第82回薬剤師国家試験抜粋(平成9年3月)

       衛生薬学 (問61〜問100)


問61.成人病の予防に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 一次予防では健康者も対象になる。
  2. 二次予防には、早期治療は含まれない。
  3. 虚血性心疾患の二次予防には、動脈硬化を早期に発見することが含まれる。
  4. 三次予防には、成人病に既にかかっている患者の社会復帰を図る対策が含まれる。
      a b c d 
    1 誤 正 正 正
    2 正 正 誤 誤
    3 正 誤 正 誤
    4 正 誤 正 正
    5 誤 正 誤 正

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問62.男性の平均寿命に関する1990年の調査によると、長い問、全国1位であった沖縄県男性の平均寿命が5位となり、長野県男性が1位となった。下図は両県の男性年齢階級別死亡率を全国平均を1として相対的な値として表したものである。この図に関する次の説明の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 調査時点の情勢が続くと、沖縄県男性の平均寿命が再び1位になることが予測できる。
  2. 調査時点の情勢が続くと、長野県男性の平均寿命は今後も全国平均より上位を保つことが予測できる。
  3. この図より、両県男性の平均余命が計算できる。
      a b c
    1 誤 誤 正
    2 誤 正 正
    3 誤 正 誤
    4 正 正 誤
    5 正 誤 誤


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問63.下の表は、平成6年度のわが国の死因のうち、悪性新生物、自動車事故、先天性疾患の3要因について、年齢階級別死亡率(人口10万対)で表したものの一部である。この表に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

死因

年齢階級別死亡率(人口18万対)

0〜4歳
20〜24歳
40〜44歳
60〜64歳
80〜84歳

3.2

4.4

50.2

416.6

1420.6


35.8

0.6

0.4

1.1

4.4


3.4

15.9

6.3

14.5

33.2


  1. 死因A、B、Cは、それぞれ悪性新生物、自動車事故、先天性疾患である。
  2. 20〜24歳の人が死亡した原因として、Aに比べCが約3.6倍高かった。
  3. 死因Bで死亡した0〜4歳の人数は、同じ死因で死亡した80〜84歳の人数の約8倍であった。
      a b c
    1 正 誤 正
    2 誤 正 正
    3 正 正 誤
    4 誤 正 誤
    5 誤 誤 誤

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問64.保健統計に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  1. 年齢構成の異なる人口集団の死亡率を比較するには、年齢調整死亡率を用いる。
  2. 新生児死亡率とは、年間の出生1,000に対する生後1年以内の死亡数の割合をいう。
  3. O歳平均余命を平均寿命といい、集団の健康水準を表す指標として用いられる。
  4. 周産期死亡数とは、妊娠後期の死亡数と乳児死亡数を合計したものをいう。

  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (a、d)
  4 (b、c)   5 (b、d)   6 (c、d)

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問65.下の表は、出生児の奇形発生とサリドマイドの服用状況に関する疫学調査結果である。患者群が要因にばく露されていたかどうかのオッズを対照群のそれと比ベたオッズ比の値は次のどれに最も近いか。
  1.4  2.38  3.45  4.380  5.450

出生児の奇形発生とサリドマイドの服用
サリドマイド

出生児の奇形
あり

なし

服用した

90

2

服用せず

22

186


112

188


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問66.感染症の疫学調査に関連する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 日和見感染とは、病原体が変異することによりその感染力が強くなったときに起こる感染である。
  2. 感染が起こっても発病に至らないものを顕性感染という。
  3. 病原体が不明な場合には、疫学調査の結果をもとに予防対策を立てることはできない。
      a b c
    1 正 誤 正
    2 誤 正 誤
    3 正 正 誤
    4 誤 誤 誤
    5 誤 誤 正

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問67.下の図は、HIVに感染した後のHIV抗原・抗体の出現及びCD4+細胞の増減の模式図である。この図に基づく判断を示した次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. HIV抗原が検出されなければ、HIVの感染はないと判断できる。
  2. CD4+細胞数の減少はHIV感染に関連した病態を知る手段として使える。
  3. 抗HIV抗体(抗HIVエンブ抗体、抗HIVコア抗体)が検出されなければ、HIVの感染はないと判断できる。
      a b c
    1 正 正 誤
    2 誤 正 誤
    3 誤 正 正
    4 正 誤 誤
    5 誤 誤 正


