第94回薬剤師国家試験(平成21年3月)

       基礎薬学 (問1~問60)


問1

医薬品に含まれる基本構造とその名称について、正しい組合せはどれか。




1

2

3

4

5

a

ヒドロキノン

ヒドロキノン

ヒドロキノン

カテコール

カテコール

b

オキサゾール

イミダゾール

オキサゾール

イミダゾール

イミダゾール

c

ピロリジン

ピロリジン

ピペリジン

ピロリジン

ピペリジン

d

ウラシル

チミン

ウラシル

チミン

チミン

e

キヌクリジン

キヌクリジン

トロパン

キヌクリジン

トロパン

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問2

日本薬局方医薬品の構造に対する化学名 (a〜d) のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a (1R,2S)-2-methy1-2-methylamino-1-phenylethan-1-ol monohydrochloride

   

 b N-(butylcarbamoyl)-4-methylbenzenesulfonamide

   

 c cis-4-(aminomethyl) cyclohexanecarboxylic acid

   

 d N-(4-hydroxyphenyl) acetamide

    

 

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

 

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問3

化学結合に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 1s軌道と3つの2p軌道が混成して、sp3混成軌道が形成される。

 b メタンの炭素原子も水の酸素原子もsp3混成であるが、メタンのH-C-H結合角より水のH-O-H結合角の方が小さい。

 c ボラン (BH3) のホウ素原子は、sp2混成である。

 d エテン (エチレン) の炭素一炭素結合距離は、エタンの炭素一炭素結合距離より長い。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問4

化合物の酸性度の大きさを比較したa〜dのうち、正しいものの組合せはどれか。


 a H3C-CH3 > H2C=CH2 > HC≡CH

 b H3C-C6H5 > H3C-CN > H3C-CH3

 c 

 d CH2(COCH3)2 > H3CCOCH2COOCH3 > H3CCOCH3

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問5

炭素原子を含む反応活性種に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a カルボカチオンの安定性は、第三級、第二級、第一級の順に増す。

 b ベンジルアニオンは、メチルアニオンより安定である。

 c カルボアニオンは、隣接炭素原子上に電子求引基が存在すると、より不安定となる。

 d ラジカル反応は、ラジカル捕捉剤により促進される。

 e クロロホルムを強塩基で処理すると、ジクロロカルベンが生成する。

  1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、e) 5(d、e)


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問6

立体化学に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a フィッシャー投影式で表示された右図の化合物はR-配置をもつ。  

 b 旋光度の符号(+, -)は、絶対配置を示す(R, S)にそれぞれ対応している。

 c ラセミ体はアキラルな化合物である。

 d メソ体にはキラル中心はない。

 e R/S順位則では、-CH=CH2は -CH2CH3より優先順位が高い。

  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)


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問7

芳香族求電子置換反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ベンゼン環のニトロ化の反応性は、ベンゼン環に電子供与性基が置換すると高くなる。

 b ブロモベンゼンは、オルト、パラ配向性であり、ベンゼンよりもニトロ化の反応性は 高い。

 c ニトロ化の反応性は、ベンゼンよりピリジンのほうが高い。

 d ニトロベンゼン、安息香酸、アセトフェノンはすべてメタ配向性である。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問8

Grignard反応剤 (A: CH3CH2CH2CH2 MgBr) の反応a〜dの主生成物の構造について、正しいものの組合せはどれか。ただし、すべての反応は終了後、適切な後処理を施してある。

   
   
   
   

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問9

シクロヘキサン誘導体A、B及びそのE2反応の生成物C、Dに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a AとBは、エナンチオマーの関係にある。

 b Aの安定ないす形配座において、CI基はアキシアルに配置する。

 c Aをエタノール中で、ナトリウムエトキシドを用いてE2反応を行うと、主としてア ルケンCが得られ、Dはほとんど得られない。

 d エタノール中での、ナトリウムエトキシドによるE2反応速度を比較すると、A > Bとなる。

  

