第79回薬剤師国家試験抜粋(平成6年4月)

       薬剤学(実地)(問151〜問185)


問151.下記処方を散剤で調剤するにあたって次の処置をした.正しいものはどれか.

 Rp.  Levodopa           2.0 g
     Mag. Oxid.          2.0 g
     Synth. Alum. Silic.      2.0 g
     Chlorpheniramine Maleate   10 mg
      1 日 3 回食後服用,14 日分
 
 1.そのまま秤量,混和して調剤した.
 2.Levodopa と Chlorpheniramine Maleateは,配合により湿潤するので Chlor-
   pheniramine Maleateを別包とした.
 3.Mag. Oxid.とSynth. Alum. Silic.は,配合により変色しMag. Oxid.の効力を低
   下させるので,Synth. Alum. Silic. を別包とした.
 4.Mag. Oxid.とChlorpheniramine Maleateは,配合により固化しChlorpheniramine 
   Maleateの効力を低下させるので,Mag. Oxid.を別包とした.
 5.Levodopaは,Mag. Oxid.やSynth. Alum. Silic.などの制酸剤との配合により分
   解し,効力が低下するので,Levodopaを別包とした.

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問152.次の処方せんで調剤するとき,処方全量を 160 ml にするためには,単シロッ プを何 ml 量り取ればよいか.正しいものを選べ.ただし,テトラサイクリンは 1 ml 中 25 mg (力価)含有のシロップ剤,マレイン酸クロルフェニラミンは 0.05 w / v % 含有のシロップ剤を用いるものとする.

 Rp.   テトラサイクリン          600 mg(力価)
      マレイン酸クロルフェニラミン    4 mg
      単シロップ             適量
     以上 1 日量,1 日 4 回 6 時間ごとに服用,4 日分
 
  1.  8 ml     2.  16 ml           3.  32 ml
  4.  64 ml     5.  128 ml

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問153.倍散に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.薬用量の少ない医薬品は適宜,倍散を予製しておくと,調剤用天びんで迅速正確
   に秤量でき,しかも混合が容易で均質にしやすい.
 b.倍散の調製上最も注意すべきことは,主薬を賦形剤中に均等に混和することであ
   り,毒劇薬で原料医薬品が無色の場合には,混和を確認するため少量の色素を加
   える.毒薬は赤色,劇薬は青色に着色する.
 c.賦形剤には通常,乳糖又はデンプン,あるいは乳糖とデンプンの混合物を用いる.
 d.通常,フェノバルビタールは 10 倍散で使用し,ジゴキシンは 1000 倍散で使用
   する.
 
       a b c d 
    1  正 誤 正 正 
    2  正 正 正 誤 
    3  誤 正 正 正 
    4  正 誤 正 誤
    5  誤 誤 誤 正 

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問154.錠剤は必要な場合粉砕し,散剤として交付することがある.粉砕を必要とす る理由のうち,誤っているものはどれか.

 1.歯科で治療中のため,固い腸溶錠をかみ砕いて服用できないとき
 2.錠剤の形状が大きいか,1 回服用錠数が多いため,患者が嚥下困難と考えられる
   とき
 3.散剤,顆粒剤などは市販されているが,100 倍散などのため容積が大きくなり,
   錠剤を粉砕した方が少量で服用しやすいとき
 4.錠剤以外の剤形が市販されていない医薬品を,乳幼児,高齢者に投与するとき
 5.経鼻腔,胃管などの経管投与で使用されるとき

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問155.次の記述のうち,誤っているものの組合せはどれか.

 a.乳児に散剤を与える際は,少量の水でねり,清潔な指先につけ,これを乳児の上
   あごになすりつけ,その後で水などを飲ませるのがよい.
 b.乳児に散剤を与える際は,ミルクにとかして飲ませるのがよい.
 c.小児薬用量は一般的に体表面積を指標にして算出する.
 d.1 回の点眼における点眼滴数と薬効との間には比例関係があるので,できるだけ
   多く点眼するのがよい.
 e.乳幼児への解熱剤投与には坐剤を用いることがある.
 
  1(a,c)  2(b,c)  3(b,d)  4(c,e)  5(d,e)

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問156.服薬指導に関する次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか.

 a.処方せんの内容から推測される病名を患者に確認した後,その患者に交付薬の服
   用方法をわかりやすく指導した.
 b.患者から処方せんに記載の薬品(抗悪性腫瘍薬)について質問されたので,抗が
   ん剤の一種であると教えた.
 c.交付薬ジクロフェナクナトリウムが坐剤であったので,患者が誤って口から服用
   しないよう,使用法について指導した.
 d.「患者が交付された薬剤を忠実に指示通りに服用している」ことをノンコンプラ
   イアンスという.ノンコンプライアンスを高めるためにも服薬指導は必要である.
 e.アレルギー性鼻炎の治療薬としてフマル酸ケトチフェンが処方された.交付薬服
   用中は自動車の運転をしないように指導した.
 
