第81回薬剤師国家試験抜粋(平成8年3月)

       医療薬学 II(問181〜問240)


問181.次の代謝・内分泌疾患に対応している主な病態・成因,及び主な症状・
検査所見のすべてが正しい組合せはどれか.
    疾患     病態・成因          症状・検査所見
 1.ウィルソン病  先天性銅代謝異常による肝へ  高血圧・低カリウム血症 
           の銅の蓄積
 2.バセドウ病   甲状腺ホルモン分泌過剰によ  頻脈・振戦・血清チロキ
           る代謝高進(亢進)とアドレ  シン(T4)濃度の上昇
           ナリン感受性高進(亢進)   
 3.クッシング病  下垂体からのACTHの分泌過剰  錐体外路症状・色素沈着
                          ・血中セルロプラスミン
                           の低下
 4.原発性アルド  副腎皮質に発生したアルドス  満月様顔貌(ムーンフェ
    ステロン症  テロン産生腺種によるアルド  イス)・高血圧・血中コ
           ステロン分泌過剰       ルチゾルの増加

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問182.クレアチニンクリアランス関する次の記述の正誤について,正しい組合
せはどれか.
 a.クレアチニンは腎臓で生合成され,血液中に放出されるので,血清クレアチ
   ニン濃度は腎機能の指標として用いられる.
 b.クレアチニンは血清たん白質に結合しない.
 c.クレアチニンの腎クリアランスは,糸球体ろ過速度にほぼ相当する.
 d.血清クレアチニン濃度が定常状態にある時,Cockcroft-Gaultの式を用いると,
   血清クレアチニン濃度からクレアチニンクリアランスのおおよその値が推定
   できる.
 
       a b c d 
    1  誤 正 正 正
    2  正 正 誤 誤 
    3  誤 誤 正 正
    4  正 誤 誤 正 
    5  誤 誤 正 誤

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問183.胎児・小児に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.
 a.薬物は胎盤を通じて胎児に移行するが,抗体は移行しない.
 b.副甲状腺機能低下症では,低カルシウム血症によってテタニー発作を生じ,
   重症の場合には全身けいれんを生じる.
 c.母乳は人工栄養に比べて鉄分含有量が低い.
 d.C型肝炎ウイルスは,母乳によって感染する可能性が高い.
 
       a b c d 
    1  正 誤 正 誤
    2  正 正 誤 誤 
    3  正 誤 誤 正
    4  誤 正 誤 正 
    5  誤 正 正 誤

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問184.高齢患者の薬物療法に関する次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか.
 a.血漿アルブミン濃度の低下にともない,特に塩基性薬物の場合,その非結合形薬
   物濃度の増加がおこる.
 b.腎機能が低下するので,主に腎から排泄される薬物の投与には注意が必要である.
 c.ホメオスタシス(生体恒常性)の低下にともない,薬物の作用が増強されること
   がある.
 d.血中濃度の半減期が長い薬物はコンプライアンスも良く,安全に使用できる.
 e.複合疾患にかかりやすく,薬物の併用投与が増加するため,特に薬物相互作用に
   注意する必要がある.
 
  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,e)  5(c,d,e)

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問185.精神分裂病の病態と治療に関する次の記述の正誤について,正しい組合
せはどれか.
 a.急性期の症状に,妄想,幻覚,思考障害などがある.
 b.急性期の症状は,コリン作動性神経の過剰活動によるものと推定されている.
 c.抗精神病薬は副作用としてパーキンソン症候群を引き起こすことがある.
 d.塩酸クロルプロマジンの鎮静作用はハロペリドールより弱い.
 e.抗精神病薬を使用している患者に,まれに悪性症候群(40°以上の高熱となり,
   昏迷,けいれんなどを起こす)と呼ばれる重篤な副作用が現れることがある.
 
       a b c d e       
    1  正 正 誤 誤 正
    2  正 誤 正 正 誤
    3  正 誤 正 誤 正
    4  誤 正 正 正 誤
    5  誤 正 誤 正 正

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問186.躁うつ病の治療薬に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはど
れか.
 a.三環系抗うつ薬の主な消失経路は腎排泄である.
 b.三環系抗うつ薬の塩酸イミプラミンは,肝初回通過効果を受け,患者間で血
   中薬物濃度に大きな個人差がある.
 c.三環系抗うつ薬の薬効が十分に発現するまでには2〜4週間を要する.
 d.躁病の治療に用いる炭酸リチウムの主な消失経路は腎排泄であり,リチウム
   の血中濃度を測定しながら使用する.
 
       a b c d 
    1  正 正 誤 誤
    2  誤 誤 正 正 
    3  正 誤 誤 誤
    4  正 誤 正 誤 
    5  誤 正 正 正

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問187.てんかんの病態と治療に関する次の記述の正誤について,正しい組合せ
はどれか.
 a.精神運動発作は,意識消失を伴う強直性の筋収縮と間代性のけいれんを示す
   発作である.
 b.欠神発作(小発作)は,けいれんを示さず,短時間の意識消失を伴う発作で
   あり,小児に多い.
 c.抗てんかん薬の投与は単剤で始めるのが原則である.
 d.フェニトインを服用している患者には,歯肉増殖が見られることがある.
 
