第88回薬剤師国家試験(平成15年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61
人口動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 18歳未満の人口を年少人口という。
b 現在の老年人口は、年少人口より少ない。
c 老年人口は、過去30年間増加の一途にある。
d 現在の従属人口指数は、50以下である。

 ただし、         年少人口+老年人口
     従属人口指数= ―――――――――― ×100
               生産年齢人口

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)

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問62
人口動態統計に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 国勢調査のみの結果をもとにしたものである。
b 出生数には、死産数は含まれない。
c 平均寿命は、男女それぞれの年齢別死亡率のみから求められる。
d 平均寿命が80.0歳の集団では、10.0歳の人の平均余命は70.0年である。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問63
次の記述の[  ]に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。
 疫学において、ある要因が疾病の発症に関与する程度を数量的に表す一つの指標に 危険度がある。要因を有する集団の累積罹患率をA、対照集団の累積罹患率をBとした 時、A/Bを[ ア ]、A−Bを[ イ ]という。[ ア ]が大きくてもその疾病 の罹患率が[ ウ ]場合には[ イ ]は小さくなる。
     ア          イ        ウ
 1  オッズ比      寄与危険度      高い
 2  オッズ比      相対危険度      高い
 3  オッズ比      相対危険度      低い
 4  相対危険度     寄与危険度      高い
 5  相対危険度     寄与危険度      低い
 6  寄与危険度     相対危険度      低い

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問64
予防接種に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 風疹ワクチンは、妊婦を対象に接種する。
b 日本脳炎の予防接種には、弱毒性の生ワクチンが用いられる。
c DPT三種混合ワクチンは、ジフテリアと破傷風のトキソイドを百日咳ワクチンと混 合したものである。

     a b c
  1 正 正 誤
  2 正 誤 正
  3 誤 正 正
  4 正 誤 誤
  5 誤 正 誤
  6 誤 誤 正

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問65
感染症の主な感染経路に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 麻疹ウイルスは、血液を介して感染する。
b C型肝炎ウイルスは、食物を介して感染する。
c ポリオウイルスは経口感染する。
d 結核菌は、経気道感染する。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

ラ答>c・  <解説 >へ

問66
生活習慣病に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 喫煙は、虚血性心疾患と肺癌のリスクファクターである。
b 糖尿病で増加する血中のヘモグロビンA1cは、ヘモグロビンに糖が非 酵素的に反応し、共有結合したものである。
c 大腸癌は、過去30年間の年齢調整死亡率において低下し続けている。
d 末期癌患者の疼痛緩和策は、癌の三次予防には含まれない。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

<解答>へ・  <解説 >へ

問67
母子保健に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a フェニルケトン尿症は、新生児マススクリーニングの対象疾患である。
b B型肝炎母子感染防止事業として、キャリアーの母親から出生した子に対し、抗ウ イルス薬入りのミルクが支給される。
c 新生児マススクリーニングを行う主な目的は、早期治療することにより血友病を 防ぐことにある。
d 新生児マススクリーニング対象疾患の患者の治療は、公費で行われる。

     a b c d
  1 正 正 誤 正 
  2 正 誤 誤 正
  3 誤 正 正 誤
  4 正 誤 正 誤 
  5 誤 誤 誤 正

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問68
学校保健法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 学校薬剤師は、学校保健安全計画の立案に参画する。
b 学校薬剤師は、教室内の照明環境、騒音環境の整備に関し指導と助言を行う。
c 高校・大学には学校薬剤師を置く必要はない。
d 水泳プールの水質管理は学校薬剤師の業務ではない。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

<解答>へ・  <解説 >へ

問69
栄養素の腸管吸収に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a グルコースとフルクトースは、どちらも能動輸送で吸収される。
b リン酸塩が多量に存在すると、カルシウムの吸収を阻害する。
c 1,2-ジアシルグリセロールは、脂肪酸と2-モノアシルグリセロールに分解されて 吸収される。
d 胆汁酸は脂肪の吸収を助けるが、それ自身は吸収されない。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問70
ビタミンの欠乏に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 米のビタミンB1は、精米してもほとんど失われない。
b 胃の切除により、ビタミンB12の欠乏症を引き起こすことがある。
c パントテン酸は、腸内細菌に利用されるので欠乏しやすい。
d ヒトはビタミンCを合成できないが、合成できる哺乳動物もいる。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問71
生体内の無機質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 赤血球中のカリウム濃度は、血漿中の数十倍である。
b フッ素は通常、歯には数百ppm程度存在するが、骨にはほとんど含まれない。
c 鉄はトランスフェリンの形で貯蔵され、フェリチンの形で運搬される。
d 銅は無機鉄をヘム鉄にする際の触媒として働き、銅が欠乏すると貧血を起こす。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問72
エネルギー代謝に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 基礎代謝量は、室内で安静にして腰かけているときのエネルギー消費量から求め られる。
b 基礎代謝量は、10代の年齢で最大となる。
c 基礎代謝基準値は、10代の年齢で最高値を示す。
d 周囲の温度が低温になると、代謝量は増加する。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問73
下記はある特定保健用食品の表示である。この表示に関する記述のうち、正しいもの の組合せはどれか。

