第93回薬剤師国家試験(平成20年3月)

       基礎薬学 (問1〜問60)


問1
次の医薬品に含まれる基本骨格の構造に対する名称の正誤について、正しい組合せはどれか。
 

   a  b  c  d  e
 1 正 正 誤 正 正
 2 正 誤 正 誤 誤
 3 誤 正 正 正 誤
 4 誤 正 誤 誤 誤
 5 誤 誤 正 正 正

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問2

次の構造式で示される日本薬局方医薬品レチノール酢酸エステルの正しい化学名はどれか。

 1 (1Z,3E,5Z,7E) -3,7-dimethyl-1- (2,2,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-1,3,5,7-tetraen-9-yl acetate
 2 (1E,3Z,5E,7Z) -3,7-dimethyl-1- (2,2,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-1,3,5,7-tetraen-9-yl acetate
 3 (1E,3E,5E,7E) 3,7-dimethyl-1- (2,2,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-1,3,5,7-tetraen-9-yl acetate
 4 (2Z,4E,6Z,8E) -3,7-dimethyl-9- (2,6,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-2,4,6,8-tetraen-1-yl acetate
 5 (2E,4Z,6E,8Z) -3,7-dimethyl-9- (2,6,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-2,4,6,8-tetraen-1-yl acetate
 6 (2E,4E,6E,8E) -3,7-dimethyl-9- (2,6,6-trimethylcyclohex-1-en-1-yl) nona-2,4,6,8-tetraen-1-yl acetate

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問3
共鳴に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 原子核の位置が同じで、電子の位置のみが異なる構造を、共鳴構造という。
 b ケトーエノール互変異性体は、共鳴の関係にある。
 c 複数の共鳴構造を関係づける矢印には、?フを用いる。
 d アセトンアニオン (アセトンの脱プロトン化によって生じるエノラートイオン) の共鳴構造には、真の構造への寄与の大きい構造と寄与の小さい構造がある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問4
第I欄に示した化合物a〜dのうち、酸性度が最も大きいものをA、最も小さいものをBとし、第II欄に示した化合物e〜hのうち、塩基性度が最も大きいものをC、最も小さいものをDとするとき、これらの正しい組合せはどれか。
第I欄
 a cyclohexanol
 b benzoic acid
 c fluoroacetic acid
 d p-methylphenol
第II欄
 e aniline
 f pyrrolidine
 g indole
 h pyridine
   A B C D
 1 a d f h
 2 a c h g
 3 b d g e
 4 b a e f
 5 c a f g
 6 c d h e

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問5
いす形配座で表される構造式A、B及びCに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a BはAよりエネルギー的に安定である。
 b BはCよりエネルギー的に安定である。
 c BとCは同一の化合物である。
 d Aはtrans-1,2-ジメチルシクロヘキサンである。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 正 正 誤
 3 正 誤 誤 正
 4 誤 正 正 誤
 5 誤 正 誤 正

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問6

反応式a〜dのうち、主生成物を正しく示しているものの組合せはどれか。


  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問7

フィッシャー投影式で示した光学活性体アを還元したところ、2種の異性体イ及びウが得られた。本反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a イとウは、ジアステレオマーの関係にある。
 b イはアキラルな分子である。
 c イは不斉炭素を持たない。
 d ウの絶対配置は2R,3Sである。
 e イ及びウが生成する際、両者の遷移状態のエネルギーは等しい。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、e) 4(b、d) 5(c、e) 6(d、e)

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問8

次のハロゲン化合物の反応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 化合物Aは第3級ハロゲン化合物であるから、強塩基による脱離反応は主にE1機構で進行する。
 b 化合物Aを、エトキシドイオンを用いて脱離反応を行うと、主生成物は2-methyl-1-buteneである。
 c 化合物Bの強塩基によるE2反応では、二重結合がE配置であるアルケンが主生成物となる。
 d 化合物Cは、ハロゲンが結合した炭素上でSN2反応を起こすことは難しい。

 e 化合物Dへの求核置換反応は、化合物Eの場合よりも容易に進行する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問9

クロロベンゼンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a クロロベンゼンは、求電子置換反応においてベンゼンより反応性が高い。
 b クロロベンゼンは、求電子置換反応においてメタ配向性を示す。
 c クロロベンゼンは、テトラヒドロフラン中、金属マグネシウムと反応してグリニャール試薬を生成する。
 d ベンゼンは、塩化鉄 ( III ) 触媒の存在下に塩素と反応してクロロベンゼンを与える。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問10

日本薬局方医薬品a〜dに適用する確認試験に関する記述のうち、正しい組合せはどれか。
 ア 本品0.01 gを薄めた酢酸 (1→500) 10 mLに溶かし、試料溶液とする。試料溶液1 mLに水4 mL及び塩化鉄 ( III ) 試液1滴を加えるとき、液は濃緑色を経て、徐々に赤色に変わる。
 イ 本品0.05 gを水5 mLに溶かし、臭素試液1〜2滴を加え、振り混ぜるとき、試液の色は消える。
 ウ 本品につき、銅線を用いる炎色反応試験 (2) を行うとき、緑色を呈する。
 エ 本品の水溶液 (1→1000) 5 mLにニンヒドリン試液1 mLを加え、水浴中で3分間加熱するとき、液は紫色を呈する。
   a  b  c  d
 1 エ ア イ ウ
 2 イ エ ア ウ
 3 ウ ア イ エ
 4 ウ エ ア イ
 5 イ ア エ ウ

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問11

プラバスタチンナトリウムに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 本品は水に溶けやすく、ジエチルエーテルにはほとんど溶けない。
 b エステル結合を構成するカルボン酸部分の不斉炭素の絶対配置はRである。
 c 赤外吸収スペクトルにおいて観測される1727 cm-1付近の吸収は、ヒドロキシ基の伸縮振動に基づくものである。
 d 本品は、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル-CoA (HMG-CoA) 還元酵素を阻害する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問12

次の反応式は、プロカインの合成法の1つを示したものである。合成原料、合成法とプロカインの構造と性質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 合成原料である4-nitrobenzoic acidのpKaはbenzoic acidよりも小さい。
 b 反応Aは第2級アミンを求核剤として、主にSN2機構で進行する。
 c プロカインの2つのアミノ基のうち、第3級のアミノ基よりも第1級のアミノ基の塩基性が高い。
 d プロカインの1H-NMRスペクトル (重クロロホルム中) では、プロトンのシグナルが9種類観測される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問13

次の構造式で示すマルトース及びラクトースに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a マルトースは、2分子のD-グルコピラノースが1位と4位でβ-グリコシド結合して生成する。
 b ラクトースは、Tollens試薬を酸化する。
 c マルトースとラクトースの等モルずつの混合物を酸性水溶液中で単糖へと完全に加水分解すると、理論上、得られる単糖の75%はD-グルコースである。
 d マルトースの水溶液とラクトースの水溶液は、いずれも変旋光を示す。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問14

タンパク質の高次構造に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ジスルフィド結合は、セリン残基間で形成される。
 b βシート構造では、ペプチド結合間の水素結合が形成されている。
 c ファンデルワールス相互作用は、タンパク質の高次構造を規定する相互作用の1つである。
 d 球状タンパク質の親水性アミノ酸残基は、水中でタンパク質分子の表面に存在する割合が高い。
   a  b  c  d
 1 正 誤 正 正
 2 正 正 誤 誤 
 3 誤 正 正 正
 4 誤 誤 正 誤 
 5 誤 正 誤 誤

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問15

ステロイド骨格をもつ化合物A〜Dに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

 a 化合物Aのヒドロキシ基はβ配置である。
 b 化合物BのA/B環はtrans配置で結合している。
 c 化合物Cは糖質コルチコイドに分類される。
 d 化合物Dのヒドロキシ基は11位、17位、19位に存在している。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問16

日本薬局方における比重及び密度測定法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 比重とは、ある質量を有する物質の体積と、それと等質量の水の体積との比である。
 b 比重及び密度の測定には、比重瓶による測定法、振動式密度計による測定法、シュプレンゲル・・オストワルドピクノメーターによる測定法などが用いられる。
 c 比重瓶による測定法では、比重瓶に試料を満たして規定温度に達したとき、等体積の試料及び標準物質の質量を測定して比重を求める。
 d 振動式密度計による測定法では、試料セルの固有振動周期と試料の密度との間には直線関係が成立する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問17