        a b c d      
     1  誤 正 正 誤
     2  正 正 誤 誤      
     3  正 誤 誤 正
     4  誤 正 正 正
     5  誤 誤 正 正  

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問188.パーキンソン病の病態と治療に関する次の記述の正誤について,正しい
組合せはどれか.
 
 a.パーキンソン病は30代から40代に発症することが多い疾患である.
 b.パーキンソン病の臨床症状としては,手足のふるえ,自発運動の低下,筋硬
   直などがある.
 c.レボドパによるパーキンソン病の治療はあくまで対症療法であり,神経変性
   の進行を止めるための根本的な治療法ではない.
 d.脳内におけるレボドパからドパミンへの変換能力が低下している患者に対し
   ては,メシル酸ブロモクリプチンは無効である.
 e.レボドパ服用による悪心・嘔吐などの症状に対し,フェノチアジン系の制吐
   薬を使用した場合,パーキンソン病の症状を悪化させることがある.  
 
       a b c d e       
    1  誤 正 正 誤 誤
    2  正 正 誤 正 誤 
    3  正 誤 誤 正 正
    4  誤 正 正 誤 正
    5  誤 誤 正 正 正

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問189.骨粗鬆症とその治療に関する次の記述のうち,正しいものの組合せはど
れか.
 a.骨粗鬆症は,骨の組成は正常で,骨量が減少する疾患である.
 b.閉経後骨粗鬆症(I型)は,黄体ホルモンの分泌が減少することにより骨形
   成が異常に低下するためにひきおこされる.
 c.老人性骨粗鬆症(II型)の治療には,腸管からのカルシウムの吸収を促進し,
   骨の代謝回転を改善して骨形成を促進するカルシトリオールが用いられる.
 d.カルシトニンは骨吸収を抑制し,腎における活性型ビタミンDの生成を高進
   (亢進)する作用がある.また老人性骨粗鬆症に伴う腰背痛に用いられる.
 e.カルシウムの摂取量が増加しても閉経前も骨量は増加しない.  
 
  1(a,b,d)  2(a,c,d)  3(a,c,e)
  4(b,c,e)  5(b,d,e)  

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問190.薬物アレルギーに関する次の記述について,正しいものの組合せはどれ
か.
 a.皮膚膨脹の輪郭が鮮明であるのは,血管浮腫である.
 b.皮膚症状が障害となって残りやすいのは,じん麻疹である.
 c.外用剤によって起こりやすいのは,接触性皮膚炎である.
 d.アナフィラキシーショックの初期治療にはエピネフリンが用いられる.
 e.血液凝固能の高進(亢進)がみられるのは,血小板減少症である.  
 
  1(a,b) 2(a,e)  (b,c) 4(c,d) 5(d,e)

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問191.次の心臓血管系疾患に関し,主要な治療薬,薬理作用,及びその医薬品
の使用にあたって注意すべき疾患の組合せで,すべてが正しいものはどれか.
    疾患      治療薬       薬理作用    注意すべき疾患
 1.うっ血性心不全  ジゴキシン     強心作用     腎不全
 2.頻脈性不整脈   塩酸プロカテロール β受容体遮断作用 気管支ぜん息
 3.労作性狭心症   ニトログリセリン  血管収縮作用   高血圧
 4.本能性高血圧症  ニフェジピン    ACE阻害作用    痛風
 5.急性心筋梗塞  ワルファリンカリウム 血栓溶解作用   出血性胃・
                               十二指腸潰瘍

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問192.心不全の病態と薬物療法に関する次の記述ののうち,正しいものの組合
せはどれか.
 a.心機能の障害をきたす疾患として,弁膜症,心筋梗塞,甲状腺機能高進(亢
   進)症などがある.
 b.心機能が低下すると副交感神経の活性化が生じる.
 c.心不全に伴うレニン・アンギオテンシン・アルドステロン系の活性化により
   血圧は低下する.
 d.うっ血性心不全に用いられるジギタリス製剤の副作用として,心室性不整脈
   に注意=する.
 e.ジギタリス中毒時にはジギタリス製剤の投与と中止し,カルシウム塩を補給
   する.
 
  1(a,b) 2(a,d) 3(b,c) 4(c,e) 5(d,e)

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問193.中等度の本能性高血圧症にうっ血性心不全を合併している70歳の患者の
治療に最も適切な薬物の組合せはどれか.
 
 a.フロセミド   b.塩酸プロプラノロール  c.マレイン酸エナラプリル
 d.塩酸ベラパミル e.プラバスタチンナトリウム  
 
  1(a,c) 2(a,e) 3(b,d) 4(b,e) 5(c,d)

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問194.高血圧症の薬物治療に関する次の記述の正誤について,正しい組合せは
どれか.
 a.アンギオテンシン変換酵素阻害薬は厳重な減塩療法中の患者にも安全に投与
   できる.
 b.高脂血症を合併する患者には,脂質代謝に悪影響を持たないチアジド系利尿
   薬とβ遮断薬が使用される.
 c.カリウム保持性利尿薬とアンギオテンシン変換酵素阻害薬を併用すると,高
   カリウム血症を生じる可能性が高い.
 d.妊婦に安全な降圧薬は,アンギオテンシン変換酵素阻害薬とチアジド系利尿
   薬である.
 
