AIDS) の原因ウイルスであるHIVは、レトロウイルス科に属するRNAウイルスである。
e AIDSの治療には、複数の逆転写酵素阻害薬とプロテアーゼ阻害薬を組合せた多剤併用療法がある。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
肺結核とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 感染経路は飛沫感染であり、感染者の過半数が発病する。
b 治療の基本は、抗結核菌薬の多剤併用療法を、6ヶ月以上実施することである。
c リファンピシンは、シトクロムP450を阻害するので、ボリコナゾールの作用を増強する。
d エタンブトール塩酸塩は、視力障害を起こすことがあるので、定期的に視力検査を行う必要がある。
e 我が国では、自然感染を受けていない若年者が多く、集団感染が起こりやすい状況にある。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
肝臓疾患とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 肝細胞癌の発症は、肝炎ウイルスと関連があり、C型肝炎ウイルスよりB型肝炎ウイルスの関与の方が大である。
b 肝細胞癌の腫瘍マーカーには、α-フェトプロテイン (AFP) とPIVKA-II (protein induced by vitamin K absence or antagonist-II) がある。
c 肝細胞癌の経皮的治療法には、エタノール注入療法がある。
d 肝硬変では、血液凝固因子の低下による出血傾向が認められる。
e 肝性脳症の治療は、分岐鎖アミノ酸 (BCAA) 輸液によるアミノ酸代謝の是正とアンモニアなどの中毒物質の除去である。
a b c d e
1 正 正 正 誤 誤
2 正 誤 誤 正 誤
3 誤 正 正 正 正
4 誤 正 誤 誤 正
5 誤 誤 正 正 正
眼疾患とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 白内障の視力低下は、徐々に進行する。
b 流行性角結膜炎は、主として細菌による感染症である。
c 高血圧の合併症に、眼底出血がある。
d 炭酸脱水酵素阻害薬は、房水産生を抑制し、眼圧を低下させる。
e ジピベフリン塩酸塩点眼薬は、原発閉塞隅角緑内障の治療に用いられる。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
脳梗塞とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 一過性脳虚血は、閉塞部位が内頸動脈系あるいは椎骨動脈系でも同一の発作症状を呈する。
b アテローム血栓性脳梗塞は、細い穿通枝動脈が閉塞し発症する。
c ラクナ脳梗塞は、意識障害や高次脳機能障害を伴わない。
c 心原性脳塞栓の主要な基礎疾患として、心房細動がある。
d 脳梗塞急性期の治療薬の選択は、発症後から投与開始までの時間により異なる。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
クッシング症候群に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 糖質コルチコイドの慢性的な過剰分泌又は投与によって発症する。
b 副腎皮質腺腫や下垂体腫瘍が原因となる。
c 少量投与によるデキサメタゾン抑制試験では、陰性を示す。
d 皮膚の増殖に伴い赤紫色の皮膚線条が出現する。
e 成人男性に多く、アンドロゲンの分泌過剰による多毛症を併発する。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
45歳、男性、会社員。元来健康であったが、数年前から労作時に息切れ、動悸を覚えるようになった。数日前から風邪様症状が出現し、夜間咳嗽、喀痰とともに起坐呼吸の状態となった。
身体所見 : 身長172cm、体重69 kg、血圧105/6 mmHg、脈拍108/分 (不整)、頸静脈怒張、収縮期雑音、下肢の浮腫著明。
検査所見 : BNP (脳性ナトリウム利尿ペプチド) 100 fmol/mL(基準値 4.9 fmol/mL 以下)。
胸部X線写真 : 心胸郭比 (CTR) 71.5 %、心電図:心房細動と左室肥大。
この疾患に用いられる治療薬として正しいものの組合せはどれか。
a エナラプリルマレイン酸塩
b フロセミド
c カルペリチド(α型ヒト心房性ナトリウム利尿ポリペプチド)
d リドカイン
e コデインリン酸塩水和物
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
50歳男性。5年前に職場の検診で尿糖を指摘されたが放置してきた。3日前から足のむくみに気づき来院した。現在、薬物治療を受けていない。
身体所見: 身長177 cm、体重80 kg、下肢に浮腫を認める。脈拍68/分、血圧188/90 mmHg。
尿検査: タンパク (2+)、糖 (2+)、ケトン体 (-)。
血液生化学検査: 空腹時血糖 200 mg/dL、尿素窒素 (BUN) 27 mg/dL、クレアチニン 1.4 mg/dL、総コレステロール 277 mg/dL、トリグリセリド 250 mg/dL、Na 144 mEq/L、K 3.8 mEq/L、Cl 108 mEq/L。
