第80回薬剤師国家試験抜粋(平成7年3月)

       薬剤学(学説) (問76〜問105)


問76.

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問77.

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問78.

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問79.

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問80.

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問81.

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問82.

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問83.

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問84.

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問85.

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問86.

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問87.

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問88.

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問89.

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問90.

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問91.

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問92.

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問93.A欄の医薬品のプロドラッグをB欄に示した.C欄にはプロドラッグとした理 由が記述してあるが,C欄の記述で正しいものはどれか.    

    A欄       B欄          C欄  
 1.テストステロン  エナント酸テストス   脂溶性を増大し,作用の持続化を図
            テロン         る.
 2.エリスロマイシ  エチルコハク酸エリ   脂溶性を増大し,作用の持続化を図
   ン        スロマイシン      る. 
 3.チアミン     フルスルチアミン    水溶性を低下させることにより,
 4.アンピリシリン  塩酸バカンピシリン   アンピリシリンによる胃腸障害の
                        軽減を図る. 
 5.インドメタシン  アセメタシン      インドメタシンに不活性化につな
                        がる代謝を防止する.
 
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問94.消化管の構造と機能に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.    a.小腸上皮細胞の管腔側の頂側膜 (apical membrane)と血管側の側底膜 (basolateral    membrane)の表面には,微絨毛と呼ばれる微細な細胞質突起が存在する.  b.小腸上皮細胞の頂側膜側から側底膜側への輸送を吸収と呼び,この逆の輸送を分    泌と呼ぶ.  c.小腸上皮細胞膜は.リン脂質を主成分とする脂質二重層の中に膜たん白質(内在    たん白質)が埋め込まれた構造となっているが,この膜構造は流動モザイクモデ    ルとして知られている.          a b c      1  正 正 誤       2  正 誤 正     3  誤 誤 正      4  誤 正 誤       5  誤 正 正    <解答>へ・ <解説>へ

問95.消化管吸収に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.  a.坐剤を使用する目的の一つに,消化管で,あるいは吸収後に肝で,代謝されやす    い薬物のバイオアベイラビリティの向上がある.  b.胃内滞留時間が薬物吸収の重要な変動要因となることがある.  c.胃粘膜は lipid membrane (脂質膜)の性質を示さないが,小腸粘膜は完全なlipid    membrane の性質を示す.  d.徐放性製剤からの薬物吸収は食事の影響を受けない.          a b c d      1  正 正 誤 誤      2  正 正 正 誤      3  正 誤 正 誤      4  誤 正 誤 正      5  正 正 正 正     <解答>へ・ <解説>へ

問96.次の記述は,薬物の生体内動態が線形1-コンパートメントモデルに基づいて 解析されるときの分布容積に関するものであるが,正しいものの組合せはどれか.    a.分布容積は,体内で薬物が移行する組織の実容積を示すものである.  b.薬物の組織への移行性が大であれば,分布容積の値は小になる.  c.薬物の組織への移行性が大であれば,分布容積の値は大になる.  d.分布容積は,急速静脈内投与における薬物投与量(D)と血液中初濃度(C0)    の商(D/C0)で計算される.  e.分布容積は,急速静脈内投与における薬物投与量(D)と血液中初濃度(C0)    の積(D・C0)で計算される.     1(a,e)  2(b,d)  3(b,e)  4(c,d)  5(c,e)    <解答>へ・ <解説>へ

問97.アミノグリコシド系抗生物質に関する次の記述の正誤について,正しい組合せ はどれか.    a.消化管からの吸収性が低いので経口投与製剤はない.  b.ほとんどが未変化体のまま腎から排泄される.  c.血漿たん白質への結合性は低い.  d.主な毒性は腎毒性と聴器毒性である.          a b c d      1  正 誤 正 誤      2  正 正 誤 誤      3  誤 誤 正 誤      4  誤 正 誤 正      5  誤 正 正 正     <解答>へ・ <解説>へ

問98.次の図は,ヒトにアミトリプチリンの50 mg経口投与後及び25 mg筋肉内投与後 の血漿中のアミトリプチリン濃度及びその活性代謝物ノルトリプチリン濃度の時間推移を 示している.次の記述のうち正しいものはどれか.    1.アミトリプチリンの経口投与後のバイオアベイラビリティは筋肉内投与後のバイ    オアベイラビリティとほぼ等しい.  2.アミトリプチリンの経口投与では肝または消化管における初回通過効果の関与が    考えられる.  3.アミトリプチリンを経口投与したときも筋肉内投与したときも,アミトリプチリ    ン血漿中濃度と薬理効果の関係は同じである.  4.ノルトリプチリンの全身クリアランスはアミトリプチリンの投与部位の影響を受    けて変化している.  5.血漿中のノルトリプチリン濃度から考えると,アミトリプチリンの経口投与後の    バイオアベイラビリティは筋肉内投与後のバイオアベイラビリティより大きい.     <解答>へ・ <解説>へ