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問68.次の病原菌のうち、グラム陰性菌の組合せはどれか。
  1. 黄色ブドウ球菌
  2. コレラ菌
  3. チフス菌
  4. ボツリヌス菌
  5. 赤痢菌

  1 (a、b、c)   2 (a、c、d)   3 (b、c、e)
  4 (b、d、e)   5 (c、d、e)

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問69.発がんの要因に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 喫煙は肺以外の臓器の発がんには影響がない。
  2. 食物繊維の少ない食生活では大腸がんになりやすい。
  3. 脂肪を多く摂取すると乳がんを予防できる。
  4. 消化管でのニトロソアミンの形成には、口腔細菌の酸化作用が関与している。
      a b c d 
    1 正 正 誤 正
    2 誤 正 正 正
    3 誤 正 誤 誤
    4 正 誤 正 誤
    5 誤 誤 正 正

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問70.献血時に感染の有無の検査が行われている感染症の組合せとして正しいものはどれか。

  a.梅毒     b.インフルエンザ     c.AIDS
  d.B型肝炎   e.ポリオ

  1 (a、b、c)   2 (a、c、d)   3 (a、d、e)
  4 (b、c、d)   5 (b、d、e)   6 (c、d、e)

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問71.栄養素に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 脂質は三大栄養素の中で1g当りの利用エネルギーが最も大きい。
  2. 三大栄養素の中で日本人のエネルギー摂取量として最大のものは糖質である。
  3. 一般的に穀類や豆類のたん白質には制限アミノ酸がない。
  4. ビタミンCは全ての哺乳動物で必須栄養素である。
      a b c d
    1 正 正 誤 誤
    2 正 誤 誤 正
    3 誤 正 正 誤
    4 正 正 正 誤
    5 誤 誤 誤 正

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問72.ビタミンに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 葉酸は生体内では、5,6,7,8-テトラヒドロ葉酸となり、核酸の生合成に関与する。
  2. 葉酸とビタミンB12のいずれが欠乏しても貧血となる。
  3. パントテン酸は生体内でCoAとなり、糖質や脂質の代謝において重要な働きをする。
  4. チアミンは生体内で補酵素NADやNADPとなって機能する。
  5. ビタミンB6はリボフラビンとよばれ、FMNやFADとして生体内の酸化還元反応の補酵素として機能する。
      a b c d e
    1 誤 正 正 誤 正
    2 正 正 誤 誤 誤
    3 誤 誤 正 正 正
    4 正 誤 誤 正 正
    5 正 正 正 誤 誤

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問73.栄養に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 栄養所要量は必須栄養素についてのみ設定される。
  2. ビタミン過剰症はビタミンAよりもビタミンB群の方が現れやすい。
  3. 現在の日本人のカルシウム摂取量は、栄養所要量に対する充足率で100%を下回っている。
  4. 炭水化物の摂取が増加すると、ビタミンB1の必要量が増加する。
      a b c d
    1 正 正 誤 正
    2 正 誤 正 誤
    3 正 誤 誤 正
    4 誤 正 正 誤
    5 誤 誤 正 正

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問74.食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 繊維質に富んだ野菜を多く摂取することは、肥満防止に役立つ。
  2. 脂肪を多く摂取すると、グリコーゲンに変換されるので、糖質不足にならない。
  3. たん白質を多く摂取しても、皮下脂肪は増えない。
  4. ビタミンB6は動植物性食品に広く分布しているので、わが国では欠乏症が起こりにくい。
      a b c d 
    1 正 誤 正 誤
    2 正 正 正 正
    3 誤 正 誤 正
    4 正 誤 誤 正
    5 誤 誤 誤 誤

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問75.次の食品成分の過剰摂取または欠乏と、それに関係があると考えられている主な疾病のうち、正しいものの組合せはどれか。

   食品成分       疾病
 a たん白質       アルツハイマー型痴呆症
 b カルシウム      骨粗しょう症
 c ビタミンB12     皮膚炎
 d 高度不飽和脂肪酸   心疾患

  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (a、d)
  4 (b、c)   5 (b、d)   6 (c、d)