この患者の治療薬として正しいものの組合せはどれか。
a メトプロロール酒石酸塩
b トルブタミド
c トリクロルメチアジド
d シンバスタチン
e カプトプリル
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
65歳男性。20歳頃より1日20〜40本の喫煙歴があり、現在は1日20本喫煙している。また、前立腺肥大症による排尿障害のため、泌尿器科で治療を受けている。数年前より咳を自覚していたが、最近歩行時の息切れ及び膿性喀痰が出現するようになり、来院した。
初診時所見は血圧 130/74 mmHg、脈拍90/分。聴診では呼吸音の減弱及び湿性ラ音、呼気の延長が見られた。来院時の胸部X線では肺野の透過性の亢進、横隔膜低位、滴状の心陰影が見られた。胸部CT検査では肺内に広範な低吸収域が存在した。また、呼吸機能検査では、1秒率45 %であった。血液生化学検査では尿素窒素 20 mg/dL、尿酸 9.0 mg/dL、クレアチニン 0.9 mg/dLであった。
問196
この患者に用いるべき薬物として正しいものの組合せはどれか。
a チオトロピウム臭化物水和物
b ケトチフェンフマル酸塩
c サルメテロールキシナホ酸塩
d テオフィリン
e アンピシリン
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
この患者は薬物治療により症状が改善していたが、その後足の母趾関節が赤く腫れあがり、疼痛を伴ったため、医師により高尿酸血症改善のための薬が処方された。1週間後、患者は頭痛、悪心、嘔吐を繰り返し、時に痙れんも見られたため、問196で使用した薬物との相互作用が疑われた。
次のうち、相互作用を起こしたと考えられる処方薬はどれか。
1 プロベネシド
2 コルヒチン
3 アロプリノール
4 ベンズブロマロン
5 ブコローム
60歳 (女性) の糖尿病患者の処方である。
1)グリクラジド 40 mg 2錠
シロスタゾール 100 mg 2錠
2)ボグリポース 0.2 mg 3錠
次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a グリクラジドは、膵β細胞を刺激して内因性インスリンの分泌を促進し、血糖値を下げる。
b シロスタゾールは、血栓溶解薬であり、微小循環を改善する。
c ボグリボースは、食後過血糖改善薬である。
d 一般に、処方1) の薬は1日2回、朝夕食前又は食後に服用する。
e 一般に、処方2) の薬は1日3回、毎食後に服用する。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
甲状腺機能低下症に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 甲状腺ホルモンの作用は、主としてT3であり、血中半減期がT4に比べて短く調節性に富むため、通常T3が用いられる。
b 女性に多く見られ、嗄声を生じることがある。
c 高齢者に対してレボチロキシンナトリウム水和物を投与するときは、維持量より投与してもよい。
d 副腎皮質不全を合併する患者では、最初に副腎皮質ホルモンを投与し、その後、甲状腺ホルモンを投与する。
e 高齢者において、精神鈍麻、記憶や思考力の低下がみられたら、本症も疑う必要がある。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
妊婦に投与する薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 切迫流産防止のために、ミソプロストールが用いられる。
b 高血圧に対しては、カプトプリルが用いられる。
c 乾燥弱毒生麻しんワクチンの接種は、禁忌である。
d コルヒチンは、催奇形性があるため投与禁忌である。
e グリベンクラミドは、糖尿病の妊婦に対して投与禁忌である。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
アトピー性皮膚炎とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 新生児期から乳児期にかけては、顔面から頭部に湿潤性の湿疹として出現する。
b 成人期では苔癬化がみられ、顔面、頸部、前胸部に浮腫性の紅斑が認められる。
c かゆみはほとんどなく、四肢に出現する場合には関節の伸展部に出現しやすい。
d 発症初期より強力な外用副腎皮質ステロイド製剤を用いて治療する。
e 乳幼児期では食物が原因となり、成長するにつれてダニやハウスダストが原因となることが多い。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
32才男性。健康診断で血圧 178/104 mmHgにより受診する。自覚症状として軽い頭痛のみ。
身体所見:身長172 cm、体重64 kg、血圧 174/100 mmHg、心拍数92/分。
心電図:左心室肥大。
腹部CT:左副腎に5 cmの腫瘤を認める。尿中ノルアドレナリン 683 μg/日(基準値 120 μg/日以下)、尿中アドレナリン 78 μg/日(基準値 15μg/日以下)。
この患者に用いられる治療薬として、単独使用が禁忌な薬物はどれか。
1 アムロジピンベシル酸塩 2 ドキサゾシンメシル酸塩
3 アテノロール 4 エナラプリルマレイン酸塩
5 バルサルタン 6 すべて使用可能