物質の性質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ラウール (Raoult) の法則が成立する溶液について、揮発性溶媒Aの蒸気圧降下の大きさ?BPが下式で示されるのは、溶質Bが不揮発性の場合である。
?BP=POA・・XB (POA: 純溶媒Aの蒸気圧、XB: 溶質Bのモル分率)
 b 融点は、圧力一定のもとでの固相と液相が平衡状態にあるときの温度で、純物質の場合、物質固有の値をとるが、必ずしも凝固点と一致するとは限らない。
 c 融解熱は圧カー定の場合、状態量として取り扱うことができ、固相から液相への状態変化に伴うエンタルピー変化量である。
 d 非電解質の希薄水溶液の凝固点は、溶質の質量モル濃度に比例して降下し、その比例定数はモル凝固点降下定数とよばれ、溶質固有の定数である。
 e H2OがH2Sより沸点が高いのは、酸素原子の方がイオウ原子よりも水素結合形成能が強いことに起因している。
  1(a、b、c) 2(a、b、d) 3(a、c、e) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問18

図は成分A及びBからなる混合物の液相一気相状態図である。P点にある混合物の温度上昇に伴って観測される状態変化の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。ただし、P点における成分Bのモル分率はXである。
 a 温度T1で、気相が現れる。
 b 温度T2では、液相中の成分Bのモル分率はXより大きい。
 c 温度T2では、気相中の成分Bのモル分率はXより大きい。
 d 温度T1で、蒸気を集めて冷却して液化したものを再蒸留する。この操作を繰り返すと、ほぼ成分Bの蒸気が得られる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問19

沈殿平衡に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 難溶性塩のAg2CrO4の溶解度Sと溶解度積KSPの間には、KSP=4S3の関係がある。
 b 異種イオン効果とは、溶液中に沈殿物と無関係なイオンが多量に存在すると、沈殿物の溶解度が減少することである。
 c 数種の金属イオンを含む水溶液のpHを上げていくと、溶解度積KSPの小さい金属水酸化物から順に沈殿する。
 d 共通イオン効果とは、難溶性塩の飽和溶液に共通イオンを加えると、難溶性塩の溶解度が著しく増加することである。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問20

コロイド溶液に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 多量の電解質の添加により、親水コロイド粒子が凝析する現象を塩析という。
 b チンダル現象は、コロイド溶液では観測されるが、低分子物質溶液では観測されない。
 c 疎水コロイドは、その表面が親水性で水和層が形成されて安定化している。
 d エマルション (乳濁液) では、液体の分散媒中に固体物質が微細な粒子として分散している。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問21

次の記述の[ ]に入れるべき数値の正しい組合せはどれか。
反応開始時には化合物Aのみが存在しており、可逆反応によって化合物Bを生じる。この正逆両反応とも一次反応で進行している。

   

このAとBの濃度の時間変化を下図に示している。この反応の速度定数k1は[ a ]min-1であり、k-1は[ b ]min-1である。ただし、ln 2=0.693とする。

     a     b
 1  0.011   0.011
 2  0.017   0.004
 3  0.004   0.017
 4  0.015   0.015
 5  0.024   0.006
 6  0.006   0.024

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問22

図は2種類の薬物A及びBの分解反応について種々の温度Tで速度定数kを測定し、横軸1/Tに対して縦軸にlnkの値をプロットしたものである。次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a このプロットはアレニウスプロットとよばれる。
 b グラフのy (縦軸) 切片から頻度因子が求まる。
 c 温度が上昇すると、A及びBの分解反応の速度定数は減少する。
 d 温度TOより高温ではAの方がBよりも安定である。
 e Aの分解反応の活性化エネルギーはBより大きい。
   a  b  c  d  e
 1 誤 正 誤 正 正
 2 正 誤 誤 正 誤
 3 正 正 誤 誤 正
 4 誤 誤 正 誤 正
 5 正 誤 正 誤 誤