  

 種類別名称:はっ酵乳
 無脂乳固形分:8.0%
 乳脂肪分:0.5%
 原材料名:乳製品、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、安定剤(ペクチン)、香 料
 ○○○○:・・・・・・・・・・


●許可表示:LB81乳酸菌の働きにより、腸内細菌のバランスを整えて、 おなかの調子を良好に保ちます。
●1日当たりの摂取目安量:1日100 mLを目安にお召し上がりになると効果的です。なお、お好みにより目安量 以上お召し上がりいただけます。
●摂取上の注意:生ものですから、開封後はお早めにお召し上がりくださ い。

  成分分析表(100 mL当たり)
   

 熱   量 73 kcal
 たんぱく質 3.1 g
 脂   質 0.5 g
 炭水 化物 14.0 g
 ナトリウム 45 mg
 カルシウム 100 mg

 関与成分
  L. bulgaricus2038株
  10億個以上+
  S. themophilus1131株
  100億個以上
  (LB81乳酸菌)



a 許可表示は特定の保健用途を示すもので、特に表示義務はない。
b 1日当たりの摂取目安量に関しては、特に表示義務はない。
c 成分分析表〔栄養成分〕は、必ず表示しなければならない。
d 表示されるマークは下に示すア〜ウのうち、ウである。


  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d) 

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問74
特定保健用食品に含まれる保健機能に関与する成分のみの組合せはどれか。
 1 システイン、大豆オリゴ糖、ビタミンE
 2 ドコサヘキサエン酸(DHA)、ビタミンD、フラクトオリゴ糖
 3 カゼインホスホペプチド(CPP)、大豆タンパク質、フラクトオリゴ糖
 4 ビタミンD、ドコサヘキサエン酸(DHA)、ヘム鉄
 5 カゼインホスホペプチド(CPP)、ヘム鉄、システイン

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問75
コレラに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a わが国では国外での感染が主であるが、渡航歴のない患者も発生している。
b 主な症状は、発熱である。
c 有効な治療法は、水分と電解質の補給である。
d 感染者の血液は、重要な感染源である。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

<解答>へ・  <解説рヨ

問76
Staphylococcusaureus< /I>に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 手指などの化膿巣は、本菌による食中毒の感染源となる。
b 本菌により産生される毒素は、100℃、10分の加熱で失活する。
c 産生される毒素によって引き起こされる主な症状は、嘔吐、下痢である。
d 本菌の和名は、ウェルシュ菌である。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問77
食品衛生に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a アレルギー様食中毒には、IgEが関与している。
b アフラトキシン汚染地域では、肝癌の罹患率が高い。
c テトロドトキシンは、神経伝導を阻害し呼吸停止を起こす。

     a b c
  1 正 正 誤
  2 正 誤 誤
  3 誤 正 正
  4 誤 誤 正
  5 正 正 正

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問78
自然毒による食中毒に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ソラニンは、加熱による調理で分解され無毒化される。
b シガテラの特異的症状として、物にさわるとドライアイスに触れたような感覚(ド ライアイスセンセーション)がある。
c ベニテングタケの食中毒には、硫酸アトロピンが有効である。
d アコニチンは、主に溶血毒として作用する。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問79
食品添加物に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ジブチルヒドロキシトルエン(BHT)の酸化防止効果は、パーオキシラジカルの捕捉 に基づく。
b フェニルケトン尿症患者には、砂糖の代わりにアスパルテームを用いる方が良 い。
c 次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果は、酸性の方がアルカリ性より強い。
d 硫酸第一鉄は、野菜に含まれやクロロフィルと結合し色調を安定化する。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問80
放射性物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 40Kは、食物に含まれる天然放射性核種である。
b 222Rn(ラドン)は、地殻から発生し大気中に存在する。
c 90Srは、肝臓に蓄積しやすい。
d l4Cは、ヒトの体内には存在しない。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問81
生態系に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 大気や土壌は、生態系の構成要素である。
b 植物プランクトンは生産者であり、動物プランクトンは消費者である。
c 食物連鎖の上位に進むに従って、個体数は増加する。
d 生物濃縮とは、物質の生物体内濃度が生息環境中の濃度より高くなることをい う。

     a b c d
  1 正 誤 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 正 正 誤
  4 誤 誤 正 正
  5 誤 正 誤 正

