第91回薬剤師国家試験(平成18年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61

栄養素の消化・吸収に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a タンパク質は、胃内でトリプシンにより分解されて吸収される。
 b 乳糖は、ラクターゼにより分解されてエネルギー源となる。
 c マンナンは、唾液や膵液の酵素によりグルコースに分解されてエネルギー源となる。
 d 中性脂肪は、小腸内で膵リパーゼにより分解されて吸収される。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問62

無機質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a リンは、生体に最も多く含まれる無機質である。
 b コバルトは、ビタミンB2の構成成分である。
 c 亜鉛の欠乏により味覚障害や創傷治癒遅延が起こる。
 d 銅の欠乏は、鉄の欠乏と同様に貧血を起こす。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問63

栄養素のエネルギー代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a アトウォーター係数とは、1 gの栄養素を酸素の存在下で完全燃焼させた際に生じる熱量のことである。
 b 三大栄養素の中でアトウォーター係数が最も高いのは脂質である。
 c タンパク質の体内での燃焼量は、一定時間に尿中に排泄される窒素量から推定することができる。
 d 糖質及び脂質の体内での燃焼量は、一定時間の二酸化炭素排出量の実測値と両栄養素の呼吸商の値から推定することができる。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問64

ビタミンの過不足に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ビタミンKが欠乏すると血栓ができやすくなる。
 b ビタミンAの過剰症として、頭蓋内圧亢進症が知られている。
 c ビタミンB6が欠乏すると末梢神経障害である脚気を引き起こす。
 d ビタミンDの過剰症として、高カルシウム血症が知られている。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問65

腐敗に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 水分活性の低い食品は腐敗しやすい。
 b ヒスチジンから生じる腐敗アミンのヒスタミンは、アレルギー様食中毒を引き起こす。
 c Trp-P-1及びTrp-P-2は、トリプトファンから生じる腐敗アミンである。
 d トリメチルアミンは、魚肉の腐敗臭の原因の1つである。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問66

油脂について過酸化物価を測定した。試料油脂0.8 gを精密にはかり、酢酸・クロロホルム(3:2)混液25 mLに溶かし、飽和ヨウ化カリウム溶液1mLを加えて振り混ぜ、暗所に10分間放置した後、水30 mL及びデンプン試液1 mLを加えて0.01 mol/L Na2S2O3溶液で滴定した。別に空試験を行い補正した後の0.01 mo1/L Na2S2O3溶液の滴定所要量は、4.9 mLであった。この油脂の過酸化物価(mEq/kg)は次のどれに最も近いか。ただし、0.01 mol/L Na2S2O3溶液のファクターは1.000とする。

  1 3.1  2 6.1  3 31  4 61  5 307  6 613

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問67

食品添加物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 二酸化チタンは、漂白剤として食品添加物に指定されている。
 b 亜硝酸ナトリウムは、酸性で第二級アミンと反応して発癌性のニトロソアミンを生じる。
 c 銅クロロフィルは、着色料として食品添加物に指定されている。
 d ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、金属と錯体を形成することにより酸化を防止する。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問68

栄養機能食品に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 特定保健用食品とは異なり、特定の保健の目的が期待できる旨の表示をしてはならない。
 b 規格基準を満たしていれば、個別審査を必要としない。
 c 対象となる栄養成分が、規定量以上含まれていれば栄養機能食品とされる。
 d ビタミン類を増強した乳児用の調製粉乳は、栄養機能食品である。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問69

食中毒に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 腸炎ビブリオは、淡水中で溶菌しやすい。
 b 黄色ブドウ球菌による食中毒は、食品の加熱調理によって予防できる。
 c ボツリヌス菌による食中毒は、食品を真空包装することによって予防できる。
 d サルモネラ食中毒は、動物の糞尿により汚染された鶏卵、食肉などの食品によって引き起こされることが多い。

    a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 誤 正 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 正 誤 誤

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問70

自然毒とそれを含む生物の関係のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a サキシトキシン ----------  イガイ
 b チャコニン  ------------  ジャガイモ
 c アトロピン  ------------  ハンリドコロ
 d アミグダリン ------------  アワビ
 e アコニチン --------------  ベニテングタケ

  1(a、b、c)  2(a、b、d)  3(a、b、e)
  4(a、c、d)  5(b、d、e)  6(c、d、e)