急性心筋梗塞に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 高齢者や糖尿病患者では胸痛が生じないことがある。
b 発症後にクレアチンキナーゼ (CK) やアラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT) が上昇する。
c 動脈硬化をもとに、血栓を生じて冠動脈を閉塞することにより発症する。
d 急性期には心室性の不整脈が生じやすく、適切な対処が必要である。
e 血中の心筋トロポニンの上昇はみられない。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
鉄欠乏性貧血に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 経口鉄製剤は、主として胃から吸収される。
b ヘモグロビン合成に利用される鉄の大部分は、老化して崩壊した赤血球由来である。
c 貧血は、小球性低色素性貧血のパターンをとる。
d 徐々に進行することが多く、高度の貧血でも症状が出現しにくい。
e 成人に本症が見られた場合、他の疾患の併発を検討しなければならない。
a b c d e
1 正 正 誤 正 誤
2 誤 正 正 正 正
3 誤 誤 正 正 正
4 正 誤 正 誤 誤
5 正 誤 誤 正 誤
6 誤 正 正 誤 誤
慢性骨髄性白血病とその治療に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 多能性造血幹細胞の異常が原因であり、この系統の細胞の腫瘍性増殖である。
b 長期間無症状で過ごし、健康診断で発見されることが多い。
c フィラデルフィア染色体は、9番染色体と22番染色体の相互転座による。
d インターフェロンアルファが有効である。
e 急性白血病に転化することはまれである。
a b c d e
1 誤 正 誤 誤 正
2 正 正 正 正 誤
3 誤 誤 正 正 誤
4 正 誤 誤 誤 正
5 正 誤 誤 正 誤
6 誤 正 正 誤 正
血友病に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 血友病Aは第VIII因子、血友病Bは第IX因子の異常で、それぞれの因子の遺伝子はY染色体上にある。
b 家族歴を持っていない患者では、次世代以降への遺伝はない。
c プロトロンビン時間 (PT) は正常である。
d 関節内出血がよくみられ、関節の腫脹、疼痛、運動制限が現れる。
e 血小板は減少する。
a b c d e
1 正 正 誤 正 誤
2 誤 正 正 誤 誤
3 誤 誤 誤 正 正
4 正 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正 誤
6 正 正 誤 誤 正
ネフローゼ症候群に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a タンパク尿 (3.5 g/日以上) と低タンパク血症 (血清総タンパク質量 6.0 g/dL 以下、血清アルブミン量 3.0 g/dL 以下) が診断の必須条件である。
b 低アルブミン血症により膠質浸透圧が低下するため、浮腫が生じる。
c 微小変化型群には、副腎皮質ステロイド性薬が有効である。
d 肝臓での脂質合成が低下するため、血清総コレステロールは低値を示す。
e 初期治療は免疫抑制薬から開始し、副腎皮質ステロイド性薬の使用は控える。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
ワルファリンカリウムを用いた治療法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 効果判定には、プロトロンビン時間 (PT) の国際正規化比 (INR) が用いられる。
b 胎盤を通過しないため、妊婦にも使用できる。
c 抗凝固作用は、ビタミンKにより阻害される。
d 腎排泄型であるため、腎尿細管分泌部位におけるプロベネシドとの相互作用により、全身クリアランスが減少することがある。
e 内因性凝固因子であるプロテインCの合成も阻害する。
a b c d e
1 正 誤 正 誤 正
2 誤 正 誤 誤 正
3 正 正 誤 正 誤
4 誤 誤 正 正 正
5 誤 誤 正 正 誤
6 正 正 正 誤 正
血液検査値及び尿検査値に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 血清クレアチンホスホキナーゼ (CPK) や乳酸脱水素酵素 (LDH) には、アイソザイムが存在する。
b 新生児期には、血中ビリルビン値の上昇がみられる。
c 気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患では、血中好酸球が増加する。
d 尿タンパクの検査には、早朝一番尿がよい。
e IgA腎症では、尿潜血が陽性で、赤血球円柱を認めることが多い。
a b c d e
1 誤 誤 正 誤 誤
2 誤 正 誤 誤 正
3 正 正 誤 正 誤
4 誤 誤 正 正 誤
5 正 正 正 正 正
6 正 誤 誤 誤 正
パーキンソン病とその治療に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 薬剤性パーキンソニズムは、緩徐に進行し運動症状に左右差があることが特徴である。