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問10

酢酸誘導体A〜Dに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。


   

 a Aをエタノール中で、ナトリウムエトキシドにより処理後、酸性にするとアセト酢酸エチル (CH3COCH2CO2C2H5) が生成する。

 b Bをエタノールに溶かし、室温で1時間放置するとAが生成する。

 c Cは酢酸に希塩酸を加えると直ちに生成する。

 d アシル化剤としての反応性の順序はC > D > A > Bである。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問11

パクリタキセルに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


   

 a 本品は、セイヨウイチイ (Taxus baccata)に含まれる関連化合物から誘導して得られる。

 b 本品は、ラクトン構造をもつ。

 c 本品を構成するβ-アミノ酸部分の2つの不斉炭素の絶対配置は、いずれもRである。

 d 本品は、水に溶けやすい。


    a b c d

  1 正 正 誤 誤

  2 正 誤 誤 誤

  3 誤 誤 正 正

  4 誤 正 正 誤

  5 正 誤 正 正


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問12

日本薬局方一般試験法の試薬・試液の項にある物質a〜eのうち、沸点の最も低いものと最も高いものの正しい組合せはどれか。

 a メタノール

 b ジエチルエーテル

 c グリセリン

 d トルエン

 e 精製水

  1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、e) 5(c、d) 6(c、e)


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問13

次の反応式は、日本薬局方医薬品シプロヘプタジン塩酸塩水和物の合成法の1つについて、その一部分を示したものである。この合成法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


   

 a 反応Aは、二酸化イオウと塩化水素が発生するラジカル反応である。

 b 反応Bは、芳香族求電子置換反応である。

 c 反応Cは、ベンジル位における付加反応である。

 d 反応Dは、脱離反応であり、(E)-アルケンを与える。

 e 反応Eの生成物には、不斉炭素が存在する。

    a b c d e

  1 正 正 誤 正 正

  2 誤 正 正 誤 正

  3 正 誤 誤 誤 誤

  4 誤 誤 正 正 誤

  5 誤 正 誤 誤 誤


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問14

アミノ酸に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a L-セリンとL-トレオニンは、いずれも2つの不斉炭素をもつ親水性アミノ酸である。

 b L-バリンとL-ロイシンをそれぞれニンヒドリンと反応させて得られる色素の構造は、同じである。

 c DL-アラニンとDL-バリンの等モルずつの混合物から鎖状のジペプチドを得ると、理論上、16種類のジペプチドが存在する。

 d アミノ基を保護したL-アラニンと、カルボキシ基を保護したL-ロイシンとを温和な条件で縮合し、その後温和な条件で保護基を除去して得られる鎖状のジペプチドは、理論上、2種類である。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問15

ステロイド骨格を有する化合物の構造と性質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ヒドロコルチゾンのメタノール溶液にフェーリング試液を加えて加熱すると赤色の沈殿を生じるのは、還元性をもつα-ヒドロキシケトン部分が含まれているためである。

 b エチニルエストラジオールをテトラヒドロフラン中で、硝酸銀により処理すると銀塩を生じるのは、フェノール性水酸基が存在するためである。

 c プロゲステロンをヒドロキシルアミンと反応させると、オキシムの結晶が得られる。

 d プロゲステロンは、二酸化炭素の炭素原子と同じ混成軌道をもつ炭素を含んでいる。

   

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問16

単位及び濃度に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 国際単位系 (SI) は、基本単位と誘導 (組立) 単位で構成されている。

 b エネルギー、仕事、熱量のSI誘導 (組立) 単位は、J (N・m)である。

 c 1 ppmは、1 g中に1×10-4 gの成分が含まれていることを表している。

 d 日本薬局方では、溶液の濃度を(1→10)、(1→100)で示したものは、固形の薬品は1 g、液状の薬品は1 mLを溶媒に溶かして全量をそれぞれ10 mL、100 mLとする割合を示す。

    a b c d

  1 正 誤 正 誤

  2 誤 誤 正 正

  3 誤 正 誤 正

  4 正 誤 誤 誤

  5 正 正 誤 正


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問17

0.10 mol/L酢酸ナトリウム水溶液のpHは次のどれか。ただし、酢酸の電離定数は2.5×10-5 (mol/L)、水のイオン積は1.0×10-14 [(mol/L)2]、log102 = 0.30、log103 = 0.48とする。