       a b c d 
    1  正 正 誤 正
    2  正 誤 正 誤 
    3  正 正 正 誤 
    4  誤 誤 誤 正 
    5  誤 誤 正 誤

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問195.浮腫に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.
 a.ネフローゼ症候群では,たん白尿と低アルブミン血症が見られるが,浮腫は
   起こらない.
 b.糸球体ろ過量が減少し,毛細血管内が上昇すると浮腫が起こる.
 c.炎症による毛細血管壁の透過性高進(亢進)では,浮腫は起こらない.
 d.肝硬変で血漿アルブミン値が低下すると,血管内の膠質浸透圧を維持できな
   くなり,浮腫が起こる.
 
        a b c d 
     1  正 誤 正 誤 
     2  誤 正 誤 正 
     3  正 正 誤 誤 
     4  誤 正 正 誤 
     5  正 誤 誤 正 

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問196.気管支ぜん息とその治療に関する次の記述ののうち,正しいものの組合
せはどれか.
 a.アミノフィリンは85%のテオフィリンと15%のエタノールアミンからなる製
   剤で,その静脈内投与はぜん息発作に対して速効性が期待できる.
 b.気管支ぜん息は,広範かつ種々の程度の気道狭窄と気道の炎症により特徴づ
   けられる.
 c.副腎皮質ステロイドのエアゾール剤は局所的効果が強く,全身作用が弱いと
   いう特徴を持ち,気管支ぜん息の治療に有効である.
 d.抗コリン薬は気管支拡張作用を有するが,粘液分泌抑制作用が強いので,気
   管支ぜん息治療薬として用いない.
 e.テオフィリンの有効血中濃度域は狭く,1mg/mlを越えると悪心・嘔吐などの
   副作用が出現しやすい.  
 
  1(a,c) 2(a,d) 3(b,c) 4(b,e) 5(d,e)

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問197.肝不全時には肝細胞機能及び腸肝循環などの障害が認められる.次の生
体成分のうち血中に増加するものの組合せはどれか.
 
 a.フィブリノーゲン    b.メルカプタン類   c.ビリルビン
 d.コリンエステラーゼ   e.アルブミン
  
  1(a,c) 2(a,e) 3(b,c) 4(b,d) 5(d,e)

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問198〜199.第I欄の記述は消化性潰瘍に関するものである.[  ]の中
に入れるべき語句は第II欄のどれか. 
 
第I欄
 十二指腸潰瘍の治療では,胃液分泌抑制率,特に夜間の胃酸分泌抑制率と治癒率
がよく相関するが,胃潰瘍の[問198]による治癒率は十二指腸潰瘍に比べ低く,ま
た,胃酸分泌抑制率とも相関しない特徴を持つ.このことは,胃潰瘍では[問199]
の関与が十二指腸潰瘍の場合より大きいことを示唆している.   
 
第II欄 
問198.
 1.ヒスタミンH1受容体拮抗薬    2.ヒスタミンH2受容体拮抗薬
 3.アドレナリンα1受容体遮断薬   4.アドレナリンβ1受容体遮断薬
 5.アドレナリンβ2受容体遮断薬

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問199.
 1.胃酸分泌   2.攻撃因子  3.防御因子  4.プロトンポンプ
 5.自律神経系 

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問200.

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問201.緑内障と白内障に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれ
か.
 a.緑内障では,水晶体の混濁により視力障害が起こる.
 b.若年性又は成人の白内障は,糖尿病や長期投与された副腎皮質ステロイド製
   剤が原因となることがある.
 c.ピレノキシン点眼剤の適応症は緑内障である.
 d.塩酸イミプラミンは緑内障患者に禁忌である.
 
       a b c d
     1  正 正 正 誤
    2  誤 正 正 正 
    3  正 誤 正 誤
    4  誤 正 誤 正 
    5  正 誤 誤 誤  

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問202.糖尿病の病態と治療に関する次の記述の正誤について,正しい組合せは
どれか.
 a.I 型に分類される若年型の糖尿病は膵臓のβ細胞に対する自己免疫疾患と考
   えられている.
 b.II 型に分類される成人型糖尿病の第1選択薬はインスリンである.
 c.糖尿病の合併症として腎障害,網膜症,末梢神経障害などがある.
 d.スルホニルウレア系の経口糖尿病治療薬には,ジスルフィラム様作用を有す
   るものがあるので,服用中の飲酒には注意を払う必要がある.  
 
         a b c d
      1  正 誤 誤 正
      2  誤 正 正 正
      3  正 誤 正 正
      4  誤 正 誤 正
      5  正 誤 誤 誤  

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問203.甲状腺機能高進(亢進)症の治療に関する次の記述の正誤について,正
しい組合せはどれか.
 a.塩酸プロプラノロールは頻脈,振戦などの症状に有効である.
 b.プロピルチオウラシルとチアマゾールはチログロプリンのヨウ素化反応の阻
   害によりチロキシン(T4)の合成を抑制する.
 c.放射性ヨウ素による治療は甲状腺機能低下症を生じることが多いので,注意
   しなければならない.
 d.妊婦の甲状腺機能高進(亢進)症の治療に用いるプロピルチオウラシルは,
   胎盤通過性があるので,胎児の甲状腺機能障害に注意しなければならない.
 
