第93回薬剤師国家試験(平成20年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61

エネルギー代謝に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 基礎代謝基準値は、18〜29歳で最も高い。
 b 基礎代謝量は、男性では15〜17歳、女性では12〜14歳で最高値となる。
 c 3大栄養素 (糖質、脂質、タンパク質) の中で、脂質は食事誘発性熱産生 (特異的動的作用) に関与する代謝の増加率が最も高い。
   a  b  c
 1 正 誤 正
 2 正 正 誤
 3 正 誤 誤
 4 誤 正 正
 5 誤 誤 正
 6 誤 正 誤

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問62

脂質の消化・吸収に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 中性脂肪は、小腸から吸収され、門脈を経由して肝臓に移行する。
 b リパーゼは、肌のうから分泌される。
 C キロミクロンは、主に中性脂肪の運搬を担う。
 d 超低比重リポタンパク質 (VLDL) は、末梢組織から肝臓ヘコレステロールを運搬する。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 誤 正 誤
 3 誤 正 誤 正
 4 誤 正 誤 誤
 5 誤 誤 正 誤

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問63

ビタミンとそれに関連する生体反応の組合せのうち、正しいものはどれか。
 1 ビタミンB1----------------脂肪酸のβ酸化反応
 2 ビタミンB6---------------ピルビン酸の酸化的脱炭酸反応
 3 ビタミンB12-------------ブドウ糖の酸化反応
 4 ビタミンC---------------コラーゲン合成におけるプロリンやリジン (リシン) の水酸化反応
 5 ニコチン酸-----------------アミノ酸のアミノ基転移反応

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問64

食品添加物とその用途の関係のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アスコルビン酸-----------------------------清涼飲料水の酸化防止
 b パラオキシ安息香酸エステル類-----------輸入柑橘類の防かび
 c アセスルファムカリウム-------------------清涼飲料水の微生物増殖抑制
 d ソルビン酸カリウム------------------------魚肉練り製品の微生物増殖抑制
 e 次亜塩素酸ナトリウム----------------------カット野菜の殺菌
  1(a、b、c) 2(a、c、e) 3(a、d、e) 4(b、c、d) 5(b、d、e) 6(c、d、e)

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問65

食品の腐敗に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 腐敗により生じるカダベリンは、アルギニンに由来する。
 b 腐敗により、トリプトファンから発癌性物質のTrp-F-1が生じる。
 c 魚類に含まれるトリメチルアミンオキシドは、還元されて腐敗臭の原因物質となる。
 d 食品中のヒスタミン含有量は、腐敗の指標として用いられる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問66

メイラード (Maillard) 反応に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 生体内での糖化ヘモグロビン (HbA1c) の生成
 b アミノ化合物とカルボニル化合物の反応によるメラノイジンの生成
 c ポリフェノールの酸化・重合によるメラニン色素の生成
   a  b  c 
 1 誤 正 正
 2 正 正 誤
 3 正 誤 正
 4 誤 誤 正
 5 誤 正 誤
 6 正 誤 誤

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問67

特定保健用食品に期待される作用とその機能成分の関係のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a おなかの調子を整える作用--------------------------------オリゴ糖、乳酸菌
 b ミネラルの吸収を助ける作用-----------------------------大豆タンパク質、キトサン
 c 虫歯になりにくくする作用--------------------------------パラチノース、キシリトール
 d 体に脂肪がつきにくくする作用-------------------------カセインホスホペプチド (CPP) 、ヘム鉄
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問68

カンピロバクターによる食中毒とその起因菌に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a グラム陰性でS字状に湾曲した微好気性の桿菌である。
 b 海水や海泥などに生息している。
 c 通常、加熱調理によっては予防できない。
 d 平成14年〜18年の細菌性食中毒の発生件数において、常に上位3位以内である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問69

食物アレルギーに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 食物アレルギーは、大量のアレルギー物質を摂取したときに初めて発症する。
 b 食物アレルギーの多くは、即時型過敏反応である。
 c アレルギー症状を惹起する食品として、小麦、そば、卵、牛乳などがあげられる。
   a  b  c 
 1 正 正 正 
 2 正 正 誤 
 3 正 誤 正 
 4 誤 正 誤 
 5 誤 正 正 
 6 誤 誤 正 
 7 正 誤 誤