 

  1 7.3  2 7.8  3 8.3  4 8.8  5 9.3  6 9.8


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問18

ギブズエネルギーに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 自発的な反応は、系のギブズエネルギーが増加する方向に進む。

 b ギブズエネルギーは、圧力一定の条件下では温度の上昇に伴って増加する。

 c 定温、定圧では、系が外界に対して行うことができる体積変化以外の最大仕事は、ギブズエネルギーの減少量に対応する。

 d 純物質は、その沸点で液相と気相のモルギブズエネルギーが等しい。

 e 標準反応ギブズエネルギー変化ΔG0と平衡定数Kには、ΔG0= - RT ln Kの関係がある。ただし、Rは気体定数、Tは絶対温度である。

    a b c d e

  1 正 誤 誤 正 誤

  2 誤 誤 正 正 正

  3 誤 正 正 誤 誤

  4 正 正 誤 誤 正

  5 誤 正 誤 正 正


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問19

次の記述の「   」に入れるべき数値の正しい組合せはどれか。

 下図は化合物Aと化合物Bの液体 - 液体の相図である。A 50 g (0.59 mol) とB 50 g (0.41 mol) の混合物がある。290 Kで、Aを多く含む相の量はBを多く含む相の量の「 a 」倍であり、この混合物を加熱していくと、2相から1相となる温度は「 b 」Kである。ただし、xはBのモル分率である。


   

    a   b

  1 0.14 292

  2 0.14 294

  3  1.4 292

  4  1.4 294

  5  7.0 292

  6  7.0 294


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問20

電解質溶液の導電率に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a KClのモル導電率は、濃度に対して直線的に減少する。

 b KClの極限モル導電率は、構成イオンの極限モル導電率の差で表される。

 c KClのモル導電率がLiClのモル導電率より大きいのは、Li+がK+より強く水和しているため、Li+の移動が抑えられているからである。

 d H+の極限モル導電率は、金属イオンの極限モル導電率より大きい。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問21

下図の曲線 (1)〜(3) は、異なる添加塩濃度におけるコロイド粒子間相互作用のポテンシャルエネルギーと粒子間距離との関係を示している。ただし、(1) 及び (2) の極大点でのポテンシャルエネルギーは粒子の熱運動エネルギーより十分大きい。疎水コロイドの安定性に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。


 

 a (1) では、コロイド粒子の凝集が容易に起こる。

 b (2) では、凝集したコロイド粒子は振とうによって再分散させることができる。

 c (3) は、添加塩の濃度が最も大きい。

 d 添加塩の濃度が増加すると、コロイド粒子間の静電反発力が強まる。


  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問22

溶液の束一的性質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 希薄溶液で質量モル濃度が同じであれば、ブドウ糖水溶液の方がNaCl 水溶液よりも凝固点降下度は大きい。

 b ブドウ糖希薄溶液の浸透圧Πは、Π = cRT で表される。ただし、cはモル濃度、Rは気体定数、Tは絶対温度である。

 c 浸透現象は、溶液中の溶媒のモルギブズエネルギーが純粋な溶媒よりも大きいことから生じる。

 d 凝固点降下度をΔTf 、モル凝固点降下定数をKとすると、希薄溶液の浸透圧Πは近似的Π = ΔTf RT / K で表される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問23

表面・界面張力に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 表面張力の単位はN・m-2である。

 b 毛管上昇法での液体の表面張力は、毛管内の液体柱の高さに比例する。

 c 水の表面張力は、ベンゼンの表面張力に比べて小さい。

 d 水とオクタンの界面に1-オクタノールを加えると、界面張力は低下する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問24

化合物Aの25 ℃での分解反応は2次反応である。Aの初濃度が0.2 mol/Lのとき、20秒で50 %が分解した。この反応の反応速度定数 [L / (mol・s)] はいくらか。 