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問71

化学物質による食品汚染に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a ダイオキシン類のヒトヘの暴露は、食物経由によるものが主である。
 b 肉や魚の焼けこげ中には、変異原性を示すヘテロサイクリックアミンが存在する。
 c マグロ魚肉中には、無機水銀がメチル水銀よりも多く含まれる。
 d カドミウムは、主に乳製品から摂取される。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問72

次の保健統計の記述について、空欄に当てはまる事項の正しい組合せはどれか。

 a 純再生産率が〔 ア 〕を下回りつづけると、将来人口は減少する。
 b 我が国の老年化指数は2003年には〔 イ 〕に達し、人口の少子高齢化の進行を反映している。
 c 我が国では乳児死亡における最大死因は〔 ウ 〕である

    ア     イ      ウ
 1 1      135    先天異常
 2 1      135    感染症
 3 1      66     感染症
 4 2.1     135    先天異常
 5 2.1     66     先天異常
 6 2.1     66     感染症

ウ欄の「先天異常」とは、先天奇形、変形及び染色体異常をさす。

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問73

下図は、人口動態統計による男女の死因別年齢調整死亡率の年次推移を示したものである。a〜eが示す死因について、正しい組合せはどれか。

    a      b       c     d     e
 1 脳血管疾患  心疾患    肝疾患   結核    肺炎
 2 結核     脳血管疾患  心疾患   肝疾患   肺炎
 3 心疾患    脳血管疾患  肝疾患   肺炎    結核
 4 心疾患    脳血管疾患  結核    肺炎    肝疾患
 5 脳血管疾患  心疾患    肺炎    肝疾患   結核

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問74

疫学の症例-対照研究に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 一般に後ろ向き調査として行われる。
 b 要因の暴露情報の偏り(バイアス)は小さく、信頼度は高い。
 c 相対危険度の近似値を求めることができる。
 d 寄与危険度を直接算出できる。
 e 発生頻度のまれな疾患の調査に適している。

  1(a、b、d)  2(a、b、e)  3(a、c、e)
  4(b、c、d)  5(c、d、e)  

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問75

次の記述の〔   〕に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
 心疾患や脳血管疾患の予防では、食塩摂取量を減少させることが有効である。このため、我が国では、〔 a 〕予防として、成人(男性)の食塩の摂取目標量は〔 b 〕g/日未満と設定されている。現在、食塩の摂取量は摂取目標量を〔 c 〕。

     a     b       c
 1  一次   10   上まわっている
 2  一次   10   下まわっている
 3  一次    1    下まわっている
 4  二次    1    上まわっている
 5  二次    1    下まわっている
 6  二次   10   上まわっている

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問76

母子保健と母子免疫に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a B型肝炎母子感染防止事業として、キャリアーの妊婦に抗ウイルス抗体を投与している。
 b 母体に由来するIgGは、新生児の感染防御に役立っている。
 c 新生児マススクリーニングは、先天性奇形と白血病を早期に発見するために行う。
 d フェニルケトン尿症が発見された乳児には、フェニルアラニンを制限したチロシン添加ミルクを使用することにより、その発症を抑制することが可能である。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問77

感染症対策とその対象となる感染症の関係のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a DOTS(直接服薬確認療法)事業    ----  結核
 b 献血血液の抗体検査         -----  インフルエンザ
 c 1歳代の予防接種率の向上      ------  麻しん
 d 65歳以上の高齢者の定期予防接種   ----  ポリオ
 e 生ワクチンから不活化ワクチンヘの変更 ---  エイズ

  1(a、b)  2(a、c)  3(b、d)  4(c、e)  5(d、e)

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問78

クロツフェルト・ヤコブ病に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 危険性が高い感染症と考えられ、感染症法では二類感染症に分類されている。
 b ウシ海綿状脳症に相当するヒトの病気である。
 c 病原体はウイルスである。
 d 脳外科手術での硬膜移植による感染例が知られている。
(注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問79

「21世紀の国民健康づくり運動(健康日本21)」に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 壮年期死亡の減少、健康寿命の延伸及び生活の質の向上を実現することを目的としている。
 b 健康増進や発病予防としての一次予防が重視されている。
 c 健康づくりに取り組む個人を社会全体として支援する環境の整備が盛り込まれている。

    a b c 
  1 誤 正 誤
  2 正 誤 誤 
  3 正 正 正 
  4 正 誤 正
  5 誤 誤 正 

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問80

家庭用品の規制の対象となっているホルムアルデヒドに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 繊維製品の防炎加工剤として用いられる。
 b 皮膚アレルギーの原因となることがある。
 c 規制基準への適・不適合は、空気中への揮散量を基に判定する。
 d 乳幼児用おしめには、基準値が設定されている。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問81