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問82
土壌中における微生物の働きに関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 芳香族炭化水素は、ハロゲン化すると分解されにくくなる。
b 多環芳香族炭化水素の分解速度は、環数が増えるほど大きくなる。
c 微生物等を用いた環境修復をバイオレメディエーションという。
d 空気中の窒素は、マメ科植物に共生する細菌により、主にアンモニアに変換され る。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問83
下図は、わが国におけるダイオキシン類の1人1日摂取量の割合を試算した結果を示し たものである。このうちa、b、cに該当する食品の正しい組合せはどれか。


1
魚介類
肉・卵
2
肉・卵
魚介類
3
魚介類
肉・卵
4
魚介類
肉・卵
5
肉・卵
魚介類



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問84
浄水法に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 緩速ろ過法は、原水中のフミン質の除去効果が高い。
b 急速ろ過法では、一般的に凝集剤としてアルミニウム化合物が用いられる。
c 急速ろ過法では、凝集沈殿で取り除くことのできなかったフロック(凝集塊)を生 物学的に分解する。
d 緩速ろ過法は、急速ろ過法に比べて広い敷地面積を必要とする。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問85
湖水の富栄養化により藻類が異常発生したとき、藻類により産生される肝臓毒とカビ 臭物質の組合せとして、正しいものはどれか。

     肝臓毒        カビ臭物質
 1 サキシトキシン   2-メチルイソボルネオール
 2 サキシトキシン   ジオスミン(ジェオスミン)
 3 オクラトキシン   ジオスミン(ジェオスミン)
 4 オクラトキシン   クロロフェノール
 5 ミクロシスチン   クロロフェノール
 6 ミクロシスチン   2-メチルイソボルネオール

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問86
室内空気の汚染に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 喫煙は、ホルムアルデヒドの発生源の1つである。
b 家ダニの糞は、アトピー性皮膚炎の原因とはならない。
c レジオネラ属の細菌に汚染されたエアロゾルを吸入すると、肺炎症状を引き起こ すことがある。

     a b c
  1 正 正 誤
  2 正 誤 正
  3 誤 正 正
  4 正 誤 誤
  5 誤 正 誤
  6 誤 誤 正

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問87
大気汚染物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a ディーゼル車はガソリン車に比べ、浮遊粒子状物質の排出量が多い。
b 工場の排煙脱硫装置等の普及により、わが国の大気中二酸化硫黄濃度は顕著に低 下した。
c 二酸化窒素吸入時の症状は、主に喉や鼻に現れる。
d 一酸化炭素のヘモグロビンに対する親和性は、一酸化窒素よりも高い。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問88
大気中の二酸化炭素に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 大気中に存在する炭素化合物のうち、容量比が最大である。
b 地球温暖化に対する寄与度が現在最も大きいとされている。
c 大気中の濃度の上昇は、酸性雨の主な原因となる。
d 大気中の濃度の上昇によって、成層圏オゾン層の破壊が進行するとされている。

     a b c d
  1 正 正 誤 誤
  2 正 誤 正 誤
  3 誤 正 正 誤
  4 正 誤 誤 正
  5 誤 誤 正 正

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問89
オゾン及びオゾン層に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 成層圏におけるオゾンの生成と分解には、光化学反応が関与している。
b 波長290 nm以下の紫外線は、オゾン層によりほとんど吸収される。
c クロロフルオロカーボン(フロン)は、成層圏のオゾン層を破壊する原因の1つとな っている。
d フロンによるオゾンの分解には、フロン中のフッ素原子が主な役割を果してい る。

     a b c d
  1 正 正 正 正
  2 正 正 正 誤
  3 正 誤 誤 正
  4 誤 誤 正 誤
  5 誤 正 誤 誤

<解答>へ・  <解説 >へ

問90
水質汚濁指標に関する記述について、正しいものの組合せはどれか。
a BODは通常、4℃、5日間に消費される溶存酸素量(mg/L)で示される。
b BODの測定において、試料水を希釈する場合には脱気した水を用いる。
c 溶存酸素(DO)の化学的定量法(ウインクラー法)では、酸素の固定に硫酸マンガン が用いられる。
d 浮遊物質(SS)には、動植物プランクトンやその死骸も含まれる。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問91
水道水の残留塩素の測定に関する記述の[  ]に入れるべき字句の正しい組合せは どれか。
 2本の比色管にリン酸緩衝液と[ a ]溶液を入れ、これに試料を加えて混和す る。1本の比色管の赤色に発色した液の吸光度をただちに測定し、検量線から[  b ]残留塩素濃度を求める。別の1本の比色管の赤色に発色した液には[ c ]を 加え、約2分放置したのち、吸光度を測定し、検量線から全残留塩素濃度を求める。