        a b c d
     1  正 正 正 正
     2  正 誤 正 誤
     3  正 正 誤 正
     4  誤 正 正 誤
     5  誤 誤 誤 誤  

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問204.悪性腫瘍の薬物療法に関する次の記述の正誤について,正しい組合せは
どれか.
 a.抗腫瘍効果が得られやすい腫瘍には,肺がん,胃がん,大腸がんがある.
 b.骨髄抑制と消化器症状は多くの抗悪性腫瘍薬に共通してみられる副作用であ
   る.
 c.作用点の異なる抗悪性腫瘍薬の併用療法が一般的である.
 d.抗菌薬と異なり抗悪性腫瘍薬には耐性が生じない.
  
        a b c d
     1  正 誤 正 誤
     2  正 正 誤 誤
     3  誤 正 誤 正
     4  誤 誤 正 正
     5  誤 正 正 誤  

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問205.シスプラチン等のがん化学療法剤の副作用として激しい嘔吐がある.次
の生体成分のうち嘔吐の発現に関連するものと,その拮抗薬の組合せで正しいもの
はどれか.
 
 1.プロスタグランジン ・・・・・・・ シクロホスファミド
 2.セロトニン ・・・・・・・・・・・ 塩酸オンダンセトロン
 3.ノルアドレナリン ・・・・・・・・ 塩酸アポモルヒネ
 4.アセチルコリン ・・・・・・・・・ 硫酸サルブタモール
 5.バソプレシン ・・・・・・・・・・ 硫酸バリウム  

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問206.糖質コルチコイド製剤に関する次の記述のうち,正しいものの組合せは
どれか.
 a.糖質コルチコイドの外用は,皮膚感染を伴う湿疹・皮膚炎には単独で使用し
   ないことを原則とする.
 b.慢性関節リウマチの治療では,その抗炎症作用の他に免疫抑制作用も期待さ
   れる.
 c.炎症の再発を防止する効果は,非ステロイド性抗炎症薬よりも弱い.
 d.副腎皮質ホルモンの補充療法には,主としてデキサメタゾン製剤が使われる.
 e.長期連用では耐性が生じるため,副作用の増悪する例は少ない.  
 
  1(a,b) 2(a,e) 3(b,c) 4(c,d) 5(d,e)

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問207.肝炎の病態と治療に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはど
れか.
 a.A型肝炎ウイルスは,主に食物や飲料水を介して経口的に感染する.
 b.感染者の唾液,痰,血液検体などからB型肝炎ウイルスが感染する危険性は少
   ない.
 c.インターフェロン製剤はC型肝炎の治療に用いられる.
 d.インターフェロン製剤の副作用には発熱,全身倦怠感,うつ症状などがある.
 e.ラクツロースは腸内細菌によるアンモニアの産生を増加させるため肝性脳症
   を悪化させる.
 
        a b c d e
     1  正 正 誤 正 誤
     2  正 正 誤 誤 正
     3  正 誤 正 正 誤
     4  誤 正 正 誤 正
     5  誤 誤 正 正 正

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問208.5日前から咳と発熱がある32歳の男性が受診した.細菌学的検査,血
清学的検査の結果,マイコプラジマ肺炎と診断された.治療に用いる抗生物質とし
て選択すべき最も適切なものの組合せはどれか.
 
 a.アンピシリンナトリウム  b.エリスロマイシン  c.セファレキシン
 d.クラリスロマイシン    e.塩酸ドキソルビシン  
 
  1(a,b) 2(a,e) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,e)

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問209.真菌感染症の薬物治療に関する次の記述について,正しいものの組合せ
はどれか.
 a.抗悪性腫瘍薬により免疫力の低下した患者や,後天性免疫不全の患者には深
   在性真菌症が起こりやすく,抗真菌薬の使用が重要視されている.
 b.皮膚糸状菌による浅在性真菌症には,外用薬のみが使用されている.
 c.全身性深在性真菌症の治療では,フルコナゾール,アムホテリシンBの静脈内
   投与が行なわれる.
 d.イトラコナゾールは真菌のチトクロムP450に特異的に作用するが,ヒトのチト
   クロムP450の活性には影響をあたえない.  
 
  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(b,d)
  6(c,d)

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問210.次の疾患とその治療薬及び使用してはならない医薬品との関係で,すべ
てが正しいものの組合せはどれか.
   疾患       治療薬          使用してはならない医薬品
 a.気管支ぜん息・・・テオフィリン・・・・・・・・塩酸カルテオロール
 b.緑内障・・・・・・マレイン酸チモロール・・・・硫酸アトロピン
 c.骨粗鬆症・・・・・メチル硫酸ネオスチグミン・・塩化プラリドキシム
 d.パーキンソン病・・塩酸クロルプロマジン・・・・塩酸ペチジン
 e.躁病・・・・・・・塩酸イミプラミン・・・・・・炭酸リチウム
 
  1(a,b) 2(a,d) 3(b,c) 4(c,e) 5(d,e)

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問211.医薬品の臨床試験(治験)における科学性と倫理性に関する次の記述に
つい,て正しいものの組合せはどれか.
 a.治験の実施計画書には,被験者の安全性を確保するための事項を記載する必
   要がある.
 b.被験者は,理由のいかんにかかわらず,治験への参加の同意を撤回すること
   ができる.
 c.症状の改善が得られない場合,治験担当医師は実施計画書に明記された用法,
   用量を変えて治験薬を投与してもよい.
 d.小児を対象とした治験において本人に同意能力がある場合には,法定代理人
   の同意に加えて本人の同意の必要である.
 e.治験審査委員会は実施計画書に基づく治験の妥当性を審議するものであり,
   患者の同意を得るために用いる説明文書の内容のチェックは行う必要がない.
   