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問23

放射壊変と放射線に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a α壊変では、陽子2個と中性微子 (ニュートリノ) 2個が放出される。
 b β+壊変では、親核種は原子番号が1増えた娘核種となる。
 c β壊変では、親核種と娘核種の質量数は変わらない。
 d γ線の放射の前後では、核種の原子番号も質量数も変化しない。
 e 軌道電子捕獲 (EC) は、α壊変の一種である。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問24

粉末X線回折法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 波長λのX線が面間隔dの結晶に入射角θで入射するとき、2dsinθ= (η+1/2)λが満たされる角度でX線回折が生じる。ただし、ηは整数である。
 b 粉末X線回折法は、結晶性の粉末試料にX線を照射し、生じる干渉性散乱X線による回折強度を、各回折角について測定する方法である。
 c 粉末X線回折パターンは、結晶、結晶多形及び溶媒和結晶などの同定及び判定に用いられる。
 d 粉末X線回折法により、未知化合物の原子配置、分子構造が一義的に決定できる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問25

カラムクロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいものはどれか。
 1 カラムクロマトグラフィーで用いられる移動相は、気体、液体又は固体である。
 2 カラムクロマトグラフィーで用いられる固定相は、気体又は固体である。
 3 分離度は、カラムの理論段数に依存しない。
 4 カラムの理論段数は、カラムの長さに依存しない。
 5 カラムの理論段高さは、最適流速で最小となる。

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問26

液体クロマトグラフィーに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 固定相としてシリカゲルを用いる吸着クロマトグラフィーでは、塩基性の溶質が先に溶出する。
 b 固定相としてオクタデシルシリル化したシリカゲルを用いる逆相分配クロマトグラフィーでは、極性の大きな溶質が先に溶出する。
 c 陽イオン交換クロマトグラフィーでは、陽イオンの価数の大きな溶質が先に溶出する。
 d サイズ排除クロマトグラフィーでは、分子量の大きな溶質が先に溶出する。
   a  b  c  d
 1 正 正 正 誤
 2 正 正 誤 正
 3 誤 正 誤 正
 4 誤 誤 正 正
 5 正 誤 誤 誤

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問27

電気泳動法におけるイオンの泳動速度に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a イオンの電荷に反比例する。
 b イオンの半径に比例する。
 c 溶媒の粘度に反比例する。
 d 電極間の距離に反比例する。
 e 温度の平方根に比例する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問28

固相抽出法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 逆相分配型の固相を用いた抽出では、溶出溶媒としてメタノールやアセトニトリルなどを用いる。
 b イオン性物質の抽出には用いない。
 c 生体試料中の薬物の濃縮に用いられる。
 d 溶媒抽出法に比べ、一般に回収率が低い。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問29

日本薬局方容量分析用標準液0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液の標定に関する記述について[  ]に入れるべき数値はどれか。
ヨウ素酸カリウム (標準試薬) を乾燥した後、その約0.05 gをヨウ素瓶に精密に量り、水25 mLに溶かし、ヨウ化カリウム2 g及び希硫酸10 mLを加え、密栓し、10分間放置した後、水100 mLを加え、遊離したヨウ素を調製したチオ硫酸ナトリウム液で滴定する (指示薬法、又は電位差滴定法: 白金電極) 。ただし、指示薬法の滴定の終点は液が終点近くで淡黄色になったとき、デンプン試液3 mLを加え、生じた青色が脱色するときとする。同様の方法で空試験を行い、補正し、ファクターを計算する。
  0.1 mol/Lチオ硫酸ナトリウム液1 mL=[  ] mgKIO3
この滴定において、ヨウ素が遊離する反応及びチオ硫酸ナトリウムとヨウ素との反応は次のとおりである。ただし、KIO3=214.00とする。
  KIO3 + 5KI + 3H2SO4 = 3K2SO4 + 3H2O + 3I2
  2Na2S2O3 + I2 = 2NaI + Na2S4O6
  1 2.140  2 2.675  3 3.567  4 4.280  5 5.350  6 7.133

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問30

次の図ア〜ウは、それぞれ化合物a〜cの1H-NMRスペクトル (300 MHz) である。基準物質はテトラメチルシランとし、重クロロホルム中で測定しているが、測定溶媒に由来するシグナルは除いてある。また、拡大領域以外のピークはすべて一重線である。スペクトルと化合物の正しい組合せはどれか。

 a CH3COCH2CH3
 b CH3COOCH2CH3
 c CH3CH2 COOCH3
  ア イ ウ
 1 a b c
 2 a c b
 3 b a c
 4 b c a
 5 c a b
 6 c b a