b 振戦、筋固縮、無動及び姿勢反射障害が、特徴的な運動症状である。
c ドパミン作動性神経細胞の変性・脱落の機序として、ドパミンの自動酸化や酸化ストレスがある。
d 線条体における神経細胞体の変性とレビー小体の出現が、特徴的な病理所見である。
e 高齢者と認知症合併者では、一般的にドパミン受容体刺激薬で治療を開始する。
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
医薬品の名称に関する記述について、次の文中の[ ]に入れるべき医薬品の正しい組合せはどれか。
医薬品関連の医療過誤では、販売名の類似に起因した事例が報告されている。実際に類似した名称の見間違いにより事故が発生した組合せとして、血糖降下薬の[ a ]とアドレナリンα、β受容体遮断薬の[ b ]、筋弛緩薬の[ c ]と副腎皮質ステロイド性薬の[ d ]がある。
|
|
a |
b |
c |
d |
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1 |
アルマール錠 |
アマリール錠 |
サクシン注射液 |
サクシゾン注射用 |
|
2 |
アマリール錠 |
アルマール錠 |
サクシゾン注射用 |
サクシン注射液 |
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3 |
アルマール錠 |
アマリール錠 |
サクシゾン注射用 |
サクシン注射液 |
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4 |
アマリール錠 |
アルマール錠 |
サクシン注射液 |
サクシゾン注射用 |
(注)アルマール錠 : アロチノロール塩酸塩錠の販売名 (商品名) の1つ
アマリール錠 : グリメピリド錠の販売名 (商品名) の1つ
サクシン注射液 : スキサメトニウム塩化物水和物注射液の販売名 (商品名) の1つ
サクシゾン注射用 : ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウム注射用の販売名 (商品名) の1つ
病院における医薬品の安全管理に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 医薬品の安全管理のための体制を確保するために、病院長が医薬品安全管理責任者を兼務した。
b 安全管理委員会におりて協議した上で医薬品業務手順書を作成し、その後も必要に応じて見直した。
c 医薬品業務手順書には、医薬品の購入や他施設との連携に関する事項を含めなかった。
d 医薬品安全管理責任者は、職員が医薬品業務手順書に従って業務を行っているかを定期的に確認して記録した。
e 全職員を対象とした医薬品安全使用研修会を開催し、研修項目とともに出席者の氏名も記録した。
a b c d e
1 誤 正 誤 正 正
2 正 誤 正 誤 誤
3 誤 誤 正 正 誤
4 正 誤 正 正 正
5 誤 正 誤 誤 誤
6 正 正 誤 誤 正
調剤過誤及び事故に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 処方された医薬品とは異なる薬を誤って患者に交付したので、正しいものを患者宅まで届けた。
b 複数の規格がある医薬品の取り間違いを防ぐために、規格を調剤棚に明示した。
c 薬剤師の説明が間違っていたため患者に健康被害が生じたが、交付した薬は正しかったので調剤過誤とは考えなかった。
d 調剤に関連して患者に健康被害が生じたが、薬剤師には過失がなかったので調剤事故として取扱わなかった。
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d)6(c、d)
院内感染に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 薬剤師は、消毒薬や抗菌薬の適正使用、輸液や注射液の無菌調製、針刺し事故発生時の対応を通じて、院内感染を回避する役割を担う。
b 標準予防策 (スタンダードプレコーション) は、感染を有する患者に接するときだけ実施する院内感染予防の基本的な方策である。
c 病院の管理者に作成が義務付けられている院内感染対策のための指針は、院内感染対策委員会で協議して策定・変更される。
d 感染制御チーム (ICT) には、実働的な役割として、院内感染の状況把握とそれに対する迅速な対応が求められる。
e 入院する前から既に感染しており、入院後に発症した感染症も院内感染とみなされる。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
医薬品開発における臨床薬物動態試験に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 母集団薬物動態試験法は、1人の患者の体内動態パラメータから、母集団における体内動態パラメータを推定する方法である。
b 生物学的同等性試験は、経口投与される後発医薬品 (ジェネリック医薬品) の承認申請のために実施される。
c 臨床薬物動態試験を実施する目的の1つは、得られた結果を医薬品の有効性と安全性の解析と評価に応用し、医薬品開発を効率化することにある。
d 臨床薬物動態試験は、臨床薬理試験 (第 I 相試験) の段階以外に承認申請段階や市販後も必要に応じて実施される。