  1(a,b,c)  2(a,b,d)  3(a,d,e)
  4(b,c,e)  5(c,d,e)  

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問212.市販されている医薬品に関する次の記述について,正しいものの組合せ
はどれか.
 a.治験データの科学的信頼性は高ければ,市販後に安全性が問題となることは
   ない.
 b.市販直後の医薬品添付文書の内容には,高齢の患者などに関する情報が欠け
   ていることがある.
 c.製薬企業は市販後に発生する副作用について,情報を提供する義務を負って
   いる.
 d.医薬品情報を取り扱うMR (Medical Representative)とは,病院に勤務する
   医薬品情報担当者のことである.
 e.GPMSPが適用される医薬品の範囲は,年齢,性別,重症度などが治験の対象
   患者は異なる患者に使われる医薬品に限られている.  
 
  1(a,b) 2(a,e) 3(b,c) 4(c,d) 5(d,e)

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問213.母集団から無作為に取り出した標本のばらつきに関する次の記述の正誤
について,正しい組合せはどれか.
 a.標準誤差とは個々の標本のばらつきの程度を表す.
 b.標準偏差とは標本平均値のばらつきの程度を表す.
 c.標本平均値の母集団は,その標本数が多くなるほど標本の母集団がどのよう
   な分布をとっていても正規分布に近づく.
 
        a b c
     1  正 正 正
     2  正 誤 誤  
     3  誤 正 正
     4  誤 誤 正 
     5  正 正 誤 
     6  誤 誤 誤   
 

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問214.日本薬局方収載の生物検定法に関する次の記述のうち,正しいものの組
合せはどれか.  
 a.力価検定はすべて t-検定により行われる.
 b.力価には信頼限界を示さない.
 c.インスリンの力価検定に用いられる平行線検定法は6点法である.
 d.バソプレシン注射液の力価検定には交叉法が用いられている.
 e.ジギタリスの力価検定は個体ごとの致死量測定により行う.  
 
  1(a,b) 2(a,e) 3(b,c) 4(c,d) 5(d,e)

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問215.つぎのa〜eの英語に対応する日本語訳ア〜コが,すべて正しいものの
組合せはどれか.
 
 a.Indications  b.Contraindications  c.Adverse Effects  
 d.Parenteral Preparations  e.Incompatibilities  
 
[日本語訳]
  ア.禁忌症  イ.適応症  ウ.合併症  エ.相互作用  オ.有害作用
  カ.薬理作用 キ.非経口(注射)用製剤  ク.経腸用製剤 ケ.配合可
  コ.配合禁忌(配合不可)
 
        a b c d e 
     1  ア ウ エ キ コ
     2  イ ア オ ク ケ
     3  ウ イ カ キ コ
     4  ア ウ エ ク ケ
     5  イ ア オ キ コ

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問216.次の処方せんに基づいて水剤の調剤を行った.ただし,それぞれの薬用
量は適性であり,配合変化はないものとする.
  A.硫酸サルブタモール  4.4 mg
  B.塩酸ブロムヘキシン 10.0 mg
  C.ヒベンズ酸チペピジン 50.0 mg
  D.単シロップ     ad lib.   1日3回毎食後服用  3日分     
 
処方せん中のA,B,及びCは,それぞれ0.04%, 0.2%, 0.5%シロップ剤である.これら
を処方どおり秤取し,Dを1回服用量10 mlになるように加えた.次の記述の正誤に
ついて,正しい組合せはどれか.
 
 a.Aはβ2刺激剤である.      b.Bは気管支拡張剤である.
 c.Cは気道粘液溶解剤である.  d.Dを12 ml秤量し調剤した.
 e.この薬剤を服用すると赤味がかった着色尿がみられることがあることを薬
   札(ラベル)に記載した.  
 
        a b c d e       
     1  誤 正 正 正 誤
     2  正 誤 誤 正 誤
     3  誤 正 正 誤 正
     4  正 誤 正 誤 正
     5  正 誤 誤 正 正

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問217.次の処方a〜cに従って調剤する手順の適否について,正しい組合せは
どれか.
 a.処方 ニトログリセリン錠   1 Tab.  
      発作時舌下頓用    20回分 
   手順 頓用なので,錠剤を20錠入りの小びんから取りだし,1錠ずつ青色の
      薬包紙に包んで薬袋に入れ,用法を記載して交付した.
 b.処方 トリアムシノロンアセトニドクリーム(0.1%)  5 g
      用法口授
   手順 1日量と投与日数が記載されていないので,処方医に問い合わせた.
 c.処方 セファレキシンドライシロップ       500 mg(力価)
      塩酸トリメトキノールシロップ       1 ml
      塩酸シプロヘプタジンシロップ       2 ml
      1日3回授乳前服用   2日分
   手順 シロップ剤2種類を量取混合し,セファレキシンドライシロップは別
      に秤量分包して散剤付き液剤とし,薬袋・薬札に必要事項を記載し,
      用時併用するように指示して交付した.
 
        a b c  
     1  適 否 否
     2  適 否 適
     3  適 適 否
     4  否 否 適
     5  否 適 適 

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問218.次の2種類の医薬品と,それらに共通した適応(症)との対応について,
正しいものの組合せはどれか.
 
