第79回薬剤師国家試験抜粋(平成6年4月)

       衛生化学・公衆衛生学(学説) (問46〜問75)


問46.

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問47.

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問48.ワクチンに関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

a.痘そうの根絶により,種痘の定期接種は廃止された.
 b.現在使われているポリオワクチンは弱毒株ウイルスを用いた生ワクチンであり,
   経口投与される.
 c.風疹ワクチンは妊婦を対象に接種される.
 
       a b c  
    1  正 誤 誤  
    2  正 正 誤  
    3  誤 正 誤 
    4  正 正 正  
    5  正 誤 正  

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問49.免疫担当細胞に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.    

 a.T 細胞が抗原刺激を受けると,抗体を産生する.
 b.B 細胞は細胞性免疫に関係し,T 細胞の抗体産生も助ける.
 c.エイズウイルスはB 細胞に侵入し,その細胞を死滅させる.
 d.マクロファージは細菌や異物を貧食し分解する. 
 
       a b c d 
    1  誤 誤 正 正 
    2  誤 正 正 誤 
    3  正 正 誤 正  
    4  誤 誤 誤 正 
    5  正 正 正 誤 

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問50.DNA 組換え技術に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.DNA 組換え実験に用いられる制限酵素はDNA の特異的塩基配列を認識して切断
   する.
 b.DNA 組換え実験の安全を確保するため,国が定めた実験指針がある.
 c.PCR (Polymerase Chain Reaction)法は微量に存在するDNAを短時間に多量に複
   製する方法である.
 
       a b c  
    1  誤 誤 正   
    2  正 正 正  
    3  正 正 誤   
    4  正 誤 誤  
    5  誤 正 正 

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問51.糖尿病についての次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.糖尿病にはインスリン依存型のほかインスリン非依存型もある.
 b.尿中の糖量や血糖値は,糖尿病の指標となる.
 c.糖尿病患者には,糖質のみならずたん白質,脂質を含めた総合的な栄養指導が必
   要である.
 
       a b c  
    1  正 正 正 
    2  正 誤 誤 
    3  正 正 誤 
    4  誤 誤 正 
    5  誤 正 誤 

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問52.アミノ酸に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.リジンは必須アミノ酸の一つである.
 b.フェニルアラニン及びチロシンは芳香族アミノ酸で,紫外部には吸収スペクトル
   の極大値を持たない.
 c.たん白質中のセリン,スレオニン及びチロシンは,いずれもたん白質リン酸化酵
   素により酸化されることがある.
 
       a b c  
    1  正 正 正  
    2  正 正 誤  
    3  正 誤 正  
    4  誤 正 誤 
    5  誤 誤 正 
 
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問53.生体内の含窒素化合物に関連する次の記述の正誤について,正しい組合せはど れか.    a.核酸の成分であるピリミジンから尿酸が作られる.  b.血清の GOT 値は,臨床検査項目の一つとして用いられる.  c.オルニチンは尿素サイクルに関わるアミノ酸である.    注)GOT (グルタミン酸:オキザロ酢酸トランスアミナーゼ)はアルパラギン酸アミ    ノトランスフェラーゼともいう.          a b c       1  正 誤 誤       2  誤 正 誤       3  誤 正 正       4  正 誤 正      5  正 正 誤  

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問54. 問54.肝臓でのアルコール代謝に関与するアルコールデヒドロゲナーゼは次の反応を 触媒するが,本酵素は次の酵素分類において,どれに属するか.