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問76.油脂を含む食品の変質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 油脂の酸化は食品の栄養価の低下や特異臭の発生をもたらす。
  2. 油脂の酸化には空気中の酸素は関与しない。
  3. 油脂の酸化防止のためにdl-α-トコフェロールなどの酸化防止剤を使用することがある。
  4. 油脂の酸化にはラジカルが介在する。
  5. 油脂の酸化変質は腐敗の一種である。
      a b c d e
    1 誤 正 正 誤 誤
    2 正 誤 正 誤 正
    3 正 誤 誤 正 正
    4 正 誤 正 正 誤
    5 誤 正 誤 正 誤

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問77.次の天然毒について、それを含む食品名と、その構造上の特徴の正しい組合せはどれか。

   天然毒         食品名      構造上の特微
 1 ソラニン        じゃがいも    アルカロイド
 2 ヒヨスチアミン     ソテツ      ペプチド
 3 アミグダリン      青梅       アルカロイド
 4 アマトキシン      青梅       ペプチド
 5 ジノフィシストキシン  ムラサキイガイ  青酸配糖体

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問78.次の記述は食品添加物試験法に関するものである。[ ]の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

 食肉製品中の亜硝酸塩の分析法として、ジアゾ化による比色定量法がある。この分析法では、まず試料を均一化して抽出後、水酸化ナトリウム溶液を加えて振り混ぜ、次いで[ a ]溶液を加えてたん白質などのきょう雑物を沈殿させ、ろ過する。このろ液を試験溶液とし、スルファニルアミド溶液と[ b ]溶液を加えて発色させる。

   a         b
 1 硫酸亜鉛      ナフチルエチレンジアミン
 2 亜硫酸ナトリウム  ナフチルエチレンジアミン
 3 硫酸亜鉛      ニトロプルシッドナトリウム
 4 亜硫酸ナトリウム  ニトロプルシッドナトリウム
 5 亜硫酸ナトリウム  ジアゾニウム塩

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問79.飲食物の放射能汚染の測定にあたって、留意すべき点に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 放射性核種40Kの検出は、核分裂生成物による汚染の指標となる。
  2. α線放出核種の多くは、半減期が数日以内なので、速やかな測定が必要である。
  3. 放射能の計数値の誤差は、測定時間が短いほど大きい。
      a b c
    1 正 正 誤
    2 正 誤 誤
    3 誤 正 正
    4 正 誤 正
    5 誤 誤 正

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問80.食品に起因する疾病に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 魚によるアレルギー様食中毒は主にヒスタミンによって起こる。
  2. 出血性大腸菌O157による感染症では溶血性尿毒症症候群(HUS)を併発することがある。
  3. ボツリヌス毒素は耐熱性である。
      a b c
    1 正 正 誤
    2 正 正 正
    3 誤 誤 正
    4 誤 正 誤
    5 正 誤 誤

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問81.フグ毒に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 毒力の検定には、通常マウスが用いられる。
  2. サキシトキシンと呼ばれている。
  3. 作用は神経伝達の遮断である。
  4. 養殖フグでは、飼育の仕方により毒力の程度が異なる。
      a b c d
    1 誤 誤 正 誤
    2 正 誤 誤 正
    3 正 正 誤 正
    4 正 誤 正 正
    5 誤 正 正 誤

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問82.食品添加物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 使用基準は、食品添加物公定書に収載されている。
  2. 天然物も食品添加物として指定する際には、審査が行われる。
  3. 食品に食品添加物を用いたときには、すべて表示しなければならない。
      a b c
    1 正 正 誤
    2 正 誤 正
    3 正 誤 誤
    4 誤 正 誤
    5 誤 誤 正

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問83.次の物質のうち、発がん性があることが認められているものの正しい組合せはどれか。
  1. べンゾ〔α〕ピレン b アフラトキシンB1
  2. パラチオン d コレラトキシン
  3. アミグダリン

  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (b、d)
  4 (b、e)   5 (c、d)   6 (d、e)

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問84.環境汚染物質の生態系内動態に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 微生物による環境汚染物質の分解は、汚染の防止に重要な役割を果たしている。
  2. 濃縮係数の大きい物質は一般に水溶性が高い。
  3. 難分解性かつ蓄積性の化学物質は、一般に食物連鎖の各段階において生物濃縮される。
  4. 一般に、環境中での窒素化合物の微生物による酸化は、炭素化合物の酸化より速やかに起こる。
      a b c d 
    1 正 正 正 正
    2 正 誤 正 誤
    3 誤 正 正 誤
    4 正 誤 誤 誤
    5 誤 誤 誤 正