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問70

食品の製造・調理過程で生じる有害化学物質とその発生の予防に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a HACCPは、食品中の有害化学物質の調査方法の1つであり、製造工程の最終製品の抜き取り検査を行うシステムである。
 b ポリカーボネート樹脂製の食品容器で食品を加熱すると、スチレンが食品中に移行することがある。
 c 魚や肉類の焦げた部分に生じる変異原性物質には、ピリドイミダゾール骨格を有するものがある。
 d ジャガイモや穀類を高温で揚げたり焼いたりすると、アクリルアミドが生成することがある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問71

人口動態統計に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 国勢調査のみの結果をもとにしたものである。
 b 出生数には、死産数は含まれない。
 c 平均寿命は、男女それぞれの年齢別生存率から求められる。
 d 平均寿命が80.0歳の集団では、10.0歳の人の平均余命は70.0年である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問72

我が国の保健衛生について、平成7年〜17年の間に値が増加している指標項目として正しいものの組合せはどれか。
 a 合計特殊出生率
 b 従属人口指数
 c 男性における肥満者の割合
 d 胃癌の年齢調整死亡率
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問73

[  ]内の疫学研究事例に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

1854年にロンドンのブロード街でコレラの大流行があった際に、Snowはコレラ死亡者の発生地図、死亡の日別分布表を作成し、これに詳細な症例の検討結果を加えて、共同井戸がコレラ流行の感染源であることを突き止めた。

 a この研究では、コレラ流行に対する共同井戸という要因の関与を、相対危険度によって評価している。
 b この研究は、疫学の三大要因のうち、病因に着目することが重要であることを示した例である。
 c この研究では、原因となる病原菌を同定することはできないが、コレラの流行に対する有効な防止対策を策定することが可能となる。
 d この研究は、記述疫学の例である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問74

喫煙に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 我が国の20〜30歳代女性の喫煙率は、近年低下しつつある。
 b 分煙対策は、受動喫煙の影響を減らすためのものである。
 c 喫煙は、心疾患のリスクファクターではない。
 d 妊産婦の喫煙は、低出生体重児のリスクファクターとなる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問75

生活習慣病に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 2型糖尿病の発症には、遺伝的要因と環境喪因の両者が関与している。
 b 血中HDLコレステロールの高値は、高血圧の原因になる。
 c 高脂肪食は、乳癌や大腸癌の発生率を上昇させる。
   a  b  c 
 1 誤 正 正 
 2 正 正 誤 
 3 正 誤 誤 
 4 誤 誤 正
 5 誤 正 誤 
 6 正 誤 正 

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問76

予防接種に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 風疹ワクチンの接種対象は、妊婦である。
 b 麻疹の予防接種には、弱毒性の生ワクチンが用いられる。
 c DPT三種混合ワクチンは、ジフテリアと破傷風のトキソイドを百日咳ワクチンと混合したものである。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 正 
 3 誤 正 正 
 4 正 誤 誤 
 5 誤 正 誤 
 6 誤 誤 正 

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問77

結核に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 結核対策の見直しにより、結核予防法は廃止されて感染症法に統合されている。
 b 結核患者の治療成功率の向上対策として、DOTSが導入されている。
 c 近年、我が国における結核の羅患率は、先進諸国の中では低い水準にある。
 d BCGは、結核菌の弱毒株から調整した不活化ワクチンである。
 e HIV感染は、結核のリスクファクターである。
(注)感染症法: 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律
            (平成19年6月1日施行)
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問78

疾病の一次予防について、正しいものの組合せはどれか。
 a 機能回復訓練(リハビリテーション)
 b 新生児マススクリーニング
 c 食事摂取基準の設定
 d インフルエンザの予防接種
 e 妊婦を対象とした母親教室の開催
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、c、e) 5(b、d、e) 6(c、d、e)

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問79

日常生活で身近に起りうる健康被害とその原因に関する正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 皮膚障害 -------------------------- 洗剤
 b ニコチン中毒 -------------------- 乳幼児によるタバコの誤飲
 c 塩素ガスの吸引事故 ------------ 塩素系漂白剤と酸性洗浄剤との混合
 d シックハウス症候群 ------------ 壁紙接着剤
   a  b  c  d
 1 正 正 正 正 
 2 正 正 誤 正 
 3 正 誤 正 誤 
 4 誤 誤 正 正 
 5 誤 正 誤 誤
 6 誤 正 正 誤 

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問80

有害物質を取り扱う職場での労働衛生管理に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 作業環境管理は、暴露濃度を指標とする。
 b 呼吸保護具の装着は、作業管理にあたる。
 c 健康管理は、体内に侵入した有害因子による障害の予防を含む。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 誤 
 3 正 誤 正 
 4 誤 誤 正 
 5 誤 正 誤
 6 誤 正 正