        CH3CH2OH + NAD+ → CH3CHO + NADH + H+
 
 1.オキシドレダクターゼ(酸化還元酵素)
 2.トランスフェラーゼ(転移酵素)
 3.ヒドロラーゼ(加水分解酵素)
 4.リアーゼ(脱離酵素)
 5.イソメラーゼ(異性化酵素)
 6.リガーゼ(合成酵素)

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問55.ビタミンに関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.脂溶性ビタミンである A, B6, D などは過剰症を起こしやすい.
 b.ビタミン E はユビキノンともよばれ,抗酸化作用をもつ.
 c.ビタミンの中には,腸内細菌によって合成されるため,必ずしも摂取する必要が
   無いもののある.
 d.水溶性ビタミンであるB1, B2 は酵素の補酵素となる.
 
       a b c d 
    1  誤 誤 正 誤 
    2  正 誤 正 正 
    3  正 正 誤 誤 
    4  誤 正 正 誤 
    5  誤 誤 正 正 

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問56.最近30 年間の日本人の栄養摂取に関する次の記述の正誤について,正しい組 合せはどれか.

 a.炭水化物の摂取量は減少し,脂肪の摂取量は増加した.
 b.カルシウムの摂取量は増加し,その栄養所要量を上回った.
 c.動物性たん白質の摂取量は増加した.
 
       a b c  
    1  正 正 誤  
    2  正 誤 正  
    3  正 誤 誤  
    4  誤 誤 正 
    5  誤 正 正 

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問57.たん白質の消化,吸収,代謝に関する次の記述ののうち,正しいものの組合せ はどれか. 

 a.たん白質は,主としてリパーゼによって分解されてアミノ酸となり,腸粘膜より
   吸収される.
 b.食物中のたん白質は,胆汁によってミセル化され,消化酵素が作用しやすくなる.
 c.たん白質中の窒素成分は主として,肝臓において尿素となり,腎臓から尿中へ排
   泄される.
 d.生体におけるたん白質の収支のバランスは,窒素平衡を測定することによって測
   定できる.
 
  1(a,c)  2(a,d)  3(b,c)  4(b,d)  5(c,d)

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問58.ジャガイモに含まれるアルカロイドによる食中毒に関する次の記述の正誤につ いて,正しい組合せはどれか.

 a.ジャガイモに含まれるソラニンのアグリコンはソラニジンである.
 b.ジャガイモに含まれるソラニンはジャガイモを焼く,煮る等の加熱調理により分
   解され無毒化される.
 c.ジャガイモの発芽部位の除去は,ソラニンによる中毒を防ぐために有効である.
 
       a b c  
    1  正 正 正  
    2  誤 正 誤  
    3  正 誤 正  
    4  誤 誤 正  
    5  正 正 誤 

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問59.食中毒菌に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.下痢を起こす大腸菌にはコレラ毒素(コレラトキシン)とよく似た毒素を産生す
   るものがある.
 b.ウェルシュ菌は食中毒以外にガス壊疽の原因にもなる.
 c.黄色ブドウ球菌による食中毒の主症状は激しい下痢である.
 d.腸炎ビブリオは主として土壌中に生息している細菌である.
 
       a b c d 
    1  正 誤 正 誤 
    2  正 正 誤 誤 
    3  正 正 正 誤 
    4  誤 正 誤 正 
    5  誤 正 正 誤 

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問60. 輸入食品に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.輸入食品からわが国の食品衛生法に基づいて定められた残留基準値を越える農薬
   が検出された場合には,その食品は積戻しなどの措置をうける.
 b.ポストハーベスト処理に用いられる農薬は農作物が収穫された後に保存を目的と
   して使用される.
 c.近年,先進国では食品の輸送,保存に関する技術の発達により,収穫後に農薬が
   用いられることは全くなくなった.
 
       a b c  
    1  正 誤 正  
    2  誤 正 誤 
    3  正 正 誤 
    4  正 正 正  
    5  誤 誤 正

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問61.食品の変質に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.油脂の変敗は,熱,光などによって促進される.
 b.砂糖漬けや塩漬けなどの処理は,食品中の水分活性を低下させ,微生物の増殖を
   抑制する.
 c.わが国において,β線やγ線の照射は,食品を殺菌する目的で広く実用化されて
   いる.
 d.食品の加熱処理は,殺菌効果に加えて食品中の酵素を不活性化する効果もある.
 