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問85.水に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 水道法の水質基準には、農薬に関する項目はない。
  2. 地下水は地表水に比べて一般に有機物を多く含む。
  3. 水道法の水質基準によると、一般細菌は検出されてはならない。
  4. 水道法の水質基準では、塩素イオン(塩化物イオン)の濃度の上限が定められている。
      a b c d 
    1 正 正 誤 正
    2 正 誤 誤 誤
    3 誤 正 正 誤
    4 誤 誤 正 正
    5 誤 誤 誤 正

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問86.飲料水の塩素消毒における次亜塩素酸(HOCl)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
  1. 水中へ塩素を注入すると生じる。
  2. pH8〜pH10で殺菌力が最大となる。
  3. HOClの殺菌力はその還元作用にもとづく。
  4. OCl-に解離すると安定性が増す。

  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (a、d)
  4 (b、c)   5 (b、d)   6 (c、d)

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問87.水質に関する次の記述の正誤について、正しいものの組合せはどれか。
  1. 上水道の浄水処理における塩素消毒によりトリハロメタンが生成することがある。
  2. 富栄養化した水源の異臭は微生物が原因で発生する。
  3. アオコは塩濃度が高い河川や湖沼に発生しやすい。
  4. 水の富栄養化に関与するのは主として炭素化合物とリン酸塩類である。
      a b c d
    1 正 正 誤 誤
    2 正 誤 正 正
    3 正 誤 誤 誤
    4 誤 正 正 正
    5 誤 誤 正 誤

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問88.水中の溶存酸素(DO)と生物化学的酸素要求量(BOD)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 一定気圧下の清浄水におけるDOの飽和濃度は、高温ほど高い。
  2. DOの測定に用いられるウインクラー法では、Mn(OH)2がDOによってH2MnO3に酸化される反応を使う。
  3. BODとは、主として水中の有機物質が生物化学的に酸化されるために消費する酸素量をmg/Lで表したものである。
  4. BODが高値の水は一般にDOも高値を示す。
      a b c d 
    1 正 正 誤 誤
    2 正 誤 正 誤
    3 誤 正 正 誤
    4 正 誤 誤 正
    5 誤 正 誤 正

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問89. BOD200mg/L(ppm)、水量4,000m3/日の排水を、BOD2mg/L(ppm)、流量4,000,000 m3/日の河川に放流した場合、河川水のBODは何mg/L(ppm)になるか。最も近いものを選べ。ただし、排水と河川水は直ちに均一に混合すると仮定する。

  1.1.1  2.2.2  3.4.4  4.22  5.220

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問90.大気汚染物質としての硫黄酸化物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 発生源がある地域に集中している場合には、発生する汚染物について総量規制が実施されている。
  2. 低速走行中の自動車が主な発生源である。
  3. 非分散型赤外吸収法で測定する。
  4. 炭化水素と光化学反応して光化学オキシダントを形成する。
      a b c d
    1 誤 誤 正 正
    2 誤 誤 誤 誤
    3 正 正 正 誤
    4 正 正 誤 正
    5 正 誤 誤 誤

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問91.大気中の二酸化炭素に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 大気中に存在する炭素化合物のうち、容量比が最大である。
  2. 地球温暖化に対する寄与度が現在最も大きいとされている。
  3. 大気中の濃度の増加は、酸性雨の主な原因となる。
  4. 大気中の濃度の増加によって成層圏オゾン層の破壊は進行するとされている。
      a b c d
    1 正 正 誤 誤
    2 正 誤 正 誤
    3 誤 正 正 誤
    4 正 誤 誤 正
    5 誤 誤 正 正

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問92.廃棄物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 一般廃棄物には、ごみ及びし尿があり、市町村はその処理の責務を負う。
  2. 収集し尿は、現在海洋投棄されていない。
  3. 医療廃棄物の処理にあたっては排出事業者の責任が明確にされている。
      a b c
    1 誤 正 誤
    2 誤 正 正
    3 正 誤 正
    4 正 誤 誤
    5 正 正 正