     医薬品                    適応(症)
 a.カプトプリル,フロセミド        高脂血症
 b.硫酸アトロピン,プラリドキシム (PAM)   有機リン中毒
 c.オメプラゾール,シメチジン       胃潰瘍
 d.クロフィブラートアルミニウム,      高血圧症
   ワルファリンカリウム
 e.イブプロフェン,ジアゼパム        細菌感染症  
 
  1(a,b) 2(a,e) 3(b,c) 4(c,d) 5(d,e)

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問219.適応(症)によって用量が異なる次の医薬品とその適応(症)との対応
の正誤について,正しい組合せはどれか.
 
    医薬品          適応(症)
 a.塩酸アミトリプチリン   うつ病,夜尿症
 b.スルピリド        パーキンソン病,胃・十二指腸潰瘍
 c.臭化ネオスチグミン    重症筋無力症,消化管機能低下
 d.ペントバルビタール    不眠症,無痛分娩
    カルシウム  
 
        a b c d
     1  正 誤 正 正
     2  正 誤 誤 正
     3  正 正 正 誤
     4  誤 正 正 誤
     5  誤 正 誤 正  

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問220.薬用量に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.
 a.添付文書に記載されている用量(成人)とは,肝機能や腎機能が正常な成人
   に対して指示された適用方法で当該医薬品を投与した場合に,治療効果を期
   待しうる標準薬用量である.
 b.薬用量は患者の年齢,体重,病態などによって変わる.
 c.高齢者の薬用量の計算には,年齢,体重,体表面積などをもとにした計算式
   や表が用いられている.
 d.アスピリンの薬用量は使用目的によって異なる.  
 
        a b c d
     1  誤 正 正 誤
     2  正 正 誤 正
     3  正 正 誤 誤
     4  正 誤 正 誤
     5  誤 誤 正 正  

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問221.A欄に示す式の名称とB欄の事項の対応のうち,正しいものの組合せはど
れか.
   A欄                B欄
 a.Arrheniusの式           全身クリアランス
 b.Augsbergerの式           小児薬用量
 c.Noyes-Whitneyの式         初回通過効果
 d.Michaelis-Mentenの式        酵素反応速度
 e.Henderson-Hasselbalchの式     平均滞留時間  
 
  1(a,c) 2(a,e) 3(b,c) 4(b,d) 5(d,e)

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問222.患者に対して行う次の服用指示の適否について,正しい組合せはどれか.
 a.処方 Ampicillin Dry Syr. 600 mg(力価)   4×every 6 hr., 5 days
   指示 そのまま服用するか,又は服用のつど1回量に適量の水を加えて,よ
      く振りまぜてからお飲み下さい.
 b.処方 Azulene Sulfonate Sodium Tab. (2 mg) 3 T  
                                                3×daily to gargle, 1 week
   指示 コップ約100 mlの水,又は微温湯に1回1錠を溶かして,1日3回,う
      がいをして下さい.
 c.処方 d-Chlorpheniramine Maleate Sustained Release  Tab. (6 mg) 2 T  
                                2×daily after breakfast and dinner. 3 days
   指示 この錠剤は,かみ砕いたりしないで,そのままお飲み下さい.
 d.処方 Iopanoic Acid Tab. 6 T   as directed
   指示 X線透視直前にお飲み下さい.  
 
        a b c d
     1  適 否 適 適
     2  適 適 適 否
     3  否 否 適 適
     4  適 適 否 否
     5  否 適 否 適  

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問223.年齢と薬物投与に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれ
か.
 a.通常,高齢者に対する薬用量の目安として,60歳から1歳を加えるごとに薬用
   量1%ずつ減少させるのが適当と考えられている.
 b.ジアゼパムは母乳中に移行しやすく,乳児に傾眠などの影響を及ぼす.
 c.新生児は肝臓や腎臓の機能が未発達で薬物の体内動態が成人と異なるので,
   薬用量には十分注意しなければならない.
 
        a b c 
     1  正 誤 正
     2  正 正 誤 
     3  誤 正 正
     4  誤 誤 誤  
     5  誤 正 誤

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問224.次の調剤に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.
 a.処方せんの記載内容の点検は調剤が終了してから行う.
 b.リン酸コデイン100倍数は劇薬として扱う.
 c.使用期限を短時間でも過ぎた医薬品を用いて調剤を行ってはいけない.
 d.高齢患者に対する処方せんの記載内容を点検する際には,薬用量のほかに剤
   形等についても考慮する必要がある.
 
        a b c d 
     1  正 正 正 誤
     2  誤 正 正 正
     3  誤 誤 正 正
     4  誤 正 誤 正 
     5  正 誤 誤 誤

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問225.次の医薬品中の主薬含有量に関する記述のうち,正しいものの組合せは
どれか.
 a.0.4%フェノバルビタールエリキシル7.5 mlは,フェノバルビタールを30 mg含
   有する.
 b.0.005%ジゴキシンエリキシル20 mlは,ジゴキシンを0.1 mg含有する.
 c.0.01%ジギトキシン散の0.1 gは,ジギトキシンを0.1 mg含有する.
 d.0.1%エピネフリン注射液の1 mlは,エピネフリンを1 mg含有する.  
 