問99.次の図は,線形1-コンパートメントモデルに従う分布容積の等しい薬物A, Bについて,静脈内投与後の尿中排泄速度の対数を時間に対して目盛ったものである. 次の記述のうち正しいものはどれか.    1.尿中排泄速度定数はA>Bである.  2.全身クリアランスはA>Bである.  3.腎クリアランスはB>Aである.  4.代謝速度定数はA>Bである.  5.吸収速度定数はB>Aである.    <解答>へ・ <解説>へ

問100.薬物Aの血中たん白非結合率(fu)は0.02,定速静脈内投与によって定常状 態に達したときの血中全薬物濃度は2 μg/mlであった.この状態で薬物Bを併用し両 薬物ともに定常状態になったとき,薬物Aのfuは0.06に上昇し,その血中全薬物濃度は 0.67 μg/mlとなった.薬物Aの薬理効果は血中非結合形薬物濃度に比例し,薬物Aと 薬物Bの間には薬理学的相互作用はない.薬物Bを併用することによって,薬物Aの薬 理効果はどのように変化すると予測されるか.    1.1/5に減少する.  2.1/3に減少する.  3.ほとんど変化しない.  4.1/3だけ増加する.  5.1/5だけ増加する.    <解答>へ・ <解説>へ

問101.炭酸リチウム200 mg錠はリチウムを5.4 mEq含有する.この錠剤 1 錠を,ク レアチニンクリアランスが100 ml/minのヒトに経口投与したとき,リチウムの血中濃度時 間曲線下面積(AUC)および尿中累積総排泄量として次のデータを得た.   AUC=0.18 mEq・min/ml   尿中累積総排泄量=5.0 mEq  なお,リチウムは血漿中たん白質とは結合せず,この錠剤からのリチウムの経口投与後の バイオアベイラビリティは100%とする.これらのデータから言えることは次のど れか.    1.リチウムは尿細管より再吸収される.  2.リチウムは尿細管で分泌される.  3.リチウムは止球体でろ過されない.  4.リチウムは尿中にほとんどが排泄されるので,その尿中排泄速度は腎血流速度に    著しく影響される.  5.この場合,静脈内投与のデータがないので,リチウムの全身クリアランスを求め    ることはできない.    <解答>へ・ <解説>へ

問102.ある薬物を体重60 kgのヒトに静脈内投与したときの体内動態パラメータを 下表に示す.この薬物に関する記述の正誤について,正しい組合せはどれか.ただし, この薬物は線形1-コンパートメントモデルに従った体内動態を示す.肝血流濃度は, 1500 ml/min,クレアチニンクリアランスは120 ml/minとする.    全身クリアランス  分布容積  血漿たん白質結合率  尿中排泄率  (ml/min)      (l)    (%)        (%)   30          60     20          5    a.この薬物の生物学的半減期は約1時間である.  b.この薬物を腎機能の低下した患者に投与する場合には,投与量を減らすなどの注    意が必要である.  c.この薬物の全身クリアランスは血漿たん白質結合の影響をあまり強く受けないの    で,血漿アルブミン値などの変化を特に注意する必要はない.  d.この薬物は腎以外には主に肝から消失されるとすると,その肝クリアランスは肝    血流速度の影響を著しく受ける.          a b c d      1  正 誤 正 誤      2  誤 誤 誤 正      3  正 正 誤 正      4  誤 誤 正 誤      5  正 正 正 誤     <解答>へ・ <解説>へ

問103.MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)に関する次の記述の正誤について, 正しい組合せはどれか.    a.MRSA感染予防は,病院内感染防止の最重要課題の1つである.  b.MRSAに感染すると健常人も患者もほぼ100%発症する.  c.MRSA感染患者の治療にバンコマイシンやアルベカシンなどが用いられる.  d.消毒用アルコールはMRSAに無効である.          a b c d      1  正 誤 誤 正      2  正 正 誤 誤      3  誤 正 正 誤      4  正 誤 正 誤      5  誤 誤 正 正     <解答>へ・ <解説>へ

問104.    <解答>へ・ <解説>へ

問105.GCP(医薬品の臨床試験の実施に関する基準)に関する次の記述の正誤につ いて,正しい組合せはどれか.    a.臨床試験は,倫理的な配慮のもとに化学的,かつ適性に実施されなければならな    い.  b.臨床試験に参加する患者に対して,試験内容について十分説明したうえで,原則    として文書による同意を得る必要がある.  c.臨床試験の実施の可否を決定する治療審査委員会は,医師のみで構成される.  d.臨床試験は,入院患者だけを対象として実施される.          a b c d      1  正 正 誤 誤      2  誤 正 誤 正      3  正 誤 正 誤      4  誤 誤 正 正      5  誤 正 正 誤    <解答>へ・ <解説>へ