私が上越の国立精神療養所で臨床研究部生化学室長兼病理解剖当番兼神経内科当直当番兼精神科病棟内科コンサルテーション医兼リスクマネジメント部会長をやらされていた時の,リスクマネジメント部会での発言である.
”公務員は減りこそすれ,増えません.病院に投入される予算も同じ事です.そこで仕事を増やせば,集中力が分散し,事故も増えます.だから仕事を減らすことを考えてください”
”この病院がなくなれば,この病院で人が死ぬことはありません.みなさんがやっていることそのものがリスクなのです.仕事を減らせばリスクが減ります.ですから,仕事を減らすことを考えてください.どうやってうまく手を抜くかを考えてください.そうすればリスクを少なくできます”
とまあ,言いたい放題,会議はメディカル二条河原の世界.しかし,何を言っても,文句は出たものの,誰も部会長を辞めろとは言わなかった.本当は辞めさせたいと思っていた人間は少なからずいただろうに.人材不足だと何でもありだ.働くのは人手不足のところに限る.
ということで,どうです,北陸,東北,北海道の国立病院・療養所で働くっていうのは?
追伸:霞ヶ関でも可.