 

  1 0.13  2 0.25  3 0.50  4 1.0  5 4.0


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問25

放射線に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a β壊変には、β-壊変、β+壊変、核異性体転移がある。

 b 放射線の吸収線量を表すSI単位は、グレイ (Gy) である。

 c α線が物質と相互作用すると、飛跡はジグザグ状になり後方散乱がみられる。

 d γ線が物質と相互作用すると、光電効果がみられることがある。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問26

物質の旋光性に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 旋光度の測定には、通例、光線としてナトリウムスペクトルのD線を用いる。

 b 直線偏光 (平面偏光) が、光学活性物質又はその溶液中を通過するとき、偏光の進行方向に向き合って時計回りに振動面を回転する性質を左旋性という。

 c 旋光分散 (ORD) スペクトルにおける負のコットン効果では、短波長側に極小、長波長側に極大が観測される。

 d 円二色性 (CD) スペクトルからタンパク質の2次構造に関する情報が得られる。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問27

日本薬局方ニカルジピン塩酸塩注射液の定量法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 本品のニカルジピン塩酸塩 (C26H29N306・HCl) 約2 mgに対応する容量を正確に量り、内標準溶液5 mLを正確に加えた後、メタノールを加えて50 mLとし、試料溶液とする。別に定量用塩酸ニカルジピンを105 ℃で2時間乾燥し、その約50 mgを精密に量り、メタノールに溶かし、正確に50 mLとする。この液2 mLを正確に量り、内標準溶液5 mLを正確に加えた後、メタノールを加えて50 mLとし、標準溶液とする。試料溶液及び標準溶液10 μLにつき、次の条件で液体クロマトグラフィーにより試験を行い、内標準物質のピーク面積に対するニカルジピンのピーク面積の比QT 及びQs を求める。


ニカルジピン塩酸塩 (C26H29N306・HCl)の量 (mg)


     

Ws:定量用塩酸ニカルジピンの秤取量 (mg) 

内標準溶液:フタル酸ジ-n-ブチルのメタノール溶液 (1 → 625)


試験条件

カラム:内径4.6 mm、長さ15 cmのステンレス管に5 μmの液体クロマトグラフィー用オクタデシルシリル化シリカゲルを充てんする。

移動相:リン酸二水素カリウム1.36 gを水に溶かし、1000 mLとする。この液320 mLにメタノール680 mLを加える。


 a 本定量法では、試料溶液及び標準溶液を厳密に10 μL注入する必要がない。

 b ニカルジピン及び内標準物質の分離は、逆相クロマトグラフィーにより行われている。

 c 「   」に入れるべき数値は1/25である。


    a b c

  1 正 正 正

  2 正 正 誤

  3 正 誤 誤

  4 誤 正 正

  5 誤 誤 正

  6 誤 誤 誤


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問28

電気泳動法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 等電点電気泳動法では、物質の分子量は分離にほとんど影響しない。

 b SDS-ゲル電気泳動法では、物質の分子量は分離にほとんど影響しない。

 c キャピラリーゾーン電気泳動でDNAの分離を行う場合、DNAの鎖長が2倍になると泳動速度も2倍になる。

 d 二次元電気泳動法は分離能が高いため、生体内のタンパク質を一斉に分析するプロテオーム解析に利用される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問29

生体試料中の薬物を分析する際の除タンパク法として最も適しているものはどれか。

  1 シリカゲル、アルミナなどのカートリッジカラムによる固相抽出法

  2 塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムなどによる塩析法

  3 硝酸、硫酸などの酸を用いる方法

  4 アセトニトリル、メタノールなどの有機溶媒を用いる方法

  5 酵素や抗体などのタンパク質を担体に固定化したアフィニティークロマトグラフィー


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問30

次の図は分子式C12H1602のエステルの1H-NMRスペクトル(500 MHz, CDCl3)である。このスペクトルに該当する化合物は1〜6のうちどれか。なお、7.3 ppm付近のシグナルは測定溶媒に基づくものである。