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問31

次の図は分子式C9H9BrO2で表される芳香族化合物A〜Cの、いずれかの質量スペクトル (EI-MS) である。これに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a 分子イオンピークにおいて、同位体ピークとの強度比が約1:1であるのは、臭素原子を1つ含むためである。
 b m/z200 (その同位体ピークm/z202) は、分子イオンからエチレンがMcLafferty転位により脱離したフラグメントイオンピークであると推定される。
 c m/z183 (その同位体ピークm/z185)は、[C7H4BrO]+に帰属される。
 d この化合物の構造はAである。
   a  b  c  d
 1 正 正 正 誤
 2 正 正 誤 正
 3 正 誤 正 正 
 4 誤 正 正 誤
 5 誤 誤 誤 正 

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問32

日本薬局方メチルプレドニゾロン (C22H30O5:374.47) の定量法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
本品を乾燥し、その約10mgを精密に量り、メタノールに溶かし、正確に100mLとする。この液5mLを正確に量り、メタノールを加えて正確に50mLとする。この液につき、層長1cmのセルを用いて、紫外可視吸光度測定法により試験を行い、波長243nm付近の吸収極大の波長における吸光度Aを測定する。
 メチルプレドニゾロン (C22H30O5)の量 (mg) =A/400×10000
ただし、400は波長243 nm付近の吸収極大の波長におけるメチルプレドニゾロンの比吸光度である。
 a この定量法において、メチルプレドニゾロンの標準品は必要ではない。
 b 波長243 nm付近の吸収極大の波長におけるメチルプレドニゾロンのモル吸光係数は、おおよそ15000である。
 c 層長0.5 cmのセルを用いて吸光度を測定した場合、上記計算式中の係数は10000ではなく20000である。
   a  b  c
 1 正 正 正
 2 正 正 誤
 3 誤 正 正
 4 誤 誤 正
 5 正 誤 誤
 6 誤 誤 誤

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問33

電磁波を利用する分析法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 核磁気共鳴スペクトル測定法では、紫外線領域の電磁波を利用している。
 b 原子吸光光度法では、基底状態の金属イオンが光を吸収する現象を利用している。
 C 赤外吸収スペクトル測定法では、分子振動に関する情報が得られる。
 d 円二色性測定法では、分子の不斉性に関する情報が得られる。
 e 屈折率測定法では、通例、ナトリウムスペクトルのD線を光線として用いる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問34

イムノアッセイに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 特異性の高い抗体は、類似構造を持つ物質との交差反応性が大きい。
 b 抗体と抗原の親和定数が大きいと、高感度な測定が可能である。
 c サンドイッチ法は、複数の抗原決定基をもつ抗原の定量に用いられる。
 d 非競合法では、B/F分離 (抗体に結合した抗原 (B) と非結合の抗原 (F) とを分離すること) を行う必要がない。
 e 競合法では、標識シグナルの強度は抗原量の対数に反比例する。
  1(a、b) 2(a、e) 3(b、c) 4(c、d) 5(d、e)

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問35

MRI (Magnetic Resonance Imaging) に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 生体内の水分子の酸素原子核の磁気共鳴を利用する。
 b ラーモア周波数の2倍の周波数をもつ電磁波を照射し、核を励起状態に移行させる。
 c 励起した核の基底状態への緩和時間が、組織や病変によって異なることを利用する。
 d 体内の信号発生部位での強度情報を、非侵襲的に画像として描画できる。
 e 傾斜磁場をかけることで、体内の信号発生部位の位置を知ることができる。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問36

次の生薬成分に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

 a ロートコンやベラドンナコンに含有されるトロパンアルカロイドで、化合物名はスコポラミンである。
 b *印の不斉炭素が異性化してラセミ体になったものをアトロピンとよぶ。
 c 確認試験にFreeman改良法によるVitali反応が用いられる。
 d 副交感神経興奮作用や縮瞳作用がある。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 誤
 2 誤 正 正 誤
 3 正 正 正 誤
 4 誤 正 正 正
 5 正 誤 誤 正