化学物質とその代謝的活性化に関与する酵素との関係の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ジメチルニトロソアミン------ シトクロムP450
 b ベンゾ[α]ピレン   -------- グルタチオンS-トランスフェラーゼ
 c サイカシン    ------------- β-グルコシダーゼ

    a b c 
  1 正 正 正 
  2 正 誤 正 
  3 正 誤 誤 
  4 誤 正 正
  5 誤 正 誤 

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問82

Ames試験に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 発癌プロモーターのスクリーニング法である。
 b ヒスチジン要求性のネズミチフス菌を用いて、その復帰突然変異を検出する。
 c ラットの肝ホモジネートの9,000×g上清画分に補酵素を加えたS9 mixは、被検化合物を代謝活性化するために用いられる。

    a b c 
  1 正 誤 正  
  2 正 正 誤 
  3 誤 正 正
  4 誤 正 誤  
  5 誤 誤 正

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問83

有害物質とそれによる特徴的な障害の関係の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a アスベスト      ----- 中皮腫
 b 塩化ビニルモノマー  ----- 肝血管肉腫
 c アクリルアミドモノマー --- 造血機能障害
 d トリブチルスズオキシド --- 鼻中隔穿孔

    a b c d
  1 正 正 誤 正
  2 正 誤 正 誤
  3 正 正 誤 誤
  4 誤 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 誤

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問84

1日許容摂取量(ADI)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a ヒトが毎日連続して一生涯摂取しても危険がないと考えられる1日当たり、kg体重当たりの摂取量のことである。
 b 動物実験で求めた最大無作用量と同じである。
 c 農薬のADIは、生態系への影響を考慮して決められている。
 d 食品添加物の使用基準は、ADIを考慮して決められる

    a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 正 正 誤
  5 誤 誤 正 正

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問85

改正された化審法(化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律)に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 規制対象物質は、特定化学物質と監視化学物質に大別される。
 b 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾー-ジオキシンは、化審法の規制対象物質である。
 c 第一種特定化学物質は、すべて脂溶性が高く高蓄積性である。
 d トリクロロエチレンは、第一種特定化学物質である。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問86

次の化学構造を有する化学物質の急性中毒症状で、縮瞳を示すものの組合せはどれか。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問87

乱用薬物に関する次のa〜cの記述のすべてに該当する薬物はどれか。
 a 代謝を受けやすく未変化体の尿中での検出が難しい。
 b 大麻喫煙時の精神作用の本体である。
 c ドラーゲンドルフ試薬によって呈色反応を示さない。

 1 テトラヒドロカンナビノール
 2 ヘロイン
 3 リゼルギン酸ジエチルアミド(LSD-25)
 4 メタンフェタミン
 5 サイロシビン

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問88

放射性核種に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 食品中に含まれる40Kは、核分裂に由来する。
 b 自然環境中での222Rnによる体内被曝は、呼吸に由来する。
 c l31Iは、甲状腺に蓄積する。
 d 90Srは、筋肉に蓄積する。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問89

環境中の微生物に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 微生物の生分解能を化学物質の処理に応用した環境保全技術をバイオレメディエーション(bioremediation)という。
 b 環境中の微生物は独立栄養生物である。
 c 無機水銀は環境中の微生物の働きによりメチル水銀となる。

    a b c  
  1 正 正 誤
  2 正 誤 正 
  3 誤 正 誤
  4 誤 誤 正 
  5 正 誤 誤 

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問90

オゾン層破壊に関連する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a オゾン層は、290 nm以下の波長の紫外線の大部分を透過させる。
 b 代替フロンであるハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は、オゾン層破壊を起こさない。
 c オゾン層が破壊されると、皮膚癌の増加などヒトヘの影響が危倶される。
 d 紫外線によりハロカーボン類から生じる臭素ラジカルは、塩素ラジカルよりオゾン破壊効率が大きい。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問91