   
   

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問31

化合物Aの質量分析スペクトル (EI-MS) は下図のとおりである。また、高分解能測定により、その組成はC6H4Br2であることがわかった。また、1H-NMR測定を行ったところ、7.2 ppm付近に、シグナルを1本観測したのみであった。以下の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


   

 a 臭素の安定同位体は、整数原子量が79と81のものがほぼ1:1で存在するため、M+ (分子イオンピーク) とM++2、M++4の3本のピークは、強度比約1:2:1で観測される。

 b ほぼ同じ強度をもつ155と157の2本のピークは、分子イオンから臭素原子が1つ脱離したフラグメントに由来する。

 c 精密質量は、各原子の安定同位体の比率を考慮した平均原子量をもとに計算される。

 d 1H-NMR測定で1本しかピークが観測されなかったのは、4つのプロトンが磁気的等価な関係にあったためである。

 e 化合物Aは、m-ジブロモベンゼンである。


    a b c d e

  1 正 誤 正 誤 正

  2 正 正 誤 正 誤

  3 誤 誤 正 正 誤

  4 正 正 誤 誤 正

  5 誤 正 正 正 正


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問32

日本薬局方乾燥水酸化アルミニウムゲルの定量法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 本品約2 gを精密に量り、塩酸15 mLを加え、水浴上で振り混ぜながら30分間加熱し、冷後、水を加えて正確に500 mLとする。この液20 mLを正確に量り、0.05 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素ニナトリウム液30 mLを正確に加え、pH 4.8の酢酸・酢酸アンモニウム緩衝液20 mLを加えた後、5分間煮沸し、冷後、エタノール (95) 55 mLを加え、0.05 mol/L 酢酸亜鉛液で滴定する (指示薬:ジチゾン試液2 mL)。ただし、滴定の終点は液の淡暗緑色が淡赤色に変わるときとする。同様の方法で空試験を行う。


 a 煮沸するのは、Al3+とエチレンジアミン四酢酸二水素ニナトリウムとのキレートの生成速度が小さいためである。

 b 指示薬のはじめの色 (淡暗緑色)は、Al3+とジチゾンとのキレートの色である。

 c 0.05 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素ニナトリウム液1 mLは、酸化アルミニウム (Al203:101.96) 5.098 mgに相当する。


    a b c

  1 正 正 正

  2 正 正 誤

  3 正 誤 誤

  4 誤 正 正

  5 誤 誤 正

  6 誤 誤 誤


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問33

日本薬局方における原子吸光光度法の記述のうち、正しいものはどれか。

  1 原子吸光光度法は、光が原子蒸気層を通過するとき、励起状態の原子が特有の波長の光を吸収する現象を利用し、試料中の元素量を測定する方法である。

  2 装置は、光源部、試料原子化部、分光部、測定部及び表示記録部からなり、光源にはキセノンランプが用いられる。

  3 試料原子化法には、フレーム方式、電気加熱方式及び冷蒸気方式がある。

  4 原子スペクトルは、紫外可視吸収スペクトルと同様に連続スペクトルである。

  5 定量には、検量線法、標準添加法及び内標準法を用いるが、干渉やバックグラウンドの補正はほとんど必要ない。


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問34

日本薬局方医薬品ア〜エとその定量法a〜dについて、最も適切な組合せはどれか。


 ア 複方オキシコドン注射液中のオキシコドン塩酸塩及びヒドロコタルニン塩酸塩

 イ 亜酸化窒素

 ウ シアノコバラミン

 エ 果糖注射液中の果糖


 a 液体クロマトグラフィー 

 b ガスクロマトグラフィー 

 c 旋光度測定法

 d 紫外可視吸光度測定法


    ア イ ウ エ

  1 a  b  c  d

  2 a  b  d  c

  3 b  c  a  d

  4 b  c  d  a

  5 c  d  a  b

  6 d  a  b  c


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問35

超音波診断法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 診断用超音波の周波数は80 MHz以上である。

 b 超音波診断装置では、超音波の反射波を画像としている。

 c 心臓や血管内の血流検索を行う超音波診断法では、ドップラー効果を利用している。

 d 微小気泡は超音波をほとんど反射しないので、エコー信号の増強効果はない。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問36