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問93.ある室内の乾カタ冷却力を普通カタ温度計を用いて測定した。このカタ温度計のアルコール柱が38゜Cから35°Cに下降する時間を5回繰り返し測定し、平均値52.0秒を得た。このカタ温度計のカタ係数は310であった。この室内の乾カタ冷却力(mcal/cm2/秒)に最も近い値はどれか。

  1.0.17  2.1.7  3.6.0  4.60  5.160

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問94.薬物代謝反応を触媒する酵素に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. シトクロム(cytochrome)P 450は、水酸基、アミノ基又はカルボキシル基を持つ化合物を主として代謝する。
  2. グルタチオン転移酵素は、ハロゲン化合物、エポキシ化合物を主として代謝する。
  3. アセチル転移酵素は、芳香族アミン、ヒドラジン化合物、スルホンアミドを主として代謝する。
      a b c
    1 正 誤 正
    2 誤 正 正
    3 誤 正 誤
    4 正 正 誤
    5 誤 誤 正

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問95.薬物代謝に関する次の記述について、正しいものの組合せはどれか。
  1. 薬物代謝能には個人差はあるが、人種差はない。
  2. 飲酒や喫煙習慣は、・薬物代謝能に影響を与える。
  3. ヒト胎児の肝には薬物代謝能はない。
  4. 薬物代謝能の変化により医薬品間の相互作用が起こる場合がある。

  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (a、d)
  4 (b、c)   5 (b、d)   6 (c、d)

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問96.次の薬毒物とその代謝的活性化反応の関係の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 2-アセチルアミノフルオレン ― N-水酸化
  2. アフラトキシンB1     ― エポキシ化
  3. 四塩化炭素         ― ラジカル生成
  4. フェニトロチオン      ― 硫黄原子の脱離と酸化
      a b c d
    1 正 正 正 正
    2 正 正 正 誤
    3 誤 誤 正 正
    4 正 正 誤 誤
    5 誤 誤 誤 正

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問97.化学物質の毒性試験に関する次の記述について、正しいものの組合せはどれか。
  1. 急性毒性試験でLD50(50%致死量)が求められる。
  2. 慢性毒性試験では、通常3カ月程度の期間、投与して毒性を調べる。
  3. 変異原性試験は化学物質の発がん性の有無の予測に役立つ。
  4. 毒性試験の結果は実験動物とヒトの間で必ずしも一致しないが、これは主に動物とヒトの体重差が原因である。

  1 (a、b)   2 (a、c)   3 (a、d)
  4 (b、c)   5 (b、d)   6 (c、d)

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問98.金属等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. メタロチオネインは、生体内で亜鉛、銅、カドミウムなどを結合している。
  2. 無機ヒ素の急性毒性は3価より5価の方が強い。
  3. カドミウムの急性中毒症状として最も一般的なものは中枢神経症状である。
  4. 四エチル鉛は揮発性が高く脂溶性で、主に気道や皮膚から吸収される。
      a b c d
    1 正 正 誤 誤
    2 正 誤 正 正
    3 誤 正 正 誤
    4 正 誤 誤 正
    5 誤 誤 正 正

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問99.農薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. 有機リン系農薬は一般にアセチルコリン受容体と強く結合することにより神経障害を引き起こす。
  2. カルバメート系農薬による急性中毒の治療には、アトロピンの投与が有効である。
  3. 2,4-Dは有機リン系の除草剤である。
  4. パラコートはラジカルを産生して、その毒性を発現すると考えられている。
      a b c d
    1 正 正 正 正
    2 正 誤 正 誤
    3 正 誤 誤 誤
    4 誤 誤 正 正
    5 誤 正 誤 正

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問100.薬毒物の尿中代謝物に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
  1. トルエンは大部分がクレゾールに代謝され、そのグルクロニドが尿中に排泄される。
  2. パラニトロフェノ一ルが尿中から検出された場合、フェニトロチオンの摂取が考えられる。
  3. メタンフェタミンは一部アンフェタミンとなって尿中に排泄される。
  4. モルヒネが尿中から検出された場合、コデインの摂取の可能性がある。
      a b c d
    1 正 正 誤 誤
    2 誤 正 誤 正
    3 正 誤 正 誤
    4 正 誤 誤 正
    5 誤 誤 正 正

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