       a

 b

 c

1

N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン

遊離

希硫酸

2

N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン

結合

スルファニルアミド

3

N,N-ジエチル-p-フェニレンジアミン

遊離

ヨウ化カリウム

4

N-(1-ナフチル)エチレンジアミン

結合

希硫酸

5

N-(1-ナフチル)エチレンジアミン

遊離

スルファニルアミド

6

N-(1-ナフチル)エチレンジアミン

結合

ヨウ化カリウム



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問92
化学物質の代謝に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 芳香族化合物のベンジル位は、体内で酸化されやすい。
b フェニルエチルエーテルは、体内でフェノールとホルムアルデヒドに代謝され る。
c 二重結合を含むアルキル基は、アリル位が酸化されやすい。
d 2-アミノフルオレンは、ニトレニウムイオンに変換されて発癌性を示す。

     a b c d
  1 誤 正 誤 正
  2 誤 誤 正 誤
  3 正 正 誤 誤
  4 正 誤 正 正
  5 正 正 正 誤

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問93
化学物質に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a シアン化水素は、メトヘモグロビンの産生を介して呼吸を阻害する。
b 硫化水素は、独特の臭気を有する気体で、窒息性の呼吸器障害を引き起こす。
c トリクロロ酢酸は、殺鼠剤として使用される。
d コプラナーPCBは、ダイオキシン類の1つである。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問94
次の記述(a〜c)のすべてにあてはまる化学物質はどれか。
a タバコの煙に含まれる。
b Ames試験において、ラット肝ホモジネートの9,000×g
上清添加により代謝 活性化すると変異原性を示す。
c その特異蛍光を用いて定量される。

  1 パーオキシアシルナイトレート(PAN)
  2 テトラクロロエタン
  3 ニコチン
  4 ベンゾ[a]ピレン
  5 2,3,7,8-テトラクロロジベンゾ-p-ジオキシン(2,3,7,8-TCDD)

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問95
化学物質の毒性発現機構に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a 四塩化炭素の毒性は、ラジカルの生成を介して発現する。
b アニリンの代謝で生じるフェニルヒドロキシルアミンは、メトヘモグロビン血症 の原因となる。
c カドミウムは、近位尿細管細胞に蓄積して腎障害を起こす。
d カルバリル(カルバメート系農薬)は、アセチルコリンの分解を促進する。

     a b c d
  1 正 正 正 誤
  2 正 正 誤 正
  3 誤 誤 正 誤
  4 誤 正 誤 正
  5 誤 誤 正 正

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問96
化学物質の安全性評価に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 難分解性の有機化合物は、n-オクタノール/水分配係数が大きいほど生物 濃縮を受けやすい。
b PCBによる中毒には、閾値がない。
c 魚毒性試験は、農薬の毒性の指標には用いられない。
d 実質安全量(VSD)は、一生涯摂取し続けたとしても発癌の危険度が、ある限られた 率以下にとどまる化学物質の量のことである。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

<解答>へ・  <解説 >へ

問97
水銀化合物の環境内動態に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
a 環境中には、無機水銀を有機水銀に変換する微生物が存在する。
b 環境中に存在する有機水銀は、主としてメチル水銀である。
c メチル水銀は、魚介類よりも陸生動物中に高濃度に蓄積している。
d メチル水銀による中枢神経障害は、わが国では水俣地区のみで発生した。

  1 (a、b)  2 (a、c)  3 (a、d)  
  4 (b、c)  5 (b、d)  6 (c、d)  

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問98
下記の構造をもつ農薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。


a 殺虫剤として用いられる。
b 毒性発現にはラジカルが関与する。
c 中毒症状は、主として中枢神経系に認められる。

     a b c
  1 正 正 誤
  2 正 誤 正
  3 誤 正 正
  4 正 誤 誤
  5 誤 正 誤
  6 誤 誤 正

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問99
農薬フェニトロチオンの実験動物における無毒性量(NOAEL)は0.5 mg/kg/dayである。体重50 kgのヒトがこの農薬0.125 ppm(mg/kg)を含む米を毎日200 g食べたとき、米によるこの農薬の摂取量は1日許容摂取量(ADI)の何%になるか。正 しい値を選べ。ただし、ADIの算出において、安全係数100で除す。

  1 0.1  2 0.5  3 1.0  4 5.0  5 10.0

<解答>へ・  <解説 >へ

問100
麻薬に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
a ジアセチルモルヒネは、ケシに含まれている主要なアルカロイドである。
b メコン酸は、アヘンの特異的成分であり、アヘンの確認法において重要な物質で ある。
c パパベリンは、アヘンアルカロイドの一種であり、麻薬に指定されている。
d コカインは、大麻草の葉に含まれる成分である。

     a b c d
  1 誤 正 誤 誤
  2 正 正 誤 正
  3 正 誤 正 誤
  4 誤 正 正 誤
  5 正 誤 誤 正

<解答>へ・  <解説 >へ