日本薬局方収収載の医薬品の組合せのうち、分子内にインドール骨格をもつ含窒素天然化合物の正しい組合せはどれか。

  1 テオフィリン、無水カフェイン

  2 モルヒネ塩酸塩水和物、コデイン塩酸塩水和物

  3 キニーネ硫酸塩水和物、キニジン硫酸塩水和物

  4 スコポラミン臭化水素酸塩水和物、アトロピン硫酸塩水和物

  5 レセルピン、エルゴメトリンマレイン酸塩


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問37

漢方処方の補中益気湯に配合される生薬「ニンジン、ビャクジュツ、オウギ、トウキ、チンピ、タイソウ、サイコ、カンゾウ、ショウキョウ、ショウマ」に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 日本薬局方で精油含量試験が適用される生薬は、ビャクジュツ、チンピ、タイソウ、ショウキョウである。

 b 基原植物がセリ科の生薬は、トウキ、サイコである。

 c 基原植物がマメ科の生薬は、オウギ、カンゾウ、ショウマである。

 d 日本薬局方の確認試験でマグネシウムと塩酸による呈色反応が用いられる生薬は、チンピである。

 e トリテルペン系サポニンを含有する生薬は、ニンジンのみである。

  1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、e) 6(d、e)  


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問38

生薬成分の基原と生合成に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 

 a レインは、ダイオウに含まれる成分で、酢酸・マロン酸経路により生合成される。

 b l-トメントールは、ハッカに含まれる成分で、イソプレノイド経路 (メバロン酸経路) により生合成される。

 c l-ヒヨスチアミンは、ベラドンナコンなどナス科植物に含まれる成分で、トリプトファンから生合成される。

 d アネトールは、ケイヒに含まれる成分で、シキミ酸経路により生合成される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問39

アラキドン酸に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 炭素数20で、4つの炭素一炭素二重結合を有する。

 b ロイコトリエンを生合成するための前駆体となる。

 c リン脂質である。


    a b c

  1 正 正 正

  2 正 正 誤

  3 誤 正 誤

  4 誤 誤 正

  5 正 誤 誤


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問40

ビタミン欠乏がもたらす疾患のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ビタミンA  くる病

 b ビタミンB1  脚気

 c ビタミンK  血液凝固障害

 d ビタミンD 壊血病

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問41

解糖系とクエン酸回路に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 解糖系に関与する酵素は、ミトコンドリアに存在する。

 b 解糖系では、1分子のグルコースが2分子のピルビン酸に変換される。

 c クエン酸回路に関与する酵素は、細胞質に存在する。

 d 解糖系で生じたピルビン酸は、アセチルCoAに変換され、クエン酸回路に入る。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問42

アミノ酸の先天性代謝異常に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a フェニルケトン尿症は、フェニルアラニンヒドロキシラーゼの異常が原因である。

 b アルカプトン尿症は、ヒスチダーゼの異常が原因である。

 c メープルシロップ尿症 (カエデ糖尿症) は、分枝アミノ酸デカルボキシラーゼの異常が原因である。

 d 色素欠乏症 (白子症・白皮症) は、チロシナーゼの異常が原因である。

    a b c d

  1 誤 正 正 正

  2 正 誤 正 誤

  3 誤 誤 誤 正

  4 正 誤 正 正

  5 正 正 誤 誤


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問43

ATP産生阻害物質に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a ロテノンは、ミトコンドリア複合体Iを阻害する。

 b アンチマイシンAは、ATPシンターゼを阻害する。

 c オリゴマイシンBは、酸化的リン酸化のエネルギー転移阻害薬の一種である。

 d バリノマイシンは、電子伝達系と酸化的リン酸化の共役を阻害する。

    a b c d

  1 誤 正 誤 正

  2 正 正 正 誤

  3 正 誤 誤 誤

  4 誤 誤 正 正

  5 正 誤 正 正


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問44

末梢神経系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 末梢神経系は、体性神経系と自律神経系からなり、自律神経系は交感神経系と副交感神経系で構成される。

