1.基礎薬学    内容詳細へ


 薬剤師職能は、医療技術の急速な進歩にともない、ますます高度化、専門化が進んでいる。これらの進歩に対応できるためには基礎学力(理解力と応用力)が必須であるという認識に基づいて、「墓礎薬学」が設けられている。特に、実務の過程では身に付け難い基礎力や薬剤師としての生涯研修に耐えうる資質、能力を判定するために出題される。

 「基礎薬学」に含まれる科目を例示すると薬学概諭、物理化学、分析化学(目本薬局方試験法を含む)、有機化学、生薬学、生化学、放射化学、機能形態学(生理・解剖学)、分子生物学、免疫学、微生物学などである。

[出題に際しての留意事項]

1)出題の方針

  1. 「基礎薬学」においては、最先端の学問、技術に関する知識を問うのではなく、その分野での進歩を理解するために必要な基礎的資質を問うこととする。  
  2. 大項目「物質の樽造と性質」および「天然医薬資源」については、医薬品の構造・性質およびその分析、確認・純度試験などの方法論の墓礎的知識を中心に出題することとする。
  3. 大項目「生体の構造と機能」については、生体の樽造、機能、および生体成分の代謝などに関する基礎的知識を中心に間うこととする。
  4. 日本薬局方および衛生試験法については、記載されている記述そのものを問うことはせず、その記述を理解し応用する知識、能力を問うこととする。
  5. なお、簡単な構造の化合物のIUPAC命名法および汎用される物質の英語名(INN:国際一般名)も出題範囲に含まれる。

2)他分野との調整

 「基礎薬学」においては、「医療薬学」、「衛生薬学」および「薬事関係法規及び薬事関係制度」に直接関連する出題は行わず、それらを理解するために必要な基礎的知識を問うこととする。