バブルの普遍性
悪疫退散の御祈祷は陰謀論?
> 世の中も混沌として、いよいよどうなるかわからなくなってきました。最近では自由な言論に対する弾圧も世界的に強いようで、いつまで現状が保たれるかもわかりません。
> 私が昔、読みました本には、「真宗大谷派の近代教学のお歴々が、 戦前戦中にどんなことを言っていたのか」が書かれていました。
> 「同じ構造の問題は過去にもあった」
そうなんです。この手の事案としては、「ファシスト政権下におけるローマカトリック教会」が世界的に有名で(《神の国》の要塞と世俗国家の《ガレッリア》)、日本でもいまだに科研費が取れるぐらいです。
同様の問題はいつの時代どの国でもあると思いますが、近現代の我が国における豊富なケーススタディ集としては「熱風の日本史」がお勧めです。2014年の一刷でおしまいのようで古本しかありませんが、良書です。以下は本書の帯にあるコメント
--------------------------------------------------
明治から平成まで、社会を一色に染めた“熱風"のような狂騒、ブーム、抗えない空気……いつか来た道を辿り、集団での愚行を繰り返さないために、歴史を正視することは自虐ではない。神話と美談が「空気」をつくる
--------------------------------------------------
早速次に控えるバブル
> 「黙って背を向ける」のが、先生のおっしゃる「サイレントマジョリティ」のあり方なのかとも存じますが、それではすまなくなった場合やなにかの責任がある立場の場合が、 いつの時代でも難しいところでしょうか。
今回の世界同時バブルで
「同じアホなら踊らにゃ損々」ってのは極東の島国に限らないってことが改めてわかりましたが、この種の地球レベルでのバブルが飽きもせず繰り返されることも皆様御存知の通り(バブルの物語)、早速次に控えているバブルが「脱炭素万歳」の炎上公共事業。今回の火元は中国ではなく欧州発。英仏独主導の原発から始まって→ディーゼル車から電気自動車への全面的切り替えでトヨタ排除の経済制裁→時代遅れの戦車戦はもう止めて(*)、CO2を増やさない環境に優しい核戦争→またしても金は地球の回り物
*ロシア陸軍のT-90戦車の燃費(ディーゼルエンジン)は、平坦な道を45km/h程度で巡行するときで、330m/ℓ、戦闘時には160m/ℓ 程度だそうです。(戦車の燃費が平地一定速で330m/ℓだとしたら 機甲師団を行程1000kmで展開すると… Motor-Fan 2022/04/04)
→新コロバブルの物語
→表紙へ