浄水に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 緩速ろ過と急速ろ過の工程では、いずれも生物ろ過膜が重要な役割を果たす。
 b クリプトスポリジウムによる汚染を除くために塩素処理が用いられる。
 c 原水に塩素を注入しても、残留塩素濃度が上昇しない場合がある。

    a b c  
  1 正 正 誤
  2 正 誤 正 
  3 正 誤 誤
  4 誤 誤 正 
  5 誤 正 誤 
  6 誤 正 正

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問92

下水処理に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 活性汚泥は、静置した場合に水中に均一に分散しやすい性状のものが好ましい。
 b 活性汚泥法では、第二(最終)沈殿池で得られた汚泥の一部は、活性汚泥として再利用される。
 c 好気的処理ではメタンガスが大量に発生するので、燃料として利用することができる。

    a b c  
  1 正 誤 正
  2 誤 誤 正 
  3 誤 正 誤
  4 正 正 誤 
  5 誤 正 正

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問93

水質の生物化学的酸素要求量(BOD)が2.8 mg/Lで、水量が150,000 m3/日の河川に、BODの高い排水を10,000 m3/日で放流する工場がある。排水が河川水と均一に混合したときのBOD値を4 mg/L以下に保つには、放流する処理排水のBOD値を最大何mg/L以下にする必要があるか。最も近い値を選べ。ただし、河川での自然浄化作用はないものとする。

  1 18   2 22   3 42   4 106   5 180

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問94

都市大気に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a 逆転層が形成されると、地表に沿って大気汚染物質が滞留する。
 b 都市大気中に発生したNOχは、その地域に限局した酸性雨をもたらす。
 c NOχは、光化学反応により酸素と反応してオゾンを生じる。

    a b c  
  1 正 正 誤
  2 正 誤 正 
  3 正 誤 誤
  4 誤 正 正 
  5 誤 正 誤 
  6 誤 誤 正

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問95

大気汚染物質に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
 a VOCとは、揮発性有機化合物のことである。
 b サーマルNOχとは、燃料中の窒素成分が燃焼時に酸化されて生じる窒素酸化物のことである。
 c PM 2.5とは、ディーゼル排気などに含まれる粒径 2.5 μm以下の微小粒子状物質のことである。

    a b c  
  1 正 正 正
  2 正 正 誤 
  3 正 誤 正
  4 誤 誤 正  
  5 誤 正 誤 

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問96

大気汚染物質の測定法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 硫黄酸化物の測定に用いる溶液導電率法では、過マンガン酸カリウム溶液に試料空気を通じて、その導電率の上昇を測定する。
 b ザルツマン法では、二酸化窒素を一酸化窒素に還元する必要がある。
 c オキシダント濃度は、試料空気を中性ヨウ化カリウム溶液中に通じた際に生じるI2に由来する呈色物質(I3-)の吸光度を測定して求める。
 d 一酸化炭素の連続自動測定には、非分散型赤外線吸収装置が用いられる。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問97

アスマン通風湿度計とカタ温度計を用いて求められる室内空気環境の指標として正しい組合せはどれか。
  a 換気量   b 熱輻射   c 気動   d 感覚温度

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問98

シックハウス症候群の原因として注目され、室内空気汚染の指針値が示されている化学物質の組合せはどれか。
 1 アセトアルデヒド、ベンゼン
 2 クロルピリホス、パラジクロロベンゼン
 3 PCB、ヘキサクロロシクロヘキサン
 4 マラチオン、フェニトロチオン
 5 サフロール、ニトロベンゼン

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問99

廃棄物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
 a 一般廃棄物の処理は、各市町村がその責任を負う。
 b すべての産業廃棄物には、マニフェスト制度が導入されている。
 c 感染性の医療廃棄物は、滅菌処理しても非感染性廃棄物として取扱うことはできない。
 d PRTR法は、再生資源の利用に関する法律である。

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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問100

水質保全の法的規制に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか
 a 新規に単独処理浄化槽を設置することはできない。
 b 地下水については、水質汚濁に係る環境基準が設定されていない。
 c 汚濁の著しい広域的な閉鎖性海域を対象に、生物化学的酸素要求量(BOD)を指定項目とした水質総量規制が実施されている。
 d ダイオキシン類について、水質の汚濁に係る環境基準が設定されている。
  (注)単独処理浄化槽:し尿だけを処理する浄化槽

  1(a、b)  2(a、c)  3(a、d)
  4(b、c)  5(b、d)  6(c、d)

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