e ブリッジング試験は、外国で既に承認されている医薬品の臨床データを外挿して国内で承認申請するために、国内で新たに実施される補完的試験のことである。
a b c d e
1 正 正 誤 正 正
2 正 誤 正 誤 正
3 誤 正 正 誤 誤
4 誤 誤 誤 正 誤
5 誤 正 正 正 正
医薬品の臨床試験に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a プラセボを投与する対照群との比較試験は、科学的見地からは望ましいが倫理的問題が生じるため行わない。
b 代替エンドポイント (surrogate endpoint) は、臨床研究における指標のうち、より正確で本質的な変化を検出できるものをいう。
c 中間解析では、試験している治療法の優位性や同等性を評価して試験継続の可否が判断される。
d 非劣性試験は、対照の治療法と比較して検討する治療法の有効性・安全性が少なくとも同等であることを調べるものである。
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)
注射薬の用法・用量の制限に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 慢性肝疾患の患者に強力ネオミノファーゲンシー静注 (注) を、症状に応じて1日100 mLまで増量した。
b 急性循環不全の患者にドパミン塩酸塩を、症状に応じて1分あたり20 mg/kgまで増量した。
c 電解質補正の必要な患者に塩化カリウムを、1時問あたり20 mEqを越えないように投与した。
d メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 (MRSA) 感染症の患者に、バンコマイシン塩酸塩を15分かけて投与した。
e 虚血性脳血管障害の急性期患者にアルテプラーゼを、総量の10 %は急速投与 (1〜2分間) した後、残りを1時間かけて投与した。
(注) グリチルリチン酸モノアンモニウム 2.65 mg/mL (グリチルリチン酸として2 mg/mL)、グリシン 2 mg/mL 及び L-システイン塩酸塩 1 mg/mL の配合剤の販売名 (商品名) の1つ。
a b c d e
1 誤 正 誤 正 誤
2 正 誤 正 誤 正
3 正 誤 誤 正 正
4 誤 誤 正 正 誤
5 正 正 正 誤 誤
次の内容の処方せんを薬局に持参した患者 (47歳、男性) から、痛風と高リン血症を伴う慢性腎不全であるとの情報が得られた。それを踏まえた疑義照会に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
処方1
フロセミド錠 40 mg 1錠
1日1回 朝食後 30日分
処方2
テモカプリル塩酸塩錠 2 mg 2錠
アロプリノール錠 50 mg 2錠
1日2回 朝夕食後 30日分
処方3
沈降炭酸カルシウム錠 500 mg 6錠
1日3回 朝昼 夕食前 30日分
a フロセミド錠は、夜間の体内水分貯留の改善を目的として使用するため、疑義照会して就寝前の服用に変更を依頼する。
b テモカプリル塩酸塩錠は、1日1回服用の薬物であるため、疑義照会して用法・用量について確認する。
c アロプリノール錠は、腎機能低下に伴って再生不良性貧血や肝障害などの重篤な副作用を発現しやすくなるため、疑義照会して血清クレアチニン値を確認する。
d 沈降炭酸カルシウム錠は、食物中に含まれるリンを吸着し腸管からの吸収を抑える目的で使用するため、疑義照会して朝昼夕食直後の服用に変更を依頼する。
a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 誤 正 誤
3 誤 誤 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 正 正 正
6 正 誤 正 誤
適応症により投与期間の制限が異なる内服薬として、正しいものの組合せはどれか。
a オメプラゾール
b メトトレキサート
c ロキソプロフェンナトリウム水和物
d アテノロール
e フルニトラゼパム
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
癌化学療法施行時の有害反応の予防に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ゲムシタビン塩酸塩注射液による好中球減少症を予防するために、レノグラスチムが同時に使用される。
b パクリタキセル注射液による重篤な過敏症を回避するために、デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液、ジフェンヒドラミン塩酸塩錠及びラニチジン塩酸塩注射液が使用される。
c フルオロウラシル注射液による口内炎を予防するために、ロキソプロフェンナトリウム水和物錠が使用される。
d シスプラチン注射液による嘔吐を予防するために、グラニセトロン塩酸塩錠が使用される。
e イホスファミドによる出血性膀胱炎を回避するために、メスナ注射液が使用される。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
60歳男性、気管支ぜん息の患者。2年前から処方Aの薬剤が投与されていた。今回、眼科で緑内障と診断され、新たに処方Bの薬剤が処方された。それぞれの処方医に対して疑義照会すべき内容に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