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問37

次の生薬群a〜dとその共通性ア〜エとの正しい組合せはどれか。
 a インチンコウ、コウカ、ソウジュツ
 b キキョウ、セネガ、モクツウ
 c アロエ、センナ、ケンゴシ
 d モッコウ、サイコ、ビャクシ

 ア 根部が薬用部位である。
 イ 下剤として用いられる。
 ウ サポニンが主要成分である。
 エ 基源植物がキク科に属する。

   a  b  c  d
 1 ア イ ウ エ
 2 エ ア イ ウ
 3 ウ エ ア イ
 4 イ ウ エ ア
 5 エ ウ イ ア

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問38

漢方処方と適応に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 加味逍遙散は、冷え性、虚弱体質、月経不順、更年期障害の改善に用いられ、当帰が構成生薬として配剤されている。
 b 大黄甘草湯は、食欲不振や胃炎、胃痛の改善に用いられ、人参が構成生薬として配剤されている。
 c 葛根湯は、感冒の初期、鼻炎、肩こりの改善に用いられ、麻黄が構成生薬として配剤されている。
 d 補中益気湯は、常習便秘の改善に用いられ、大黄が構成生薬として配剤されている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問39

糖の代謝とエネルギー産生に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 解糖とは、グルコース1 molがフルクトース1,6-ビスリン酸を経てピルビン酸2 molに変わり、ATPを2 mol生産する代謝経路である。
 b クエン酸サイクルでは、クエン酸がオキサロ酢酸になる過程で、遊離するエネルギーをNADHなどに変換する。
 c ミトコンドリアの電子伝達系は、ATPを用いてH+の電気化学的勾配を形成する。
 d ミトコンドリアのATP合成酵素は、NADHを酸化しH+駆動力を形成する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問40

脂質と脂質代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a トリアシルグリセロールは、細胞膜の主要構成成分の1つで脂質二重層を形成する。
 b 真核生物の脂肪酸は、アセチルCoAを材料としてミトコンドリアのマトリックス内で合成される。
 c 生体内のコレステロール量は、食事からの摂取量やコレステロールの利用量により体内での合成量が調節されている。
 d 細胞膜に存在する糖タンパク質及び糖脂質の糖部分は、細胞膜の外側にある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問41

タンパク質と酵素に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a タンパク質を構成する20種類のアミノ酸は、左旋性 (-) である。
 b タンパク質の二次構造には、αヘリックスやβシートなどがある。
 c タンパク質のユビキチン化は、プロテアソームによるタンパク質分解の標識となる。
 d 酵素タンパク質の活性は、競合阻害剤の添加によりKmは変化しないが、Vmaxは小さくなる
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問42

ヌクレオチドの構造と代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヌクレオチドは、プリン塩基又はピリミジン塩基、ヘキソース、リン酸からなる。
 b ゲノムDNAを構成するプリン塩基は、アデニンとグアニンであり、ピリミジン塩基は、シトシンとチミンである。
 c ウリジン5'-三リン酸 (UTP) は、シチジン5'-三リン酸 (CTP) から生合成される。
 d アデノシン5'-一リン酸 (AMP) とグアノシン5'-一リン酸 (GMP) の生合成は、イノシン5'-一リン酸 (IMP) を経由する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問43

呼吸器系の構造と機能に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 気管は、咽頭の下方に続く管で、U型の軟骨とその空間を埋める平滑筋からなる。
 b I型肺胞上皮細胞は、肺胞の表面張力を低下させて肺胞の形態を維持するのに必要な表面活性物質を分泌する。
 c II型肺胞上皮細胞は、扁平で薄く、肺胞内の空気と毛細血管内の血液との間でガス交換を行う。
 d 肺活量とは、できるだけ息を吸い込んだ後、できるだけ息を吐き出した空気の量である。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問44

ヒトの皮膚に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 表皮は、真皮側から基底層、有棘層、顆粒層、淡(透)明層、角質層からなり、角質層のケラチノサイトは、無核の死細胞である。
 b 表皮中のメラノサイトは、赤外線を吸収することで皮膚を保護している。
 c メルケル細胞は、真皮に存在し感覚ニューロンと接触して機械的刺激に対する受容器として働く。
 d ランゲルハンス細胞は、表皮の有棘層に主に存在する樹状細胞であり、抗原提示能力がある。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問45