  1(a,b)  2(a,d)  3(b,d)  4(c,d)  5(c,e)
  6(d,e)

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問157.以下の記述のうち,正しいものの組合せはどれか.

 a.薬局において硫酸モルヒネの錠剤は人目につかないところで,かつ,かぎ付きの
   堅固な保管庫に保管しておかねばならない.
 b.麻薬取締法が麻薬及び向精神薬取締法に改正されたため,ジアゼパムの処方せん
   にも患者の住所,麻薬施用者免許証の番号の記載,及び処方医師の記名,押印が
   必要である.
 c.薬局管理者は,薬剤師が麻薬及び抗がん薬を調剤するときには必ずマスクをする
   ように指導すべきである.
 d.塩酸ペチジンの注射液のアンプルを誤って破損し,液がこぼれたので,脱脂綿で
   拭き取り,麻薬管理者の立会いのもとでこれを焼却した.
 e.調剤された麻薬の内用薬を患者に手渡すときは,本人であることを必ず確認し,
   かつ不必要になった麻薬は必ず本人が廃棄するように指導しなければならない.
 
  1(a,b)  2(a,d)  3(b,e)  4(c,d)  5(c,e)

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問158.次に掲げたものはワルファリンカリウム錠の添付文書の「使用上の注意」の 一部である.  設問1〜4の記述のうち,誤っているものはどれか.誤っているものが無い場合は5をぬりつぶせ.

使用上の注意
 (1)一般的注意
   1)血液凝固能検査等出血管理を十分に行いつつ使用すること.
   2)初回量及び維持量は凝固能検査等の結果に基づき慎重に決定すること.
         c 
 (2)次の患者には投与しないこと 
   1)出血している患者
     (血小板減少性紫斑病,血管障害による出血傾向,・・・)
   2)出血する可能性のある患者
     (内臓腫瘍,消化管の憩室炎,・・・)
   3)重篤な肝障害・腎障害のある患者
         c
 (3)次の患者には慎重に投与すること
   1)肝炎,下痢,脂肪の吸収不全,慢性アルコール中毒,うっ血性心不全,敗血
症,
       ・・・(本剤の作用が増強されることがある.)
         c
 
 (4)副作用
   1)過敏症
     ときに蕁麻疹,皮膚炎,発熱等の過敏症状があらわれることがあるので,こ
     のような場合には投与を中止すること.
         c
 
 1.(1)の「一般的注意」の内容は,重篤な副作用又は事故を防止するために,検
   査の実施等が極めて重要なので,記載してあるものである.
 2.(2)の「次の患者には投与しないこと」の項で,3)の重篤な肝障害・腎障害
   のある患者には投与しないことと記載されているのは,これらの患者では本剤を
   代謝・排泄する機能が低下しているため,中毒発現の可能性が高いことを示して
   いる.
 3.(3)の「次の患者には慎重に投与すること」の項で,1)の慢性アルコール中
   毒の患者には慎重に投与することと記載されているのは,非アルコール中毒者よ
   りも副作用による危険性が高いためである.
 4.(4)の「副作用」の項で,1)の過敏症について,“ときに蕁麻疹”とあるの
   は,過敏症の一つとして蕁麻疹が 1 %  以上 5 % 未満の発現率で起こることを
   表している.

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問159.次のA群の略語の意味をB群の語句の中で正しく表しているものの組合せは どれか.

 [A群]GCP         ICU          IVH       PMS
 [B群]a.医薬品の市販後調査
     b.高カロリー輸液療法
     c.集中治療室
     d.医薬品の臨床試験の実施に関する基準
 
       GCP   ICU    IVH    PMS
    1. a    b    c    d
    2. b    c    d    a
    3. c    a    b    d
    4. d    b    c    a
    5. d    c    b    a

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問160.次の処方せんにより澄明な水剤と調製する手順で,[  ]に入れるべき医 薬品の正しいものの組合せはどれか.

 処方   クエン酸          4.0 g
      炭酸水素ナトリウム     4.0 g	
      炭酸マグネシウム      2.0 g
      トウヒチンキ        3.0 ml
      常水      全量    100.0 ml
  [  イ  ]をまず適量の常水に溶かし,これに[  ロ  ]を加えて溶かし,次に
  [  ハ  ],[  ニ  ]を加え,最後に常水を加えて全量とする.
 