 b 運動神経終末から放出される神経伝達物質は、ノルアドレナリンであり、その受容体は陽イオンチャネルとして働く。

 c 交感神経は、副腎髄質クロム親和性細胞を支配し、血液中にアドレナリンとノルアドレナリンを分泌させる。

 d 副交感神経節後神経終末から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンであり、効果器にあるニコチン性アセチルコリン受容体を介して作用を発揮する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問45

消化器に働くホルモンと薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ガストリンは、胃液分泌を促進する消化管ホルモンであり、G細胞から分泌される。

 b ペプシノーゲンは、胃腺の主細胞から分泌され、胃酸によりペプシンになる。

 c セクレチンは、胃粘膜から分泌され、血流に乗って膵臓に到達し、膵液の分泌を促す。

 d シメチジンは、胃腺の壁細胞にあるH+,K+-ATPアーゼの働きを阻害し、胃酸分泌を抑制する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問46

ホルモンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a ステロイドホルモンには、プロゲステロン、テストステロン、プロラクチンなどがあり、これらは生殖腺においてコレステロールから合成される。

 b 性腺刺激ホルモン放出ホルモンは、脳下垂体から分泌され、視床下部において性腺刺激ホルモンの合成と分泌を促す。

 c 卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンは、性腺を刺激し、ステロイドホルモンの産生を促進する。

 d 黄体形成ホルモンの血中濃度は、月経周期において、排卵時期にほぼ同調して一過性に上昇する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問47

骨格筋に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 骨格筋の筋小胞体は、Ca2+を放出又は取り込んで、筋原繊維の収縮・弛緩を制御する。

 b 骨格筋の横行小管の脱分極は、筋小胞体の終末槽に情報を伝え、Ca2+を放出させる。

 c 骨格筋細胞内のCa2+濃度が上昇すると、Ca2+はアクチンに結合して収縮を起こす。

 d 骨格筋細胞内に放出されたCa2+は、筋小胞体膜にあるCa2+チャネルによって再び筋小胞体に取り込まれる。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問48

眼球に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 網膜には、光受容細胞が2種類あり、錐体は光の強弱を感知し、桿体は色を感知する。

 b 網膜の光受容細胞は、神経節細胞に軸索をのばしている求心性の神経細胞である。

 c 白内障では、水晶体がにごり透明性が失われる。

 d 緑内障は、視神経の障害と視野の狭窄を伴う。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問49

病原微生物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 病原性大腸菌の中には、大腸粘膜上皮細胞に侵入するものがある。

 b マイコプラズマは、細胞壁をもたないが、ペニシリンにより増殖が抑制される。

 c クラミジアは細胞壁をもつが、リボソームをもたない。

 d 化膿レンサ球菌は、タンパク質性の溶血毒素を産生する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問50

真核細胞の細胞内小器官に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 核膜は、リン脂質の二重層からなる。

 b 好気的酸化によるATP合成は、ミトコンドリア内で行われる。

 c リソソームは、不要となった細胞成分や細胞が取り込んだ外来物質を分解する。

 d 分泌タンパク質は、ゴルジ体に結合したリボソーム上で合成される。

 e 核に局在するタンパク質は、核内で合成される。

  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)


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問51

ウイルスに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a インターフェロンは、ウイルス表面の受容体に結合して作用する。

 b ノイラミニダーゼ活性を阻害することは、A型やB型のインフルエンザの感染拡大を防ぐのに有効である。

 c ATL (Adult T-cell Leukemia) の原因ウイルスは、DNAウイルスに属するHTLV-1である。

 d ヒト免疫不全ウイルス (HIV) は、CD4とケモカイン受容体を介して感染する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問52