  1(a,b) 2(a,d) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)

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問226.次の医薬品の中で,有色のものの正しい組合せはどれか.
 a.酪酸リボフラビン  b.アスコルビン酸    c.塩化ベルベリン
 d.エストリオール   e.アセトアミノフェン  
 
  1(a,c) 2(a,d) 3(b,d) 4(b,e) 5(c,e)

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問227.手術時の手洗いに使用する消毒剤として,正しい組合せはどれか.
 a.2%グルタラール(グルタールアルデヒド)  b.7.5%ポビドンヨード
 c.ホルマリン水   d.クレゾール水    e.4%グルコン酸クロルヘキ
                          シジン
 
  1(a,b) 2(a,d) 3(b,e) 4(c,d) 5(c,e)

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問228.抗悪性腫瘍薬に関する次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか.
 a.抗悪性腫瘍薬の錠剤の分割及び粉砕はできるだけ避ける.
 b.抗悪性腫瘍薬のうち,抗生物質及びアルキル化剤以外の注射薬はすべて毒薬
   である.
 c.メトトレキサートはアルキル化剤に分類される.
 d.バイアルからの薬液の吸引に際しては,バイアル内を陰圧にしておくことが
   必要である.  
 
  1(a,b) 2(a,c) 3(a,d) 4(b,c) 5(c,d)

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問229.次の日本薬局方医薬品の組合せのうち,両方とも遮断して保存しなけれ
ばならないものはどれか.
 
  1.Isoniazid・・・・・・・・・・・・ Nicotinamide
  2.Kainic Acid・・・・・・・・・・・ Ascorbic Acid
  3.Pyridoxine Hydrochloride・・・・・ Riboflavin
  4.Epinephrine・・・・・・・・・・・ Phenacetin
  5.Trimethadione・・・・・・・・・・ Anhydrous Caffeine  

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問230〜231.次の文章は厚生省発行の「医薬品副作用情報」から抜粋したも
のである.この副作用症例の原因に関する記述の[  ]に入れるべき字句につい
て,下記の問いに答えよ.
 <症例>
 約5ヶ月間,イトラコナゾールが投与されていた患者(男76歳)にテルフェナ
ジンが処方された.テルフェナジン投与開始4日目午前1時に意識喪失,四肢麻痺,
ついて全身けいれんが生じた.ジアゼパムの静注により,けいれんは消失した.心
電図モニタリング開始時には,洞調律で,血圧は130/170 mmHgに戻ったが,意識レ
ベルはIII-300(昏睡が最も深い状態)であった.午前3時40分に心室性頻拍を生
じ,動脈血酸素飽和度が低下したため,気管内挿管し,人工呼吸器に接続した.対
光反射は消失していた.午前8時30分に自発呼吸は強まりを見せ,名前を呼ぶと開
眼し,掌握反応を示すまで回復した.その後,3回ほど心室性頻拍を生じたが塩酸
リドカインの静注にて改善した.(中略)翌々日,QTの延長が見られたが,心室性
頻拍は発現せず,尿量も安定した.  
 
<原因>  テルフェナジンの [ a ]をイトラコナゾールが阻害したため,テルフ
ェナジンの血中濃度が上昇し[ b ]に対する副作用が発現した.   
 
問230.[ a ]にいれるべき正しい字句は次のうちのどれか.
 
 1.糸球体ろ過    2.胆汁中排泄    3.血漿たん白結合
 4.肝臓での代謝   5.尿細管分泌

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問231.[ b ]に入れるべき正しい字句は次のうちのどれか.
 
 1.肺   2.腎臓   3.心臓   4.肝臓  

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問232.次の服薬に関する記述のうち,特に指導が必要なもの組合せはどれか
 a.患者が,食間服用と指示された薬剤を,食後2時間経過した時点で服用した.
 b.患者が,交付された薬剤の作用を理解しないまま指示どおり服用を続けた.
 c.患者が,交付された複数の薬剤の中から,自らの判断で一部の薬剤を選択し
   て服用した.
 d.患者が,交付された複数の薬剤をあらかじめ1回分ずつに分けておいて服用
   した.
 e.患者が,交付された徐放錠を粉砕して服用した.  
 