    イ      ロ          ハ         ニ
 1.クエン酸   炭酸水素ナトリウム  炭酸マグネシウム  トウヒチンキ
 2.炭酸水素ナ  トウヒチンキ     クエン酸      炭酸マグネシウム
   トリウム
 3.トウヒチンキ 炭酸水素ナトリウム  クエン酸      炭酸マグネシウム
 4.クエン酸   炭酸マグネシウム   炭酸水素ナトリウム トウヒチンキ
 5.トウヒチンキ クエン酸       炭酸水素ナトリウム 炭酸マグネシウム

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問161.副腎皮質ホルモン製剤に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはど れか.

 a.外用剤,経口剤のいずれも,長期連続使用すると副作用発現の頻度が高くなる.
 b.基剤の組成の異なる軟膏剤でも皮膚吸収性は変らない.
 c.長期間使用すると一般に薬効が低下してくる.
 d.抗炎症作用の強さの異なる多種類の製剤が市販されている.
 
       a b c d 
    1  誤 正 正 誤 
    2  誤 正 正 正 
    3  正 誤 正 正
    4  正 誤 誤 正 
    5  正 誤 正 誤 

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問162.次の処方せんから患者の疾患として推察されるものの組合せはどれか.

 処方  レボドパ           1.5 g   分 3
     クロチアゼパム錠( 10 mg )   3 錠    分 3
 a. 糖尿病   b. パーキンソン病   c. 心身症  
 d. 狭心症   e. 慢性肝炎
 
  1(a,b)  2(a,e)  3(b,c)  4(b,d)  5(c,d)

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問163.次の薬物に関し,薬物名,適応症,用量の正しいもののみからなる組合せは どれか.

    薬物名      適応症          成人用量( 1 日)
 a.ジゴキシン     うっ血性心不全      0.25〜0.5 mg
 b.フェニトイン    てんかんのけいれん発作  0.25〜0.5 mg
 c.テオフィリン    気管支ぜん息       1.5〜3 g
 d.ジゴキシン     てんかんのけいれん発作  0.25〜0.5 mg
 e.フェニトイン    うっ血性心不全      1.5〜3 g
 f.テオフィリン    気管支ぜん息       400 mg
 
  1(a,c)  2(a,f)  3(b,c)  4(b,d)  5(d,f)

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問164.次の抗生物質の系列のうち,特に血中濃度測定を行いながら,用量,投与間 隔を決めることが望ましいものはどれか.

  1.マクロライド系     2.アミノグリコシド系  3.テトラサイクリン系
  4.クロラムフェニコール系 5.セフェム系 

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問165.薬物血中濃度モニタリング( TDM )に関する次の記述の正誤について,正 しい組合せはどれか.

 a.アミノフィリンが経口投与されている成人ぜん息患者のテオフィリン血中濃度
   (定常状態)を投与直前に測定したところ,5 μg / ml であった.この値はテ
   オフィリンの治療有効濃度よりかなり低いので,患者の症状は安定しているが,
   投与量の増量が望ましいことを報告した.
 b.バンコマイシンは,聴覚障害,腎障害のどの副作用の発現をさけるため,TDM を
   行うことが望まれている薬剤である.
 c.冷凍保存した血清(血漿)試料を解凍して測定するときには,解凍後の試料は不
   安定なので,できるだけ攪拌や動揺をさけて測定に供する.
 d.リチウムの消化管吸収率は低いので,炭酸リチウムの投与に際しては TDM を行
   い適切な投与量を設定する必要がある.
 
       a b c d 
    1  正 誤 誤 正 
    2  誤 正 正 誤 
    3  誤 誤 正 正  
    4  正 正 誤 誤  
    5  誤 正 誤 誤

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問166.塩酸ラニチジンの体内動態は線形 1 - コンパートメントモデルで近似でき, 肝と腎のみから消失するといわれている.これをある患者に経口投与したとき速やかに 吸収され,その血中からの消失半減期が 2.5 hr ,腎排泄速度定数が 0.15 ( hr-1 ) で あった.肝薬物代謝速度定数 ( hr-1 ) として最も近い数値は次のうちどれか.

  1. 0.11  2. 0.13  3. 0.15  4. 0.17  5. 0.19

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問167.ゲンタマイシンは主として腎より未変化体をして排泄されるので,その全身 クリアランス( CL; ml / min )は患者の腎機能により変動し,次の式で表される.

         CL =7 +0.8×(患者のクレアチニンクリアランス)  

 腎機能の正常な患者に対して,硫酸ゲンタマイシンを 1 日当たり 120 mg
を 2 回に分けて筋注するとき,有効な治療効果が期待できる.クレアチニンクリアランス
65 ml / minの患者に対する投与法として最も適切なものはどれか.ただし,クレアチニンク
リアランスの正常値を 100 ml / minとし,硫酸ゲンタマイシン注射液はそれぞれ 10 mg ,40 mg ,60 mg
含有のアンプルが用意されているものとする.
    