ヒトの中枢神経系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 大脳皮質の前頭葉は、意欲、感情、創造に関する機能をつかさどる。
 b 大脳辺縁系の海馬は、記憶に関わっている。
 c プルキンエ細胞は、小脳の髄質にあり、神経インパルスを皮質に伝える。
 d 脊髄の横断面では、中央部にH型をした白質と周辺部の灰白質が区別される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問46

ヒトのリンパ系に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リンパ液は、末梢の毛細リンパ管において細胞間隙の組織液の一部が吸い取られたもので、最終的には動脈に合流する。
 b 胸管には右上半身と左右下半身のリンパ液が集まり、全身の約4分の3のリンパ液がこの管を通ることになる。
 c リンパ液は、血液体循環に戻る前に、リンパ節を通過する。
 d リンパ球は、高内皮細静脈という特殊な内皮細胞で囲まれる静脈の壁を通り抜けて、血管からリンパ節に入ることができる。
 e リンパ節は、樹状細胞によるT細胞への抗原提示などの免疫反応の起こる場であり、二次リンパ器官に分類される。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問47

ヒトの胃に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 胃は、食道に続く幽門から始まり、十二指腸に至る噴門で終わる。
 b ガストリンは、噴門部で産生され、胃酸やペプシノーゲン分泌を促進する。
 c 胃腺の表層粘液細胞と粘液頸(副)細胞は、ムチンを分泌する。
 d 壁細胞は、殺菌作用のある胃酸を分泌する。
 e 主細胞は、ペプシノーゲンを分泌する。
  1(a、b、c) 2(a、b、e) 3(a、c、d) 4(b、d、e) 5(c、d、e)

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問48

骨に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a Ca2+は、骨に一度沈着すると、一生の間遊離しない。
 b 骨には、血管はほとんど分布していない。
 c 骨芽細胞は、コラーゲンなどを分泌して骨形成を行い、骨細胞になる。
 d 赤色骨髄は、血球産生の場である。
   a  b  c  d
 1 誤 誤 誤 誤
 2 正 誤 正 誤
 3 誤 正 正 正
 4 誤 誤 正 正
 5 正 正 誤 正

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問49

ヒトの遺伝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 正常ヒト二倍体細胞の染色体数は46本であり、その中の44本は常染色体とよばれる。
 b ヒト精子には、X染色体を含むもの及びY染色休を含むものの2種類があり、X染色体を含む精子が受精して誕牛する個体は男子である。
 c 血友病Aは、伴性劣性遺伝様式を示す遺伝病であり、患者には女子が多い。
 d 精子や卵子が生成するときには、減数分裂が起こる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問50

B型肝炎ウイルスに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ヘパドナウイルス科に属する。
 b 遺伝子として2本鎖RNAをもつ。
 c エンベロープを有さない。
 d 感染により発症した肝炎患者血清中にはウイルス粒子が検出される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問51

アポトーシスとネクローシスに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 形態形成過程において、例えばオタマジャクシの尾がなくなるのは、ネクローシスによって起こる。
 b HIV感染は、アポトーシスを引き起こす原因となる。
 c ミトコンドリア依存性アポトーシスでは、シトクロムcがミトコンドリアから遊離する。
 d ネクローシスでは、細胞DNAのヌクレオソームの断片化が起こる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問52

遺伝子の複製、修復に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a DNAポリメラーゼは、プライマーがなくても新たな鎖を合成できる。
 b リーディング鎖は、不連続複製により合成される。
 c テロメラーゼは、逆転写酵素の一種である。
 d 塩基置換変異によりアミノ酸のコドンが終止コドンに変わる変異を、ミスセンス変異とよぶ。
   a  b  c  d
 1 正 正 誤 正
 2 誤 正 正 誤
 3 誤 誤 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 正 誤 正 正