  1(a,b) 2(a,e) 3(b,d) 4(c,d) 5(c,e)

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問233.次の医薬品のうち,自己判断で服用を急に中止すると病態の急激な悪化
またはリバウンド現象が起こるため,特に患者に服薬指導する必要があるとされて
いるものの正しい組合せはどれか.
 
 a.塩酸クロニジン   b.プラバスタチンナトリウム  c.カプトプリル
 d.プレドニゾロン   e.酢酸トコフェロール   
 
  1(a,b) 2(a,d) 3(b,c) 4(c,d) 5(d,e)

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問234.薬剤師の病棟業務には薬剤管理指導業務があり,健康保険法で一定の条
件の下に診療報酬が認められている.その条件に関する次の記述のうち,正しいも
のの組合せはどれか.
 a.医薬品情報の収集・伝達を行うための専用施設を有し,薬剤師が1名以上常
   時配置され,薬学的情報の管理および医師等に対し情報提供を行っているこ
   と.
 b.入院中の対象患者に対して,原則としてその都度処方せんに基づき注射薬の
   管理が行なわれていること.
 c.施設内で薬剤師による注射剤の混合が行なわれていること.
 d.入院中の対象患者ごとに薬剤管理指導記録を作成し,投薬に際して必要な薬
   学的管理・服薬指導を行っていること.
 e.施設内で院内の特殊製剤の調整が行なわれていること.
  
  1(a,b,d)  2(a,b,e)  3(a,c,d)
  4(b,c,e)  5(c,d,e)  

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問235.てんかん患者への服用指導に関する次の記述の正誤について,正しい組
合せはどれか.
 a.てんかん発作の発現は,薬物療法で,ほぼ予防できることを理解させる.
 b.発作が起こらないときは,抗てんかん薬を服薬しなくてもよいことを指導す
   る.
 c.抗てんかん薬は規則的な服薬が必要であることを理解させる.
 d.抗てんかん薬は,胎児に対する影響はないので,妊婦への服薬指導について
   はとくに留意する必要はない.
 e.抗てんかん薬の中には眠気を催すもののあることを理解させる. 
 
        a b c d e       
     1  誤 誤 正 誤 正
     2  正 誤 正 誤 正
     3  誤 正 誤 正 誤
     4  正 正 誤 誤 正
     5  正 正 誤 正 誤

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問236.次の酵素阻害薬にうち,食直前に服用する必要のあるものはどれか.
 1.コリンエステラーゼ阻害薬     2.炭酸脱水酵素阻害薬
 3.α-グルコシダーゼ阻害薬     4.アルドース還元酵素阻害薬
 5.ホスホジエステラーゼ阻害薬

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問237.注射剤混合時の配合変化に関する次の記述の正誤について,正しい組合
せはどれか.
 a.注射剤の配合変化は,常に沈殿や着色など外観変化が認められるので検出し
   やすい.
 b.注射剤の配合変化には,主薬と主薬,主薬と添加剤の配合変化がある.
 c.注射剤の配合変化の原因として最も大きなものは,浸透圧の変化である.
 d.配合変化を生じることが多いため,注射用フェニトインナトリウムは原則
   として単¥剤として投与する.
 
        a b c d 
     1  正 誤 正 正
     2  正 正 誤 誤
     3  正 誤 正 誤
     4  誤 正 誤 正
     5  誤 正 誤 誤

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問238.次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.
 a.アミノ酸を含有する輸液は,ブドウ糖との配合により,褐色を呈することが
   ある.
 b.塩酸チアミンは,酸化防止剤である亜硫酸水素ナトリウムにより分解される.
 c.15%塩化カリウム注射液20 mlには,カリウムが 1560 mEq含まれる(KCl
   の分子量:75).
 d.非イオン性の尿路・血管造影剤は,イオン性のものに比し,即発性の副作用
   が多い.
 
        a b c d
     1  正 正 正 正
     2  正 正 正 誤
     3  正 正 誤 誤
     4  正 誤 正 誤
     5  誤 正 正 正  

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問239.高カロリーに関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.
 a.50%ブドウ糖注射液 500 mlの示すカロリーは 100 kcalである.
 b.用いるアミノ酸の種類は病態に応じて選ばれる.
 c.糖,アミノ酸及び脂肪乳剤の混合液に電解質を加えるが,ビタミンは加えな
   い.
 d.長時間連続投与するので,途中で投与を中止する可能性のあるものは加えな
   い.
 e.長時間連続投与する場合には微量元素の補給が必要となる.特に亜鉛の欠乏
   による皮膚疾患がよく知られている. 
 
        a b c d e
     1  正 誤 正 正 誤
     2  誤 誤 誤 正 誤 
     3  誤 正 誤 正 正
     4  正 正 誤 誤 正 
     5  正 正 正 誤 正  

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問240.麻薬管理に関する次の処置について,正しい組合せはどれか.
 a.A医院で塩酸モルヒネ注2アンプルが品切れとなり,B医院より借り受け,
   後日返却した.  
 b.麻薬保管庫に麻薬と覚せい剤を一緒に保管した.
 c.患者に使用するため注射器に麻薬を充てんしたところ,患者の容態が変わり,
   施用する必要がなくなったので,他の職員の立ち会いの下に回収できないよ
   うに廃棄し,廃棄届を都道府県知事宛に提出した.
 d.塩酸モルヒネ注3アンプルを輸液に溶かし,一部しか使用しなかったので,
   残液は直ちに他の職員の立ち会いの下に流水中に流し,都道府県時事宛に届
   け出なかった.
 
        a b c d
     1  適 否 適 否
     2  適 否 否 適 
     3  否 適 否 否
     4  否 適 適 否 
     5  否 適 否 適 

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