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問81

生態系に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 大気や土壌は、生態系の構成要素である。
 b 植物プランクトンは生産者であり、動物プランクトンは消費者である。
 c 食物連鎖の上位に進むに従って、個体数は増加する。
 d 生物濃縮とは、物質の生物体内濃度が生息環境中の濃度より高くなることをいう。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 誤 
 2 正 正 誤 正 
 3 誤 正 正 誤 
 4 誤 誤 正 正
 5 誤 正 誤 正 
 6 正 誤 誤 誤 

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問82

水道水質基準項目の大腸菌の検出方法に関する記述について、[  ]の中に入れる語句の正しいものの組合せはどれか。
[ a ]法は、大腸菌に特異的に存在する酵素[ b ]の基質が培地に含まれており、大腸菌の存在で分解されて蛍光物質を生じることを利用している。試験液が比較標準液より強い蛍光を示す場合、陽性と判定する。水道水質基準適合判定に、大腸菌の定量試験は[ c ]。
      a          b        c
 1 乳糖ブイヨン    β-ガラクトシダーゼ   必要である
 2 乳糖ブイヨン    β-ガラクトシダーゼ   不要である
 3 乳糖ブイヨン    β-グルクロニダーゼ   必要である
 4 特定酵素基質培地  β-グルクロニダーゼ   不要である
 5 特定酵素基質培地  β-グルクロニダーゼ   必要である
 6 特定酵素基質培地  β-ガラクトシダーゼ   不要である

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問83

清涼飲料水として市販されている、ある海洋深層水の栄養成分の表示はI欄のとおりである。この飲料水の総硬度 (mg/L) に最も近い値はどれか。ただし、原子量はII欄のとおりとする。
      I欄                     II欄
(1,000 mLあたり)
ナトリウム    201 mg           Na=23.0   C=12.0
マグネシウム   25.0 mg           Mg=24.3   O=16.0
カリウム     8.5 mg            K=39.1
カルシウム    15.4 mg           Ca=40.1
  1 10  2 50  3 100  4 150  5 200  6 700

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問84

富栄養化に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 河川よりも湖沼で富栄養化が起こりやすいのは、湖沼水の方が河川水よりも自浄作用が高いためである。
 b 富栄養化した水域では、一般にDOの値が高い。
 c 富栄養化した水域で発牛した2-メチルイソボルネオールは、水道水のかび臭の原因となる。
 d 富栄養化防止のため、湖沼及び海域には「生活環境の保全に関する環境基準」として、全窒素と全リンが設定されている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問85

下に示す構造を有するフロンに関する記述の[  ]に入れるア〜エの正しい組合せはどれか。
  ア CF3Cl イ CF3Br ウ CHF2Cl エ CF4
ア〜エのうち、オゾン層破壊作用は[ a ]が最も強く、次[ b ]が強い。[ c ]にはオゾン層破壊作用はないが、高い温暖化ポテンシャルを示す。
   a  b  c
 1 ア ウ イ
 2 エ ア ウ
 3 ウ エ イ
 4 イ ウ エ
 5 イ ア エ
 6 ウ イ ア

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問86

光化学オキシダントに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 光化学オキシダントは、中性ヨウ化カリウム溶液を酸化してヨウ素を遊離させる。
 b 光化学オキシダントは、硫黄酸化物と炭化水素から太陽光の作用により生成する。
 c ペルオキシラジカルは、オゾンとオレフィン類との反応により生成する。
 d PAN (peroxyacyl nitrate) は、光化学オキシダントの一種である。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 正 誤 正
 3 誤 正 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 正 誤 正 誤

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問87

室内環境の測定に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アスマン通風湿度計により、気温と気湿を測定することができる。
 b 気動は、アスマン通風湿度計と力夕温度計によって測定される。
 c 感覚温度は、アスマン通風湿度計と黒球温度計によって測定される。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 正 
 3 誤 正 正
 4 誤 誤 正 
 5 誤 正 誤 
 6 正 誤 誤 

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問88

80名の学生がいる教室 (室内容積500 m3) を開放型の灯油ストーブで暖房している。このストーブから発生するNO2量は0.1 L/hrであるとすると、学校環境衛生の基準におけるNO2許容濃度0.06 ppmを保つために必要な1時間当たりの換気回数に最も近い値を選べ。ただし、外気中のNO2濃度は0.01 ppmとし、室内にはストープ以外のNO2発生源はないものとする。
  1 1  2 2  3 4  4 8  5 20