処方A
テオフィリン徐放錠 (200 mg) 2錠
1日2回 朝食後・就寝前 28日分
プレドニゾロン錠 (5 mg) 2錠
1日1回 朝食後 28日分
処方B
チモロールマレイン酸塩点眼液 (0.25 %、5 mL) 1本
両眼 1日2回
a 処方Bの処方医に対して、気管支ぜん息の患者に禁忌であるチモロールマレイン酸塩点眼液が処方されている旨を照会した。
b 処方Aの処方医に対して、緑内障の患者に原則として禁忌であるテオフィリン徐放錠が処方されている旨を照会した。
c 処方Aの処方医に対して、緑内障の患者に原則として禁忌であるプレドニゾロン錠が処方されている旨を照会した。
a b c
1 正 正 誤
2 正 誤 正
3 誤 正 正
4 正 誤 誤
5 誤 正 誤
6 誤 誤 正
処方鑑査及び疑義照会に関する記述の正誤のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 注射薬処方せんに記載される投与経路や投与速度については、処方鑑査は不要である。
b 処方せん中の疑わしい点には、形式的な疑義と薬学的な疑義がある。
c 疑わしい点について、回避方法や代替薬が提案できるように添付文書やその他の医薬品情報を確認してから疑義照会した。
d 疑義照会したが処方内容に変更がなかったので、医師からの回答内容を処方せんに記入しなかった。
e 処方医が不在だったため、同僚の医師に疑義照会をした後に調剤した。
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
腎障害又は腎不全の患者に対して禁忌であると添付文書に記載されている薬物として正しいものの組合せはどれか。
a アセタゾラミド
b エリスロマイシン
c ベザフィブラート
d メトトレキサート
e オセルタミビルリン酸塩
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4 (b、d、e) 5(c、d、e)
錠剤の分割又は粉砕に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 錠剤を半錠に分割すると、医薬品の含量の正確性が失われる可能性がある。
b 処方せんに錠剤の粉砕が指示されている場合、散剤や液剤など他の剤形が入手可能であれば、薬剤師の判断で変更してもよい。
c 錠剤の粉砕の可否は、製剤学的特徴を確認した上で判断しなければならない。
d 向精神薬の粉砕は、麻薬及び向精神薬取締法により禁止されている。
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c)5(b、d) 6(c、d)
次の処方を調剤する際、各々の医薬品の秤取量 (g) について、正しい組合せはどれか。
処方
フェニトイン散10 % 200 mg (主薬量として)
カルバマゼピン細粒50 % 600 mg (主薬量として)
1日3回 毎食後 30日分
|
|
フェニトイン散10% (g) |
カルバマゼピン細粒50 % (g) |
|
1 |
6 |
18 |
|
2 |
6 |
36 |
|
3 |
18 |
54 |
|
4 |
60 |
36 |
|
5 |
180 |
108 |
次の処方に基づいて水剤の調剤を行った。ただし、それぞれの薬用量は適正であり、配合変化はないものとする。
処方
A サルブタモール硫酸塩 4.4 mg
B ブロムヘキシン塩酸塩 10.0 mg
C チペピジンヒベンズ酸塩 50.0 mg
D 単シロップ 適量
1日3回 毎食後 3日分
処方中のA、B 及び Cは、それぞれ 0.04 %、0.2 %及び 0.5 %のシロップ剤である。これらを処方どおりに秤取して、1回服用量が10 mLになるようにDを加えた。
秤量したDの容量 (mL) として最も近い値はどれか。
1 11 2 12 3 26 4 33 5 64
注射薬及び輸液の調剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ブドウ糖輸液とアミノ酸輸液の混合により、メイラード反応が起こり着色する場合がある。
b 糖質製剤は、ブドウ糖のみを含有する注射液であり、高カロリー輸液を含まない。
c 高力ロリー輸液療法時には、乳酸アシドーシスを防止するためビタミンB1を併用する。
d 脳症を伴う肝不全には、Fischer比を低くしたアミノ酸製剤を使用する。
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)
注射剤の配合変化に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a カンレノ酸カリウム注射用は、酸性注射液との配合により沈殿を生じることがある。
b ドパミン塩酸塩注射液は、酸性注射液との配合により酸化分解を起こして着色することがある。
c アンピシリンナトリウム注射用は、5 %ブドウ糖液に溶解すると分解することがある。
d アムホテリシンB注射用は、生理食塩液等の電解質溶液に溶解すると沈殿を生じることがある。
e ナファモスタットメシル酸塩注射用は、5 %ブドウ糖液に溶解すると白濁することがある。
a b c d e
1 正 正 正 誤 誤
2 正 誤 誤 正 正
3 誤 正 正 誤 正
4 誤 正 誤 誤 誤