       a b c d 
    1  正 正 誤 誤 
    2  誤 誤 正 正  
    3  誤 正 正 誤 
    4  正 正 誤 正 
    5  正 誤 正 誤

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問62.食品添加物に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.エリソルビン酸ナトリウムは炭素 6 個から成る不飽和脂肪酸の一種で,保存料
   として用いられる.
 b.チアベンダゾールはチアゾール環をもつ化合物で,かんきつ類の防かび剤として
   用いられる.
 c.アスパルテームはジペプチド構造をもち,甘味料として用いられる.
 
       a b c 
    1  正 正 誤  
    2  正 誤 正  
    3  誤 正 正  
    4  誤 正 誤  
    5  正 誤 誤

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問63.飲料水の汚染物質とその主な混入経路の関係についての適切な組合せはどれか.  

  A.テトラクロロエチレン    B.トリハロメタン
 <混入経路>
 ア.酸性雨により土壌から溶出して混入
 イ.農薬として散布された土壌からの混入
 ウ.塩素消毒の副生成物として混入
 エ.ハイテク(先端技術)産業などの工場廃水からの混入
 
       A  B 
    1  ア  エ
    2  ウ  ア
    3  エ  ウ  
    4  イ  ウ  
    5  エ  イ
    6  ア  イ

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問64.

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問65.      

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問66.      

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問67.    

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問68.    

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問69.      

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問70.放射線に関する次の記述のうち,正しいものの組合せはどれか.

 a.神経組織は骨髄に比べて放射線に対する感受性が高い.
 b.放射性同位元素を患者に投与した後,放射能の体内分布を測定して診断する技術
   としてシンチグラフィーがある.
 c.生体成分の微量定量法として,ラジオイムノアッセイ(RIA)がある.
 d.原子力発電において生成するプルトニウム(239Pu)は,放射性物質であり物理
   的半減期が約 10 日と短い.
 
  1(a,b)  2(a,c)  3(a,d)  4(b,c)  5(c,d)

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問71.化学物質の毒性試験に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.LD50とは被検物質を投与した動物のすべてが死ぬ投与量の半量のことである.
 b.変異原性試験で陽性を示した被検物質が,必ずしも発がん性を示すとは限らない.
 c.がん原性試験では被検物質を 1ヶ月間連続投与して,その期間内にがんで死ぬ
   動物数を調べる方法が一般的である.        
       
       a b c 
    1  正 正 誤     
    2  正 誤 正 
    3  誤 誤 誤      
    4  誤 誤 正  
    5  誤 正 誤 

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問72.薬物代謝に関する次の記述の正誤について, 正しい組合せはどれか.

 a.薬物は一般に極性の高いものほど,体外への排泄は遅い.
 b.チトクロム P-450 は一酸化炭素が結合すると失活する.
 c.肝臓で抱合反応を受けた薬物のうち,胆汁中に排泄された後,腸内細菌により分
   解されて,腸管から再吸収されるものもある.
 
       a b c 
    1  正 正 正 
    2  誤 正 誤  
    3  正 誤 正 
    4  誤 正 正  
    5  正 誤 誤 

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問73.薬物の抱合反応に関する次の記述の正誤について,正しい組合せはどれか.

 a.硫酸抱合における硫酸供与体は ATP と無機硫酸から酵素的反応で生成する3'- 
   ホスホアデノシン - 5' - ホスホスルフェート(PAPS)である.
 b.メルカプツール酸抱合では,グルタチオンの分解により生じたシステインがアセ
   チル化され,これが酵素的にエポキシドなどと反応する.
 c.グルクロン酸抱合体のグルクロン酸と非糖部分(アグリコン)の結合はβ配位で
   ある.
 
       a b c 
    1  正 正 正 
    2  正 正 誤  
    3  誤 誤 誤 
    4  誤 正 正  
    5  正 誤 正

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問74.      

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問75.    

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