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問89

フィルターのない紙巻きタバコの煙に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a タバコ煙には、ガス状物質と粒子状物質が含まれる。
 b タバコ煙中には、発癌プロモーターは存在しない。
 c タバコ煙には、シアン化水素やアセトアルデヒドが含まれる。
 d 喫煙時の発癌物質の発生量は、副流煙に比べ主流煙で著しく高い。
   a  b  c  d 
 1 正 正 正 誤 
 2 正 誤 正 誤
 3 誤 正 誤 正
 4 正 誤 誤 正 
 5 誤 正 正 誤
 6 誤 誤 誤 正 

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問90

廃棄物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか
 a 事業活動に伴って生じた廃棄物は、すべて産業廃棄物に区分される。
 b 感染性廃棄物の処理を処理業者に委託する場合には、マニフェスト制度が適用される。
 c ペットボトルとアルミ缶は、容器包装リサイクル法の対象である。
   a  b  c 
 1 正 正 誤 
 2 正 誤 正
 3 誤 正 正
 4 誤 誤 正
 5 誤 正 誤
 6 正 誤 誤

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問91

地球環境問題に関する国際的取り決めとその内容について、正しいものの組合せはどれか。
 a バーセル条約 -------------------- 有害廃棄物等の海洋投棄規制
 b モントリオール議定書 --------- 硫黄酸化物及び窒素酸化物の排出規制
 c ワシントン条約 ----------------- 野生動植物の国際取引規制
 d 京都議定書 ---------------------- 温室効果ガスの排出規制
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問92

大気汚染を防止するための法規制に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ダイオキシン類については、環境基準が設定されている。
 b 首都圏など特定の地域においては、自動車NOx・PM法が適用されている。
 c 一般粉じんについては、工場・事業場の敷地境界における大気中濃度の基準が設定されている。
 d 硫黄酸化物のK値規制の適用にあたっては、K値が小さいほど規制は緩和される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問93

ヒトにおける化学物質の代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a UDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ (UGT) により生成するグルクロニドは、すべてβ体である。
 b 安息香酸は、タウリン抱合を受けて馬尿酸として排泄される。
 c ベンゾ[a]ピレンの代謝的活性化には、シトクロムP450が関与する。
 d 硫酸抱合体は、さらにメルカプツール酸へと代謝されて尿中に排泄される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問94

発癌プロモーターと主な標的臓器との対応のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 12-0-テトラデカノイルホルボール13-アセテート (TPA)  -- 肝臓
 b フェノバルビタールー ---------------------------------------------- 胃
 c 食塩 ------------------------------------------------------------------- 胃
 d 胆汁酸 ---------------------------------------------------------------- 大腸
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問95

化学物質a〜dのうち、「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 (化審法) 」により第1種特定化学物質に指定されているものの正しい組合せはどれか。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問96

1日許容摂取量 (ADI) に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ヒトが毎日連続して一生涯摂取しても危険がないと考えられる1日当たりの摂取量のことである。
 b 動物実験で求めた最大無作用量と同じである。
 c 農薬のADIは、生態系への影響を考慮して決められている。
 d 食品添加物の使用基準は、ADIを考慮して決められる。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 正 誤 正 誤
 3 正 正 誤 誤 
 4 誤 正 正 誤
 5 誤 誤 正 正

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問97

ある化学物質の急性中毒患者の血液検査及び処置の結果を以下に示す。
「血液検査を行ったところ低コリンエステラーゼ血症であった。また、アトロピン硫酸塩水和物の静脈点滴を行ったところ症状が改善した。さらに、ヨウ化プラリドキシム (PAM) の投与が有効であった。」
これより推定される原因物質はどれか。
 1 シアン化カリウム
 2 マラチオン
 3 カルバリル
 4 DDT
 5 アセトアミノフェン

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問98

依存性薬物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a LSD-25とサイロシンは、いずれもトリプタミン構造を含む。
 b モルヒネのグルクロン酸抱合は、ヒトでは3位水酸基よりも6位水酸基で起こりやすい。
 c ペントバルビタールは、銅-ピリジン反応により定性的に検出される。
 d メタンフェタミンとアンフェタミンは、いずれもシモン反応に陽性である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問99

電子捕獲型検出器を備えたガスクロマトグラフで、高感度に分析できる薬毒物の正しいものの組合せはどれか。

  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問100

電離放射線に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 放射線荷重係数は、α線よりγ線の方が大きい。
 b 放射線の人体への影響は、細胞分裂の盛んな組織で大きい。
 c 放射線の人体への影響の度合いを表す単位は、グレイ (Gy) である。
 d α線放出核種の人体への影響は、体外被曝よりも体内被曝による方が大きい。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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