5 正 誤 正 正 誤
6 誤 誤 誤 正 正
抗悪性腫瘍薬の調製に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a レジメンとは、使用する抗悪性腫瘍薬並びに併用薬の投与量、投与速度、投与日数及び投与順序を定めた投与計画をいう。
b 調製時には、専用の着衣 (ディスポーザブル)、フィルターマスク、ゴーグル、キャップ及び手袋を着用する。
c 抗悪性腫瘍薬の混合調製には、作業環境として水平気流型クリーンベンチを.使用する。
d 凍結乾燥製品を溶解する際には、バイアル内を陽圧にして操作する。
e 廃棄物は、薬液により周囲を汚染しないように口の閉まるビニール袋に入れて保管・廃棄する。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
カルバマゼピンを服用中の男児 (12歳) の保護者より、服用開始後12日目から発熱 (38℃以上)、眼の充血、口唇の腫れ、全身性の紅斑が出現したとの連絡があり、スティーブンス・ジョンソン症候群 (SJS) が疑われた。
SJSとその対処に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a SJSは、中毒性表皮壊死症 (toxic epidermal necrolysis, TEN) ともよばれる。
b 主治医に連絡後、保護者にカルバマゼピンの服用を直ちに中止するよう指示する。
c SJSはアレルギー性の皮膚反応によるものであるため、ヒスタミンH2受容体遮断薬が有効である。
d 眼表面の炎症を抑えるため、副腎皮質ステロイド性薬が有効である。
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)
妊婦に対する薬物投与と服薬説明に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 妊娠中の服薬による胎児への危険性に関しては、各国で基準の異なるカテゴリー分類が存在する。
b 服薬による先天性異常発現の危険性については、服薬によりその割合がどの程度高くなるかを具体的に説明することが望ましい。
c 添付文書に「妊娠中の投与に関する安全性は確立していない」と記されている薬物は、投与してはならない。
d プロスタグランジンE1誘導体のゲメプロスト膣坐剤は、母体保護法指定医師のみが投与できる薬剤であり、生児の分娩誘発には使用しない。
e 薬物治療を受けている女性が妊娠を望む場合には、受精や胎児への影響を考慮して服薬を必ず中止するように説明する。
a b c d e
1 誤 正 誤 誤 誤
2 正 正 正 誤 誤
3 誤 誤 正 正 正
4 正 誤 誤 正 正
5 誤 誤 正 誤 正
6 正 正 誤 正 誤
これまでに緊急安全性情報が出された医薬品と、問題となった副作用の正しい組合せはどれか。
<医薬品>
a ジクロフェナクナトリウム b ゲフィチニブ
c ペンズブロマロン d チクロピジン塩酸塩
<副作用>
ア 血栓性血小板減少性紫斑病 (TTP)
イ 急性肺障害、間質性肺炎
ウ 痙れん意識障害
エ インフルエンザ脳炎・脳症の重症化
オ 劇症肝炎
a b c d
1 ア ウ オ ウ
2 ア イ イ ウ
3 ア ウ オ ア
4 エ イ オ ア
5 エ イ イ ウ
6 エ ウ イ ア
医薬品情報の収集と提供に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 医薬品インタビューフォームは、医薬品医療機器総合機構が作成及び提供している資料である。
b 院内採用医薬品集は、医療機関における採用医薬品の基本情報をまとめたものである。
c 医薬品製品情報概要は、患者向けに作成された情報提供用の冊子である。
d 医薬品の回収に関する情報は、健康への危険性の程度により3つのクラスに分類されている。
e 緊急安全性情報は、厚生労働省の指示があってから4週間以内に製薬会社から医療関係者に配布、伝達されなければならない。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
下表は、一過性脳虚血発作の既往歴を有する患者を対象として、薬物Aの再発予防効果を調べるために行ったランダム化比較試験の結果である。治療必要数 (number needed to treat, NNT) として正しいものはどれか。
|
|
再発なし |
再発あり |
|
薬物A群 (240例) |
160例 |
80例 |
|
対照群 (200例) |
100例 |
100例 |
1 2 2 3 3 4 4 6 5 8 6 12
特定生物由来製品の取扱いに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 植物に由来するものを原料とした医薬品は、特定生物由来製品として管理していない。
b 特定生物由来製品を使用する際には、感染リスクを患者に説明している。
c 特定生物由来製品を使用して副作用が発現した場合は、厚生労働大臣に報告している。
d 特定生物由来製品を使用した場合の使用記録は、10年間保存した後に廃棄することにしている。
e ヒト下垂体性性腺刺激ホルモンは、特定生物由来製品であるので、使用対象者の氏名・住所を記録している。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