ヒトのゲノムに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 体細胞には、44本の常染色体と2本の性染色体がある。

 b タンパク質をコードするヒトの遺伝子数は2万〜3万であり、体内で実際につくられるタンパク質の種類もこの数を超えない。

 c DNAメチル化状態などの親細胞の塩基配列以外の情報 (エピジェネティック情報) は、娘細胞に伝わらない。

 d 一塩基多型 (SNP) は、個人の識別や個別化医療などに有用であり、遺伝子機能に影響するものもある。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問53

細胞内のDNA複製に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a テロメラーゼは、DNA二重らせんを巻き戻す。

 b DNAヘリカーゼは、複製過程で生じるDNA二重らせんのひずみを解消する。

 c プライマーゼは、RNAプライマーを合成する。

 d DNAポリメラーゼは、5'→3'方向に合成鎖を伸長する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問54

生体膜に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 細胞膜の脂質二重層のうちの細胞外側は、主に、スフィンゴミエリンとホスファチジルセリンで構成されている。

 b グルコースなどの親水性分子は、拡散により脂質二重層を透過できる。

 c 拡散により透過できないイオンやアミノ酸などは、膜貫通タンパク質で構成されるチャネルやトランスポーターを介して通過する。

 d 脂質ラフトには、糖脂質やGPI (グリコシルホスファチジルイノシトール) アンカータンパク質が豊富に存在している。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問55

癌と細胞に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 腫瘍には、良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性腫瘍が癌である。

 b ヒトの癌のうち、上皮細胞に由来する癌を肉腫とよぶ。

 c 正常な線維芽細胞は、シャーレで全面に一層まで増殖すると接触阻止が起こる。

 d 白血病細胞は癌細胞ではない。

    a b c d

  1 正 正 誤 誤

  2 誤 正 正 誤

  3 正 誤 正 誤

  4 誤 正 誤 正

  5 誤 誤 誤 正


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問56

免疫に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 自然免疫及び獲得免疫は、無脊椎動物からヒトまで共通して存在する防御機構である。

 b ヒトにおける自然免疫による防御機構は、マクロファージ、ナチュラルキラー (NK) 細胞、樹状細胞や好中球などが担っている。

 c 抗原提示細胞は、主に、非自己のT細胞に抗原を提示する。

 d Toll様受容体 (TLR) は、マクロファージや樹状細胞に存在する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問57

オータコイドに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a オータコイドは、強い薬理作用を持ち、全身性に作用する。

 b オータコイドは、神経伝達物質よりも作用を及ぼす範囲が狭く、作用時間が長いことが特徴である。

 c ブラジキニンは、必要に応じて酵素反応によって生成される。

 d プロスタグランジン類と血小板活性化因子 (PAF)は、いずれもオータコイドに分類される。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問58

生体防御反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 好中球やマクロファージには、抗菌ペプチドが存在する。

 b 唾液中のβ-アミラーゼは、グラム陰性菌の細胞壁のペプチドグリカンを分解して殺菌効果を示す。

 c ラクトフェリンは、亜鉛を含むタンパク質であり、ヒトの母乳に大量に含まれ、細菌やウイルスに対して幅広い防御効果を示す。

 d 急性期タンパク質は、微生物の感染によって血清中で急激に増加する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問59

アレルギー (過敏症) に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a I型は、抗原が肥満細胞表面のIgEを架橋 (クロスリンク) する体液性免疫反応である。

 b II型は、細胞表面の抗原に結合するIgMが主な原因であり、自己免疫性溶血性貧血などの疾患が知られている。

 c III型は、IgGやIgMなどが抗原と結合して生じた免疫複合体が腎臓、関節や皮膚などに沈着することが原因となる。

 d IV型は、感作されたB細胞と抗原との相互作用に起因する細胞性免疫反応である。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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問60

ホルモンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a インスリンは、合成後に貯蔵され、分泌刺激に応じて血中に放出される。

 b アドレナリンは、トリプトファンからドパミンを経て合成される。

 c 成長ホルモンの分泌は、成長ホルモン放出ホルモンによって促進され、ソマトスタチンによって抑制される。

 d グルカゴンは、核内受容体と特異的に結合して作用する。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)


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