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問53

タンパク質の解析法に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a エドマン法は、タンパク質のアミノ酸配列をC末端から決定する方法である。
 b カルボキシペプチダーゼ法は、タンパク質のアミノ酸配列をC末端から決定する方法である。
 c MALDI-TOF質量分析法は、プロテオーム解析に用いられる。
 d 臭化シアン (BrCN) は、タンパク質をメチオニン部位で切断する。
   a  b  c  d
 1 正 誤 誤 正
 2 誤 正 正 誤
 3 正 誤 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 誤 正 正 正

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問54

真核生物における染色体及びクロマチンに関する記述の止誤について、正しい組合せはどれか。
 a DNAトポイソメラーゼは、DNAに超らせんを導入したり、解消したりする酵素である。
 b 染色体には、セントロメアとテロメアとよばれる領域があり、テロメアは染色体末端にある。
 c クロマチンには比較的分散した状態と凝集した状態があり、分散した状態をヘテロクロマチンとよぶ。
 d クロマチンの基本構造であるヌクレオソームでは、H1、H2A、H2B、H3の各ヒストン2分子からなる8量体にDNAが巻きついている。
   a  b  c  d
 1 正 正 誤 誤
 2 誤 誤 正 正
 3 正 誤 誤 正
 4 誤 正 正 誤
 5 正 正 正 誤

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問55

細胞内情報伝達に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 受容体チロシンキナーゼである上皮増殖因子 (EGF) 受容体は、7回膜貫通型である。
 b ホスファチジルイノシトール3-キナーゼ (PI3-キナーゼ) は、細胞の増殖や生存に関係するシグナル伝達に関わっている。
 c エストロゲン受容体は、リガンドの結合によって立体構造変化を起こし、特定の遺伝子の転写を調節する。
 d Gタンパク質共役型受容体 (GPCR) は、キナーゼによってリン酸化された後に、Gタンパク質に結合できる。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問56

ホルモンに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 甲状腺ホルモンの中で、チロキシン (T4) はトリヨードチロニン (T3) よりも生体内でのホルモン活性が強い。
 b ヒトの副腎は、糖質コルチコイドとして主にコルチゾールを、鉱質コルチコイドとして主にアルドステロンを分泌する。
 c インスリン様増殖因子-I (IGF-I) は、成長ホルモンの作用によって肝などの臓器で産生される。
 d インスリンは、核内のインスリン受容体と結合することによって、作用を発揮する。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問57

神経伝達物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a γ-アミノ酪酸 (GABA) は、中枢神経系組織に存在する興奮性アミノ酸である。
 b γ-アミノ酪酸 (GABA) は、L-グルタミン酸から生合成され、シナプス間隙に遊離される。
 c グリシンは、脊髄や脳幹に高濃度に存在するアミノ酸で、興奮性伝達物質の1つである。
 d  L-グルタミン酸は、中枢における興奮性シナプス伝達の中心的役割を担っている。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問58

主要組織適合複合体 (MHC) に関する記述のうち、止しいものの組合せはどれか。
 a クラスIIは、膜貫通タンパク質の重鎖 (heavy chain) と、それに非共有結合したβ2ミクログロブリンからなる。
 b クラスIIは、マクロファージ、樹状細胞、B細胞などで発現している。
 c クラスIとクラスIIは、細胞外と細胞質のタンパク質抗原由来ペプチドをそれぞれ提示する。
 d ヒトのMHCは、HLAともよばれ、その遺伝子は多型性を示す。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問59

血小板に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 血小板は、骨髄で幹細胞から分化した巨核球の細胞片である。
 b 血小板は、コラーゲンに粘着すると活性化される。
 c 粘着した血小板は、円板状から球状へと変形し、不可逆的な凝集を起こす。
 d 活性化された血小板からは、血小板活性化因子 (PAF) やトロンビンが放出される。
  1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(b、d) 6(c、d)

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問60

次の疾病とそれに関連する機能変化の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ハセドウ (グレーフス)-----------甲状腺機能亢進
 b 先端巨大 (末端巨大) 症---------成長ホルモンの過剰分泌
 c 重症筋無力量症--------------------アドレナリン受容体の機能異常
 d クッシング症候群-----------------アセチルコリン受容体の機能異常
   a  b  c  d
 1 正 正 正 正
 2 誤 誤 誤 正
 3 正 誤 正 誤
 4 誤 正 誤 正
 5 正 正 誤 誤

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