放射性医薬品とその取扱いに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a PET (positron emission tomography) では、半減期の短いポジトロン放出核種が用いられている。
b 放射性医薬品の容器には、検定日の放射能、放射能標識及び「放射性医薬品」の文字が記載されている。
c 人体に使用した放射性医薬品の廃棄物を、医療廃棄物として処理業者に引き渡している。
d クエン酸ガリウム (核種: 67Ga) 注射液は、心筋シンチグラフィーによる心臓疾患の診断に用いられる。
e 過テクネチウム酸ナトリウム (核種:99mTc) 注射液は、脳腫瘍及び脳血管障害の診断に用いられる。
a b c d e
1 正 誤 正 正 正
2 正 誤 正 誤 誤
3 誤 誤 誤 誤 正
4 誤 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 誤 正
6 誤 正 正 正 誤
機能検査薬又は診断用薬に対応する検査項目又は診断項目の正誤について、正しい組合せはどれか。
a L-アルギニン塩酸塩注射液 ------------------- 副腎機能検査
b トレーランG液(注) ------------------------------ 糖尿病の診断
c 尿素 (13C) ----------------------------------- ヘリコバクター・ピロリ感染の診断
d 精製ツベルクリン注射液 ---------------------- 結核の診断
e パラアミノ馬尿酸ナトリウム注射液 --------- 肝機能検査
(注) デンプン部分加水分解物液の販売名 (商品名) の1つ
a b c d e
1 誤 誤 正 正 正
2 正 正 正 誤 誤
3 誤 正 誤 正 正
4 正 誤 誤 誤 正
5 誤 正 正 正 誤
55歳男性、身長170 cm、体重80 kg。以前より高血圧症として、処方1による薬物治療を受けていた。約2週間前より、尿量減少と下肢浮腫の増悪が出現し、動悸と息苦しさを訴えて入院となった。
心電図検査にて心房細動が認められ、胸部X線検査と血液生化学検査の結果、うっ血性心不全と診断されて処方2が追加された。処方2の投与14日後に悪心・嘔吐が出現した。
処方1 フロセミド錠 20 mg 1錠
1日1回 朝食後
ワルファリンカリウム錠 5 mg 1錠
1日1回 朝食後
リシノプリル錠10 mg 1錠
1日1回 朝食後
メトプロロール酒石酸塩錠 20 mg 2錠
1日2回 朝・夕食後
14日分
処方2 ジゴキシン錠 0.25 mg 1錠
1日1回 朝食後
14日分
検査値 血清クレアチニン値 : 1.5 mg/dL
アラニンアミノトランスフェラーゼ (ALT) : 20 IU/L
アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ (AST) : 18 IU/L
血圧 : 130/85 mmHg
心拍数 : 120/分
左室駆出率 (LVEF) : 40 %
問238
処方薬の治療効果に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a フロセミドは、尿細管におけるNa+とCl- の排泄を抑制することにより利尿作用を発現し、肺うっ血や全身浮腫を軽減する。
b ワルファリンは、肝臓においてビタミンK依存性の抗凝血因子 (プロトロンビン第VII、第IX 及び第X因子) の生合成を抑制することにより、凝血効果を発揮する。
c リシノプリルは、アンギオテンシン II 産生減少とブラジキニン分解抑制による動静脈血管の拡張とアルドステロン分泌減少による循環血液量増加の抑制により、心臓の前及び後負荷を軽減する。
d メトプロロールの心不全に対する作用機序の一部として、徐脈作用を含めた抗不整脈作用、左室拡張の改善、心筋の酸素需要の抑制、カテコールアミンによる心筋障害の抑制がある。
e ジゴキシンの作用には、心筋の収縮力増加、心拍数減少、交感神経遠心路の抑制、圧受容器反射の改善がある。
1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)
ジゴキシン中毒を疑い、血中薬物濃度モニタリング (TDM) を行うために、服薬開始15日後の血中ジゴキシン濃度 (トラフ値) を測定したところ、2.5 ng/mLであった。この結果とTDMの実施に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a トラフ値を測定したことは、TDMを行うにあたり適切であった。
b 血清を用いて血中濃度測定を行った。
c 今回の結果より治療濃度範囲の血中濃度が得られた。
d 用量変更した場合、3日後には次の定常状態に達するとコメントした。
e ワルファリンによりジゴキシンの腎クリアランスが低下したために、血中濃度が上昇した。
1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)
服薬指導を行う際に注意が必要となる重大な副作用として、正しいものの組合せはどれか。
a フロセミドによる低血糖
b ワルファリンカリウムによる出血
c リシノプリルによる血管浮腫
d メトプロロ一ル酒石酸塩による貧血
1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)