薬理効果

”薬の薬理効果が否定されたのではありません”
バカにつける薬がイカサマだったと認めた席での,厚生省の鶴田康則審査管理課長の言葉である.虎の子の機動部隊全滅を”我方の損害軽微なり”と表現した大本営発表を上回る,ガマの油売りの強弁ここに極まれりと思われるか.

いやそうではない.”薬理効果”というのは,培養細胞やネズミの行動を変化させる効果であって,人の病気を治すこととは全く関係のないことだと言いたかったのだろう.その”薬理効果”を手がかりに,今日も何万人もの研究者が必死で働いて,何億円ものお金を使っているのだ.

メディカル二条河原へ