 1.10 mg × 2を   1 日 1 回  総計 20 mg を筋注  
 2.10 mg × 2 を  1 日 2 回  総計 40 mg を筋注  
 3.40 mg      1 日 1 回  総計 40mg を筋注 
 4.40 mg      1 日 1 回  総計 80 mg を筋注
 5.60 mg      1 日 1 回  総計 60 mg を筋注 

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問168.薬物の吸収に関する次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか.

 a.テトラサイクリンのカプセル剤に賦形剤としてリン酸水素カルシウムを使用する
   と生物学的利用率が悪くなる.
 b.四級アンモニウム塩類は胃からの吸収が速く,速効性が期待できる.
 c.水に難溶性の薬物は粒子が微細な方が消化管からの吸収が良い.
 d.ニコチン酸トコフェロールは食事と同時に服用すると吸収が著しく悪くなる.
 e.硫酸カナマイシンは経口投与では比較的吸収がよいが,筋肉内投与では投与部位
   で組織たん白と結合し,血中濃度の上昇は遅くなる.
 
  1(a,c)  2(a,e)  3(b,d)  4(c,e)  5(d,e)

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問169.次の放射性核種を含む化合物のうち,疾病の診断に用いられる医薬品の組合 せはどれか.

 a.3H - アスピリン              b.14C - クロルプロマジン
 c.99mTc - 過テクネチウム酸ナトリウム     d.201Tl - 塩化タリウム
 e.226Ra - 塩化ラジウム
 
  1(a,c)  2(a,e)  3(b,c)  4(c,d)  5(d,e)

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問170.

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問171.

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問172.

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問173.

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問174.

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問175.

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問176.

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問177.

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問178.

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問179.

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問180.

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問181.

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問182.高カロリー輸液に関する次の記述の[  ]内に,A 欄より適切な語句を選 び,正しい組合せの文を完成せよ.

 高カロリー輸液はブドウ糖加電解質液を基礎として,これに[ a ]注射液を加え,
更に各種のビタミン剤及び[ b ]を添加して調製され,[ c ]から点滴注入さ
れる.その他,脂肪乳剤をカロリー補給等の目的として,[ d ]から注入すること
もある.
 
 【A 欄】
  ア.アミノ酸      イ.脂肪酸      ウ.乳酸
  エ.微量元素      オ.末梢静脈     カ.末梢動脈
  キ.中心静脈      ク.中心動脈
 
       a b c d 
    1  ア ウ ク カ
    2  ア エ キ オ
    3  ア エ ク オ
    4  イ ウ ク カ 
    5  ウ エ キ オ

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問183次の注射剤に関する記述について,正しいものの組合せはどれか.

 a.社会保険診療報酬で認められているなかで,患者自身が自ら行う自己注射はイン
   スリン製剤,ヒト成長ホルモン製剤などがある.
 b.調製した注射剤を日局製剤総則に定める注射剤の不溶性異物検査法に基づいて検
   査したところ,異物の混入を認めなかったので,この製剤はこの項目の検査に合
   格であると判断した.
 c.アミノ酸輸液の注射剤の変質を防止するため,アルブミンを安定剤として添加し
   た.
 d.注射剤を調製するとき,他の注射剤と区別するため着色剤を加えた.
 e.脊髄腔内への注射剤として乳濁性注射液を調製した.
 
  1(a,b)  2(a,d)  3(b,e)  4(c,d)  5(c,e)

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問184.注射剤に関する次の記述のうち正しいものはどれか.

 1.皮内注射では注射部位の血管分布が少ないから,注射後その部位をよく揉むほう
   がよい.
 2.皮下注射は薬物の血管への移行が筋肉内注射の場合に比べてより速やかであるの
   で繁用される.
 3.無晶性インスリン亜鉛水性懸濁注射液は結晶性インスリン亜鉛水性懸濁注射液の
   場合に比べて作用が持続性である.
 4.静脈内注射で用いる脂肪乳剤の注射液は,薬局方製剤総則の記載に従って粒子径
   が 150μm 以下であればよい.
 5.中心静脈栄養法では血液量の多い部位に注入されるので,等張濃度を越えた高濃
   度の薬液を注射することができる.

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問185.フロセミド錠( 40 mg )を 1 日 1 回服用中のうっ血性心不全患者( 70 歳・男性)で,血清カリウム値が 2.5 mEq / dl に低下したため,15 % 塩化カリウム注 射液 20 ml を5 % ブドウ糖注射液 500 ml に混合したものを 1 回投与量として,1 日 2回点滴静注した.これにより本患者に供給されるカリウム量は 1 日何mEq か.

 ただし,原子量は K:39.0, CL: 35.5 とする.

  1.4   2.40   3.52     4.80  5.400

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